【遊戯王OCG】『DUELIST ADVANCE』発売による環境の変化【環境考察】

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【遊戯王OCG】『DUELIST ADVANCE』発売による環境の変化【環境考察】

目次

こんにちは、たけっしーです。

今回は4/26(土)に発売した新弾『DUELIST ADVANCE』によって現在の競技シーンがどのように変化したのかを解説していきます!

新弾の注目カードや環境の変化、最新デッキのサンプルレシピも公開するので是非最後までお付き合いください✨

それでは早速新弾の注目カードから見ていきましょう👇

注目の新規カード

まずは【VS】の新規カード、《VSホーリー・スー》《Start for VS!》です。

この2枚は【VS】のデッキパワーを飛躍的に上昇させる新規カードになります。

これまでは初動が少なく、《VSラゼン》を引けているかどうかで出力が全く違う上に、用意できる妨害もかなり偏りがあるのが【VS】の課題でしたが、

《Start for VS!》の登場により、《VS Dr.マッドラヴ》から《VSラゼン》に繋がるようになり、《VSホーリー・スー》によって初動と妨害の確保が容易となりました。

特に《VSホーリー・スー》は0ターン目から「VS」モンスターを展開することが可能であり、手札に属性が揃っていれば手札誘発のように扱うことができるため【VS】の大きな強みとなります。

【VSK9】サンプルレシピ

現在競技シーンにおいて流行している【VSK9】のサンプルレシピになります。

【K9】ギミックと組み合わせることでデッキパワーを引き上げており、現在使用率・入賞数が上がってきている注目デッキです。

【VS】はレベル5のモンスターを複数擁しており、それらを並べることも容易であるため《K9-17号”Ripper”》を経由して【K9】ギミックに繋げることが可能です。

安易に手札誘発で対抗しようとすると《K9-17号イヅナ》が反応し、《No.67パラダイスマッシャー》の成立によって高い確率でターンスキップを受けてしまうため対策するにも厄介なデッキとなっています。

【VS】において重要な闇属性を【K9】によってかさ増しすることができ、【VS】に足りない展開力を【K9】によって補うことができるため非常に相性の良い組み合わせです。

発売後から環境で大きく変化したのはこの【VSK9】の台頭であり、今後環境トップの一角として使用者が増えていくと予想されます。

続いての注目カードは《聖秘なる竜騎士》になります。

主に【ドラゴンテイル】で活躍するカードです。

相手フィールドの特殊召喚されたドラゴン族の効果発動を封じる永続効果も強力ですが、注目すべきは③の蘇生効果です。

これにより《羅睺星辰》の「融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。」の制約で《天球の聖刻印》が出せない状況でも、《星辰竜ムルル》を場に供給することで相手ターンに融合召喚する手段を確保出来るようになり、打点を並べることでライフカットも容易となりました。

また、《羅睺星辰》を発動使わずに展開する場合でも簡単にドラゴン族を2体並べれるようになったことからギミック内で《天球の聖刻印》を出しやすくなった点も大きいでしょう。

【ドラゴンテイル】のデッキパワーを引き上げる1枚となっています。

【マギストスドラゴンテイル】サンプルレシピ

【ドラゴンテイル】は拡張性が高く、様々なタイプが存在しますが、今回は使用率・入賞数が高い【マギストス】ギミックを採用したものをサンプルレシピとして紹介します。

【マギストス】ギミックは《封印の魔導師スプーン》1枚から《天球の聖刻印》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》が成立でき、融合召喚に繋げることも可能であるため【ドラゴンテイル】のサブギミックの中でもダントツでパワーが高いギミックになります。

他のギミックと比べると本命の【ドラゴンテイル】のギミックとは別軸の手数となるため、それらへのメタのすり抜けとしても優秀です。

今回登場した《聖秘なる竜騎士》の③の蘇生効果で《竜王絶火ゾロア》を使い回すことが可能になったため新弾の恩恵も大きいでしょう。

デッキの構成自体に変化はありませんが、《聖秘なる竜騎士》の追加で展開の選択肢が増えています。

【ドラゴンテイル】は現在シェア率もトップのデッキであり、今期の環境トップの一角であるため今後も活躍するでしょう。

続いては【月光】になります。

既存テーマですが、今回新規カードが5枚追加されデッキパワーが大幅に上がったため競技シーンでも活躍できるポテンシャルを手に入れました。

これまでの【月光】は基本戦術が「後攻からの連続攻撃によるワンキル」が主軸で、性能が後攻に寄った融合モンスターが主力でしたが、

今回《月光舞獅子神姫》の登場でゲームエンド級の強力なモンスターを獲得しており、先攻制圧が可能となりました。

今後の【月光】はこの《月光舞獅子神姫》の着地をゴールとする展開系デッキとして環境で活躍することになるでしょう。

また《月光舞香姫》によってこれまではサーチできなかった《月光香》にアクセスできるようになり、《月光舞香姫》を出すことが【月光】の展開のスタートとなりました。

【月光】サンプルレシピ

先程紹介した《月光舞獅子神姫》の着地に特化しており、展開が通った場合

  • 《月光獅子神姫》の高打点、耐性持ち、全体破壊のモンスターの押し付け
  • 《No.41 泥酔魔獣バグースカ》の永続効果によるモンスターの無力化(自分の《月光獅子神姫》はこの効果を受けない)
  • 《月光銀狗》による魔法・罠の無効
  • リソースの獲得

