
カードゲーマーなら誰しも一度はこう思うことでしょう。
しかし競技環境でこれを達成しようとすると、なかなか厳しいのが現実です。
あなたの好きなカードが……
ここら辺ならこの夢は当たり前のように叶いますが、そうじゃない場合は環境上位の高い壁が立ちはだかります。
そんな中、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
【緑単スノーフェアリー】=属性全盛りデッキ?
突然ですが、皆さんは、
(比較的)安くて
可愛くて
速攻もコントロールもできて
ソリティアも特殊勝利もできて
使い手の腕次第で環境デッキとも渡り合える
デッキがあると聞いたらどう思われますでしょうか。
速攻とコンボなど複数の戦術が詰まった環境デッキはあるけど、
安くてかわいいまで満たす、そんなうまい話があるわけない……
と半信半疑な皆さん……朗報です。
【緑単スノーフェアリー】なら
その夢がすべて叶います!(断言)
この山は非常に息が長く、たくさんの愛好家たちが各地で研鑽を重ね、定期的に入賞しています。
そんな【緑単スノーフェアリー】の最大の魅力はずばり、イラスt……異次元の対応力です。
最初に書いた通り、
といった異なる戦術が、1つのデッキに収まっています。
しかも比較的お安い! 組むしかない!
早速、このデッキで入賞を重ねている古豪ことフェアリースノウ選手にお話を伺いました。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所、第1弾です!
デッキレシピ
まずはサンプルリストをお見せしつつ、デッキの大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ


基本的な構成としては、ブーストやサーチを行う初動枠のカード、《恋愛妖精アジサイ⦆などリソースを稼ぐカード、相手の動きを阻害する除去やメタカード、そしてフィニッシャーで構成されています。
………これだけだと、どう勝つのかがわかりにくいと思うので、もう少し掘り下げます。
このデッキの勝ち筋は大きくまとめると、3つあります。
1)《恋愛妖精⦆コントロールプラン
2ターン目にマナを加速し、3ターン目に《アジサイ⦆から動き出すルートです。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のスノーフェアリーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
この眼鏡っ娘が着地してターンが帰ってくると、手札切れがほぼなくなるため、メタクリーチャーを含めた妖精軍団を連打することができます。
これにより、相手の動きを遅延しながらリソースを稼いで、次のターンに過剰打点で押し切ったり、フィニッシャーで特殊勝利したりできます。
2)《アジサイ⦆×《氷駆の妖精⦆によるソリティアプラン
1つ目と被りつつも、性質が若干異なるので別立てで説明します。
《アジサイ⦆を立てつつ《氷駆⦆のマナ倍化能力が有効になると、手札とマナが異常なスピードで増殖します。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが5枚以上あれば、自分のマナゾーンにあるカードのマナの数字を2にする。
これを活かして1ターンで手札と場とマナを増やしまくり、《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース⦆や《エンドレス・フローズン・カーニバル⦆のようなフィニッシャーで〆ます。カードが連鎖する、チェインコンボってやつですね。
3)大型軽減獣による速攻プラン
小型獣による軽減を使って《十番龍 オービーメイカー Par100⦆や《武家類武士目 ステージュラ⦆を2,3ターン目に展開するプランです。

タマシードの復権に伴い
注目されている

種族:スノーフェアリー
が切実に欲しい
短期決戦、リソースを一気に吐き出す動きになりますが、軽量なメタクリーチャーが豊富なデッキなので、相手に蓋をしつつ速攻をしかけることができます。 《オービーメイカー⦆や《ステージュラ⦆がコスト軽減されて出てくるため、キルレンジが読まれにくいのも強力。初見だとまず読めないでしょう。
これらが【緑単スノーフェアリー】の基本的な勝ち筋です。
そしてこのデッキの真に恐ろしいところは、このように、性質の異なるプランを同じ40枚の中で取ることができる点。
異次元の対応力を誇る、アグロミッドレンジコントロールコンボデッキ、ここにありです。
搭載カード紹介
初動枠
《トレジャー・マップ⦆

