【前回の記事】未来光 デッキ紹介【ミソのデッキ構築+】
どうも、ミソです。
定期連載も13本目ですね、とても演技の悪い数字です。
1本の記事を読むのに5分程度かかるとしたら、もう皆さんの時間を1時間以上奪っていることになりますね。
1時間あったら皆さんの人生がもっと豊かになっていたかもしれないと考えると胸が苦しくなります。
具体的には満員電車で押しつぶされた時ぐらいの苦しさです。
あっ 今満員電車ってワードは不謹慎ですね、すみません。
そんなこんなでタイトルにもある通り、今回は自分の遊戯王の思い出を断片的に語っていきます。思い出蔵出し記事です。
カードとそれにまつわる話、という形になりますが、もしかしたら書いているうちに話が逸れていくかもしれませんのでご容赦ください。
勉強になる話は一切ありません。これまたご容赦。
目次
小さい頃のやりくり
これは私が遊戯王を始めたきっかけの記事で話した通りですね。
カードは友達に貰って、その中でエースを探したり、デッキを強化したりしたものです。
中でもコスモクイーンは友達に貰ったカードなので、大事に使おうという気持ちがより一層強かったのか、かなりお気に入りでした。
少ないお小遣いでやりくりしてる子供のころだからこその記憶って感じですね。
トレードで自分のデッキを強化していくのは今の小学生とかも体験しているんでしょうか?
どうも自分が子供のころよりお小遣いレベルが上がっている気がしてるので、不自由なくカードを買えている可能性…さすがにないですかね。
今はストラクチャーデッキなどがしっかりと戦えるようになっているので、始める時の障壁なんかも少ないと思いますが、当時はそれこそ紙束状態のデッキを如何に強くするかの戦いでしたから、トレードなんかは狩猟に挑むハンターのような気分で行っていました。話盛りました。
早速話がずれましたが、コスモクイーンのような「最強に一歩届かないカード」が子供のころから好きだったんですよね。
コスモクイーンは攻撃力が2900。みんな大好き《青眼の白龍》には及ばない。
そういうところを自分でなんとかしてやろうって思わせるカード、いいですよね。
非の打ち所がないカードより「俺がなんとかしなきゃ(メンヘラ感)」って思わせてくれたらデッキを組みたくなるわけです。
その後は《リボルバードラゴン》《闇より出でし絶望》とエースは変わっていきます。詳しくは過去記事で。
お金はなかったけど、《ブラック・マジシャン》を使用していた友達への誕生日プレゼントで贈った《混沌の黒魔術師》は、対戦相手としてかなり強くてボコボコにされましたが、それ以上に友情のカードって感じがして好きになったカードでもあります。
自分が渡したカードを使ってくれるのって嬉しいですよね。
そんな思い出、皆さんにもありますでしょうか。
初めての鮫トレ
鮫トレという言葉、知っていますでしょうか。
鮫トレの鮫とは魚の鮫で、シャークです。シャークトレードの略であり、カード同士のレートを合わせないトレードで、どちらかが一方的に得をするものです。
獲物を狙うさまがシャークと呼ばれる所以ですかね、知らんけど。
少ないお小遣いでやりくりをしていましたから、当然手持ちのカードは少ない。
そんな中、近所の公園で、別の学校の上級生から「おっ お前いいカード持ってるじゃん。俺のと交換しようぜ」と持ち掛けられました。
因みに狙われたのは《援軍》です。当時としては罠でパンプ効果ですから、使えなくはないカード。
しかしカードプールを把握していない私は「持ってるカードを見せてくれ」と頼みました。
それを受けて上級生、今は持っていないのでまた来週この公園に来るとのこと。
続けて「明日使いたいから、来週のトレードの時まで貸してくれ」と言ってきました。
まぁ来週トレードされるカードだからいいか…と安易に渡してしまう私。
取り返しのつかないミス。
当然次週に上級生は来ませんでした。
聞いた話によると、その上級生はかなりのワルで各地でカード狩りをしていたらしいです。グールズかな?
