みなさん、こんにちは! 2025年も早いもので2月を迎えましたね。
去る2月15日、「エキサイティング・デュエパ・デッキ」の新作2つが発売されましたね!
「アセビと異世界フェアリーたち」と「ツラトゥストラは水晶と語らう」、どちらもデュエパーティーファンにはたまらない仕上がりで、発売前から話題沸騰でした。
SNSや生放送を見てると、「アセビ」の可愛いスノーフェアリー軍団と5000VTに心を掴まれた人がやや多い印象? 一方で「ツラトゥストラ」の水晶マナとゼニスを駆使した戦略も根強い人気で、どっちが上かはまさに好みの分かれるところ。
さて今回は、この2つのデッキを手に取ったみなさんの期待に応えるべく、レビューをお届けします。
今回は各新規カードが戦術に対するシナジー大きいので、個別のカードではなくデッキ全体をレビューしていく感じで行こうと思います。
さて今回は、各新規カードがデッキ全体の戦術とバッチリ噛み合っていてシナジーがすごいので、個別のカードを細かく見るよりも、デッキ全体の動きや魅力をレビューして、最後に改造案を提示していくスタイルでお届けします。
それでは、さっそく2つのデッキに潜り込んでいきましょう!
目次
アセビと異世界フェアリーたち
全体的な雑感
いいところ:再録カードが豪華でスノーフェアリー大集合
兎にも角にもこれです。まあ言うまでもないとは思いますが、《 飛翔龍 5000VT 》の再録には度肝を抜かれましたね。
単純な「目玉」としての再録だけでなく、踏み倒し効果をメインに動くスノーフェアリーデッキにおける、メタクリーチャー除去手段として必須とも言えるカードなので、本当に素晴らしいと思います。
問題はそのせいでデッキ自体の流通が滞り気味なことですが、それはそれ。
5000VTに限らず、「スノーフェアリーデッキ」を組もうとすると、収録パックも時代もバラバラのカードたちを集める必要があったのが、このデッキ1つで解決したのはマジで神です。
いいところ:新規カードが全体的に偉い
新規カードが全体的に偉いです。
看板の《 百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ 》はスノーフェアリー版の《 「正義星帝」 <鬼羅.Star> 》とも言えるカード。
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【 NEOクリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / オリジン / 文明 光/水/自然 / パワー7500 / コスト5
■NEO進化 :光、水、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト4以下のスノーフェアリーを1つ、自分の手札またはマナゾーンから出してもよい。
■自分のクリーチャーが破壊される時、墓地のかわりにマナゾーンに置いてもよい。
出た時+攻撃時にスノーフェアリーの踏み倒しをする前のめりな効果を持っていながら、破壊時へのマナ置換というバックアップ効果も持っており、言い方は悪いですがマジで「身も蓋も無く強い」という感じです。
スノーフェアリー内でのメタクリーチャーの質から「ガチ」として戦うには不安定さが残りますが、まあこれ以上を求めたら怒られるでしょこれ、と言っていい性能です。なんかジャストダイバーあるし。
スノーフェアリーのデュエパ実践級クリーチャーの数の少なさは開発側も把握していたのか、ツインパクトという形でテコ入れもされています。
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【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / オラクル / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■相手のターン中に、相手のマナゾーンにあるカードをタップせずに相手のエレメントが出た時、自分はカードを1枚引く。その後、そのエレメント以下のコストのクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「これは…失われし記憶」
文明:光
コスト:5マナ
■プレイヤー1人につき、自分はカードを1枚引く。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
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【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 水/自然 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■自分のマナゾーンにあるカードは、すべての文明を持つ。
■カードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、そのカードをアンタップする。
────────────呪文────────────
カード名:「信じていたのに裏切られるなんて!」
文明:水
コスト:6マナ
■S・トリガー
■コスト5以上のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
