うおおおおおおお新殿堂環境の始まりだーーーーーーーー!
というわけでお世話になっております。神結です。
去る3月1日に新殿堂カードが発表され、そして3月11日には新殿堂が施行されました。この記事を読んでいる頃には既に新殿堂のCSに参加した人も、来る週末に備えて新殿堂を待ちわびている人もいるでしょう。
というわけで今回の記事はもちろん、新殿堂に関連したものになります。
新殿堂のおさらいから活躍の振り返り、解除カードへの期待、そして新環境の見通しなどなど、新殿堂に関する情報をなるべく盛ってお届け出来ればと思います。
目次
新殿堂のおさらい
まず一旦今回の殿堂についてのおさらいをしていきましょう。
新殿堂が4枚、新プレミアム殿堂が2枚、そして殿堂解除が3枚でした。
新殿堂カード
・「無月」の頂 $スザーク$
・超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン
・天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー
・幻緑の双月 / 母なる星域
新プレミアム殿堂カード
・神の試練
・機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」
殿堂解除カード
・次元流の豪力
・超次元バイス・ホール
・ボルバルザーク・エクス
今回は比較的多めの殿堂になりましたね。
これまでの活躍
《「無月」の頂 $スザーク$》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ドルスザク / マフィ・ギャング / ゼニス / 文明 闇 / パワー15000 / コスト10
■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手の墓地に、どこからでもカードが置かれた時、カードを1枚引いてもよい。
初登場は2022年のデュエキングMAXでした。
直前のDMGP2022オリジナルの部で【青魔導具】が優勝したこともあり、「また【青魔導具】が強化されたのか」と言われた――かというとそうではなく、パッと見で使い所がよくわからない、そこまで騒がれたカードではありませんでした。
私も「【青魔導具】の追加ターン獲得能力を考えれば、《ガル・ラガンザーク》と併せて3点+2点で楯を詰め切れるのは強いよね」くらいにしか考えてなかったんですよね。
だって令和の時代に1ハンデス1除去、そしてドローという行為がそこまで制圧力の高い行動には見えないじゃないですか。
ところがこのカードは使われていくうちに段々「コイツ、めちゃくちゃ強いぞ」という認識に変化していき、気付けば完全に《凶鬼卍号 メラヴォルガル》を追い出して不動の地位を手に入れます。
《凶鬼卍号 メラヴォルガル》も一時期は殿堂候補に挙げられるくらいのカードだったんですけどね。
また【青魔導具】で《卍 新世壊 卍》を引かない展開、或いは破壊される展開となった際には《「無月」の頂 $スザーク$》は欠かせないキーパーツとなりました。
2023年の初めは同期である《龍素記号wD サイクルペディア》を獲得した【4c邪王門】が天下を獲っていたこともあってあって衰退気味ではありましたが、《絶望神サガ》の登場後は、彼らと共に大きく復権します。
特に【青魔導具】自体が対サガにもっとも相性のいいデッキの1つであり、《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を貼ったあとに、ちゃんと《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》というスムーズな勝ち手段があったことが高い評価に繋がっていました。
また当時の【DOOMサガ】は《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を剥がして攻略するのは難しく、《凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ》を避けながら《超神星DOOM・ドラゲリオン》の着地によって殴り勝つ、というのを細い勝ち筋としていました。
そのため手札にある程度のリソースを抱えることが必須であり、そうなると《「無月」の頂 $スザーク$》がよく刺さったんですよね。サガ側のリソースは減らされるわ、《凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ》を探されるわで、《「無月」の頂 $スザーク$》の着地がまぁまぁちゃんと負けでした。
