おはようございます。
モルトNEXT魔人の普通のイオンです。
突然ですが皆さん、
体調管理、してますか?
私は全くできていません。
日頃の不摂生(ごろ寝してスマホで石鹸屋聴きながらデュエマのデッキばっか考えてる)が祟り、この度見事に肩を痛めてしまいました。いてて。
病を患ってしまったものは仕方がないので、きき湯にでも入ってゆっくり養生しようと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。普通のイオンでし……。
病を患った……。
イオン……。
病を患ったイオン……。
病イオン……。
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》……!
目次
ここまで前フリ:当企画のルール
改めまして『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
今回は……えー、20……何回目だ? えーっと……うーん……かれこれ20回を超える人気企画となりました(あきらめた)。
※21回目です。
何を以って低予算とするかですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=5280円)以内」という定義を設けるものとします。
(シングル価格は執筆時点(2021/12/15)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算。儚いものこそが美しいものであった)
また、本企画の大テーマとして「安いデッキは高額デッキの代用ではない」があります。
本デッキも格安構築ならではのガチで楽しくガチで強い、格安ながらしっかり遊べる出来に仕上げているので、ガチでお楽しみに!(持ち芸)
コンセプト
今回使いたいカードはこちら、
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》です。
なぜ組もうと思ったかって……まあ……名前からの一発ネタなんだけどさ……。
とはいえ冗談ばかりというわけでもなく、私は常々格安デッキにおけるオレガ・オーラの可能性に注目していました。
過去数回、格安デッキを組もうとして挫折した経験により得た知見、格安デッキがコケやすいファクターとして
- 《 蒼狼の王妃 イザナミテラス 》のcipを《 Dの機関 オール・フォー・ワン 》で増やして《 大勇者 銀河の誘発 》から任意の究極進化に繋げるデッキ
→究極進化が全て高くて挫折
→刷られた時期が古いカードは弱い割に高い! - 《 ミロクの弟子 ニョライ 》と《 式神シャーマン 》が思ったより安かったので、ワンダー・トリック・ブレックファースト
→コンボ成立までは行くが、そこからの即死が難しすぎて挫折
→環境で見ないから安いデッキには見ないなりの理由がある! - 《 爆龍皇 ダイナボルト 》を連続で起こしながら《 アルカディアス・モモキング 》で、なんかこう、いい感じにするデッキ
→スター進化を止められる《 暴斬の姉豹 》が高騰
→今注目されているカードを積んだデッキはどうしても高くつく!
が挙げられます。
これは裏を返せば、
- 最近のカードなら多少強くても安く済ませられる
- 環境に存在したアーキタイプ、その類型なら一定の強さは保証されている
- 加えて、今の時流とあまり合わないデッキならコスパが非常にいい
ということです。
即ち、
- ごく最近の超天篇だけで完結するデッキ
- 《 ダンゴ武者 》ループや《 極幻空 ザハ・エルハ 》ロックなど、かつての環境に類似アーキタイプが一定数存在
- 《 とこしえの超人 》の隆盛により環境の風向きが悪い
これら三要件を満たしたオレガ・オーラデッキは格安デッキに非常に向いたアーキタイプということです。
その中でも《 ΙΧΙ ヤマイオン 》は50円とかっぽじにもほどがある価格ながら「出たら勝ち」と言い切れる圧倒的な火力を持ち、まさに5000円デッキのエースに相応しいカードと言えるでしょう。
今回紹介する「普通のイオンが組む、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》デッキ」即ち――【俺ノ・オーラ】は、
①《 ΙΧΙ ヤマイオン 》の持つ圧倒的な一撃必殺性を活かすための必殺の工夫
②オレガ・オーラ自体が持つメタカードへの弱さをカバーするための防御の工夫
これら二点を意識した構築となっています。
デッキレシピ
価格はまとめて5220円ぽっきり(2021/12/16時点)。ぽっきりって今日日聞かねえなあ。
《超GR・チャージャー》《天啓 CX-20》など、環境で採用実績のある強力なカードをちゃんと採用ちゃちゃんちゃちゃんちゃんしてこの価格帯に収まっているので、オレガ・オーラの類稀なるコストパフォーマンスの良さがわかりますね。
採用カード解説
コンセプトカード
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》
【 オレガ・オーラ 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー+6000 / コスト8