【 呪文 】
文明 自然 / コスト1
■自分の山札の上から5枚を見る。その中から自然のクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
【緑単】に近い構築なら、ほぼ確定でお呼びがかかる最強カード。
1コストで山札の1/8を見られるという破格のコストパフォーマンスは言わずもがなです。
序盤なら2コスト初動、中盤ならソリティアのパーツ、終盤はフィニッシャーと、状況に応じてサーチでき、非常に腐りづらいです。このデッキはマナをアンタップ状態でブーストするカードも多いため、増えた緑マナ1枚をそのまま使って、手数多く動くことができるのも見逃せません。
2コストブースト妖精軍団
基本的には『天体妖精エスメル』と『完璧妖精サエポヨX』が確定枠で、残りが自由枠になります。
それぞれの役割と強みをまとめますと以下の通りです。
《天体妖精エスメル/《「お茶はいかがですか?」⦆
《完璧妖精サエポヨX⦆

役割:マナ召喚と割り振り除去耐性。
デュエルの序盤、リソースが細いときにマナを手札として使うことで《オービーメイカー⦆などの着地が安定します。中盤・終盤で好きなカードを出せるのも強力です。
パワーラインも定番の4000マイナス1回では沈まないため、相手の除去の重ね掛けを強要できるのが重要です。
《春風妖精ステップル⦆

役割:確定ブーストと囮。
中盤以降で妖精カードを連打する際に、確定で1マナ加速できるカードが《エスメル⦆以外にいると安心です。
パワーラインが他のカードよりも低いため、《レッドゾーン⦆などの能力の的になります。
《楽球の妖精⦆

役割:手札・マナの入れ替え。
各ターンのはじめ「以外」で、手札のカードを能動的にマナに置けることが重要です。ソリティアの途中で必要なカードを埋めたり、逆に自爆させて好きなカードを回収したりと、コンボのつながりをサポートしてくれます。
《奇跡妖精ユピ⦆

役割:軽減の追加。
ブーストと違う強みとして、マナを倍加させる《氷駆⦆との相性の良さがあります。奇数コストのカードを1軽減すると比上院お得です。(7コストのカードを使おうとすると、4コスト必要だが、6コストになると3コストでよい《氷駆⦆のマナ倍加能力が使いやすくなります。
これ以外にも、エレメント除去ができる《シェル・アルカザール⦆や場もちの良い《ジャスミンの地版⦆など、似たような役割を持つカードも採用することができます。
リソース枠
どちらも5年以上前のカードですが、令和デュエマでも意外と通用するスペックの持ち主です。
《恋愛妖精アジサイ⦆

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のスノーフェアリーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
このデッキのメインエンジンです。
この子がいるだけで、スノーフェアリーが雪崩のごとく立て続けに召喚できるようになります。昔のカードなのにドロー能力が任意で自身やクリーチャーじゃないエレメントも対象に含むのも偉い。
3ターン目に召喚して生き残らせることができれば、ゲームメイクがかなり楽になります。環境上位のデッキが除去やマッハファイターを積んでいるとは限らないので、意外と狙えちゃったり。
そして、《応援妖精エール⦆や《氷駆⦆などマナをちょろまかすカードと組み合わせると、バグめいた挙動を見せます。このデッキのコンボ要素の屋台骨なので、うまく使えるように練習しましょう。
《武家類武士目 ステージュラ⦆

【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 自然 / パワー11000 / コスト7
■G・ゼロ―バトルゾーンに自分のスノーフェアリーが3体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、スノーフェアリーを好きな数、自分の墓地またはマナゾーンから手札に戻してもよい。
■自分のスノーフェアリーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーとバトルさせてもよい。
ほぼ10年前のカード(震え声)ですが、スペックは令和基準のリソース札です。同名制限なしでマナと墓地からなんでも回収できる、0コストWブレイカーって許されるんですね。
このデッキでは全能力を使い倒します。
まずゆるい条件のG・ゼロ持ちということで、速攻プランで大活躍。味方のバトルを肩代わりする能力がなぜかあるので、ほかの妖精への殴り返しも止めることができます。本当になんで?
その肩代わり能力はコントロールプランで使っても強力。効果バトルやマッハファイターを実質パワー10500火力として使うことができます。あと意外とテキストを確認されないので、気づいていない相手がこっちの妖精を殴り返してきて、わからん殺しが成立しちゃうことも。
そしてリソース回収能力。墓地とマナのカードを好きに使うことができるので、チェインの道中で必要なカードを拾ったり、自爆させたカードを回収したり、と痒いところに手が届きます。
他にも細かいところだと、コマンド持ちなので封印対策、G・ゼロで相手の《ベイ・Bセガーレ⦆の露払い、などいろいろと応用が効きます。
マナ操作・ソリティア補助枠
マナをちょろまかすイタズラな妖精さんたちです。
《氷駆の妖精⦆

