初めましての方もそうでない方も、あけましておめでとうございます。
村民・年越しの瞬間はDMEDHで遊んでました・まんじゅうです。
2022年もじゃんじゃか更新されております本企画、『格安デュエマ研究所』。
正月休みも終わりを迎え、人々が学業や労働に身をササゲ始めている時期に公開されている(予定の)本成果発表。
憂鬱さを吹き飛ばせるようなド派手な火力をブチ上げて、それぞれの戦いに臨む皆様の気分を高めていければと思う次第です。
そんな願いを叶えてくれる、格安な今回の主役は……。
《龍装砲 アルティマキャノン》!
攻撃時にタップした味方の数だけ際限なくパンプアップしつつ、ブレイクしたシールドの数だけ火力をバラ撒く浪漫溢れるクリーチャーです。
自分の盤面に《お騒がせチューザ》のようなタップ時に効果を発揮するクリーチャーを置いておけば、コンボ感マシマシのテクニカルな運用もできそうですね。
こんなにイカしたデザインながら日の目を浴びてこなかったのは、ひとえに「超火力を生み出せるレベルで多面展開するのが難しい」という問題故でしょう。
- 序盤から自然に盤面を展開しつつ
- 主役を引き込むリソース確保力を担保しつつ
- 自らは攻撃するより守りを固める方が得意(=《龍装砲 アルティマキャノン》からワンショットを決めることが最適解足り得る)
これらの要素をクリアする、都合良きクリーチャー群。今回パートナーシップを結ぶなら……。
主役の誕生から1年遅れで登場した、あの「チーム」が適任でしょう。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、例によって「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=5000円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2022/1/1)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っっっっぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索して参ります。
安さと火力と防御の両立:足りないピースを埋めるのは
冒頭でも述べた通り、《龍装砲 アルティマキャノン》の火力補助役にはムゲンクライムを有するチーム零の力を借りていこうと思います。
今回の主役は、チームカラーには合わない火文明の5コストクリーチャー。
微妙な重さも相まって墓地からのプレイに難がある以上、チーム零における闇文明の役割(=積極的に墓地を利用しつつ軽量クリーチャーをリアニメイトする戦略)との相性はあまりよくなさそうです。
という訳で、チーム零の水文明要素(=あまり墓地を利用せず、ひたすら手札にリソースを抱え込む)のみを拝借しながらデッキを組もうとしたのですが。
カラーパイ的に水文明より盤面制圧力に優れる闇文明の力を借りられない点、そもそもコンセプトに合致するクリーチャーのほとんどが水闇の多色である点が壁として立ちはだかりました。
どうせ《龍装砲 アルティマキャノン》の攻撃で盤面は吹き飛ばせるのなら、「小型クリーチャーを展開しつつ」「同時に相手の動きを止める」ことさえできれば……。
そうした悩みを解決すべく駆けつけてくれたのは、
共に十王編を戦い抜いてきたチームからの応援でした。
デッキレシピ:赤青アルティマクライム
40枚の合計価格は4870円でした。今回はオーバーしなかったな!ヨシ!
軽量水文明クリーチャーをドンドン並べながら妨害とリソース確保を同時に行い、6~7ターン目にワンショットを決めに行くのがメインプランです。
採用カード解説
メインカード
《龍装砲 アルティマキャノン》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000+ / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このターン、このクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。
50円
主役。仲間の数だけ火力を上げる、元気玉めいた戦略兵器。コンセプトなので確定4投。
味方を1体捻ればパワー10000のW・ブレイカー、2体捻ればパワー15000のT・ブレイカー……と、条件さえ整えば並々ならぬ攻撃力を獲得できるこのデッキのフィニッシャーです。
味方を無防備にするデメリットは、タップしている間に効果を発揮する能力の軌道に利用することで、メリットに変換していきましょう。
攻撃時に《お騒がせチューザ》をタップさせることで、トリガー呪文の封殺+トリガークリーチャーの殲滅による大打撃を与えるのが理想ムーブです。
費用と枠の無さから今回は断念しましたが、クリーチャーロック版《お騒がせチューザ》とも言える《ダブル・リボルバードラゴン》を採用するのも面白いですね。
その性質上ブロッカーにとても弱いので、攻撃時に留置効果をバラ撒いて射線を確保してあげましょう。(留置:一時的にクリーチャーの攻撃+ブロックを禁止すること。最近開発者のしゃばさんのTwitterで話題になりましたね)
「既にタップしている味方を火力に変換することはできない」「シールドをブレイクできた時点で(トリガーからターンをスキップされない限り)攻撃の後の火力振り分けは保証される」というルールは、使用する上で必ず覚えておきましょう。
