つまんねえ年末、過疎みそか、レクの死と年の暮れなどの、嫌な年末回文の群れ
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、2026年。あと4時間くらいだそうですよ。
皆さんは新パックのカードを使ったデッキを楽しみにしているかもしれませんが、今回は年末総集編回です。一年に一回くらい、デッキのことを考えない週があってもいいんじゃないですか。いいんですよ。いいと言え。
私の仕事納めは28日だったんですが、まあ年末って通常の発送業務とガチまとめ運営の両立ができるような状況じゃあないんですよね。ついでに言うと、デュエマアドカレまとめにえげつない工数がかかっていたというのもあるんですが……。
そんなわけで、この記事は仕事が納まった後で家で書いています。一年に一回くらい、ガチまとめのことを考えない週があってもいいんじゃないですか。いいんですよ。いいと言え。なあボルスズ。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています……が、今回はやりません。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、この一年の記事をおさらいする総集編です。
自薦――どの夢に満足したのか
さっそくなんですが、去年まであった「いいね数ランキング」とかなんですが……なんかいろいろあって、あんまり参考にならなくなっちゃったんですよね。人はみなSEOのルール変更に踊らされる奴隷です。
なので、もうシンプルに自薦からスタートです。
まずはこちらの第五十八夜。
S・バックで《 「涅槃」の鬼 ゲドウ大権現 》《 超越男 》を出すことで、後ろ寄せの【闇火邪王門】からでも4ターン目に《 鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ 》を送り込める……という構成ですね。
そこ以外の構築が比較的真面目だったのでそこそこプレイ感がよく、珍しくリアルカードを揃えたくらいには気に入っています。さすがに《 石像男 》はやんちゃすぎたっぽいですが……。
今なら《 鬼ヶ伝双 VSジャオウガ 》とかをちょっとつまんでみるのはかなりアリかもしれません。そちらのSA付与でブロック時のニンジャ・ストライクから《 超越男 》投げたりしてみたいでしょ。
お次は第七十夜。
3マナの多色SAかMF持ちから《 奇天烈 ガチダイブ 》《 獣軍隊 パインJr. 》の侵略で狙った超魂X持ちを仕込んでビートを仕掛ける……という感じのデッキですね。今なら超魂クロスでいいって言われたら完全にそうなんですが……。
侵略元についてはおそらく全然増えてないんですが、超魂Xがめちゃくちゃ増えた今ならもっといろいろできそうな気配。普通に《 PP-「P」 》でもいいですし、《 デルフィンの虹勲章 》でトリガー止めたりとかもできそうですね。
お次は第七十五夜。
《竜社長 ゴルファウンデーション》+《 百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ 》をセットで運用して、NEO進化を活かしつついっぱい展開しよう……というデッキですね。
ちょうどこのタッグは先日の《 ウルの天宝 》で超強化されて実際に環境でも活躍した一品。起源主張みたいな無粋なことはしたくない(未踏失敗してるし)んですが、一度考えたギミックが新カードの登場やより深い考察でまた出てきたりするとちょっとうれしくなりますね。
お次は第八十三夜。
殴り返しに強いアタッカーと非トリガー呪文を要求する《 サファイア・ペンダット 》を(【起源神】以外で)ちゃんと使うため、ラスト・バーストで全体除去を飛ばせる2種の《 第六戦街 ラヴ・ガトラー 》を採用したデッキですね。
実はこのデッキ、以前記事でインタビューもさせていただいたささささんが《 サファイア・ペンダット 》を使おうとしているのを見て思いついたギミックなんですよね。アンテナは張り得。
今ならスチーム・ナイト陣営でカードが増えているので、もっといろいろできそうな気配。もしいいカード見つかったら、ちゃんと組んでみようかな……。
次は第九十四夜。
