ダブルクロス!
それはもう先週使ったから
ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
最後まで、ごゆっくりお楽しみください
前回の答え合わせ
ダブルクロス!
あーはいはい、前回は名称指定の話だったね
問題はこれだったね
「1種類のカードでしか参照されていない名称カテゴリはどれ?」
- 大和
- ロマノフ
- プリン
- 聖霊王
ちょっと趣向を変えて、順番に検証してみようか
お?
《大和》を参照するカードは《戦極無双》《竜装 センゴク・トッパアーマー》
無職のおじさんめっちゃ楽しそうじゃん
勝利父ちゃんをムショジって言うな!
《ロマノフ》を参照するカードは《超神羅ロマノフカイザー・NEX》と《邪眼獣ヤミノディヴィジョン》。
勝舞くんとザキラ様の友情のカードみたいになってるけどそんな場面あったの?
ない
???
《プリン》を参照するカードは《決着のリュウセイ・ジ・エンド》《炎龍王子カイザー・プリンス》。
ということは正解は4. 聖霊王か!
そう!《神聖の精霊アルカ・キッド》でしか参照されてないよ
人気ありそうなテーマなのにちょっと意外だね
エンジェル・コマンドとか「光の進化クリーチャー」とか、もうちょっと幅広い形で参照できるカテゴリだしね
あー
ていうかこいつ《アルカディアス》じゃなく《聖霊王》指定なんだね
《聖霊王アルファディオス》達に対応できるようにデザインされたと思うんだけど、結果として《アルカディアス・モモキング》や《聖隷王ガガ・アルカディアス》が割を食ってるのが名称指定の難しさだね
そうか、《大和》や《ロマノフ》はスター進化でも参照できるのか
《テラ・スザーク<ロマノフ.Star>》は執筆時点で未発売!ぜひ発売日当日にカーナベルで購入してね!
雑なダイマ!
ダブルクロス体操・第2
ダブルクロス!
あ、そうそうそれ
ダブルクロス?
聞き返してるの?そういう鳴き声の生き物なの?
名称指定とダブルクロスの話、私もちょっと調べてみたんだよ
えらい、学びの心
なんか《XX》、サイキック・クリーチャー関連が多いよね?
これは単純に、サイキック・クリーチャー推しと《XX》推しがたまたま同時期だっただけだと思うけどね
いやほら、サイキック・クリーチャー……というか両面カードは語りたいなーと
?
「デュエマでヒットして、マジック:ザ・ギャザリングに逆輸入されて向こうでもヒットしたギミック」の代表じゃん、両面カード
たしかに!
《時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン》
【 サイキック・クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
相手のターン中、相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、自分のサイキック・クリーチャーが手札に戻される時、そのクリーチャーは手札に戻されるかわりにバトルゾーンにとどまる。
覚醒-自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分のパワー6000以上のクリーチャーがあれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
【覚醒後】
カード名:巨人の覚醒者セツダン
カードの種類:サイキック・クリーチャー
文明:自然
種族:ジャイアント
パワー:5000+
コスト:7マナ
マナ:-
パワーアタッカー+2000(攻撃中、このクリーチャーのパワーは+2000される)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、自分のサイキック・クリーチャーが手札に戻される時、手札に戻されるかわりにバトルゾーンにとどまる。
取り回しの良いサイキック・クリーチャーとして、同期の《時空の探検家ジョン》《時空の踊り子マティーニ》《時空の英雄アンタッチャブル》とともに長く愛された1枚だね
……まぁ、今回は両面カードの一例としてご登場願ったわけですが……
活躍についてはまたの機会に詳しくやりたいね
見ててください、俺の
そもそも「変身」をカードで表すのって難しいわけだよね
物理的に1枚の印刷物だからね
デュエマだとシールの下からカードが出てくるやつもあったけど、あれはゲーム内で変身するわけじゃないしね
そりゃ毎試合、剥がしたシールをキレイに戻すようなカードゲームやりたくないしね……
この「変身」、開発チームはいろいろ模索してたみたいでさ
進化とか《転生プログラム》とかではなく、あくまで1枚のカードが姿を変えるってことよね
そうそう
広義ではクラッチ能力とかも「ピンチのパワーアップ形態」とは言えるだろうけど、変身してる感はないよなあ
《ガザリアス・ドラゴン》を押し付けられた勝舞くんの話はやめろ!