Q. 《龍装砲 アルティマキャノン》はすでにタップしているクリーチャーを選ぶ事で効果を使えますか?
デュエル・マスターズ公式
A. 選ぶ事はできますがタップ状態を更にタップする事はできないので、効果は使えません。
Q.《龍装砲 アルティマキャノン》がシールドをブレイクした後、効果を解決する前にバトルゾーンを離れた場合、「攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。」能力は発動しますか?
A.はい、《龍装砲 アルティマキャノン》は「攻撃する時」に能力が誘発していますので、S・トリガーなどによって《龍装砲 アルティマキャノン》がバトルゾーンから離れても、シールドを1つ以上ブレイクしていれば、能力を発動します。 (総合ルール 603.6a)
デュエル・マスターズ公式
《お騒がせチューザ》
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。
■このクリーチャーがタップされている時、誰も呪文を唱えることはできない。
50円
見た目もパワーもミニチュアながら、秘めたる力は超々強大。フィニッシュ時には極力盤面にいてほしいので4投。
毎ターン強制攻撃という重めのデメリットはあるものの、タップしているだけで全ての呪文を機能停止させる恐るべきクリーチャーです。
《龍装砲 アルティマキャノン》召喚の直前に場に出して、次のターンに強制攻撃のデメリットを打ち消しつつタップさせるのが基本運用法。
このクリーチャーが寝ているだけで何もできなくなるデッキも一定数存在するので、そんな相手には主役を待たずにガツガツ殴っていきましょう。
軽量妨害クリーチャー
《異端流し オニカマス》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。
150円
言わずと知れたハイスペックメタクリーチャー。攻守に優れる陰の主役。4投。
踏み倒しメタとして相手のキルターンを遅れさせるだけでも十分強力ですが、このデッキではアタッカーとしても唯一無二の活躍を見せてくれます。
《龍装砲 アルティマキャノン》の攻撃で全てのシールドをブレイクした後、こちらの盤面には相手のトリガーによって少なくない被害が出てしまうでしょう。
そんな時に、アンタッチャブル能力のおかげでほとんどのカウンターを無力化できる《異端流し オニカマス》の生存能力が光ります。
相手のシールドからブロッカーが新たに生えてきたとしても、《龍装砲 アルティマキャノン》の攻撃後の火力バラ撒きがあれば道の舗装は容易なはず。
序盤から棒立ちさせている彼を最後に捻って、ゲームを終わらせに行きましょう。
《「流水の大楯」》《ゼロベースハリー》
【 クリーチャー 】
種族 サイバー・クラスター / チーム銀河 / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
■ギャラクシールド [水2](このカードを使うコストの代わりに、[水2]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■ブロッカー
■このクリーチャーが表向きでシールドゾーンに置かれた時、またはバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
50円
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / チームウェイブ / 文明 水 / パワー1000 / コスト2
■バズレンダ [1](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [1]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [1]支払った回数、使う)
{OL}相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
50円
手薄な守りを固めるべく、駆けつけたるは2チームの雄。前者は4投、後者は2~3枚お好みで。
両者とも「水文明の軽量クリーチャーで」「打点にもなりつつ」「1枚のプレイで複数の相手クリーチャーへ留置効果を付与できる」という点を評価して採用しています。
《「流水の大楯」》は実質2コストの殴れるブロッカーでありながら、2段階に分けて留置効果を付与できる防御の要です。
相手の打点計算を大きく狂わせてくれることでしょう。
ワンショットを決める直前に相手の動きを封じつつ、おまけにシールドも増やしてカウンターに備えられるのがナイスですね。
《ゼロベースハリー》はとんでもないコスパで大量の留置効果をバラ撒けるクリーチャー。
数体ブロッカーを並べて安心している相手の顔を、このカードで青ざめさせてあげましょう。
リソース確保カード
《戯具 ザンボロン》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 水 / パワー3000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■「ムゲンクライム」能力を使ってこのクリーチャーをタップした時、カードを1枚引く。
50円
置きドロソ兼置き打点。あると無いとでリソース確保力にかなりの差が出るので4投。