そんな訳で《「無月」の頂 $スザーク$》の評価は発売直後とは比べ物にならないほどに高くなり、《ガル・ラガンザーク》の殿堂後は特に「【青魔導具】の強さは《「無月」の頂 $スザーク$》にある」のは周知の事実になってきましたね。
そして極めつけは、《絶望神サガ》殿堂以降に登場した【青黒魔導具】でしょう。
あのデッキは《堕∞魔 ヴォゲンム》というキーカードを軸としているのはそうなんですが、そこから先については「それじゃあ、あとは《「無月」の頂 $スザーク$》さん、よろしくお願いします」という、よく言えばのゼニザの強さを信頼しきった、敢えて言えばオープン以外の業務を全部ゼニザ丸投げしたような構想なんですよね。
まぁ、なんと言えばいいんでしょうか。5回までは全部先発がなんとかするから、6回から9回まで全部ライデルさんよろしくお願いします、みたいなそんな感じです。で、それで勝つんですよね。恐ろしい。
今回殿堂ということで【青黒魔導具】は中々同じような形にはならないと思いますが、【青魔導具】でしたらちょくちょく通りがいい時には活躍するんじゃないかと思っています。
まだ今後も見るカードにはなるでしょうね。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》
(殿堂カード) 【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 フェニックス / 文明 火 / パワー15000 / コスト6
■究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の初登場は、2021年のデュエキングMAXです。
こちらは歴代でもトップクラスに強いパックの1つで、同期組として《流星のガイアッシュ・カイザー》に《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》といった高レアリティはもちろん、《月下旋壊 ド・リュミーズ》、《大地門ライフ・ゲート》、《超七極 Gio / 巨大設計図》、《影速 ザ・トリッパー》、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》、更に更に《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》という、環境の第一線で活躍した / 現在活躍中のカードたちが詰め込まれたパックとなっております。
というわけで私も書いていて気付いたのですが、同パックからは3枚目の殿堂カードとなりました。同一パックから3枚の殿堂となると、あの伝説の聖拳編第一弾とか超天篇第3弾クラスですが、どうなんでしょうか。
今度どっかで、パック別殿堂枚数ランキングみたいなのを作ってみたいと思います。
さて、アポロが本格的な活躍を始めるのは2022年に入って「タマシード」の登場してからになります。
低コストの優秀な進化元タマシードに加えて、ズッ友である《カチコミ入道 <バトlazy>》が王来篇スタートデッキにて登場。バトlazy>
【 スター進化クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / フレイム・コマンド / 鬼レクスターズ / 文明 火 / パワー6000 / コスト3
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、タマシードから進化していれば、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
当時は「これをやるなら別に【JO退化】でいい」なんて言われもしましたが、【JO退化】が歴代屈指の壊れデッキだったことは後に周知の事実となり、また【赤緑アポロ】の強さそのものが否定された訳でもありません。
更に3ターンキルの再現性で言えば、当時からアポロの方が高かったでしょう。
加えてアポロ最大の魅力の1つに「使い方が簡単」というのがありました。
後に《オンソク童子 <ターlazy>》の採用によってやや難解な部分も増えましたが、とはいえ比較的どんなプレイヤーでも期待値を出せるデッキだったことに疑いはありません。ターlazy>
ちなみに余談ですが、某工房の社員旅行で開催されたデュエマ大会では、その日ほぼ初めてデュエマを触った人の【赤緑アポロ】が優勝したという実績があります。
そんな理由もあってか、大型大会が復活した2022年の夏以降からアポロは急速に存在感を発揮するようになりました。【JO退化】の殿堂規制以降は、環境のアグロを【赤単我我我】と二分しながらの活躍を見せました。
また派生系として【赤青アポロ】というデッキも登場。こちらは主にアドバンス環境で存在感を見せていました。