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、バトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体につき自分の山札の上から1枚を、タップしてマナゾーンに置く。その後、バトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体につきコスト7以下のオーラを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出して、これを付けたクリーチャーに付けてもよい。
50円
私の名刺兼本デッキのコンセプトカードです。このカードで勝つデッキなので文句なしの4投。
オレガ・オーラの大量展開によるアドバンテージ確保力、パワード・ブレイカーによるカード1枚での打点形成力はデュエル・マスターズでも屈指と言えます。
その反面、カードとしてはお世辞にも使いやすいとは言い難く、8マナと高いマナコストに加え、火力を出すためのお膳立てとして「マナに強力なオレガ・オーラを用意する」「バトルゾーンにGRクリーチャーを並べる」二点を要求してくる万年腹ペコカードです。
そのため、このデッキのカードは全てが「マナ加速」、「8マナまでの時間稼ぎ」、「《 ΙΧΙ ヤマイオン 》の火力向上」いずれかの役割を持ち、その上でほぼ全てのカードが「《 ΙΧΙ ヤマイオン 》のためのGRクリーチャー建立」の仕事を兼任できるオレガ・オーラで構成されています。
マナ加速カード
《 */零幻チュパカル/* 》
【 オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+0000 / コスト2
■自分のオーラを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
50円
厳密にはマナ加速ではないですが、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を素早く立てるという意味では最良と言えるサポーターです。
単なるマナ加速と異なりマッハファイターや除去に弱い欠点はありますが、複数枚のカードを軽減することでさしずめ《 ゼロ・ルピア 》のように1ターンに大量のアクションを取れる点において他のマナ加速と一線を画しています。
オーラデッキが2ターン目にプレイできるカードの中で最良であり、またこれ以外のカードをプレイする際のバリューが非常に低いため、今回は4枚を投入し2ターン目でのプレイにオールインした構築としています。
《οθ チェスナッツ》
【 オレガ・オーラ 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー+2000 / コスト3
■これをクリーチャーに付けた時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎自分の手札を1枚、マナゾーンに置く。
▶︎カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
50円
マナ加速として見た時の質は正直に言ってあまり良くないですが、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》でマナからセットすることで《 */弐幻ケルベロック/* 》など手札に欲しいオレガ・オーラを確保する役割を持っています。
マナカーブ的に3マナのマナ加速は最低でも4枚あるのが理想なのですが、1ゲームに2枚以上を使用すると手札が足りなくなる点、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》が自力である程度マナを確保できる点から枚数を2枚に抑え、純粋なマナ加速としての役割は《 超GR・チャージャー 》に席を譲っています。
《超GR・チャージャー》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 自然 / コスト3
■GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)
50円
GR召喚がついたマナ加速です。《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を出すためのマナと効果を使うためのGRクリーチャーを同時に用意できます。
また、ジョーカーズ種族を持つため、後述しますが《The ジョラゴン・ガンマスター》のSA化に貢献する仕事も併せ持っています。
3マナのマナ加速としては限りなく上質なカードであり、3→5のマナカーブは《極幻夢 ギャ・ザール》に繋がる点からも重要であるため、今回は4枚を投入しています。
《たすけてレスきゅん》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 自然 / コスト5
■GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■バトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体につき、自分の山札の上から1枚を、タップしてマナゾーンに置く。
50円
でっかい《超GR・チャージャー》です(雑)。