ムゲンクライム能力でカードを使用する時、プレイコストとしてこのカードをタップすると1ドローが付いてきます。
3~4ターン目から後述するムゲンクライム持ちでリソースをじゃんじゃん稼ぎまくるフェイズに入っていくデッキなので、なるべく1~2ターン目にプレイしておきたいですね。
自身に攻撃能力が無いデメリットは、《龍装砲 アルティマキャノン》によるフィニッシュ時に躊躇無くタップさせられるというメリットに変換してあげましょう。
《罪無 ミズゲム垓》《罪無 ウォダラ垓》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 水 / パワー4000 / コスト3
■ムゲンクライム 2(自分のクリーチャーを2体タップし、 [水2]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
50円
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 水 / パワー2000 / コスト5
■ムゲンクライム 2(自分のクリーチャーを2体タップし、 [水2]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引く。
300円
手札がいくらでも欲しいこのデッキにおけるリソース確保の要。両者4投。
最低でも《龍装砲 アルティマキャノン》とその打点増強用クリーチャー、可能なら《お騒がせチューザ》と《異端流し オニカマス》をなる早で引き込みたいこのデッキ。
手札の量と質を向上させる手段であるこの2枚は欠かせないパーツです。
《罪無 ウォダラ垓》だけで予算の1/4弱が吹き飛ぶのは相当痛いですが、歯を食いしばってガン積みしましょう。あると無いとで世界が変わります。
《オンセン・ボイラー》
【 呪文 】
文明 水/火 / コスト2
■カードを3枚引く。その後、自分の手札を、1枚山札の上に置き、1枚捨てる。
130円
このデッキ唯一の呪文。現状2積みな調整枠。
4~5ターン目に1枚でも赤いカードをチャージできていれば都合の付く、このデッキの色問題。
手札に来た時に躊躇無くマナに置けて、かつ使用しても悪くない性能である火文明のカード、という名目で採用しています。
多色であることを重く見るなら、赤いドローカードである《エナジー・フレイム》や《覇王への道》あたりと入れ替えると良さそうですね。
防御札
《罪無 ドロキオ垓》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / チーム零 / 文明 水 / パワー3000 / コスト6
■ムゲンクライム 2(自分のクリーチャーを2体タップし、 [水2]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがタップした時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
360円
攻め手も補給も守りにも、マルチに働くサソリの卵。3~4投の調整枠。
3人目の留置能力持ち。タップした時に誘発するタイプの能力なので、攻撃時にもブロック時にも、《龍装砲 アルティマキャノン》でタップした時にさえ相手の動きを止められます。
破壊されてもムゲンクライム能力で即座に墓地から蘇るので、速攻~ビートなデッキに対してはかなりの時間足止めをしてくれること間違いなしです。
《撞木者 ロスキチョウ》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 美孔麗王国 / 文明 水/火 / パワー2000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをコストの合計が6以下になるよう好きな数選び、破壊する。
130円
十王編の敵陣営からも増援がやってきてくれました。高まる連合軍模様。4投。
cipでコスト参照の割り振り火力を放つ、攻撃可能なブロッカー。苦手な速攻対面に対して相当強く働いてくれます。
タップインや攻撃制限といった、留置効果ではどうしようもないシステムクリーチャーに対してカウンター的に除去を放てるのはナイスなポイント。
余程のことが無い限り、序盤に引いたら即マナに置ける性能なのも良いところ。色確保の面からも地味ながらありがたいですね。
デッキの回し方
①早速展開!小型を並べて戦の準備
手札の枯渇を恐れず、開幕からガンガン小物を展開していきましょう。
特に《戯具 ザンボロン》《異端流し オニカマス》は3ターン目までにプレイしておきたいカード。序盤にこれらを置いておけるかどうかで、ゲームの進めやすさが大きく変わります。
4~5ターン目までに1枚は必要でありながら単色では邪魔になりがちな火文明マナの弱さを、小刻みに捻る関係で1枚でも多く確保したい水文明マナとの合わせ技でカバーできる多色のカード。
この2種はなるべく早期にマナ(ないし墓地)に逃がしてしまいましょう。
②リソース確保!足止めしまくり引きまくり
序盤に並べたクリーチャーたちをコストにムゲンクライムを発動させまくって、更なる展開と手札補充を行っていきましょう。
《罪無 ミズゲム垓》のディスカード効果でムゲンクライム持ちを捨てられると、実質的にロス無くリソースを伸ばせるのでオススメです。