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが5枚以上あれば、自分のマナゾーンにあるカードのマナの数字を2にする。
見た目と裏腹にマナを倍増させるという凶悪な能力を持った1枚。
最低限の初動も兼ねているのが沁みます。
《アジサイ⦆《エール⦆と組み合わさることで、まるで別カードゲームのようなカードの連打ができます。ドロー、アンタップ、ブースト、ドロー、回収……ループじゃないのが恐ろしい。
当然、対戦相手も警戒してきますので、メタクリーチャーでしっかり場を固めてから確実に通していきましょう。
《応援妖精エール / 「みんな一緒に応援してね!」⦆

【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 火/自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを2枚までアンタップする。
呪文
カード名:「みんな一緒に応援してね!」
文明:火
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。捨てた手札がスノーフェアリーなら、相手のパワー6000以下のクリーチャーをもう1体破壊する。
支払ったマナをそのままキャッシュバック、スマホ実質0円みたいなクリーチャー。
速攻・コントロール・コンボの全プランで活躍します。
まずは速攻。【オービーメイカー】でお馴染みのこのカードを連打して最速で着地させる動きはもちろん、《ステージュラ⦆とも相性がよく、軽減を早めに満たして過剰打点の生成に寄与します。
中盤戦では《アジサイ⦆と組むことで実質0コスト1ドローに化けます。お得。デッキを掘りつつ、道中で《オービーメイカー⦆やら追加のメタ獣やらを出して相手の動きをコントロールできます。
最後にコンボプラン。《氷駆⦆や《サエポヨX⦆のマナ倍加/軽減が乗っている状態では、1マナ使うと2マナ帰ってくるという無法状態になります。手数をさらに増やしながら山札を掘り、フィニッシャーへとつなげましょう。
除去・メタ枠
相手の動きを遅延する、コントロールプランを成立させてくれるカードたちです。
《十番龍 オービーメイカー Par100⦆

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 自然 / パワー19000 / コスト10
■このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)
バカでかメタクリーチャー兼、速攻獣兼、除去札です。
環境ではあまり見なくなってしまいました……どれもこれも《真気楼と誠偽感の決断⦆ってカードが悪いいんです……。
とはいうものの「出たとき能力」の封殺はいつだって強力です。今ならタマシードもケアできるのが偉いところ。
序盤にビートダウンを仕掛ける……だけでなく中盤にこのカードを立てて処理されづらいメタクリーチャーとして使えるのが、《オービーメイカー⦆の強み。巨大なゴルフコースに相手が足止めされて動けなくなっている裏で、妖精たちが着々とソリティアの準備をしているの、想像してみるとなかなかにシュールな絵ですね。
《清浄のカルマ インカ / オキヨメ・水晶チャージャー⦆

【 ツインパクトカード 】
種族 オラクル・セレス / スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■相手のクリーチャーは、相手の手札以外から出ない
呪文
カード名:オキヨメ・水晶チャージャー
文明:自然
コスト:3マナ
種族:
■プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の墓地を山札に加えてシャッフルする。
■水晶チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)
こういうメタ枠だと、最近はゴーヤが流行っていますが、このデッキで使うならやっぱりこっちです。
相手のクリーチャーが「出ない」という最上級のメタ能力を持ちながら、下面で相手の墓地対策や自分の山札の回復ができるのが本当に器用な1枚です。ツインパクトのすばらしさを体感できますね。
《ベイB セガーレ⦆

