英和辞書にもそう書いてある
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ、軽くなりましたね、ガチまとめ。
これまで弊サイトを特に重いと思ってこなかった鈍感マンの自分でも、その差に驚くほどです。ボルスズと開発担当がめちゃくちゃ頑張ったらしいですよ。
わりとマジで「ボルスズ働きすぎなんじゃないか」と思うこともありますが……とりあえずやりすぎて体調を崩さないようにね。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《竜社長 ゴルファウンデーション》
【 G-NEOクリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 光/水/自然 / パワー8500 / コスト6
■G-NEO進化 ：光、水、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚まで引く。
■このクリーチャーが攻撃する時、光と水と自然の、コスト5以下のクリーチャーを最大1体ずつ、自分の手札から出してもよい。
というわけで、今回のテーマは《竜社長 ゴルファウンデーション》。
ウィン篇世界5文明のうち、胡乱なところ全部を吸収して財団を作ったやつですね。ゴルフとハイクで忘れがちだけど、一般的には金の力で動くメカもリート言語の忍者も充分胡乱です。
今回はこのカードを活かして、なんとかデッキを回転……もとい解天させる夢を見ていきましょう。
とりあえず正攻法でこのカードを使うなら、おそらく狙うべきは「このカードをマナカーブの頂点にしたうえで」「2→4→6の動きで4ターン目に送り込む」パターン。現代デュエマのスピード感を鑑みるに、概ねこれくらいのターンには出していきたいですね。
とはいえこれではちょっと悠長すぎるきらいもありますので、3ターン目に《 竜社長 ゴルファウンデーション 》を送り込む上振れパターン……要するに《 Disカルセ・ドニー 》→《 魔光神官ルドルフ・アルカディア 》や《 グラスパー ＜チェインレック.Star＞ 》で展開するようなギミックも組み込んでみましょう。
ちょうどこれらのカードは《 竜社長 ゴルファウンデーション 》から射出して踏み倒しコンボを続けるのにも最適。4色になる文明問題がちょっと怖いんですが、せっかく進化サポートを使うんだから進化元と進化先を兼ねられてデッキと好相性な多色NEO進化を軸にして考えていきましょうか。
さて。普通に組むとおそらく光と自然の割合が高くなりそうですので、サブカラーである闇と水のカードでデッキと合いそうなカードを探していきましょう。
まずは闇文明のマナになりつつメインカラーにひっかかるカードがが必要になるので、ここらへんには進化全般と好相性な《 神羅ケンジ・キングダム 》を採用。NEO進化軸なら進化元に困りませんし、見えてない角度から踏み倒しが決まってくれそうな気配もあります。
で、問題は水文明のカード。「《 竜社長 ゴルファウンデーション 》から出るコスト5以下かつ、デッキと絡みやすい水文明含む多色のNEO進化獣」ってなんかいたかな……。でも「邪神vs邪神」の多色NEO進化獣って確かゴルファウンデーションと《 名俳句楽 Drache der'Zen 》しかいなかった気が……。
財団関係ないところにいました。
なぜかNEO進化獣であるところの《 百景妖精アセビ＝アンドロメダ＝クシナダ 》は、非常に広い進化元と進化幅を持ちつつも自身の効果でドローと展開をこなしてくれるお得な一枚。おまけにジャストダイバーまで持っています。
実質的にスノーフェアリー専用カードと見せかけて、下の基盤を奇跡妖精サイクルにしたり、おあつらえ向きなNEO進化獣の《 笑栄の妖精 》とかを用意することで、染め切らない構築でもちゃんと活躍してくれるんですよね。
彼女らスノーフェアリーの力を借りれば、きっとデッキは形になるはず！
というわけで、完成したデッキがこちらです。
形になりませんでした。
確かにけっこう連鎖はしてくれるんですが、マナ置きとハンドキープが難しいこと難しいこと。どのルートを通るかで毎度展開順が変わるわりに、決定力が高いわけでもない……という典型的な失敗デッキになってしまいました。
とはいえこの過程で見つけた《～蒸動砲台～》と《咎十字YUNAGI-10》の使用感はかなり気に入っています。
どちらも盤面処理役として十分な性能を持つのに加え、前者はこのデッキのほぼ全ての踏み倒しから出せる水文明NEO進化枠として、後者はマナを伸ばせるスノーフェアリーでありながら並んだ仲間の打点を強化するサポーターとしていぶし銀の活躍を見せてくれました。まあ《ヨビニオン・マルル》でいいって言われたらそりゃそうなんだけど……。
あ、そうそう。一応《 グラスパー ＜チェインレック.Star＞ 》から《 超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン 》に繋いだりもできるんですが……まあこれ絶対事故り散らかすからやめた方がいいです。
ちなみに、素直に《 百景妖精アセビ＝アンドロメダ＝クシナダ 》《 竜社長 ゴルファウンデーション 》ラインを活かすなら、こういうパターンもあります。なんなら、1分くらいで組んだこっちの構築のほうが多分強いです。
忘れられがちなんですが、この企画の大半は「時間と手間をかけて既存のものの劣化版を作る」ことでできています。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《竜社長 ゴルファウンデーション》《 Disカルセ・ドニー 》《 百景妖精アセビ＝アンドロメダ＝クシナダ 》での検索結果は……！
『未踏』、失敗……！
先行研究では、多色カードをふんだんに使ったうえで《 太陽の精霊龍 ルルフェンズ 》《～邪眼帝～》とかも絡めてひたすらコスト5と6を往復させるタイプの構築でした。
《 百景妖精アセビ＝アンドロメダ＝クシナダ 》はほぼマナ基盤兼NEO進化による打点として運用されてた形ですね。
また、《 百景妖精アセビ＝アンドロメダ＝クシナダ 》に頼らないタイプの類似研究ではさらに近い構築が存在し、そちらでは《竜社長 ゴルファウンデーション》を踏み倒し前提にして水文明を極力排し、《グーゴル ＜XENOM.Star＞》などの優秀な闇の進化獣を用意する形でした。
《竜社長 ゴルファウンデーション》→5コストの進化獣踏み倒し持ち→6コスト進化獣……という動きにはなかなか未来がありそうですね。
新ギミックの賞味期限って半年なのかも
というわけで、夢を見ていました。
この記事では必死こいて光/水/自然のNEO進化を追い求めてきたんですが……実は次のパックで《観覧！ホールインランド・ヘラクレス》が出ると手札もマナもめちゃくちゃシンプルに解決するんですよね。
なんならフェアリー軸のほうも《一音の妖精》とか出ますし。
このデッキを組んで感じた結論は……「新パックのテーマをやる時は、素直にその半期の後半パックを待ってからやったほうが予後がいい」ですかね……。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。
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