マジック:ザ・ギャザリングの方でもいろんな形で変身が試されてて、その中の一つに『反転カード』があったんだよね
上下をひっくり返して変身するやつだね
このへん、私は生まれたか生まれてないかくらいの時期だからそんなに詳しくないんだけど
おじさんはもう成人してた気がします
ただ、この反転ギミック、めちゃくちゃ問題があったのは間違いなくて
ほいほい
特大の問題点が「タップすると上下どっち向きだったのか分かんなくなる」
「え~?やだなー強い方になってたじゃーん」ってすっとぼけるイカサマができるわけだね
そんな露骨なサマに引っかかる人は記憶を司る機能に欠陥があると思うけど……
ひどい
他の問題点として「テキスト欄がめちゃくちゃ狭い」
しかも反転する条件である程度のテキストが埋まっちゃうから、複雑な効果は付けられないもんね
変わった条件で反転させる、みたいなやつも書ききれなさそう
そうなるとカードとしてのバリエーションが出せないわけか
あと「イラストが限られる」ってのも挙げておきたい
反転前と反転後、半分ずつを描いた絵じゃないとダメだもんね
そう、クリーチャーを大きくバーンと描いたり、奥行きある背景を描いたり、ができないんだよ
そこで生まれたアイディアが両面カード、と
厳密に言うと、
「狼男のカードを作ろうと思った」
→「反転カードじゃダメそう」
→「デュエマに両面カードあるじゃん!アレうちでもやろうぜ!」
みたいな流れみたいね
狼男の場合は、昼夜で人間⇔狼の変化を繰り返すから、変化が分かりやすい方がいいしね
Every two sides has a story
ただこれ、マジックの方だともう一苦労あったみたいだよ
なんかあったんだっけ?
デュエマのサイキック・クリーチャーは超次元ゾーンから出すじゃない
そうね
マジックでも当初は「呪文を使ってゲーム外から両面クリーチャーを出す」でデザインしてたんだけど
デュエマでいうと「超次元呪文とサイキック・クリーチャーが同じパックに入ってないことがある」→「そんなん絶対買いたくないでしょ」でボツになったらしいのよ
あー、そんな話あったね
ただこれ、マジックだと《超次元キル・ホール》から《時空の喧嘩屋キル》しか出せない、みたいなデザインを意図してたから失敗したんじゃないっけ?
あっそうかも、そりゃそう
ともあれ、マジックの方の両面カードは「不透明スリーブでデッキに直接組み込む」形に落ち着きましたとさ、ってお話
スリーブないとき用のチェックカードも作られてたよね
……という今回のお話を公式開発者が述べてる記事はこちら
ここで例示されてるのが《時空の喧嘩屋キル》だったのよね
だから大して触れてないのに今回のカードだったわけね
ともあれ、所変われば品変わるというか、ひとくちに逆輸入って言ってもすんなり移植できないもんだね、というお話ですな
……
宿題!!!
おっきた
「両面カードを使ったギミックのうち、デュエマが先でMTGに逆輸入されたものはどれ?」
- フォートレス(横向きカード)
- 龍解(武器がクリーチャーに)
- 覚醒リンク(裏返して合体)
- 金属カード(材質が違う)
一応「2022年6月時点で」って言っておかないとダメなやつだね
そうね、このあと輸入されることもあるかもしれないし
ただこれ、予備知識なくても絞り込めるんじゃない?
あっバレた
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね!
今回の宿題、「 両面カードを使ったギミックのうち、デュエマが先でMTGに逆輸入されたものはどれ? 」
- フォートレス(横向きカード)
- 龍解(武器がクリーチャーに)
- 覚醒リンク(裏返して合体)
- 金属カード(材質が違う)
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新!土曜の夜は、一緒にデュべろう!
変身の話ばっかりで触れ損ねてたけど、巨大化とか成長とかのイメージだと小道具使う例も多いよね、マジックは
成長、ねえ……
来週土曜につづく!