《 seiWond'Ramar 》経由で《 失われた世界 》を唱え、安全に《 深淵の禁忌 アビスベル=ジャシン帝 》を送り込む……というデッキですね。一見「それだけ」と見せかけて、実は手札枚数とかハイパー化要員確保とか意外とめんどくさい工程が必要なのがミソ。
デザイナーズコンボであったとしても、一工程挟むことで未踏になることもある……という、この企画の基本中の基本を再確認できた回でした。
最後は記念すべき第百夜。弊社の連載企画は記念回でも特に何もしないので、手酌で祝う必要があることで知られています。
《 XENOGEAR-速4号 》という墓地の続く限りSAを付与しまくれるカードを活かして、《 文藍月 Drache der'Zen 》とその攻撃時に踏み倒した呪文から出てくる面々もSAにして殴り切る……というギミックですね。
もともと《 XENOGEAR-速4号 》は「カーナベル格安デッキコンペ」という別企画で使用されて注目したカードだったんですが、めちゃくちゃ擦り甲斐のあるカードだったので「SAが必要になったらまず考える」という脳内引き出しに入ることになりました。
組めば組むほど脳内のストックが増えていくのも、デッキを組み続ける利点の一つですね。
逆・自薦――どの夢がカスだったのか
光あるところに影あり、ドリームあるところにナイトメアあり。ここからは失敗作の回です。
まあ、人間が失敗するところはコンテンツとして強いですからね。私も気に食わない人間にいっぱい失敗してもらうことで、コンテンツとして消費してやりたいなと常々思っていますし。
まずは第五十七夜。
《 「胡乱」の頂天 クリス=ビュート 》をあらゆる手段で大量展開し、相手のマナを全部水晶マナにしてランデスを狙うデッキだったんですが……まあ、そんなことができるならもう別の任意のゼニスを出して勝ったほうが早いんですよね。しかも返しのターンに単色カードをマナに置かれたら終わりだし。
「派手なことをやるつもりなら、それに伴うゴール地点であるかを確認する」という教訓が得られた回でした。
次は第八十二夜。
《 魂の呼び声 》から「フェニックスを積み込んで《 ザ・ユニバース・ゲート 》」「デーモン・コマンドを積み込んで、超魂X元や《 百鬼の邪王門 》のアタリを確保する」の2つのパターンを狙うというデッキだったんですが……まあ、詰め込みすぎで破綻しましたよね。これをやるなら、もっとサーチ先の枠を絞っていいかも。
「一つのデッキにあれこれ詰め込もうとしない」という教訓が得られた回でした。
最後は第九十二夜。
えーと、これはシンプル。テキスト読み間違えて、できないことをやりました。
「テキストはちゃんと読め」という教訓が得られた回でした。
未踏達成率――どれくらい夢を見れたのか
最後になるのが、未踏の達成率。データ面ではこれを外さないわけにはいきませんね。
この一年間で51個ほど作ってきたデッキの数々ですが、果たしてどれくらい『未踏』に至ることができたのでしょうか。
厳正なる調査の結果……
未踏率は39/50、約78%でした。
去年の約51%からさらに成功率は上がったんですが……さすがにここまで簡単に狙えるようになるとありがたみが落ちますね。
実際、半ば無意識に「このカードの組み合わせならたぶん未踏だな……」って考えながら3枚選ぶこととかもあったと思うんですよ。未踏という異常環境への過剰適応がみられますね。
というわけで、来年から……
未踏チェックがカード2枚になります。
よっぽど3枚を合わせることに意味がある様な回ならともかく、これで未踏は格段に難しくなることでしょう。
……「意識的に足を踏み外しに行く」行為だけが増えるような気もしますが、まあ。来年もやっていきましょうか。どうせ年始も来週分一発目のデッキ組んでひいひい言ってることでしょうし。
幽玄の槭樹よりも原曲派(FM音源が好きだから)
というわけで、夢を見ていました。
過去のことと嫌なことを覚えてられない質なのでアレなんですが、なんだかんだで楽しい一年だったんじゃないか……とは思ってますよ。終わってみればおもしろカードいっぱいの一年でしたし。
来年も、楽しい夢が見れたらいいな。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。よいお年を。


