このデッキはこんな人にオススメ! |
・ドローしながらビートする動きが大好き! ・評価が低いカードでもきちんとデッキを選べば活躍できるはずと信じている ・がんばれと言われなくてもがんばってる |
みなさんこんにちは!自分の記事をご覧になったことがある方はお久しぶりです!
【格安デュエマ研究所】、研究員のH宮田です!
デュエマに存在する数多のカードたち。
みんなが大好きな高いカード以外にも、まだ見ぬ安くて面白いカードたちはたくさんあるはず!
そんなカードたちを使った格安デッキを紹介する本企画『格安デュエマ研究所』!
前カイ、村民まんじゅうさんの【超!爆転サーキュラー】からバトンを受け取り第179カイ!となる今回。(ここまでテンプレ)
今回の主役は王道篇第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」発売前後からなにかと話題になった《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》!
自己軽減による早期召喚にくわえ、味方全体にシールドブレイク時のドロー効果を与えるスピードアタッカーのドラゴン……と強力な効果を持っていますが、自己軽減効果を使うと任意で相手がシールドを2枚追加できてしまう、というそれに見合った強力なデメリットを持ってしまったことで低い評価を受けてしまっているクリーチャー。
よく比較されているのがシールド追加枚数が少なく、登場時効果でドローを行える《聖霊龍騎サンブレード・NEX》や登場時バトルとバトル勝利時ドローを併せ持つ《偽りの希望 鬼丸「終斗」》など。確かにすでに実績を持つそれら強カード達と比べるとまるでレイダーががんばってないみたいじゃんと言われてしまいそうなテキストに感じられます。
しかしそれらは革命チェンジ運用を前提とした採用も多いカード。盤面に残ることでドロー効果を複数回狙うこのカードはコスト5以上のドラゴンであることに固執しせず、革命チェンジ運用しなければきちんと差別化して強みを活かせるはず!
……しかしそうすると強力な革命チェンジドラゴンなどを使わずにデッキを組んであげないといけません。うーん……《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》とサポートカードを共有できて、ドローカードもすぐ使えるような相性のいいデッキなんてあるんだろうか……(弱気)
ヘイ ブラザー!
ギブ・アップかい?
6コスト軽減サイクルを共有できて、ブレイクで手に入った手札を即座に盤面に追加できる……キリフダッシュ……!
➔きりふだ!
さらばっ!
目次
【はじめに】がんばれライター
茶番も終わったところで本企画のルール説明を!
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめの豪華ライター陣が持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画になります。
低予算デッキといってもどれくらいの金額を「低予算」とするのかは人によりますが、本企画では第一回格安デュエマ研究所を参考に「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準が採用されています。
この記事におけるシングル価格は、前回同様執筆(2024/10/18)時点のカーナベル通販価格における最も安いバージョンの状態A(最高品)を参考にしています。
状態にこだわらなければさらにお安く構築も可能!?
そしてもちろん忘れちゃいけないのは「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」ということ!
安い!強い!面白い!ドキドキワクワクするデッキを今回も紹介するぞ!
それではさっそく、今回のデッキコンセプトからいってみましょう!
【今回のデッキコンセプト】新構築襲名!
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を活躍させるデッキを作りたい―――そんな考えから始まった今回の構築、茶番の通り就職先として最適と考えたのは【赤緑キリフダッシュ】!
同期の《ロック・ポロン》《緑狩の爪》によって軽減された《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》がキリフダッシュ持ちを引き込み、そちらにも軽減を乗せてドンドン射出!たくさん引いてたくさん使う、楽しいビートダウンに仕上がっています!
「カードとしてのコストは6以上だが、自身の効果でそれ以下のコストでプレイできる」のでサポートを共有でき、「ブレイク時にドローした後、攻撃後のタイミングで引いたカードをそのままプレイできる」ため……6コスト以上のキリフダッシュ持ちは《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》と相性抜群!
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》が決して侮られるカードではないことを、このデッキで証明してやりましょう!
ただ今回の構築で苦労したのは、思ったより《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》の値段が上がってたことなんだけど……
お前が一番侮ってるだろ!!!