どちらも「上面は有用クリーチャー、下は強い呪文」となっており、構築戦でもその強さに目を付けているプレイヤーが多いですね。
個人的に新規カードで一番注目しているのは、《 執着妖精クロッカス 》。
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【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000+ / コスト4
■ガードマン (このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■各ターンに1度、自分のマナゾーンからスノーフェアリー・クリーチャーを1体召喚してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■自分のスノーフェアリーが5つ以上あれば、自分のクリーチャーすべてのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
スノーフェアリーでデッキをまとめた時の問題点である「実は意外とマナ回収が苦手」「小型しか並ばないので打点が低い」を1枚で解決してくれるカードです。
この新規を見た時、俺は「マジでわかってるやつが作ってるんだなこれ」と思いました。
そんな感じで、既存のカードプールで足りない部分をしっかり補強する新規カードが多いです。
気になる所:デッキの色バランスがやばい
デッキリストをざっと見てもらうと分かる通り、緑単色のカードが多すぎてやばいです。逆に光文明を含むカードは11枚のみ。
《 百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ 》が展開の要な以上、そこで躓くと泣きたくなるので、補強しないとまずそうです。
今までスノーフェアリーと光文明に関わりなかったのでしょうがないですが、少しカードパワーに疑問の残るカードで色バランスを取っているので、不安定さが目立ちます。
気になる所:押し込み力不足+受け力不足
「クロッカス」の項でも少し触れましたが、スノーフェアリーデッキは押し込み力が不足します。低コスト低パワーのクリーチャーを並べる都合上、あらゆる除去が刺さります。
あと、スノーフェアリーのSトリガーに大きめのクリーチャーがいないのもあって、全体的に受け札も足りてません。
両方をしっかりこなす《 常氷接続 オプティマス・ブリザード 》が頼もしく見えるレベル。
このあたりをなんとかしないともったいない感じがしますね。
入れ替えカード案
というわけで、ここからは未改造「アセビ」の弱点を補うために入れるカードの提案です。
《聖霊王イカズチ》システム
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【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / オリジン / 文明 光 / パワー8000 / コスト7
進化-自分のエンジェル・コマンドまたはオリジン1体の上に置く。
クリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数アンタップしてもよい。こうしてアンタップしたクリーチャーはそのターン、「ブロッカー」を得る。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
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【 クリーチャー 】
種族 サムライ / オリジン / ポセイディア・ドラゴン / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト6
■このクリーチャーが出た時、次のうち1つを選ぶ。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
▶︎自分の山札から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。
その後、このクリーチャーから進化できる、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、手札またはマナゾーンから選び、このクリーチャーの上に置く。
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【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ビーストフォーク / オリジン / 文明 自然 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分の山札を見る。その中から進化クリーチャーを1体、マナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
《 五輪の求道者 清永 》で採用されることでおなじみ、《 聖霊王イカズチ 》3点セット。
《 百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ 》もアタックトリガーによる展開効果を持っているので、当然相性抜群です!