2~3ターン目にマナ加速しながらGR召喚し、4ターン目にこのカードを使用することで2マナ(以上)を一気に加速できます。一応ジョーカーズ。
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》が求める3→5→8のマナカーブとGR召喚を同時に行える唯一無二のカードであるため4枚を採用しています。
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》のサポート
《極幻夢 ギャ・ザール》
【 オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+2000 / コスト5
■これを付けたクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト6以下の呪文またはオーラを自分の手札からコストを支払わずに使ってもよい。
65円
たっけ!(感覚麻痺)
主な仕事は《 ΙΧΙ ヤマイオン 》に《 ΙΧΙ ヤマイオン 》自身の効果でセットし、攻撃時に《 */弐幻ケルベロック/* 》をセットすることで《 ΙΧΙ ヤマイオン 》をアンタップし連パンを行うことです。
その他にも、5マナで場にいるGRクリーチャーに直接セットし、《極幻星 ジュデ・ルーカ》や《たすけてレスきゅん》を踏み倒すことで手数を大きく増やすなど、ビッグアクションと柔軟性を兼ね備えた優良オーラです。
このデッキの強力な動きは概ねこのカードに依存しており、1枚プレイした上で最終的に1枚はマナに置きたいカードなので4枚を取っています。
《極幻球 ウォボル・ダ》
【 ギガ・オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+4000 / コスト6
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■相手がクリーチャーを選ぶ時、バトルゾーンに自分のGRクリーチャーが3体以上あれば、相手はこれを付けたクリーチャーを選べない。
50円
このデッキの屋台骨とも言えるカードです。
出すだけでアドバンテージを取れるギガ・オレガ・オーラであることも強力なのですが、何よりアンタッチャブル付与が強力無比。
《極幻夢 ギャ・ザール》+《*/弐幻ケルベロック/*》による連続攻撃をトリガーやG・ストライクで邪魔されない点において非常に優れています。
アンタッチャブル付与には3体のGRクリーチャーが必要ですが、フィニッシュの過程で大量のGR召喚を必要とする《 ΙΧΙ ヤマイオン 》ならば条件も苦にしないと、様々な点で《 ΙΧΙ ヤマイオン 》と噛み合いのいいカードです。
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》に1枚はセットしたく、引いていないと安心してフィニッシュができないため4枚を採用しています。本当は5枚目が欲しい。
《極幻星 ジュデ・ルーカ》
【 オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+4000 / コスト6
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これを付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、その攻撃中にブレイクしたシールド1つにつき、自分の山札の上から1枚を表向きにする。その中から、コスト6以下のオーラをすべてバトルゾーンに出す。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
50円
こいつ何の生き物? ヒトデ?
中盤に《極幻夢 ギャ・ザール》を絡めてプレイすることで盤面を大きく広げる仕事もさることながら、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》にセットして大量にGR召喚、《 マシンガン・トーク 》で連続攻撃を狙う動きが極めて強力です。
青系オレガ・オーラを支えるパワーカードではありますが、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》デッキにおいては実はそこまで唯一性の高いカードではありません。
最終的に《 ΙΧΙ ヤマイオン 》でフィニッシュできればいい《 ΙΧΙ ヤマイオン 》デッキにおいて、中盤の《 極幻夢 ギャ・ザール 》とのコンボによる猛攻は必須要件ではありません。
フィニッシュの連パンルートも強力ではありますが《極幻夢 ギャ・ザール》+《*/弐幻ケルベロック/*》で十分代用が効きます。
また、このデッキは比べて非オーラのカードが12枚、踏み倒せない《 ΙΧΙ ヤマイオン 》が4枚の合計16枚ハズレが入っており、このカードのパワーは通常のオレガ・オーラデッキよりやや低く収まっています。
これらを加味し、「フィニッシュルートに絡めば強力だが、フィニッシュルートからどれか1枚欠けていいならここになるであろうカード」と考え、《 */弐幻キューギョドリ/* 》との枚数調整で3枚に抑えています。
防御用カード
《*/弐幻ケルベロック/*》