【デッキレシピ】~四千九百八十兵衛のかくやす卍固め~
このデッキの価格は4980円!(2024/10/18時点)
今回も状態Aの美品がほぼないカードが含まれてたりするので、実際にカーナベルで注文するともっとお手頃価格で組めるかも?
最新弾である「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」をガッツリ購入している方は《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》《ロック・ポロン》《緑狩の爪》はすでにお持ちのストレージから用意することで、さらにお安く構築可能!
ここからは採用カードを大まかにキーカードとそれ以外に分け、それぞれのデッキでの役割を解説していきます。今回もキャプション芸は一旦封印
【個別カード解説】~いれた格安カード~
キーカード
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
■このクリーチャーを、[火(4)]を支払って召喚してもよい。そうしたら、このクリーチャーが出た時、相手は自分の山札の上から2枚をシールド化してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーがシールドをブレイクした時、カードを1枚引いてもよい。
270円
茶番・コンセプトでもご紹介した今回の主役!このデッキではキリフダッシュをささえるドローエンジンとして活躍する1枚です。
6コストながら自身の効果で4コストで召喚可能、それはつまり6コスト以上軽減サイクルと合わせると3コストで召喚可能ということ!後述するマナアンタップ手段と組み合わせると自身をプレイしたターンでもキリフダッシュを狙う動きが可能になり、連続ドロー・連続展開をバシバシと決めることができて爽快!
また、そういったコンボパーツが揃わない状況でも自身のW・ブレイクと軽減サイクルのブレイクで無理やり3ドローする動きができることは覚えておきましょう。「手札が悪くて動けない……」という状況を打破するため、リスクを背負ってブレイクする覚悟も重要ですよ!
「疾駆」竜だし、ア「ッシュ」・レイダーだし、公式もこの使い方を想定していた……?(過言)
《OH!ワンダフル》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンのカードを3枚までアンタップする。
50円
《燃えろ!アポロソくん》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー5000 / コスト5
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクしてもよい。このようにしてシールドをブレイクしたら、自分のマナゾーンのカードを6枚までアンタップする。
140円
攻撃するタイミングにマナアンタップを可能とする、キリフダッシュサポート能力を持ったチーム切札の面々。このデッキでは、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》をフルに活用するためのピースとして大活躍!
《OH!ワンダフル》は《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を召喚する前ターンに着地させることで、使ったマナをアンタップしつつブレイク、ブレイク時ドローで引き込んだチーム切札をキリフダッシュで一気に展開するこのデッキのメインルートを担う1枚!単体でも連続キリフダッシュを狙えるため、こちらはフル投入。
《燃えろ!アポロソくん》はマッハファイターで相手クリーチャーを処理しつつ、セルフブレイクによりブレイク時ドローと合わせ2ドローしつつキリフダッシュを狙いましょう!《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》のドロー効果は相手のシールドと指定されていないことを活かしたコンボになります。
相手ブロッカーを無視してキリフダッシュを狙えるなど便利な1枚ではあるのですが、コスト帯を考えると単体のカードパワーを考慮して2枚採用に抑えています。より連続キリフダッシュを極めたい方は枚数を増やしたり、《イカロソくん》も追加してみてもいいかも?
《ロック・ポロン》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーは攻撃されない。
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
150円
《緑狩の爪》
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーに「マッハファイター」を与える。(「マッハファイター」を持つクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
70円
コスト6以上のカードをプレイする際にコスト軽減し、さらにコスト6以上の味方クリーチャー登場時に追加のボーナスを発揮させる超優秀サイクル!このデッキではデッキカラーに合う2種をフル採用しています。
テキスト上でも強制バトルとマッハファイターの付与と両者ともに盤面を処理する方向で一致しており、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》及びキリフダッシュで相手の初動クリーチャーを踏み潰す動きをデッキ全体で安定して行えるようにしてくれるのが最大の強み!