《 無頼妖精ワイルド・リリィ 》がスノーフェアリーなのが大変都合がよく、出したターンの《 アセビ 》で準備を整えて、次のターンに《 聖霊王イカズチ 》を立てて殴りに行くこともできます。押し込み力不足の解決ですね。
あと《 清永 》本人も3色出て強いので入れていいと思います。
再録されてないスノーフェアリーたち
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【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 光/自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「お茶はいかがですか?」
文明:光
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
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【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 超化獣 / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■各ターンに一度、自分のスノーフェアリーを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■各ターンに一度、自分のマナゾーンからクリーチャーを1体、召喚してもよい。
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【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー8000 / コスト5
■このクリーチャーを、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、自分のスノーフェアリーが5つ以上あれば、かわりにその能力はトリガーしない。
販売時期等の関係で再録されてないスノーフェアリーを、入れましょう。
特にこれらのカードはスノーフェアリー単でデュエパあるなら、ぶっちゃけほぼ必須だと思います。
《 天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」 》は少々リスクの高いマナブーストですが(おそらくそのせいで未再録)、多色のスノーフェアリーそのものが少ないのを考えると積んだほうが良いと思います。下面の受け性能も高め。
《 完璧妖精サエポヨX 》は、コスト軽減+マナ召喚可能という屋台骨としか言いようのない1枚。ファンタジーBESTのカードは出たばかりとはいえ、これぐらいは再録してくれ!と言いたくなりますが、それはしょうがない。必須。
《 完璧妖精マリニャンX 》はスノーフェアリー版の《 十番龍 オービーメイカー Par100 》です。必須とまでは言いませんが、あるとフィニッシュが楽になります。あと、スノーフェアリーデッキの大型は「代わりにバトル」を持っているので、マッハファイターは大変有用です。
あ、あと……
光文明を持つS・トリガーのカード
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【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ドリームメイト / スプラッシュ・クイーン / 文明 光/水/自然 / パワー5000 / コスト5
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを3体まで選ぶ。相手はそのうち1体をシールド化し、1体をマナゾーンに置き、1体を手札に戻す。
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【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光/水/自然 / コスト3
■G・ストライク
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。それをシールド化するか、手札に加えるか、あるいはマナゾーンに置く。
■このタマシードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。
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【 ツインパクトカード 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 光/水 / パワー7000 / コスト7
■W・ブレイカー
■相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、相手のクリーチャーはすべて攻撃できない。
■相手が呪文を唱えた時、自分はカードを2枚引いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:アイド・ワイズ・シャッター
文明:光
コスト:4マナ
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを2体まで選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
光文明が不足しているので、光文明を持っていてかつトリガーとして有用なカード群を紹介します。
他のカードが気になった人は、俺の昔の記事を参照してください!
入れ替えすぎて自然文明が足りなくなると困るので、実戦を重ねながら上手く調整していきましょう。
ツラトゥストラは水晶と語らう
全体的な雑感
いいところ:ツラトゥストラなりきりデッキが楽しい
事前発表で色々と言われましたが、 「ツラトゥストラは水晶と語らう」は「ツラトゥストラなりきりデッキ」としての完成度は高いです。
着々と相手の動きに便乗しながらリソース貯めて、盤面を処理しつつ、水晶マナが溜まりきったらゼニスをドーンと呼び出して逆転という、背景ストーリーをそのまま再現したような動きを可能にしています。
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【 クリーチャー 】
種族 オラクル・セレス / 文明 光/闇/火 / パワー5500 / コスト5
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、相手の手札が自分のより多ければ、カードを1枚引く。その相手のマナゾーンにあるカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのままマナゾーンに置く。