【 オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+2000 / コスト5
■S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーをアンタップする。
■これを付けたクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
50円
《 極幻夢 ギャ・ザール 》を絡めたフィニッシュパーツとしての仕事ばかり紹介してきましたが、受け札としても無難に仕事をしてくれる1枚です。
選ばない・除去しないながらも確実に1打点を削げるS・トリガーはスター進化やEXライフが跋扈する現環境において堅実なチョイスであり、このデッキの生存能力をしっかり支えてくれます。
攻防ともに強力なカードなら減らす理由はありません。文句なしの4投です。
《モモスター モンキッド》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
150円
オレガ・オーラデッキ最大の欠点として「あらゆる行動をGR召喚に依存しているため、メタクリーチャーが立ってGR召喚が止まると除去すらままならずそのままゲームが終わってしまう」点が挙げられます。
欠点のおかげで激安デッキになっているので個人的にはそのままの君でいてほしいんだけど、その欠点を補ってくれるカードが《 モモスター モンキッド 》です。
この手の「マナ加速を兼ねた対策カード」には《バングリッドX7》や《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》などの類例が存在しますが、G・ストライクによる擬似的な受けトリガーや絶妙に《とこしえの超人》を上回るパワー5000などのエレメントから《モモスター モンキッド》を選択しました。
《The ジョラゴン・ガンマスター》対応のジョーカーズな点からも枚数を多めに採用したいカードであり、全くオレガ・オーラと関わらないカードではありますが、心の安心のために4枚を採用しています。
《ωχ ニランギドラ》
【 オレガ・オーラ 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 自然 / パワー+2000 / コスト6
■オーラが2枚以上付いた自分のGRクリーチャーが攻撃する時、これを自分の手札からそのクリーチャーに付けてもよい。
■これをクリーチャーに付けた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
50円
《ナチュラル・トラップ》内蔵のオレガ・オーラです。
最大の特徴として2枚以上オーラがついたクリーチャーの攻撃時にタダ出しできるという侵略のような性質が挙げられます。
これにより《 ΙΧΙ ヤマイオン 》の攻撃時についでの感覚で除去が行えるため、ブロッカーが立っていたとしても問題なく攻撃を通せるようになります。
このカード自体が《 ΙΧΙ ヤマイオン 》のプレイに貢献できるわけではないため、最悪必要そうな状況で《 ΙΧΙ ヤマイオン 》から直接引きずり出せばいいや、程度の甘えた考えて2枚の採用に抑えています。
カード名が「目を回した泉こなた」に見えてきたので君達にもおすそ分け。
《*/弐幻キューギョドリ/*》
【 ギガ・オレガ・オーラ 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー+2000 / コスト6
■S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■これをクリーチャーに付けた時、カードを1枚引く。
50円
カードパワーが著しく低い代わりにS・トリガーを内蔵した《極幻星 ジュデ・ルーカ》です(詭弁)。
デッキの動きだけを考えた場合は《 極幻星 ジュデ・ルーカ 》で良さそうなのですが、フィニッシュが5ターン目以後になる《 ΙΧΙ ヤマイオン 》デッキはトリガー率を安定させる必要があると考え、9枚目のトリガーとして《極幻星 ジュデ・ルーカ》と枠を分け合いました。
GRクリーチャー
今回は白単サザンと違って全然なんでもよくはありません。めんどくせー。
《The ジョラゴン・ガンマスター》
【 GRクリーチャー 】
種族 マスター・ドラゴン / ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー3000+ / コスト5
■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、このクリーチャーはバトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
■超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計10枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+8000し、「W・ブレイカー」を与え、このクリーチャーが攻撃する時、好きな枚数のジョーカーズ・クリーチャーを自分の手札から捨てる。こうして捨てたジョーカーズ1体につき、相手のパワー10000以下のクリーチャーを1体破壊する。
620円
……格安デッキに積む値段じゃねえ……!