こうやって私の純真無垢なソウルジェムがまた濁っていくのでありました。めでたしめでたし。
過去の買い物で一番高かったカード
そんなお小遣いが少ない子供時代を抜けて、自分でお金を稼げるようになった後、買ったカードの中で何が一番高かったのか。
それは
《重機王ドボク・ザーク》
【 エクシーズモンスター 】
ランク 5 / 地 / 機械族 / 攻3200 / 守2000
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。この効果で墓地へ送ったカードの中にモンスターカードがあった場合、その数まで相手フィールド上のカードを破壊する。
そう、《重機王ドボク・ザーク》の米版スーパーです。
《重機王ドボク・ザーク》のスーパーレアはYCS2012の上位賞として配られたカードです。
《重機王ドボク・ザーク》のイラストは本当にかっこよくてマジエモいぴえんって感じなので、店頭で見た瞬間買うことを決意したものです。
しかし金額は16,000円。
今となっては20thシクやら限定プロモやらがとんでもなく高騰しているので16,000円って聞いても( ´_ゝ`)フーンって感じかもしれませんが、当時のカードプールで16,000円となるとおっかなびっくりな価格だったわけです。
当時は英語版が使用可能だったので、手持ちのデッキはほとんどが米版で作っていましたから、エクストラデッキも当然米版で統一を目指していました。
しかしながら《重機王ドボク・ザーク》は米版だと当時大会商品でしか収録がされていなかったので、 使用するにはこの16,000円というハードルを超えなければなりませんでした。
でも買いました。
そしてTwitterや動画で16,000円分の自慢をして、元を取りました。
因みに次点で高かったカードは韓国版の《外神ナイアルラ》のシークレット12,000円、《EMペンデュラム・マジシャン》の米版シークレット9,000円、《氷結界の龍トリシューラ》の米版DTウルパラ9,000円(1万円だったかな…?)でした。
日版で買った高いカードは全然思いつかないですね。
基本的にパックを剥いてたり、事前に集めていたりするので、「高額カード買わなきゃ!」みたいな状況になってないからでしょうか。
遊戯王はなんだかんだでカードが安いから助かります。
過去の買い物で一番敗北感を感じたカード
逆に、高くついたカードは一体なんなのか。
これはもう悲惨な記憶として心に刻まれているのですが、《ジュラック・メテオ》です。
《ジュラック・メテオ》
【
シンクロモンスター
】
星
10
/
炎
/
恐竜族
/
攻2800
/
守2000
「ジュラック」と名のついたチューナー+チューナー以外の炎属性モンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上に存在するカードを全て破壊する。その後、自分の墓地からチューナー1体を特殊召喚する事ができる。
え?《ジュラック・メテオ》ってそんな高いカードだっけ?と思ってる方、正解です。そう、《ジュラック・メテオ》というカードは遊戯王の歴史の中で一回も高騰しておりません。
そんな《ジュラック・メテオ》はDUEL TARMINALの第7弾、-ジェネクスの進撃!!-という今思い返すと「一体ジェネクスがいつ進撃したんだ」と思わざるを得ない弾で出ました。
《ジュラック・メテオ》の他には魔轟神獣らが初登場。《ナチュル・ランドオルス》や《ドラグニティナイト-トライデント》らが登場した弾です。ジェネクス?知らん。
そんな中、超豪快な効果を持つ《ジュラック・メテオ》が欲しくてたまらない私は、財布を握りしめて近所のおもちゃ売り場に向かったわけです。
DUEL TARMINALは100円玉を入れたらカードが1枚もらえて、ついでにゲームが出来てしまう画期的(曇り顔)な商品だったのですが、 基本的にはカードショップかおもちゃ売り場にあるものなので子供の視線に耐えながら回さなければなりません。
そんな中、《ジュラック・メテオ》が出るまで回す。
っていうかシングル買いした方が圧倒的に安いんだがやっぱり自分で出したい。
回す。
回す。
まわす。
まわ・・・。
出ない。
1万円を突破しても出ない。
回す。
回す。
まわす。
まわ・・・。
出た。12,000円で。
《ジュラック・メテオ》を手に入れるために12,000円を払った男。
しかもトップレアの《魔轟神獣ケルベラル》も一枚、なんなんだ。
私は死んだ。スイーツ(笑)
一番ハマったカード
遊戯王史上一番ハマったカードは何なのか。
一番使用したカードは《死者蘇生》などの汎用カードかもしれませんが、デッキ構築をしている上でハマってしまった、入れてしまったカードは《ブラック・ガーデン》です。
《ブラック・ガーデン》
【
フィールド魔法
】
「ブラック・ガーデン」の効果以外の方法でモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターの攻撃力を半分にし、そのモンスターのコントローラーから見て相手フィールド上に「ローズ・トークン」(植物族・闇・星2・攻/守800)1体を攻撃表示で特殊召喚する。自分はこのカードとフィールド上に表側表示で存在する全ての植物族モンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の合計と同じ攻撃力のモンスター1体を自分の墓地から選択して特殊召喚する事ができる。
この《ブラック・ガーデン》というカード、当時のカードプールで蘇生カードと言えば制限の《死者蘇生》か《リビングデッドの呼び声》、限定されたところでいうと《リミット・リバース》など限られている中、ひっそりと登場したカードでありました。
出た当初は見向きもされていないようなカードだったと記憶しています。
話題になったのは《邪神ドレットルート》と《ブラック・ガーデン》を合わせたらエライことになるだとか、《世界樹》のカウンターがどうだとか、その程度だったのですが、当時ニコニコ動画で投稿されていたデュエル動画で《ブラック・ガーデン》を非常にうまく使用している動画がありました。段ボールの上でデュエルするような動画なので名前は伏せます。
そこでは《音響戦士ベーシス》や攻撃力増減カードなどを巧みに使用し、《ブラック・ガーデン》を自在に操り、墓地からお目当てのモンスターを蘇生するプレイヤーの姿が。
こんな画期的なカードが出ていたのかと急いで集め、すぐさまデッキを考えました。
遊戯王のデッキにおけるコンボ性をさらに深くしてくれるカードで、カードとカードのつながりをより考えるきっかけを与えてくれたと今では思っています。
しかしながらこの《ブラック・ガーデン》、ハマりすぎてそれなしではデッキを組めなくなり、他の展開ルートにも《ブラック・ガーデン》を無駄に混ぜてしまう始末。
また、無理に植物を入れたり種族変更カードを入れたりとデッキ構築において邪魔になることが多々ありました。
なので一大決心をして《ブラック・ガーデン》を使用するのはやめよう!と心に決めたものの、《ブラック・ガーデン》の毒はすでに体内に回っており、極度のスランプに陥りました。
皆さんも一枚のカードに固執することはあると思いますが、やはり色々なカードに触れていた方が最終的には実力がつきますので、視野を広げてください。
私のように失敗しないことを祈ります。
なんだかとりとめのない記事になりましたが、また思い出したら②を書きます。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ
【前回の記事】未来光 デッキ紹介【ミソのデッキ構築+】
【次回の記事】ミソの定期連載その14 ~エラッタされたカード達~