■自分の手札にあるアンノウン・クリーチャーすべてに「水晶ソウル2」を、自分の手札にあるゼニス・クリーチャーすべてに「水晶ソウル3」を与える。
■各ターンに一度、このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを2枚、表向きにしてもよい。
デュエパーティーだと、誰か一人でもリソースを溜め込んでいるとそこに便乗できるので、ほぼ確実に「1ブースト、1ドロー」が毎ターン出来ます。
そいつを持ち上げた上でこそこそと動き回り、1対1担った瞬間ゼニスで逆転させずに勝つ、という文字通りの「偽神殺し」デッキなんですね、これ。
いいところ:新規カードが面白い
発表された時は「火光闇でゼニスってどうするの????」って空気でしたが、10枚の枠を使ってしっかり揃えてきたと思います。
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【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 光/闇/火 / パワー15500 / コスト12
■水晶ソウル3 (このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
■ブロッカー
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、各相手は自身のクリーチャーを2体と自身の手札を2枚選び、シールド化する。
■このクリーチャーが攻撃する時、各相手は自身のシールドを1つ選び、墓地に置く。
■エターナル・Κ (このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
ぱっと見では「ちょっとインパクト足りなくない?」と思われがちな新ウェディング様ですが、同じデッキに収録されたアタック・チャンスである《 天頂秘伝ゼニス・レクイエム 》との相性が非常によく、このシナジーを想定したテキストなんだなと思います。
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【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト12
■アタック・チャンス:ゼニス(自分のゼニスが攻撃するとき、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
■このターン、自分のクリーチャー1体のパワーを+50000し、「ワールド・ブレイカー」と「このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい」を与える。(「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする)
召喚時の効果でまず盤面を破壊し、それでもクリーチャーが減らないなら《 天頂秘伝ゼニス・レクイエム 》で「的」にすることで盤面処理+シールド焼却……というムーブで、ウェディング様の動きを堪能できること間違いなし。
それをバックアップするために、《 偽りの名 ダスニゼス/リーダー・水晶チャージャー 》も踏み倒し効果を持っています。
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【 ツインパクトカード 】
種族 アンノウン・セレス / 文明 光/闇/火 / パワー4000 / コスト9
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト18以下のゼニス・クリーチャーを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。自分のゼニス・クリーチャー1体と相手のクリーチャーを1体選ぶ。その2体をバトルさせる。その後、こうして出したクリーチャーを破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:リーダー・水晶チャージャー
文明:光
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがオラクル、アンノウン、またはゼニスなら、手札に加える。
■水晶チャージャー (この呪文を唱えた後、墓地のかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)
通常構築戦の「緑ゼニス」とはまた違った方向性でのゼニスデッキを構築することに成功している……と俺は思います。
気になる所:水晶マナカードのパワーが低め
カードリストを観てもらうとわかるのですが、このデッキの序盤の動きは「邪神と水晶の華」の再録カードで埋まっています。
《 聖邪のサトリ バジル 》《 セレスティアル・スパーク 》《 驚異的終斗 アレキサンドライト》などの便利なカードも多いのですが、基本的には「水晶化」が付いてるだけの淡白なスペックのカードが多すぎる感じはあります。
気になる所:リソースがツラトゥストラとゼニスに頼りすぎ
《 偽神殺しのツラトゥストラ 》からリソースを回復するゼニスを投げるデッキなのはいいのですが、リソースの確保があまりにも《 ツラトゥストラ 》に依存しています。
上記の気になる所とも連動するのですが「弱めの吐いたリソースを取り戻す」のを前提に動いてる以上、その流れが滞ると割と死が見えてきます。
リソースを不足で命乞いをするのもツラトゥストラらしいと言われると、そんな気がしないこともないのですが……。
赤白黒のカードには強烈な効果を持つカードも多いので、改造して補強していきましょう。
入れ替えカード案
「俺獅」の頂天 ライオネル
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【 クリーチャー 】
種族 ゼニス・セレス / 文明 光 / パワー13500 / コスト12
■水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。その後、エレメントを1つ選び、シールド化してもよい。
■自分のシールドゾーンにあるオラクル、アンノウン、ゼニスすべてに、「S・トリガー」を与える。
■エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
実は、このデッキとゼニス・セレスはあまり相性がよくありません。
ツラトゥストラ本人もエターナル・Kに似た能力を持っているせいで、セレス同士が水晶マナを食い合っちゃうんですよね。
それでも、この《 「俺獅」の頂天 ライオネル 》はゼニス内では非常に小回りの効く能力を持っており、合計6マナで出せるとかなりお得なので、個人的には積んでおきたいかな~~~って感じです。