この辺りから相手の攻撃も始まってくるはず。留置効果を付与できるクリーチャーたちで攻め手を妨害し続けて、数ターン相手に渋い顔をし続けてもらいましょう。
③一転攻勢!全門開放アルティマキャノン
6~7ターン目辺りが勝負の時!相手のシールドへの射線を確保したら、《龍装砲 アルティマキャノン》による極大火力をお見舞いして戦いの幕を引きに行きましょう。
相手のシールドと同じかそれ以上のクリーチャーを展開した状態で《龍装砲 アルティマキャノン》を召喚して、そのターンの内に5点+ダイレクトのワンショットキルを狙うのが理想です。
6マナ貯まっていれば、《お騒がせチューザ》召喚+《お騒がせチューザ》をコストにムゲンクライムという流れでシームレスに呪文をロックできます。時間稼ぎに最適。
カウンターを咎められるとは言えパワー2000のクリーチャーで殴りかかるのは中々リスキーなので、このコンボは覚えておくと良いでしょう。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《単騎連射 マグナム》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンのかわりに持ち主の墓地に置かれる。
630円
積まない理由がほぼありません。積めなかったのは値段のせいです。
《お騒がせチューザ》ではカバーしきれないクリーチャーによるカウンターを(ほぼ)完全にシャットアウトしてくれます。
殿堂カードなので過信はできないものの、相当数山札を掘り進められるこのデッキならアクセスするのはそう難しい話ではありません。
大事な時に《龍装砲 アルティマキャノン》を引けない!という場合の小型ビートプランも含めてデッキを相当強化してくれる1枚なので、お財布が許す場合は是非とも採用しましょう。
《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水/火 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚まで引く。その後、こうして引いた枚数と同じ数、自分の手札を捨てる。
150円
初稿完成後にカジュアるさんから存在を教えられたため費用の関係でデッキに組み込めなかった初動枠の候補。逆にそこそこ値段しててよかった……強いなこいつ……
軽量かつ柔軟なルーター能力は、ゲームメイクをやりやすくしてくれること請け合いです。
初動として数えるにはデッキの色配分が若干不安なので、採用する際は火文明の比率を気持ち上げるとベターですね。
《「蒼刀の輝将」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / チーム銀河 / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■ギャラクシールド [水3](このカードを使うコストの代わりに、[水3]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが表向きでシールドゾーンに置かれた時、またはバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
480円
肉の付いた《エナジー・ライト》。実質3コストの生物としては破格のスペックで、序盤のリソース稼ぎ+盤面展開を支えてくれます。
こちらも《龍装砲 アルティマキャノン》を引けなかった時のビートプラン補強に繋がりますね。
呪文かクリーチャー、またはその両方を4~5ターン目にロックしながらボコスカ殴るプランの中で、2打点を持つこのクリーチャーの存在は大きいです。
《オケ狭間 寛兵衛》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
50円
GRの力を借りるのも一つの手ですね。1枚のカードから確実に複数体の展開を行えるのはお得です。
留置効果を付与する《シェイク・シャーク》、貴重な確定除去持ちの《オコ・ラッタ》、キーパーツを除去から守る《パス・オクタン》。
この辺りの優しかった頃のGRクリーチャーは相性が良さそうです。
おわりに
という訳で、【赤青アルティマクライム】の紹介でした。
相手の動きを縛りつつ、盤面と手札をモリモリ増殖させて一気に爆発させる、プレイしていて楽しいデッキに仕上がったと自負しています。
前回発表したデッキをばにら所長を始めとした各所からめちゃくちゃ褒めていただいてブチ上がったモチベのおかげで、年末年始も研究に精を出すことができました。
格安デュエマ研究所という場が続いているのも、皆様の応援のおかげ。
それぞれの場所で戦う皆様の生活に少しでも彩りを添えられるよう、不肖私も研究活動に邁進していく所存でございます。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「今回はコストオーバーしなくてよかったね」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
超絶かっこいいオウ禍武斗アイコンの超絶知らん人からリプライが飛んでくるかも知れません。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!