ドラグハートがもとからフルスロットルすぎるので全然強化できない問題
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、「グレンモルトの書」。
なんだかんだ言われてますが、まあこのへんは他のドリーム英雄譚デッキと同じく「キャラクターとしてのモルトらしさ」に振り切った結果なんだと思ってます。
そう思うと、10年前にモルトが登場した時からあった、いわば「すべての始まり」たる《 銀河大剣 ガイハート 》とかが入っているのも頷ける……いやこのカード、今の視点でもちゃんと強くないか……!?
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《紅き団長 ドギラゴン悪》

【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 闇/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:闇または火の、コスト5以上のドラゴン
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■各ターンに1度、自分の多色クリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そうしたら、その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト7以下の多色クリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
というわけで、今回のテーマは《 紅き団長 ドギラゴン悪 》。
ついに全文明との組み合わせを行うに至った、ファイナル革命持ちドギラゴンの最後の一体ですね。
今回はこのカードを活かして、他のドギラゴンにも負けない夢を見ていこうと思います。
さて。このカードのことを考える上でまずする必要があるのは、このカードは「ターンが帰ってくることを前提とした後ろ向きなカード」であり、《 蒼き団長 ドギラゴン剣 》とは完全に別のカードであると頭に叩き込むことです。
いやその……そもそも剣の印象に引っ張られがちなのと素の打点が高すぎるだけで、もともとドギラゴンって基本的に後ろ向きなカードばっかりなんですよ。ジャストダイバーやらアンタップ持ちブロッカーやら、極限ファイナル革命やら。
そのへんをざっくり一言にまとめると、「ターンが帰ってくることを前提としている」という言葉になるわけですね。もっとざっくり言うと、私は「《 紅き団長 ドギラゴン悪 》というカードは、攻撃制限のかわりに蘇生効果を得た《 龍の極限 ドギラゴールデン 》に近い」と考えています。
フルスペック発揮のために、墓地を肥やしたり他のファイナル革命を温存したりといった一手間が必要なのも似てますね。
そういう後ろ向き……というか、コントロール的な動きをする場合に最良のチェンジ元になるのはやはり《 アーテル・ゴルギーニ 》なんじゃないでしょうか。《 紅き団長 ドギラゴン悪 》の欲しがる墓地を確保しつつ、蘇生や除去でゲームを引き延ばせますからね。
ついでに言うと、そちらをカウンターで展開するチャンスのある相棒こと《 忍蛇の聖沌 c0br4 》もぜひ採用したいところ。
このへんと組ませて、なんとかいい基盤が組めないでしょうか。
ほな……【メカ】やなあ……。
各種メカ・メクレイド5や《 タンクリオ-L8 》などを駆使して《 アーテル・ゴルギーニ 》を早めに送り込めば、墓地を肥やしつつチェンジの準備が整うこと間違いなし。
さらに同じ「墓地からの蘇生を目指す、後ろ向きな大型革命チェンジ持ち」である《 千羽忍革 ボジソワカ 》との二面待ちまで狙えちゃいます。しかもこのボジソワカ、《 紅き団長 ドギラゴン悪 》のファイナル革命で蘇生可能です。完璧!
……ただ、これを目指すにしても、チェンジ元が《 アーテル・ゴルギーニ 》だけではさすがにデッキになりません。しかも、闇のメカが多数登場していたArev期後半ってスーパーカー・ドラゴンがみんなメカ・エンジェル・コマンドになってた時期なので候補が少ないんですよね……!
もっとスピーディーに革命チェンジできるような、《 紅き団長 ドギラゴン悪 》にチェンジできるメカかつドラゴンの5コストクリーチャー、できれば多色……
全部満たしてるやつおった!!!!!
一番下の効果は置いといて、要求するすべての条件を満たしたうえでスピードアタッカーまで持っているこの噛み合いぶり。こうしてチェンジ元が2枠あるなら、きっとメカと《 紅き団長 ドギラゴン悪 》を必然的融合させたデッキが組めるはず!
というわけで、完成したデッキがこちらです。
もう普通の【メカ】でいいだろ!!!!!
実際、思ったよりは動いてくれるし《 紅き団長 ドギラゴン悪 》も出てすぐ仕事をするんですが……「1コス域からちゃんと《 ドラン・ゴル・ゲルス 》に繋ぐ枠が取れたらなあ」「これが《 聖カオスマントラ 》とか《 富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス 》とかならなあ」みたいなケースが多発してですね。
まあさすがにこれは一般的な【メカ】や【シノビ】に寄せたほうが予後が良かったです。
実は最初は《 星姫械 リゲート 》とかも入れて、「ボジソワカからさらに連鎖」みたいなパターンも考えてたんですが……見ての通り「メカをやる上で一定数取らないといけない基盤」のことを考えると、そんな「やりたいことをやった後に出したいカード」なんていう枠はどこにもなかったんですね。
とはいえ、「後ろ向きなデッキのほうが輝くカード」というのは今のところ事実っぽいです。よっぽど安定して墓地を肥やしつつ、確実に勝てるような射出先を出せる構築……みたいなのがない限りは。
あと、以前言ってた《 超越男 》との組み合わせですが……現状挫折中です。《 紅き団長 ドギラゴン悪 》との相性については抜群なんですが、《 紅き団長 ドギラゴン悪 》を出すための基盤と何一つ噛み合わないんですよね……!
まあその、カード自体のポテンシャル自体は充分感じましたので、もうちょっと練ってみる気でいますよ。文明の合うチェンジ元ドラゴンと踏み倒し先の多色獣さえ用意すれば、組み合わせる先には困らないタイプのカードですしね。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《紅き団長 ドギラゴン悪》《千羽忍革 ボジソワカ》《鎧輪双翔ボルシャック・スカイ》での検索結果は……!

『未踏』、達成……!
しかも今回はそもそもメカと組ませること自体が未踏でしたので、先行研究のコーナーもありません。
ただ、能力の組み合わせ的にはむしろ《 紅き団長 ドギラゴン悪 》よりも《 蒼き守護神 ドギラゴン閃 》なんじゃないかな……とは思いますし、実際そういうデッキも検索に出てきましたね。こうなるとまあ、《 アーテル・ゴルギーニ 》が悲しい顔をし始めるんですが……ままならない。
ところでボルシャック・スカイってメカとアーマードに何を求めるカードなんだ
というわけで、夢を見ていました。
もしデッキを組むうえでなんらかの「要求する条件」が整ったら、「まあそんなカードないだろうな……」と思ってもとりあえず検索をかけてみる……というのは重要になるはず。そうでなきゃ《 鎧輪双翔ボルシャック・スカイ 》には絶対辿り着けてないですからね。
毎回言ってますが、検索はやればやるほどデッキビルド筋がつくのでどんどんやっていきましょう。l基礎力、大事!
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。







