こんにちは、神結です。
さて、久々にデュエプレ新弾が発表されました。たぶん今日がメンテだったと思うので、恐らくはこの記事が公開されている頃には新弾もリリースしている頃でしょう。
新弾の注目と言えば、やはり《終焉の禁断 ドルマゲドンX》であり、そしてそれを切り札とする【赤黒ドルマゲドン】ではないでしょうか。
中々思い入れ深いデッキかつ非常にメジャーなデッキということもあって、、結構最初の方に紹介していますね。あと当時、普通に環境にいましたね。
そんなこともあってドルマゲドンに関しては過去記事をご覧いただきたいと思うのですが、新弾リストを見ているとこれまた懐かしいカードたちがありましたので、紹介しましょう。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【5cジョリー】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
来たぜ新たなEXWIN 「5cジョリー」
というわけで今回の名作デッキは従来からは少し変わった形の5c、【5cジョリー】になります。
デッキとしての活躍は、2017年の夏~秋くらいでしょうか。
リストはこんな感じ。


デッキ名も登場する《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》は、革命ファイナル最終章「ドギラゴールデン vs. ドルマゲドンX」にて収録。

【 クリーチャー 】
文明 火 / パワー19000 / コスト10
■スピードアタッカー
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに相手のクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。バトルゾーンに相手のクリーチャーがあれば、他のクリーチャーをすべて破壊する。
当時、事前情報もなくこのイラストデザインのカードが収録されたものですから、何かの誤植かとすら思っちゃったりもしました。
《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》の能力は、召喚した際に相手のクリーチャーがいなければゲームに勝つというもの。いた場合は全てを破壊します。
相手のクリーチャーがいない状況を作るのは思った以上に厄介なのですが、じゃあこのデッキがどうやって実現しているのか、というのは後からお話しましょう。
さて、そもそもこのデッキですが、5cながら《フェアリー・ミラクル》非採用型ということで、かなり珍しいようには思えます。
ただ、その分「多色」で「武装」した構築になっております。
デッキとしての核になっているのは、革命ファイナルで登場した多色武装サイクルのカードたちですね。
《裏切りの魔狼月下城》、《謎帥の艦隊》、そして《獅子王の遺跡》。

(プレミアム殿堂カード) 【 呪文 】
文明 闇 / コスト2
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、相手は自身の手札をさらに2枚選び、捨てる。

【 呪文 】
文明 水 / コスト3
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、クリーチャーをさらに2体まで選び、持ち主の手札に戻す。

【 呪文 】
文明 自然 / コスト4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、自分の山札の上からさらに2枚をマナゾーンに置く。
特にゲーム前半の《裏切りの魔狼月下城》、《獅子王の遺跡》は撃てたかどうかでゲームに及ぼす影響が大きい。
前者は相手の手数の絞り、後者は自分の手数を増やすわけですから、まぁ実質的には同じ事をしているので2種8枚理論がギリ通ると言ってもいいでしょう(詭弁に詭弁を重ねる力業)。
これと多数のトリガーで受けに回りつつ、マナが溜まったら反撃開始です。
目指すルートはだいたい2つでしょうか。
1つはもちろん、早期に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》によるEXWINの達成。
そしてもう1つは、《闇鎧亜キング・アルカディアス》で蓋をし、そのあとゆっくりEXWINを狙うことです。

【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ロスト・クルセイダー / 文明 光/闇 / パワー9000 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■進化:自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを破壊する。
■相手の多色ではないクリーチャーを召喚するコストは5多くなる。
登場以来中々活躍のなかった《闇鎧亜キング・アルカディアス》でしたが、【ジョーカーズ】などが多かったこの単色環境で遂に花開きました。
《ウソと盗みのエンターテイナー》のような踏み倒し破壊能力に加えて、単色クリーチャーの召喚コストを5上げるので、単色のクリーチャーデッキに対しては出せばだいたい勝ちます。
ただいずれのルートにせよ、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》を展開して、これが通っているとかなり楽に狙えます。

【 D2フィールド 】
文明 光/自然 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■マナゾーンで多色カードをタップする時、そのうちの好きな枚数のカードのマナを2にしてもよい。(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、そのターン、クリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
基本的には貼ってすぐにどうこうなるD2フィールドではないのですが、そのままターンが返ってくれば話は別。マナが2倍に膨れ上がった状態で、クリーチャーをマナから射出できるようになります。
これで残る手札を上手く使いつつ、上記で紹介したいずれかのルートを狙って展開をしていくことになります。
もちろん、マナを全アンタップしつつ《闇鎧亜キング・アルカディアス》の進化元になれる《ボルバルザーク・エクス》はだいぶバグカードです。

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / ハンター / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
EXWINの達成率自体はかなり高く、デッキとしてまずまずの活躍を見せました。この時期は環境デッキだったと言ってよかったと思います。
……が、このデッキのスゴイところはその後の人気でしょう。
その後は決して環境デッキとして活躍したわけではないのですが、愛好家たちによってリストが練られつづけていました。
個人的には十王編で《コスパンダメソッド》入りの【5cジョリー】を見掛けたときは「かなり面白いな」と思いましたね。
相手の盤面更地にしながら追加ターン取れちゃうんですよ、このカード。

【 クリーチャー 】
種族 トリックス / チームウェイブ / 文明 水 / パワー9000 / コスト7
■バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
{OL}相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL}能力を4回以上使った場合、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
というように、【5cジョリー】は人気のあるデッキですのでデュエプレでも今後見掛けるようになるのかな?と思っています。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第140回は皆さんの大好きな【5cジョリー】でした。
このデッキのいいところは、革命ファイナルの時期に中々芽の出なかったカードたちが纏めて活躍しているところですかね。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》を中心とした超高ハイパワーカード集団による環境席巻はそれもそれで面白いのですが、少しメタが変わったり殿堂が入ったりで環境のカードパワー自体が落ち着いてくると、色んなカードにチャンスが出てきます。
そういう環境もまた面白いので、ぜひ日頃から色んなカードのテキストを読んで、頭の中に入れておいてみてください。いつか活躍するかもしれません。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
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