《極幻星 ジュデ・ルーカ》からGRクリーチャーを展開する際にスピードアタッカーがめくれると打点を増やすことができ、フィニッシュ時のトリガーをある程度ケアすることができます。
そんでもって火文明なしでGRクリーチャーのスピードアタッカーを作ろうと思った時に候補がこのカードしかありませんでした。
このデッキのGRクリーチャーは8枚がジョーカーズであり、メインデッキ内のカードは12枚がジョーカーズ。
《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を通すと結果的にマナのジョーカーズ純度がやや上がることや《 超GR・チャージャー 》がマナに行きやすいことを考えると「このカード含めてジョーカーズ5枚」はそこそこ達成できるはずです。
超天フィーバーは……できないと思うけど……できた際の小テクとして、仮にこいつがW・ブレイカーとパワード・ブレイカーを同時に持ったら適用するブレイカーは好きな方を選べるから、W・ブレイカーの方を選ぶことで《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》をケアできるよ。
《王子》
【 NEO GRクリーチャー 】
種族 エイリアン / ハンター / 文明 自然 / パワー1000+ / コスト3
■NEO進化:自分のGRクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーに含まれるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分のマナゾーン、手札、または墓地から選び、このクリーチャーの下に置く。
110円
召喚酔いしたGRクリーチャーに重ねることで擬似的なスピードアタッカーを与えられます。
注意点として、このカードのパワーを定義する「含まれるカード」は《王子》自身やついているオレガ・オーラも勘定します。
たとえば進化元のない《 王子 》に《 */零幻チュパカル/* 》、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》、《 */弐幻キューギョドリ/* 》、《 極幻星 ジュデ・ルーカ 》の4枚をセットしている場合、「含まれるカード」は合計5枚としてカウントし、基本パワーは6000となります。
この効果はパワード・ブレイカーのブレイク数を間違える要因になりやすく、たとえば上の例だと合計パワーが18000でジャスト4ブレイクと、思ったよりでかくなるので注意。
《マシンガン・トーク》
【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、アンタップしてもよい。
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札に含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
《極幻星 ジュデ・ルーカ》からめくって連パンします。
レアケースとして《 極幻夢 ギャ・ザール 》でギガ・オレガ・オーラをセットした時にめくれるとアンタップできますが、まあたぶん覚えなくていいよ。
《バイナラシャッター》
《Mt.富士山ックスMAX》
【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト4
■マナドライブ6(J):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが6枚以上でジョーカーズがあれば、相手のコスト7以下のクリーチャーを1体選び、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
50円
【 GRクリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 火 / パワー3000 / コスト4
■マナドライブ4(J):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが4枚以上でジョーカーズがあれば、相手は自身の一番パワーが小さいクリーチャーを1体選び、破壊する。
50円
まとめて除去効果持ちのジョーカーズGRクリーチャーです。
単純にめくれた時のパワーもさることながら、S・トリガー持ちオレガ・オーラからGR召喚した際に相手の足を挫く仕事が大きいです。
マナドライブは……たぶんあるでしょ……。
《天啓 CX-20》
【 GRクリーチャー 】
種族 トリックス / デリートロン / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
■マナドライブ6(水):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが6枚以上で水文明があれば、カードを3枚引いてもよい。 (ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
500円
マナドライブ達成時にめくると3ドローできます。3ドロー!?
4枚しか入っていない《 ΙΧΙ ヤマイオン 》や《 極幻夢 ギャ・ザール 》の射出先を探すことができ、出てしまえばフィーバータイムです。まる見えラッキーターイム!