《一王二命三眼槍》という天敵はいたものの、常に向き合うのは相手の楯のみということもあり、また【赤単我我我】が《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》の登場以後に苦戦を強いられるようになっても、我関せずの活躍を披露。
直前の【赤青マジック】の環境でも「赤青マジックに微有利は付けられるデッキ」ということもあり、ちゃんと活躍を見せていました。
かつて「【JO退化】でいい」と言われていたデッキではありましたが、今となっては「【赤緑アポロ】でいい」と言われる立場になり、新規のアグロデッキの登場を阻害していたデッキでもあります。
そういう意味では新カード開発に与える影響が大きいでしょうし、「お役御免」の意味での殿堂も強いのかと思います。
デュエマにも「下環境」って概念が出てきたら真っ先に帰ってきて欲しいカードではあるんですけどね……。
《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》
(殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / メタリカ / 文明 光/水 / パワー9500 / コスト7
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。その後、カードを1枚引く。
────────────呪文────────────
カード名:ナウ・オア・ネバー
文明:水
コスト:5マナ
■S・トリガー
■コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。その後、そのクリーチャーを手札に戻す。
登場は超天篇の第4弾。同期のカードは《零龍》や《絶望と反魂と滅殺の決断》です。特に呪文面が強力であり、その効果は「7コスト以下のクリーチャーを手札から出して引っ込める」というもの。
ネバーの情報を見たのがどっかのホテルの朝食を食べてる時だったなーという記憶があるので調べてみたら、2019年の東北エリア/中四国エリアの日だったみたいですね。
このカードは発売前から《龍素記号Sr スペルサイクリカ》との相性の良さは話題になっており、以降はすぐに【ネバーループ】の軸として活躍することになります。
そのネバーループも当初は青白でしたが、派生系の【4cネバー】が登場したり、《神の試練》によるフィニッシュになったりと、最終的に結構色んな変化をしたデッキになりました。特にアドバンス環境では、【モルトSAGA】の最盛期であった今年度の秋口にはよく使われるデッキの1つでしたね。
そして2021年の王来篇ではEXライフという非常に相性のいいギミックが登場し、特に《龍風混成 ザーディクリカ》とは名コンビを結成します。
以降5cと言えば、多くの人が真っ先にザーディとネバーの入った【5cネバー】を思い浮かべるようになったことでしょう。
忘れられがちですが、ツインパクトとしてホーリーエンドも優秀なカードであり、トリガーのネバーからホーリーエンドを出し入れして耐えたり、普通に召喚してタップキルしたり、何かとあると助かるカードでした。
そして直近では、【アカシックフィオナ】で活躍。特に《巨大設計図》で拾えることや、トリガーのネバー+《魔刻の斬将オルゼキア》がアポロに対する有効な受けであったりと、デッキの完成度を大きく上げていたことに疑いはありません。
何かと強力なカードであったため、長らく殿堂候補として挙げられるカードではありました。ネバーループの時も、ザーディの時も、何度か「殿堂候補」として紹介したことがあります。
開発側からもそれなりにマークされたカードであったことは間違いなさそうで、再録もかなり慎重でした。20周年のシク版と、開発部デッキで1枚再録しただけじゃないですかね(と思ったんですけど、マスターファイナルメモリアルで再録していました)。
私もかなりお世話になったカードでありました。
【ネバーループ】はある程度諦めていただくとしても、5cザーディみたいなのは今後どうなっていくんでしょうかね。《ドラゴンズ・サイン》を使いやすくするために光の使いやすいドラゴンをもうちょっと出したりするのかな。
《幻緑の双月 / 母なる星域》
(殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:母なる星域
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
この記事で15年ぶりにデュエマの話を見た! って人にもわかりやすいカードですね。
それぞれ単体で見ていくと、《幻緑の双月》の初出は転生編第1弾。2005年のカードです。