がそれぞれ配置されるため、基本的に突破出来ない強固な盤面となります。

フルで展開が通れば《月光舞獅子神姫》は2体並ぶため単発の解答札では不十分で、妨害貫通性能もそれなり高いため生半可な手札誘発では展開を止めきれない点が強力です。

【月光】は発売後から入賞報告も見られ、今後の活躍が期待できるデッキになります。

続いての注目テーマは「ガガガ」「ドドド」「ゴゴゴ」「ズババ」といったカテゴリーを擁する所謂【オノマト】になります。

それぞれ「展開する効果」と「X素材として取り除かれた場合にサーチする効果」を持ち合わせており、ランク4のエクシーズ召喚に特化したテーマです。

中でも《ドドドドウォリアー》が飛び抜けて性能が高く、コストで《ドドドドワーフ-GG》を墓地に送り、そのまま自身の効果で特殊召喚すれば即座にランク4が成立するため、《斬機サーキュラー》同等のパワーを持ちます。

現在競技シーンで【オノマト】が注目されているのは【ライゼオル】との相性の良さにあります。

制限改訂によって弱体化を受け、環境から姿を消した【ライゼオル】ですが、今回の【オノマト】の新規カードによってリペアが可能となり、再び競技シーンでも姿を見るようになりました。

新弾からは【ライゼオル】の強化としては他にも《エクス・ライゼオル》のコストとして墓地に送ることができる《超念銃士ヴァロン》が登場しており、手軽に伏せカードを剥せるようになりました。

【オノマトライゼオル】サンプルレシピ

現在競技シーンにて活躍している【オノマトライゼオル】のサンプルレシピになります。

前期の制限改訂で欠けてしまったパーツを【オノマト】ギミックによって補っている形となっており、展開もこれまでの【ライゼオル】よりもモンスターを過剰に供給できるため

作り上げる盤面は全盛期の【ライゼオル】よりも硬く、今期は展開系デッキとしての側面が強く出ています。

先攻展開としてはこれまでの【ライゼオル】の盤面に加えて《ヴェルズ・ウロボロス》を《蝕の双仔》で使い回すことで2ハンデスを行います。

今期は環境トップである【ドラゴンテイル】や【ヤミー】に対して主力の妨害である《ライゼオル・デッドネーダー》が有効打になりにくいのが課題ですが、《ヴェルズ・ウロボロス》によるハンデスと合わせて対抗していきます。

サンプルレシピではサイド後の先攻では《ガガガガガール》から《エクシーズ・アンブレイカブル・バリア》にアクセスし万能無効を添えるため、より強固な盤面を形成します。

【オノマトライゼオル】は環境上位のデッキに対して《ライゼオル・デッドネーダー》の刺さりが悪いため1ランク下がる立ち位置にはなるものの、

後攻の突破性能も高く、先攻展開は強力であるため今期は一定の使用率を誇る展開系デッキとして活躍していくでしょう。

新弾後の環境の変化

新弾登場前は【ドラゴンテイル】【ヤミー】【M∀LICE】が環境3トップとしての位置づけとなっていました。

中でも【ドラゴンテイル】が全体のシェア率が高く占めています。

それぞれギミックやデッキの構造上の相性もあり、

  • 【ドラゴンテイル】→【ヤミー】に有利
  • 【ヤミー】→【M∀LICE】に有利
  • 【M∀LICE】→【ドラゴンテイル】に有利

このようなざっくりした評価ではあるものの、それぞれじゃんけんのような三角関係となっています。

またシェアトップの【ドラゴンテイル】に対して有効打が多い【K9】や、そのギミックを取り入れたデッキのシェアが増えた印象です。

中には【ドラゴンテイル】に【K9】のギミックを投入した構築も見られました。

新弾によって上記の3デッキ自体に大きく変化はありませんが、新弾発売後は【VSK9】が注目され使用率が高くなったことや新弾から環境に姿を見せたデッキによって環境に変化が起きています。

【ヤミー】サンプルレシピ

環境トップの一角である【ヤミー】は不利とされていた【ドラゴンテイル】に勝ち切るために、先攻展開では《燐廻の三弦猫》を経由して《虹光の宣告者》を2体構える展開が主流となりつつあり、

《原始生命態ニビル》を受けても《虹光の宣告者》が成立するため【ドラゴンテイル】側が展開を阻止する手段が限られており、展開を通してしまえば捲られることはほとんどありません。

構築面でも先攻時の手札誘発へのカウンターとして《三戦の号》+《次元障壁》のメイン採用が標準化されてきており、

後攻時もギミックの手数に加えて、《禁じられた一滴》や《聖王の粉砕》といった【ドラゴンテイル】対面で有効なカードを固めることで後攻から盤面を崩すことが現実的に可能になり、【ヤミー】側が【ドラゴンテイル】対面の立ち回りを理解し始めたことも相まって相性は覆りつつあります。

これによって【ドラゴンテイル】は

  • 【VSK9】に不利
  • 【ヤミー】にも微不利
  • その他全ての対面からクリティカルなメタを受ける

といった状態であり、現状は下火になりつつあると個人的に感じます。

【ヤミー】は特段不利な対面も無く、メタに合わせて柔軟な構築が可能かつ先攻・後攻共に質が高いため全体的な平均値が高い点、

【VSK9】は上振れ値が高く、回り始めると止められない出力の高さがそれぞれ評価できます。

暫くは【ドラゴンテイル】のシェアは減り、【VSK9】【ヤミー】を中心の環境になっていくでしょう。

今回のまとめ

今回は4/26(土)に発売した新弾『DUELIST ADVANCE』によって変化した環境について解説しました。

事前評価では「正直環境は全然変わらないのでは?」といったところでしたが、蓋を開けてみれば今回も環境がしっかり動いており新弾前の環境とはゲーム性もかなり変化したと感じています。

今期終盤は日本選手権もあり、競技シーンに取り組むプレイヤーも増えるであろうことからも今後の環境にも注目です!

それでは👋

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