キリフダッシュ
《飴の女王 スイート》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / スペシャルズ / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト6
■キリフダッシュ [fn03] (自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[fn03]支払って召喚してもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、そのカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべて破壊する。
50円
ここからキリフダッシュ持ちのチーム切札たちをご紹介、まずはなかなか珍しいチョイスかもしれない《飴の女王 スイート》から。登場時にマナブーストをしつつ運が良ければ対象を取らない除去を飛ばし、自身はそこそこのサイズのW・ブレイカーとして場に残ってくれるスペシャルズです。
このデッキでは6コスト以上軽減サイクルから繋げるため実質2コストでキリフダッシュ可能……つまりサイズが大きくなり運次第で除去も飛ばせる《モモダチ モンキッド》として運用することに。《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》のデメリットで相手シールドが追加されるため、このデッキではW・ブレイカー持ちが低コストで出てくることにきちんと意味があります!
パワー6000であることも相手の初動クリーチャーを踏み潰すことに一役買い、《緑狩の爪》から繋げた場合はマッハファイターでもう一度マナブースト効果を発揮するお得な動きも!《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》が引けていない場合でも単体でマナを伸ばし、確実に大型キリフダッシュへ繋げてくれることでしょう。
《オーシャン・ズーラシマ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー10000 / コスト7
■キリフダッシュ [fn05](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn05]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべてマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
190円
続いては《オーシャン・ズーラシマ》!登場時に手札をすべてマナゾーンに叩き込み3ドロー、自身がスピードアタッカーであることでさらにキリフダッシュを狙う連続キリフダッシュ戦略を担う1枚です。
このデッキでは《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》の軽減召喚からマナカーブがつながり、そちらでW・ブレイクし増えた手札をそのままマナゾーンに叩き込む動きが強力!3ドローに加え自身のW・ブレイクで追加の2ドロー、ここまで引けば追加のキリフダッシュも簡単に確保可能!
《OH!ワンダフル》《燃えろ!アポロソくん》のアンタップと組み合わせて一気にリーサルを狙うコンボも見逃せないですね!
《勝熱英雄 モモキング》
【 クリーチャー 】
種族 ヒーロー・ドラゴン / ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー12000 / コスト8
■キリフダッシュ [fn06](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn06] 支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
260円
そしてキリフダッシュといえば!数々のデュエリストがお世話になった超強力フィニッシャー、《勝熱英雄 モモキング》!堂々推参!攻撃後にアンタップする効果で合計6打点を叩き出せるこのカードがあれば《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》のデメリットごと相手を殴り飛ばすことが可能なため、構築を考える上でまっさきにフル投入されたカードでした。
その強さはもはや説明不要!奇しくも単色の強力なS・トリガーや「逆転撃」が実装されたことで多色カードでしか選ばれない限定的アンタッチャブルが刺さる場面が多くなり復権しているタイミングなので、フィニッシャーとしての信頼度が登場当時ぶりに上がっている……かも!?
《ロビンソン・ジャングルーソ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー7000 / コスト6
■キリフダッシュ [ff04](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[ff04]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップし、相手のシールドを1つブレイクする。
50円
バトルに勝った時アンタップしつつ相手のシールドをブレイクする、これまたちょっとマイナーな部類のチーム切札。このデッキでは6コスト以上軽減サイクルの追加効果でバトルしやすく、かつブレイク効果は《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》と合わせてドローを狙えるためいぶし銀な活躍を見せる1枚です。
軽減込みで3コストにはなるのですが3ターン目にキリフダッシュした場合の旨味が少々少なく、中盤~後半の押し込みに使うカードのため採用枚数は抑えて2枚になっています。
《ツルーマン将軍》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー5000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■キリフダッシュ [ff03](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[ff03]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
50円
《がんばれ!ガンバンジー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■キリフダッシュ [nn02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [nn02]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーをタップしてバトルゾーンに出してもよい。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
50円
キリフダッシュ持ち、かつコスト6以上のS・トリガークリーチャーというこのデッキのためにある受け札!
最近では受け札としての役割しか持たないカードは採用しづらい傾向にありますが……このデッキでは引き込んだこのカード達が6コスト以上軽減サイクルによりそれぞれ2コスト・1コストでキリフダッシュできるため、《飴の女王 スイート》《オーシャン・ズーラシマ》などのマナブーストと合わせた同時キリフダッシュによる超展開も可能に!
