チーム戦カバレージ、正解なさすぎ問題
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。来ますね、超CS横浜。
例によって私もカバレージで参加します。新環境の一発目の大型イベントということで、どんな結果になるか今からワクワクですね。
……それはそれとして、生放送を前日にやるのは勘弁してほしいですね。放送中、完全に新幹線の中じゃねえか！
というわけで、新情報まとめは生放送中にちゃんとPCの前で視聴できるボルスズに一任されることになりそうです。頼んだぞ。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《 龍后人形メアリー・ジェニー 》
【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / ドラゴンの花嫁 / 文明 水/闇 / パワー6000 / コスト5
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■自分のデスパペット・クリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、コスト4以下のデスパペットを1つ、自分の墓地から出してもよい。
■自分のデスパペットが離れた時、カードを1枚引いてもよい。その後、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
というわけで、今回のテーマは《 龍后人形メアリー・ジェニー 》。
ドラゴンの花嫁の一角にして、それは事実上「操っている誰か」との結婚なのでは……とささやかれている一枚ですね。
今回はそんな彼女を活かして、ついに構築可能になった【デスパペット】としてのデッキを組んでいこうと思います。
さて。新パックで【デスパペット】というデッキを組もうとした人なら、絶対にブチ当たったであろう悩みがありますね。
このデッキ、種族内にまともなフィニッシャーがいないんですよ。いや、《 冥土人形アズレア・デビルモモ 》がまともじゃないのかと言われたらアレなんですが……。
新規カードたちのおかげでとにかくハンデスもできるし数も並ぶんですが、打点形成となると途端にしょんぼりしてしまうのが彼女らの弱点。いくら《 冥土人形ウォカンナ・ピエール 》が加入したとはいえ、単独でのループはまだまだハードルが高いですからね。
そんなわけでこの枠は《 DARK MATERIAL COMPLEX 》とかが最優先になると思うんですが、フィニッシャー枠って探したらまだまだあると思うんですよね。
せっかくなので、このデッキならではのフィニッシャー……もとい、ドラゴンに代わる「花婿」を探してみましょうか。いやまあ実運用的にラフルル・ラブが花婿になって子孫が断絶するならそれでいいんだけど……。
まず考えるべきは、このデッキにどんなタイプのフィニッシャーが求められているか。
もともと妨害の末に小型の頭数を並べるタイプのデッキなので、殴って勝つ場合はある程度の打点補強が必要になりそう……というのがまず第一。また、ある程度の受け札耐性として、ロックとまではいかずともピン除去やG・ストライクで止まらないことも重要です。
そのうえで、明確に未踏の領域に踏み出せるほど誰も使おうとしない隠れたフィニッシャー……。そんなカード、あるんでしょうか？とりあえず、カード検索を……。
誰だお前！？
そう。この《 ジャババ・ハット 》は並んだ闇の生物の上に次々と進化して食べることで、小粒をことごとく2打点に変えることができるのです。
おまけに攻撃後に破壊&自身の効果で蘇生するという一手間が挟まることで、G・ストライクや破壊系除去トリガーには無類の強さを誇ります！
あとは触れられにくいタマシードを追加の進化元にしておけば、思わぬ角度から痛烈な打点を用意できること間違いなし！これは間違いなく花婿！
というわけで、完成したデッキがこちらです。
別に花婿じゃありませんでした。
《 邪杯と魔術の決断 》を活用したタマシード軸【デスパペット】自体はそこまで悪くないと思うんですが、なんかあまりにもコレジャナイ感というかコレジャナクテモイイ感が……。
また、「離れた時」の段階ではデスパペットは進化元として効果が無視されているので、《 龍后人形メアリー・ジェニー 》の効果が誘発しないのも悩みどころですね。
あと何より、「花婿がメイドを食う」概念はさすがに人としてどうかと思いました。いろんな意味でものすごく人聞きが悪いうえ、物理的に食ってますからね。
もうちょっとちゃんと《 ジャババ・ハット 》を運用するなら、デスパペットをやめて普通に闇のタマシードを並べるようなデッキでやるのは手かもしれません。
そっちなら《 テラ・スザーク ＜ロマノフ.Star＞ 》とかも採用できますし、そういうデッキのサブフィニッシャーに据えてやるぶんにはちゃんと期待した仕事をしてくれるんじゃないでしょうか。
しっかり並べる手段と出す手段さえ確保すれば、【青単タマシード】における《 神ナル機カイ「亜堕無」 》みたいな活躍も不可能ではない……と、わりと大真面目に思ってますよ。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《 ジャババ・ハット 》《 龍后人形メアリー・ジェニー 》での検索結果は……！
『未踏』、達成……！
えーと。この連載を7か月ほど続けてやっとわかってきたんですが、最初から『未踏の地を目指してデッキを組む』ことを目的としてちゃダメなのでは？という気分になってきました。
『未踏』は目的にするのではなくて、いいデッキを作る過程で勝手に手に入るのが理想ですからね。連載の目的が揺るぎ始めてきましたが、それでもまだまだやっていこうと思います。
概念としての「卒業」（映画）
というわけで、夢を見ていました。
デッキについてはたいがい語り尽くしたんですが、《 ジャババ・ハット 》についてほかに言っておくこととしては……。
《 警護するソリッド・ホーン 》は、このカードの進化元として墓地に置かれても効果は誘発しません。
いやその、「《 ジュースダス・タンク 》も合わせて無限攻撃！」みたいなことを考えたご注文がたまにあるんですが、この手の効果はちゃんとクリーチャーとして破壊されないと効果が発揮されないという裁定が下りてるんですよね。
類似効果のなかでこれだけテキスト変更された再録版がないので、間違えないようにしてくださいね。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。
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