つまるところ500円の価値はあるカードなんだけど、上限5000円の半分を出るかどうかわからないGRゾーンのカード4枚に割いてるってすごいデッキだな……。
デッキの回し方
1.意識するのは「5ターン目に8マナ」
現代デュエマのキルターンは概ね5と考えられるため、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》で勝つなら5ターン目までに8マナをチャージすることを意識する必要があります。
2~4ターン目に合計3回ブーストできれば達成できるため、《たすけてレスきゅん》で2ブーストする、《超GR・チャージャー》→《超GR・チャージャー》を1ターンで使うなど、手札に合わせた方法でマナを加速しましょう。
2.フィニッシュルート①《*/弐幻ケルベロック/*》連射
無事《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を着地させられたら、おめでとう。概ね勝ちです。
5ターン目に着地させられた場合、だいたいGRクリーチャーが2体はいるはずなので、うち1体にセットして、効果で更に2枚のオーラをセットしましょう。
セットするオーラのうち、特に重要なものは2枚。
単体では一撃必殺を行う性能がない《 ΙΧΙ ヤマイオン 》にキル打点を与えるための《 極幻星 ジュデ・ルーカ 》《 極幻夢 ギャ・ザール 》です。
《極幻夢 ギャ・ザール》 でキルルートを生成する場合は、攻撃時に《*/弐幻ケルベロック/*》をセットして連続攻撃を試みることになります。
そのため、トリガーから《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を守れる《極幻球 ウォボル・ダ》をセットするのもほぼマストと言えます。効果の縛りも過程でGR召喚した2体+ギガ・オレガ・オーラで出せる1体でクリアできるので安心。
マナに《 極幻球 ウォボル・ダ 》が落ちていなかった場合は《 極幻夢 ギャ・ザール 》2枚を使って《 極幻球 ウォボル・ダ 》と《 */弐幻ケルベロック/* 》を同時にセットするなど、とにかくあの手この手で《 ΙΧΙ ヤマイオン 》をバックアップしましょう。
3.フィニッシュルート②《極幻星 ジュデ・ルーカ》で連続GR
《極幻星 ジュデ・ルーカ》をセットした場合は、《極幻星 ジュデ・ルーカ》の効果でトップデッキからオレガ・オーラを踏み倒し、オーラの効果やGR召喚でキル打点を強引に作ります。
こちらをセットした場合も「攻撃の終わり」まで《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を生き残らせる必要があるため《 極幻球 ウォボル・ダ 》のセットはマストと言えるでしょう。
デッキトップから何を踏み倒せるかは運次第なので、正直キルルートは定量化できないのですが、
- デッキトップから《 */弐幻ケルベロック/* 》が落ちることに期待する
- 《 マシンガン・トーク 》で《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を起こす
- デッキトップから生成されたスピードアタッカー打点に《 極幻夢 ギャ・ザール 》をセットして強引に 《 極幻夢 ギャ・ザール 》ルートに合流する
などの上ブレが発生すれば一気に打点を伸ばすことができます。
《極幻星 ジュデ・ルーカ》を餌付けされてる美にしてめくりを懐かせましょう。
これら2つのルートを駆使し、《 ΙΧΙ ヤマイオン 》を出したターンにゲームを終わらせることを目指しましょう。
改造するなら
えー……なんだろう……。
オーラって層が薄いし全体的に安いから、メインデッキにはこれ以上積みたいカードがないんだよな……。
……《全能ゼンノー》……?
あるいは青系オーラのパーツを流用して《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》軸のデッキに改造するのも面白いかもしれません。【他人ノ・オーラ】になるけど。
むすびに
【俺ノ・オーラ】でした。
オレガ・オーラはカーナベル物価のスイートスポットであり、格安ながらかなり手堅い構築のデッキに組み上がったと思います。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「お前イオン言いたいだけだろ」「お前のデッキ握った瞬間筋斗雲に振り落とされたんだけど」など、感想やアイデアがあればぜひ #格安デュエマ研究所 でツイートしてください。
次回は……誰だったかなあ。波多野裕文かシノダナオキかキタニタツヤかのどれかだったと思うんだけど……。
それじゃ。あばよ、ダチ公!