特に《がんばれ!ガンバンジー》は攻撃誘導でプレイヤーのみならず、キリフダッシュのために寝かせた《OH!ワンダフル》などを守る役割も持つため見た目以上に優秀です。
あと……がんばれ!って名前にあるから後者はできれば使いたかった……!
《蛇手の親分ゴエモンキー!》とかはさすがにこのデッキに入らないからな……
【デッキの回し方】~切札大回転~
1:序盤戦、軽減クリーチャーで突っ込む準備を固めよう!
2ターン目に6コスト以上軽減サイクルからスタートするこのデッキ、3ターン目は手札と相談しながらどのルートをたどっていくのか慎重に決めていきましょう。
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を絡める場合はできるだけ《OH!ワンダフル》から続けて出し、タイムラグなくドロー効果を発揮させていきたいところ!
もちろんバトル効果・マッハファイターで相手の初動を妨害することも重要です。《飴の女王 スイート》でマナブーストしつつ相手の初動クリーチャーを排除し、2ターン分の優位をもぎ取って一気にマウントを取りに行く動きが強力!
2:攻撃しつつ展開、ドロー、マナブースト!欲張りな中盤戦!
理想は中盤から《勝熱英雄 モモキング》で速やかに勝利することですが、そううまくはいかないのがデュエマの常。展開しつつのドローで相手にプレッシャーを押し付けつつ《勝熱英雄 モモキング》を探しに行きましょう!
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》でガンガン引きに行く動きがもちろんこのデッキのメインルートですが、4枚しか入れられないカードに頼り切るのはやはり危険。大胆なマナブーストで次の動きを安定させつつ3ドローする《オーシャン・ズーラシマ》も投入し常に盤面にクリーチャーを送り続けましょう!
このとき余ったマナで受け札枠の《ツルーマン将軍》《がんばれ!ガンバンジー》を低コストクリーチャーとして盤面に送り出すことができるため、《勝熱英雄 モモキング》を引けなかった場合でも横並びで殴りきるプランを取りやすいのが地味な利点です。
3:最後はモモキングでズバっと大勝利!
最後は《勝熱英雄 モモキング》で決まり!盤面を制圧してから押し込む最強打点としても、ギリギリの状況から無理やり詰めにいく逆転の一手としても大活躍!
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》経由ルートであっても増えたシールドごと一気に叩き割ることができ、単色カードへの対象耐性でトリガー貫通力も備える最高のフィニッシャーです。《オーシャン・ズーラシマ》がうまく稼働している場合はキリフダッシュせず素出しで詰めに行くことも!?
中盤戦でも少し触れましたが、6コスト以上軽減サイクル➔6コスト以上軽減サイクル(2枚目)または《飴の女王 スイート》と動きつつ素引きしているならそのまま順調に4ターン目に出せるので……遠慮なくそのまま殴り切りましょう!《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》から構築が始まったデッキではありますが特定のルートに固執することのないように!
【デッキの改造案】~組むならこう!アイデア追加の強い紙~
キリフダッシュ戦略として《勝熱英雄 モモキング》によるイージーウィンを逃すわけには行かないので今回はわかりやすく《勝熱英雄 モモキング》フィニッシュを狙う構築になりましたが……6コスト以上軽減サイクルと《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を中心とした構築を考える上で、他にも採用候補となるカード達がありました。
《ジョリー・ザ・ジョニー・ザ・ダッシュ》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー10000 / コスト7
<キリフダッシュ>[自然(4)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[自然(4)]支払って召喚してもよい)
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。
310円
《緑狩の爪》から繋げた《飴の女王 スイート》がマナブースト効果を2回使えるように、《ロック・ポロン》から繋げることで一気にアドバンテージを稼げるキリフダッシュ持ち「ジョニー」!
自身の持つマッハファイターに加えて《ロック・ポロン》の強制バトルで実質9500火力を2発叩き込みながら2ブースト2ドローと強力な動きを狙えるのですが……
- 《飴の女王 スイート》と違い自前のマッハファイターがあるため《緑狩の爪》から繋げた時少しもったいない
- 《飴の女王 スイート》の2ブーストは相手クリーチャー1体でもOKだがこちらは2体分の的が必要であり、フルスペックを活用できないタイミングも多い
といった理由から今回は《飴の女王 スイート》を優先することになりました。しかしもちろん低コスト高パワーを投げつける手段としてはとても高水準な一枚ですので、序盤から横並びが多い!と感じる環境では露払いをしつつより安定して《勝熱英雄 モモキング》を狙える構築のために採用するカスタマイズがおすすめです!
