先月発売となった『RAGE OF THE ABYSS(レイジ・オブ・ジ・アビス)』。
【デモンスミス】新規やストーリーテーマ【アザミナ】の追加、ストラクRの代わりとも言える【海皇・水精鱗】の新規など色々なカードが追加されて本パックですが、環境に大きく影響を与えたのはこの2枚ではないでしょうか。
《マルチャミー・フワロス》と《霊王の波動》。手札誘発のニューフェイスにフィーチャーします。
目次
展開デッキ、大包囲網
展開抑制の鬼、《増殖するG》の4枚目以降の活躍が登場以前から期待されていたのがこの《マルチャミー・フワロス》です。
同テーマ内の《マルチャミー・プルリア》よりもさらに増Gの範囲に近いことが特徴で、より4枚目以降としての役割を遂行しやすくなっています。
また、環境上有効になりやすく【天盃龍】を筆頭に増加傾向にある《ディメンション・アトラクター》との併用が可能なのは増Gにはない利点。
《ディメンション・アトラクター》を先に使う必要こそありますが、「捨てる」テキストなことが光りますね。
初期こそサイド用のカード、という認識のあった 《マルチャミー・フワロス》 ですが、現在はメインデッキから増Gと合わせた6枚体制を敷くデッキも少なくありません。
その背景にあるのは、言わずもがな【デモンスミス】の大隆盛。
【アザミナ】の登場以降は《原始生命態ニビル》もケアされやすくなった為、より事前の抵抗作が重要視されています。
《増殖するG》が通るか否かで大きく勝敗に影響が出る現環境において、枚数の増加は直接的かつ有効な手立てと言えるでしょう。
回るメタゲーム
そんな手札誘発を巡る移り変わりもあり、上述した 《マルチャミー・フワロス》、 《ディメンション・アトラクター》 をメインから採用しやすい 【天盃龍】はさらに勢力を増しているのが現状。
それに対応すべく、【神碑】がじわじわ復権していたり、《増殖するG》と《マルチャミー・フワロス》の刺さりにくい 【粛声】が再評価され始めたり……とかなりメタゲームが進行している様子です。
そんな中、【粛声】に近い形で評価を受けたのが【戦華】。
少ない手数で妨害盤面を敷けることや、【天盃龍】メタになる永続系カードを採用しやすい点がポイントになり、実際に結果を出したことで話題を呼びました。
また、同大会結果にもみられるように《霊王の波動》を採用すべく【デモンスミス】を採用しない【スネークアイ】なども登場しています。
巡りの早い現状のメタゲーム、こういった「適応」して頭角を表すデッキには今後も期待できそうですね。
今回のまとめ
- 《マルチャミー・フワロス》 と 《霊王の波動》 が展開環境を抑止するべく大活躍
- 【戦華】などの環境に合わせたデッキの活躍に期待。
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