ちなみにこの弾は有名所のカードが多くて、SRには《悪魔神ドルバロム》や《クリスタル・ツヴァイランサー》、それ以下にも《口寄の化身》、《地獄スクラッパー》、《アポカリプス・デイ》、《停滞の影タイム・トリッパー》、《進化設計図》、《フェアリー・ギフト》、《セブンス・タワー》、《怨念怪人ギャスカ》に《巡霊者メスタポ》などがいます。
《幻緑の双月》自体は小さいけれど、立派で頼れる一番槍として《大勇者「ふたつ牙」》の進化元や、或いは《シビレアシダケ》・《大冒犬ヤッタルワン》などと徒党を組みながら活躍してくれました。そしてカードゲーマーとして生まれたての私に、手札1枚の重みを教えてくれたカードでもありました。
一方の《母なる星域》は神化編第2弾で登場。
こちらは2009年のカードですね。同期はちょっとマニアックなカードが多いのですが、デュエプレでお馴染みの《霊騎コルテオ》の他にも、神王シリーズや白騎士・死神たち、デュエパーティーでは乱射している人もいるでしょう《ハープーン・ランチャー》もここです。
当の《母なる星域》自身はというと、《エンペラー・キリコ》を王にする最後のキーカードとして登場。また《聖鎧亜キング・アルカディアス》をプレ殿に追い込んだのも恐らくコイツによるところが大きく、母なるシリーズの名に恥じない活躍をしていました。
その後は両者ともに大きな活躍を見せた訳ではなかったのですが、《母なる星域》は《「無情」の極 シャングリラ》のデッキで使った人もいたでしょう。というか、シャングリラで遊んだ人は流石に使ったでしょう。
さて、当のツインパクト版が登場したのは「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」という双極篇の最後に登場したEX弾ですね。
当時凄い欲しがっていた人はおらず、どちらかというと外れパックみたいな扱いでしたが、その分《マグナム・ルピア / クリムゾン・チャージャー》とか《ほめほめ老 / ホメホメ老句》とかは高騰していた印象があります。
また《ボルシャック・ドラゴン / 決闘者・チャージャー》とか《偽りの王 ナンバーナイン / 歓喜の歌》とか《ラ・ズーネヨマ・パンツァー / 逆転のオーロラ》とかはここが初出ですね。
で、《幻緑の双月 / 母なる星域》は登場から約3ヶ月ほどでの開催となったGP8thで【赤緑印鑑パラス】に採用され、いきなり結果を残します。
もしかしたら本人(おんそくさん)から動画等で言及があったかもしれませんが、このカードってしれっとGPチャンプカードなんですよね。
といっても、この時の役割は《“轟轟轟”ブランド》や《印鑑D》を上手く使うための手札を減らせる初動、ということで星域要素はほぼありませんでした。もし《革命類侵略目 パラスキング》を星域で出して勝った試合とかあったらゴメンなさい。
以降はしばらく出番はなく、2023年になって【アナカラージャオウガ】にて現在の姿で活躍となっています。
初動かつフィニッシャーとして腐る場面が少なかったことや、4ターン目に《CRYMAX ジャオウガ》を投げられる要因そのものであったことから、殿堂予想として挙げている人も多いカードでした
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。
一方で「そもそも悪いのは《CRYMAX ジャオウガ》では?」という意見も至極全うであり、実際どっちを取るかで開発側も頭を悩ませたことでしょう。
私としては、もつれたゲームでもキチンと終わらせてくれる《CRYMAX ジャオウガ》というカードを高く評価しており(初めて【アナハンデス】で使われているのを見たときは、「デュエマって変わったんだな」と感心しました)、その一方で1枚のクラジャを引かれて負けたときの不愉快さとの天秤に掛けて「まぁクラジャあった方がトータルいいかな」と思っていましたが、最終的には《幻緑の双月 / 母なる星域》の殿堂となったようです。
開発がどう判断してこうしたのかは不明ですが、感謝の《CRYMAX ジャオウガ》をこれからも投げていきたいと思います。
ファンデッキがとばっちりを受けたというのはご尤もな話ではあるんですけど、例えば《フェアリー・ギフト》なんかも、世の95%以上のクリーチャーは《フェアリー・ギフト》が4枚存在してもなんら問題はないと思うんですけど、だからといって現実的に許されはしないので、「まぁ、そういうもんだよなぁ……」と思うしかないですね……。
かくいう私も、過去にギフト+メイ様デッキが使えなくなったときは結構しょんぼりしていました。
《神の試練》
(プレミアム殿堂カード) 【 呪文 】
文明 水 / コスト5
■コストが同じカードが2枚出るまで、自分の山札の上からカードを表向きにする。
■こうして自分の山札をすべて表向きにした場合、このターンの後に自分のターンを追加し、残りのゲーム中、自分の山札のカードが1枚もなくても、自分はゲームに負けない。