【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、相手はそれをかわりにマナゾーンに置き、その後、自分はこのクリーチャーをマナゾーンに置く。
相手の上振れや、巨大獣の踏み倒しを抑制するメタ獣です。
自らマナに行ってくれるおかげで、自分のテンポを阻害しません。あとから《サエポヨX⦆のマナ召喚能力で出しなおせるのもGOOD。
1コストという点も優秀で、《オービーメイカー⦆や《氷駆⦆のシビルカウント達成に貢献しやすい上に、マナブーストカードで増えたマナをそのままひねって横に添えられます。
妖精ではない点だけ忘れないようにしましょう。
《卓球の妖精 / 回転する開眼⦆

【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー11000 / コスト2
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい。)
■このクリーチャーは攻撃できない。
呪文
カード名:回転する開眼
文明:自然
コスト:1マナ
種族:ジャイアント・スキル
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選ぶ。その2体をバトルさせる。
このデッキの中では一番、対戦相手にテキスト確認されそうな妖精さん。
その知名度とは裏腹に、非常にユーティリティな1枚です。
1コストで使える除去カードでありながら、種族持ちなので《ステージュラ⦆で回収できるというのが偉い。《ステージュラ⦆と《オービーメイカー⦆がいるので、除去できるパワーラインも結構高めです。逆に出たとき/離れたとき能力持ちの妖精を自爆させて使いまわすこともできます。
メタ枠のカードも初動枠と同様、色が合うのであればほかのカードも採用が検討できます。
環境を見てカスタマイズしていきましょう。
《爆翠月 アカネ⦆

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
相手の面に触りながらアドを稼げる強カードです。
マッハファイターによる除去が強いのは然ることながら、《回転する開眼⦆と組ませてメインステップ中に除去を飛ばすと、マナ加速+回収を能動的に使えるため非常に便利です。
1コストで唱えて、マナが1つ増えつつ、マナからカードを回収できるので実質0コストで除去を飛ばして手札を整えられます。
そこに《ステージュラ⦆が絡めばそのまま《回転する開眼⦆を墓地から回収して……と繋がるのがこのデッキの真骨頂です。
フィニッシャー枠
コンボ枠です。逆転(を封じる手段)こそがカードゲーム!
無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 フェニックス / 文明 光 / パワー17000 / コスト7
■超無限進化:自分のクリーチャー1体以上の上に置く。
■T・ブレイカー
■メガメテオバーン10:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを10枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、自分はゲームに勝つ。
妖精たちの宇宙創成の果てに生まれる銀河級フィニッシャー。
何かと流行りの《轟䡛合体 ゴルギーオージャー⦆とは色やコストで十分差別化できます。

上位・下位互換じゃないです
このデッキだと《エスメル⦆しか光マナがないのでは?と不安になられるかもですが、《サエポヨX⦆でマナから召喚する際に自身を色マナとして使えるので無問題です。
《エンドレス・フローズン・カーニバル⦆
《処罰の精霊ウラルス⦆

【 呪文 】
文明 光/水/自然 / コスト15
■コストを支払うかわりに、自分の手札からスノーフェアリーを5体捨て、この呪文を唱えてもよい。
■バトルゾーンにある相手の、クリーチャーではない表向きのカードすべてと、相手のシールドゾーンにある表向きのカードをすべて、持ち主の墓地に置く。
■相手のクリーチャーすべてと、相手のマナゾーンにあるカードをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4500 / コスト5
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につきシールドを1枚選び、表向きにしてもよい。(選んだシールドは、シールドゾーンにある間、表向きにしておく)
サンプルレシピには入っていないですが、《ユニバース⦆と換装できるド派手なコンボなので紹介しておきます。《ウラルス⦆で自分のクリーチャーの数だけ盾を表向きにしてから《フローズン⦆を唱えることで、実質的な盾焼却になります。誰が呼んだか【ウラルスバーン】。
どちらも単体でも強く、《ウラルス⦆はビートプラン時に盾を確認して、安全な殴り順を決めさせてくれます。《フローズン⦆は流行りのタマシードたちを焼き払うもよし、宇宙創成が止まりそうなときに撃って追加ターンとって殴るもよしマナを起こすもよし、とかなり器用に立ち回れます。捨てたカードは《ステージュラ⦆で戻るので、リソース消費は気になりません。おかしいですね。
ここまでが採用カードの解説です。
続いて立ち回りについて軽く説明しましょう。
立ち回り方 - まずは2つの戦術を使い分けよう
個別のカードを見ていただくとわかりますが、【緑単スノーフェアリー】の1枚1枚のカードパワーはさほど高くありません。どちらかというと、対面に合わせて低コストのカードを有機的につないで有利な状況を作るタイプのデッキです。
必然的にプレイ難易度は中 - 高難度と言えるでしょう。どんな相手にも対応できるというのは、どんなデッキが相手であろうと、それを理解してこちらのデッキ回す必要があるからです。
で……百聞は一人回しに如かず……ではあるのですが、組む前に基本的なプレイ指針を知りたい!という人も多いと思います。最低限覚えておくとよいポイントをまずはご説明します。
それはずばり、