トリガー化能力もめちゃくちゃ有用ですからね。
《 超絶奇跡 鬼羅丸 》
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【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / ハンター / エイリアン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー17000 / コスト12
■このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手と3回ガチンコ・ジャッジする。クリーチャーを見せて自分が勝つたび、そのクリーチャーを山札の一番下に置くかわりにバトルゾーンに出す。呪文を見せて自分が勝つたび、その呪文を山札の一番下に置くかわりにコストを支払わずに唱える。
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。
■T・ブレイカー
■エターナル・Ω
上振れの頂点とも言えるゼニス。アンノウンもゼニスもマナが重いデッキなので、かなりの確率で踏み倒しができます。
細かいルール話ですが、この能力は「かわりにバトルゾーンに出す」能力なので、踏み倒しメタをすり抜けることもできます。名前通り奇跡を起こす1枚。
全体SA付与も、ゼニスに頼っているこのデッキには非常に噛み合います。
《 「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」 》
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【 ツインパクトカード 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ジャイアント・ハンター / ゼニス / ジャイアント・スキル / 文明 火 / パワー12000 / コスト10
種族:レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス
■G・ストライク
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■各ターンに一度、自分がゲームに負ける時、かわりに自分のハンターを1つ破壊してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「オレの勝利だオフコース!」
文明:火
コスト:6マナ
種族:ジャイアント・スキル
■相手のクリーチャー1体につき、この呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■パワー4000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
全体SA付与のゼニスといえば当然こいつも! 本当に意識しないですが、ゼニスです。
動きが大振りになりがちなゼニスデッキでは、当然下面も強力。相手のメタクリを薙ぎ払って駆け抜けていきましょう。
どこかのVTさんと違って、再録でだいぶお求めやすくなったのがありがたいですね!
《 「理想」の極 シャングリラ・エデン 》
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【 進化クリーチャー(進化GV・Ω) 】
種族 ガーディアン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー17000 / コスト12
■進化GV・Ω:自分の墓地、マナゾーン、バトルゾーンからクリーチャーを1体ずつ選び、その3体を重ねた上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを自身の山札に加えてシャッフルする。
■このクリーチャーがタップしている時、相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
■エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
超後ろ向き生物! 後ろ向きも後ろ向きですが、その性質は長期戦を志向するデュエパーティーのデッキには本当に噛み合っています。
細かい除去が苦手なゼニスにとって、アタックトリガーでの1体除去はありがたく、そこから攻撃とブロックの完全シャットアウトをするのは驚異的。
また、エターナル・Ωは進化元ごとハンドに戻すため、実質的な墓地・マナ回収カードとしても使えます。特に、この色でのマナ回収はかなり難しいので、おまけとしてはありがたいです。
《 真邪連結 バウ・M・ロマイオン 》
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【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド / ナイト / 文明 光/火 / パワー14000 / コスト8
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、呪文を2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、コスト8以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
「ヘブンズ・ゲート」デッキでおなじみのデカ硬いブロッカーです。雑感にも書いた通り、呪文を起点に動くことが多いデッキなので、呪文回収能力は本当に沁みます。
呪文踏み倒し効果も当然強力、《 アポカリプス・デイ 》撃ってひっくり返したり。《 天運ゼニスクラッチ 》《 「水晶よ、大地より我が配下を創れ!」 》を撃ってワンチャンをツーチャンにしたりしていきましょう。
あとがき
ここまで読んでくれてありがとうございます。
今回のエキサイティング・デュエパ・デッキは両方とも「なりきりグッズ」要素が高かったので、レビュー形式と格安形式の間の子みたいな書き方をしてみたのですが、どうだったでしょうか?
ぶっちゃけた話、どっちのデッキも「どう遊ぶか」の話があまり出て無くてしょんぼりしているので、運良く手に入った・近場のショップでめちゃくちゃ余ってるという人は、是非買って遊んでみてください。
「スノーフェアリーのデッキは買った!高いカード全部売っちゃった!」みたいな人も、《 武家類武士目 ステージュラ 》をパートナーにして緑単組もう! 楽しいよ!
そんなわけで、来月は?来月も?問題のセットの「にじさんじコラボ・マスターズ『異次元の超獣使い』」のデュエパレビューをやる予定です。
2025年もデュエパ、盛り上げていきましょう!!!!!