こんにちは、神結です。
超CSに参加した皆様、お疲れ様でした。超CSの様子はカバレージにて公開されていますので、ぜひそちらも併せて楽しんでいただけたらと思います。
さて、そんな超CSでも活躍を見せたのが、ファンタジーBESTで新たに登場した【ファイアー・バード】です。
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / ドラゴンの花嫁 / 文明 光/闇/火 / パワー7500 / コスト5
■ブロッカー
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊される時、かわりに自分の他のファイアー・バードを1つ破壊してもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のファイアー・バードを1つ破壊してもよい。そうしたら、ファイアー・バード・メクレイド8する。
ファイアー・バード自体はお馴染み《コッコ・ルピア》を始めかなり初期の方からある種族ですが、ご存じサポート寄りのカードが多く、こうした「ファイアー・バードが主役のデッキ」はかなり珍しいでしょう。
当サイトには逆ファイアー・バードみたいな担当もいたりするのですが、今回はファンタジーBESTシリーズということで、私の知る限りでは数少ない貴重な「ファイアー・バード軸のデッキ」を紹介します。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【赤青カゲキリ】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
火ノ鳥の妙技 「赤青カゲキリ」
というわけで今回の名作デッキはファイアー・バード進化速攻デッキ、【赤青カゲキリ】になります。
《火ノ鳥カゲキリ》の登場に伴い誕生したデッキで、リストはだいたいこんな感じ。神化編のデッキですね。
主役はデッキ名にもなっている《火ノ鳥カゲキリ》。ファイアー・バード、またはオリジンの進化クリーチャーです。
【 進化クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / オリジン / 文明 火 / パワー4000 / コスト2
進化 - 自分のファイアー・バードまたはオリジン1体の上に置く。
メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。
ちなみにファイアー・バードの進化クリーチャーの冠詞は「火之鳥」なのですが、こいつだけ「火ノ鳥」です。最初はオリジンが関係あるのかなと漠然と思っていたんですが、《火之鳥ピルドル》がオリジンだったので関係なさそうですね。
《火ノ鳥カゲキリ》の能力は、メテオバーンで自分の進化元クリーチャーを1枚墓地に置くたびにアンタップするというもの。
これを使って進化クリーチャーの上に進化クリーチャーを載せたり、或いは進化元を足したりしながら殴り切る、というのが基本コンセプトになります。
例えば1ターン目に《海底鬼面城》を貼り、2ターン目に《翔天幻獣レイヴン》を召喚。
3ターン目に1進化＋《火ノ鳥カゲキリ》と召喚して3回攻撃。
4ターン目に《時空工兵タイムチェンジャー》を使って更に下にカードを2枚追加し、3回攻撃で打点が足りる、みたいな感じ。
【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の進化クリーチャーを1体選ぶ。そうした場合、自分の山札を見てその中からクリーチャーを2体まで選び、相手に見せてから、選んだ進化クリーチャーの下に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
連続攻撃、ロマンあるよね。これには科学忍者隊もニッコリ。
コンボデッキとビートダウンを兼ね備えたデッキと言えるでしょう。
《火ノ鳥カゲキリ》がファイアー・バードかオリジン進化なので、この2つがデッキの軸となっています。
進化元になる《翔天幻獣レイヴン》に《電磁封魔ルチアーノ》、《電磁翔天ピピッピ》。
更に【青単サイバー速攻】でもお馴染みの《エンペラー・ティナ》に《エンペラー・マリベル》。
《火ノ鳥カゲキリ》に命を吹き込む《時空工兵タイムチェンジャー》。
その他は比較的自由枠なのですが、赤が比較的少ないので《ブルース・ガー》が登場する以前は進化させることによってデメリットが消える《裂光戦士イザノミヒート》などが採用されたりしていました。
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / オリジン / 文明 火 / パワー2000 / コスト3
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自分自身のシールドを1枚選ぶ。このクリーチャーは、そのシールドをブレイクする。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自分自身の手札を1枚、裏向きにしてシールドゾーンに置いてもよい。
……まぁ、実を言うと特に《ブルース・ガー》以前はファイアー・バードというよりはオリジン要素の方が強いため、人によっては「ファイアー・バードデッキ」と呼ぶに違和感を覚えるかも。当時の時点で「赤青オリジン速攻」みたいな呼び方がされることもあったし。
ただ、そもそも「種族にファイアー・バード持っているカード」が主軸なデッキって非常に少ないので！ うーんこれはファイアー・バードデッキッピねぇ！
オマケ：速度特化の赤白カゲキリ
上記の赤青はややコンボデッキ要素を残していますが、より進化速攻デッキに特化させたのが【赤白カゲキリ】でしょうか。
こちらは、デュエプレユーザーの方がお馴染みかもしれません。
わかりやすい速攻デッキで、《火ノ鳥カゲキリ》はあくまでWブレイカー的な運用になります。
また比較的現代でも《火ノ鳥カゲキリ》を使ったデッキはあって、【カゲキリノヴァ】として、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》が登場後にちょっと話題になりました。
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ：光または火のコスト５以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命：このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から４枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が６以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー6000 / コスト5
■革命チェンジ：ファイアー・バードまたはドラゴン（自分のファイアー・バードまたはドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい）
■W・ブレイカー（このクリーチャーはシールドを２つブレイクする）
■自分のファイアー・バードすべてに「スピードアタッカー」を与える。（「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない）
■自分のドラゴンすべてに「ブロッカー」を与える。（「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい）
1コス→2ターン目に《火ノ鳥カゲキリ》に進化、そのまま攻撃時にメテオバーンでアンタップしつつ革命チェンジで《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》。
そして《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》を更にチェンジさせて《蒼き守護神 ドギラゴン閃》で走る……という感じですね。
こちら、なんと最近格安デュエマ研究所でもご紹介されていたのでぜひ。
これいいですね。私もこれで遊ぼうかな……。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第110回は私の大好きな【赤青カゲキリ】でした。
ファンタジーBESTシリーズも4回やってきて、ちょっとデスパペットとスノーフェアリーは紹介出来ていないんですけど、デスパペットは以前《人形の裏技ペット・パペット》入りの青黒ハンデスの紹介をしているので、そこでファンタジーBEST成分を補っていただければ。
スノーフェアリーは……前回《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》入りのバスターを紹介したので、そちらでファンタジーBESTシリーズ成分を補っていただければ……これは流石に無理あるかな。
ちなみに【赤青カゲキリ】なのですが、【青単サイバー速攻】じゃダメなんですか？ という質問だけはしないでください。下位互換って感じではないんですが、凄い言い訳がましく聞こえてしまうので、本当にやめてください。
まぁでも、《火ノ鳥カゲキリ》カッコいいんだよな。
「カゲキリがカッコいいから使っているんだよね」って言う方が一番シンプルで納得もして貰えるような気がしますね……。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。
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