より具体的に言うと「過剰打点を早期に押し付ける」「メタで封殺してリソースを溜めて安全に勝つ」2つのプランを、対面に合わせて使い分けられることを、まずは意識しましょう。
前者はゲームが長くなればなるほど、負ける公算が高い相手や、そもそもこちらのメタの通りが良くない対面に対してとるプランです。2026年2月の環境だと【青単サイバー】や【Drache der’Bande】などが挙げられます。
こういう不利対面に対しては、相手の最大値が出力される前に、さっさと殴り倒す方が勝率が高くなるので速攻プランを取りましょう。
逆に後者は自分のメタカードが刺さりやすい相手や、受けが固い相手向きです。例えば呪文が少なく、クリーチャーの出たとき能力に依存しているデッキなら、《オービーメイカー⦆を着地させるだけで、数ターンは確実にもらえます。
2026年2月の環境だと【ゴルギーオージャー】や【ゼーロ】系統のデッキが当てはまります。こういった相手は、こちらのメタカードの蓋が長く持つのであれば、相手の盾にわざわざ触る必要はありません。
安全に特殊勝利で勝ちに行きましょう。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺すわからん殺しができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
1.特殊勝利とビートプランの両刀を搭載している
シールド・トリガーのインフレが続く現代デュエマにおいて、殴ることも安全に勝利することもできるというのは、それだけで差別化ポイントとなります。【ドリームメイト】などの環境デッキを見てもそれは明らかでしょう。
2.キルレンジが多様で、かつ、読みにくい
ここまで、速攻と長期戦について切り分けて触れてきましたが、それは別に0か100かじゃありません。コントロールプランの途中に《オービーメイカー⦆が着地するだけでリーサルは成立しますし、逆に序盤に《アジサイ⦆が絡んで上振れれば、早期にソリティアをすることだってできます。
メタクリーチャーによる遅延も相まって相手からすると、いつ「殺しに来るのか」非常に読みづらいデッキと言えます。
3.安定感のある基盤がベースである
《アジサイ⦆《ステージュラ⦆がそもそも令和スペックで、リソースをしっかりと伸ばしてくれるので継戦能力が非常に高いです。墓地まで触れるのは正直やりすぎ感があります。
そして、単色デッキかつ公開領域を広げやすいというのもポイントです。《サエポヨX⦆がマナ、《ステージュラ⦆がマナと墓地、《トレジャー・マップ⦆がデッキ、と好きな公開領域間でカードを動かすことができるため、非常に回しやすいです。
終わりに
以上、【緑単スノーフェアリー】でした。
イラストアド1000%な妖精たちを使って
マナと墓地と手札を自由に操り、
速攻も、ソリティアも、コンボもできる……。
一人回しもCSで使うのもとっても楽しい、沼のようなデッキです。スノーフェアリーは毎年何かしら新規が出ており、明らかに公式に推されている種族なので、今後の拡張性もばっちりですね。
気になった人はぜひとも組んでみてください。
協力:フェアリースノウ選手、スノーフェアリー愛好会
取材: sobo
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