■表向きにしたカードをすべて手札に加える。
登場は2021年に発売された「名場面BEST」。
同期でお馴染みのカードといえば、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》でしょう。また初出ではないですが、この弾に収録されていた再教育版の《蝕王の晩餐》を飽きるほど見た人も多い筈です。
パッと見の印象は、「カード名もテキストも面白いカードだな」というものでした。デュエマらしい、攻めたデザインのカードだったと思います。
ちなみにイラストの話でいくと、オラクル民でもあるところの私は、ヨミ様&イズモ様の描かれているバージョンも捨てがたいところです。
環境での活躍としては、これまで《水上第九院 シャコガイル》が引き受けていた要素の多くを引き継ぐことになりました。【ギャラクシールド】もそうでしたし、【ネバーループ】もですし、ゲームを伸ばすデッキはこれに《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ》を積んで無限ターンを取るのがデフォみたいになりましたね。
《水上第九院 シャコガイル》が引き続き使われたデッキはクリーチャーループであることが必須な【グラスパーループ】など、数えられる程度になりました。
このカードの強さを挙げると色々あるんでしょうが、ゲーム体験としてはあんまり良くなかったかなぁ、と私は思ってます。
長い。それに尽きる。
特に両魔導具デッキでの活躍は、「勝敗はほぼ確定しているのにゲームは続く」状況になっていたのはね……。
デュエマの開発側がループデッキに対して重めに処置を取るのって、楯を殴る殴らない云々以上に、こうしたゲーム体験の善し悪しを見ていると(個人的には)思ってます。
今回プレミアム殿堂ということになってしまったのですが、ただパッと見の「面白そう」というカードデザイン(その上で「これは将来的に許されないだろうなぁ」と思った人も多数いたはずでしょうが)自体は続けて欲しいし、なるべく攻めたカードを作って欲しいと思ってるので、その点では残念ですね。
開発にはこれからも斬新なカードを作って欲しいと思います。
《機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」》
(プレミアム殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
────────────呪文────────────
カード名:「本日のラッキーナンバー!」
文明:水
コスト:3マナ
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。
裏ボスが撃破されたみたいで感慨深いですね。
初出は双極篇第1弾。同期は《ジョット・ガン・ジョラゴン》や《奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ》がいます。
特にミクセルとは腐れ縁みたいな感じなんでしょうか。【チェンジザダンテ】などでは共闘しつつも、当初はジャミング・チャフの方がフィニッシャーとしての評価は高かったと思います(これは当時《時の法皇 ミラダンテXII》が4枚使えたこともあったからでしょう)。
評価が変わったのは超天篇に突入してからです。
特に超天篇3弾以降はGRフィーバー環境となっており、その中で《「本日のラッキーナンバー!」》は唯一といっていいほどの対抗策でした。
殿堂となったのはGRフィーバーとなっていた元凶である《BAKUOOON・ミッツァイル》がしばかれた2019年末。
元凶と対抗策を一緒に没収するのは妥当ではありつつも、別にGR自体が弱くはなっていなかったことから不安もありましたが、やがてその不安は【4cデイヤー】の登場と共に現実のものとなりました。GRが止まらないよ~~~。
ただGR環境が落ち着いた頃になると、今度は自身の凶悪さにフィーチャーされるようになります。
1枚ながらもターンを貰える強力なカードとして数々のデッキに出向し、【青黒カリヤドネ】から始まり、【ダンタルサガ】、そして直近では【赤青マジック】とTier1デッキの影にナンバーあり、といってもいいような活躍を披露してくれました。
特にマジックに関しては「殴りながら反撃を封殺」「1ターンに二度使えて美味しい」と、なんかしっかりラインを踏み越えた感があって一周回って面白かったですね。
個人的な思い出としては、サガループの無限ラッキーナンバーで「この世に存在する全ての数字」を宣言されたことで、数学が極めて哲学的な概念であることを思い出したシーンが2023年の神結的名場面の1つに収録されています。
解除カードたちの活躍は……?
