ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
モガーモガー(デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします)
お相手は僕、ばにら所長と
フンガー(ベアデッド・ドラゴンのコテツでお送りいたします)
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
フンスフンス(最後まで、ごゆっくりお楽しみください)
前回の答え合わせ
台風が来たり急に冷え込んだり、何とも天候が安定しないねえ……
モガモガ(変温動物には厳しい)
僕も作業がはかどらない……
フンガフンガ(あ!原稿を落とした時の予防線貼ってるな!?)
何のことかな?
モガーモガー(とりあえず前回の答え合わせ行ってみようか)
「《 焦土と開拓の天変 》が最後に収録されたのはいつ?」
- 覚醒編
- エピソード1
- エピソード2
- エピソード3
正解は 2. エピソード1 !
モゲー(勝太くんの時代だね。意外なような、そうでもないような)
これが最後に収録された、エピソード1の《焦土と開拓の天変》。
モゲモゲ?(あれ?エピソードシリーズってマナコストが丸く囲まれたフレームデザインに変わったじゃないっけ?)
モゲー(でも確かに右下にはE1マークがあるね……)
いいところに気が付いたね!この《焦土と開拓の天変》、エピソード1の最初の製品『キング・オブ・デュエルロード ストロング7』に収録されたんだけど、
これは勝太編への移行も兼ねた製品で、再録カードは旧枠で収録されたんよ
このセット、新録カードが「移行中」フレームになってるのがちょっと面白いところ
フンガフンガ(へー、シールがめくれて下から新フレームが出てきてるんだね)
このあと本当にシールになったカードが出るとは誰も思わないのであった……
※《龍の極限ドギラゴールデン》および『ぺリッ!スペシャルだらけのミステリーパック』の一部カードはシールを剝がした下から出てくる
モガーモガー(デュエマちょいちょい予想さえしなかったことやってくるな……)
《焦土と開拓の天変》が再録された『キング・オブ・デュエルロード ストロング7』はむしろ堅実なパックだったけどね
フゴフゴ(パック名に『デュエルロード』って大会の名前がついてるもんね)
収録枚数は少なかったけど、《超竜バジュラ》《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》《蒼狼の始祖アマテラス》《母なる紋章》などなど、当時の環境における強力無比なカードがこれでもかっていうくらい再録されてたんだ
モンガモンガ(へー、めちゃめちゃ豪華だね)
一方で新録カードはレア以下にしかなくて、しかもカードパワーも控えめだったから、既存プレイヤーが必死に買い集める必要はなくて。本当に「ここから追いつこう」って人に向けたパックだったね
フガフガフガ?(あれ?それ今のデュエマでもあると嬉しいセットでは?)
今回のカードは…?
モガモガ(前回はご主人の「ランデスが好きと言うより強カードを咎めるカードが好き」という話で終わったわけなのですが)
やっぱね、強カードでフタする展開に一石を投じられた方が楽しくないですか
モゲモゲ(でも今回のカード、フタするタイプのカードだね)
……はい
《悪魔精霊バルホルス》
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / デーモン・コマンド / 文明 光/闇 / パワー6000 / コスト8
ブロッカー
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手のクリーチャーはすべて、可能であれば毎ターン攻撃する。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーがブロックした時、バトルの後でこのクリーチャーをアンタップする。
モガーモガー(「フタしましょう」みたいなテキストしか書いてない)
《悪魔精霊バルホルス》!敵対色レインボーが初登場した、DM-13『龍炎鳳神誕』のベリーレア――の中でも、人気と強さを兼ね備えた1枚だね
フンガフンガ(「ブロック後に起き上がる」無限ブロッカー能力と、攻撃の強制を併せ持ってるわけだね)
相手が「パワー6000以上」「除去手段」いずれかを用意できなければ封殺できるぞ!
モゲモゲ(一応聞くけど、当時は今よりパワーラインが低めだったわけだよね?)
少なくとも現代の【赤単我我我】みたいに、速攻デッキだけど高パワーのクリーチャーも採用!的な構築はできなかったね
フガー(それじゃ完全に速攻キラーなのか《悪魔精霊バルホルス》)
言うて8マナだよ?
モンガ(あ)
そこが絶妙なところで、当時のマナブーストやコスト軽減・踏み倒し手段では速攻相手に間に合わなかった=容易にフタはできなかったんだよね
フガーフガー(そもそも8マナ溜まるころには、守りを固めてる場合じゃなさそうだよね)
開け天国の門
モンガモンガ(でもなんとなく、《悪魔精霊バルホルス》って人気あるイメージはあるなぁ)
最初に注目されたのは、登場から9か月後。《ヘブンズ・ゲート》が大きなきっかけだった記憶があるよ
フゴーフゴー(S・トリガーで踏み倒し!「速攻に間に合わない」って弱点が大きく緩和されたんだね!)