《カダブランプー》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー4000+ / コスト4
■キリフダッシュ [ff02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff02]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、アンタップする。そのターン、そのクリーチャーのパワーを+2000する。
350円
大型キリフダッシュでないため一見コンセプトに合わないように見えますが、《OH!ワンダフル》《燃えろ!アポロソくん》をアンタップさせ連続キリフダッシュを狙うことのできる1枚です。
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》のドローと合わさると一気にワラワラとクリーチャーの横並べを狙える面白いカードなのですが……《勝熱英雄 モモキング》プランのためのカードを優先するために今回は不採用。《燃えろ!アポロソくん》の枚数を増やした超連続キリフダッシュデッキに興味がある方は是非!
《伝説の逆転撃》
【 呪文 】
文明 火 / コスト3
■逆転撃[火(2)]:クリーチャーが自分を攻撃する時、その攻撃中にまだ「逆転撃」を使っていなければ、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめに[火(2)]を支払う。支払えなければ、自分はゲームに負ける。
■クリーチャーを2体選ぶ。その2体をバトルさせる。
230円
キリフダッシュを絡めて高パワーを用意でき、《OH!ワンダフル》《燃えろ!アポロソくん》によって逆転撃で支払ったコストを帳消しにできるため防御札としての《伝説の逆転撃》もぜひ採用を検討してほしい1枚です。
攻撃時にドローしてもすぐに使えないという欠点はキリフダッシュだけでなく、相手ターンに使える手札誘発を引き込むことでも解消できるという別アプローチで《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》をサポートしてくれるカードでもあります。
同じ考えですと、《怒流牙 根津の超人》《身代わり人形トレント》といったコスト6以上かつニンジャ・ストライク条件が緩いシノビを《ロック・ポロン》とのシナジーを見込んで採用するのも面白いかも!
デッキスペースの都合もあり見送りましたが、これらを活かした軸も面白い動きをするのでお持ちの方は是非!
【おわりに】
以上ここまで、「4980円で連続ドロー+連続召喚!赤緑キリフダッシュレイダー」のご紹介でした!
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》は相手がシールド追加するかどうかが任意である部分が一番の問題で、シールド追加メタカードとのコンボも不安定である、などと言われがちですが……このデッキでは相手が警戒してシールドを追加しないのならそのままキリフダッシュで押しつぶせる物量を、追加されても《勝熱英雄 モモキング》で気にせず殴りきる高打点を用意することでデメリットをカバー!
相手に選択権があるデメリットも、どちらを選ばれても問題ない構築にしておけば大丈夫!テストプレイでは《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》を見て、デッキカラーから《反射の大地カプリコン》を警戒して盾を増やさない相手もしばしば……格安なのでオリジナル構築にしましたが、アドバンス構築にして《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》対応の超次元ゾーンを用意しておくとよりミスプレイを誘えるかもしれませんね!
どんどん引いてどんどん使う爽快なビートダウン!《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》の採用先にお悩みのあなた、ぜひ組んでみませんか?デッキパーツのお求めはカーナベルにて!
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「最初はスイッチレイダーネタで行こうとしたけど流石に伝わらないのでボツ」「さんざんがんばってないとか言った奴らはバケル買ったんだろうな 俺は買ったぞ」等、記事の感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でどんどんツイートしてください!
デュエマの記事についてツイートしたのに遊戯王のモンスターをアイコンにしてる人からお礼や返信がくるかも!?
次回の格安デュエマ研究所は……えっ!?北白河さんがとんでもないデッキを!?(予定)
大人気のこの企画、これからもどんどん面白いデッキが紹介されていくぞ!次回をお楽しみに!
それではみなさんありがとうございました。次回もまたガチまとめでお会いしましょう!
【格安デュエマ研究所】研究成果一覧