《電脳聖者タージマル》や《曙の守護者パラ・オーレシス》で序盤を凌ぎつつ、《ブレイン・チャージャー》《トリプル・ブレイン》で手札を整え、《ヘブンズ・ゲート》!っていう基本的な動きは、当時のプールで可能だったからね
フゴフゴ(そういえばご主人、前にも《ヘブンズ・ゲート》デッキで優先すべきは《ブレイン・チャージャー》か《トリプル・ブレイン》か?みたいな話してたね)
歴史探訪の転生編だね。ロマン砲的な《天海の精霊シリウス》より《悪魔精霊バルホルス》が現実的……みたいな話にも触れてるよ
モゲモゲ(ネタの使い回し……)
なんてこと言うんだ
ちなみに《バルホルス》採用型は自ずと闇が入るから、《解体人形ジェニー》で前方確認できるのも強みだね
モガーモガー(3マナブロッカー→《ジェニー》→《トリプル・ブレイン》→《ヘブンズ・ゲート》とか繋がるとキレイだね)
過去ネタを引っ張れ
フンガフンガ(でも《ヘブンズ・ゲート》が登場したあとも《悪魔精霊バルホルス》の天下だったとか、速攻が死滅したみたいな話は聞いたことないよ)
まぁ、当時はガッチガチの除去コンが環境に一定数いたから、いわゆる【天門】系はそこに弱くて勝ちきれない面はあったよ
モガーモガー(ああ、ハンデスに弱いのか……)
あと《ヘブンズ・ゲート》登場時点だと《ヘル・スラッシュ》が使えた
!?(!?)
そりゃフィニッシュ手段を全部引っこ抜かれて終わりだよねと……
モガモガ(そうか、《バルホルス》を出せたとしても他に勝ち手段が必要だもんね……)
おまけに《バジュラズ・ソウル》や《母なる大地》も無制限、《ヘブンズ・ゲート》の数か月後には《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》まで登場するという……
モゲーモゲー(逆境すぎる)
そんな感じで、《悪魔精霊バルホルス》自身のスペックは悪くないけれど、実際に安定した活躍ができたかっていうと微妙だったのよね
あと《芸術機甲サン・オブ・サンダー》回でもちょっと触れたけど、【赤単】は《火炎流星弾》、もう一つの速攻系だった【青単】はブロックされない《パシフィック・チャンピオン》を擁してたんだよね
フンガフンガ(タロー回!)
このへんも《悪魔精霊バルホルス》が支配的になりすぎなかった要因じゃないかな
モゲー(なんか「思ったほど活躍しなかった」みたいな話になってる……)
や、僕個人の意見としては、結果としてこのくらいの「微妙に活躍しきれない」バランスで良かったと思ってるよ
それこそロック性能を持つクリーチャーだし、「何やっても突破できない!」みたいなゲームをあっちこっちで生み出してたら、そのほうがイヤだし
モンガモンガ(なるほどね、「負けてないけど勝てない」みたいなゲームになってもアレだもんね)
あと《悪魔精霊アウゼス》や《月と破壊と魔王と天使》にも言えるんだけど、単純に「光と闇のエンジェル・コマンド/デーモン・コマンド」ってカッコ良いよね
フガーフガー(《月と破壊と悪魔と天使》いいね!《ヘブンズ・ゲート》で同時に出せるし、攻撃強制でオシオキムーンも狙えるじゃん)
《ヘブンズ・ゲート》でそれらを並べて《悪魔精霊アウゼス》のシンパシーを稼いだり《漆黒戦鬼デュランザメス》をG・ゼロしてもカッコ良いね
モンガモンガ!(あっそれ一挙公開の時に見た!洗脳状態の白凰様が「シンパシー!アウゼス召喚!」ってやってたやつ!)
……
宿題!!!
モンガ?(は?このタイミングで?)
「マンガ『FE』において、W(ホワイト)=白凰が《悪魔精霊バルホルス》を使ったのは誰との対戦?」
- 切札勝利
- G(ゲドー)
- Y(イエスマン)
- ベルベル
モゲモゲ!(あー!最近読んだから思い出せそう!)
一挙公開の時に読み損ねた人は、電子書籍とかで見てみるといいかも?
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《悪魔精霊バルホルス》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね!
今回の宿題、「マンガ『FE』において、W(ホワイト)=白凰が《悪魔精霊バルホルス》を使ったのは誰との対戦?」
- 切札勝利
- G(ゲドー)
- Y(イエスマン)
- ベルベル
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新!土曜の夜は、一緒にデュべろう!
ちなみに「シンパシー!アウゼス召喚!」の妙な勢い、当時僕が働いてたショップで謎のブームが訪れてた
モゲー(何それ)
みんなして《悪魔精霊バルホルス》デッキ組んでた
モンガモンガ(今日イチ《バルホルス》が使われてる事例を聞いた)
来週土曜につづく!