《次元流の豪力》
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / エイリアン / 文明 自然 / パワー2000 / コスト5
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト6以下の光、火、自然いずれかのサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
登場はE1第1弾。
《フェアリー・ギフト》と合わせた《勝利のリュウセイ・カイザー》の早出し手段として【赤緑ギフト】で活躍し、その後殿堂することになりました。
《邪帝斧 ボアロアックス》の登場後には【イメンループ】や【緑単サソリス】などでも大活躍。
やはりここでも《勝利のリュウセイ・カイザー》とのセットが脅威となったわけですが、相手のテンポを削ぎ落とすだけでなく1枚からコスト合計11を作れることから、全盛期のサソリスでは「2ターン差を付けるカード」になりました。
というのも基本的にサソリスはある程度の展開をしてから《龍覇 サソリス》を投げて《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の建設をするんですけど、《次元流の豪力》が絡んだときは展開するターンをすっ飛ばせた上で、リュウセイもたつんですよね。
要するに【赤青マジック】が先3でラッキーナンバー使ってるのと同じです。
というわけでこれがやりすぎと判断され、プレミアム殿堂に指定されていました。
殿堂に復帰した後も特に使用されてはこなかったのですが、今回晴れてその殿堂も解除されることになった訳です。
オリジナルで使う機会はないので、アドバンスになるんですけど、これはどう使うのがいいんでしょうかね。
1つ朗報としては超次元の天敵であった《流星のガイアッシュ・カイザー》の使用率が大きく下がっていることは挙げられると思います。
1マナ縛ろうと思ったら4マナブーストされたなんていうのは悪い夢でしかないのですが、【ガイアッシュ覇道】はかなり向かい風を受けているので、そうそうガイアッシュが宣言されることはないでしょう。
またリュウセイとは別の相棒として、《勝利のヴォルグ・サンダー》の他、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の3枚いずれも出すことが可能です。
そんなわけで汎用性としては以前よりは上がっているのかな、と思います。
3~4ターン目に登場出来て、6でフィニッシュするようなデッキなら間違いなく採用候補のカードにはなりそうですが……。
あとはコイツはエイリアンなので、今後のEX弾で登場するかもしれないエイリアン関連カードの恩恵を受ける可能性はまぁまぁあるかもしれません。
《フェアリー・ギフト》以外で3ターン目に出てくる択が生まれるようなら、普通に今後活躍出来ると思います。
逆に4ターン目以降じゃないと活躍出来ませんよ、という状況では厳しいと思います。先4渡したら何されても文句言えないもんな。
《超次元バイス・ホール》
【 呪文 】
文明 闇 / コスト6
相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 (ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)
ご存じ覚醒編で登場。【ドロマー超次元】で《時空の支配者ディアボロス Z》と共に一時代を築きました。
その後ディアボロスとのコンビ殿堂となり、《時空の悪魔龍 ディアボロスZZ》の登場に伴ってプレミアム殿堂指定を受けることになりました。
【ドロマー超次元】以外でも【黒緑超次元】などで使っていた人もいたでしょうし、プレ殿を残念に思った人も多かったでしょう。
《次元流の豪力》同様に一旦殿堂を挟みましたが、一向に使われる雰囲気がなかったこともあり今回殿堂解除の運びとなりました。
そしてこちらも《次元流の豪力》同様に、現在のアドバンス環境で《流星のガイアッシュ・カイザー》が数を減らしているために、使おうとするなら相応にチャンスはあります。
6コスト以下を自由に出せるというカスタマイズ性はあるため、《STARSCREAM -ALT MODE-》or《魔導獣イエス・コレヨリ》+《時空の英雄アンタッチャブル》を投げるなんてことが可能になっています。
また10コスト以下の闇のサイキック・クリーチャーであればなんでもいいので、進化サイキックである《時空の禁断 レッドゾーンX》を闇のクリーチャーに載せたり、《蒼き覚醒 ドギラゴンX》を直出しするなんてことも可能になっています。
問題はコスト6という重さですね。現環境で考えるなら、絶対にブーストと組み合わせるのは必須だと思います。
またバイス・ホールが通ったところで勝たないという問題もあります。現代デュエマにおいて、6コストのカードはフィニッシュに相当するようなパワーがないと厳しいです。《ヘブンズ・ゲート》は撃てたら勝つし、《流星のガイアッシュ・カイザー》も通ったら勝ちます。
呪文を捨てる効果は強いですがゲームを決定付けるものではなく、加えてアドバンスは比較的クリーチャー環境です。仮に呪文が多いデッキだったとして、それらのデッキには大抵墓地から呪文を撃てるクリーチャーがセットで採用されています。
汎用性はかなり高いのは間違いないのですが、ゲームの次元が8枠という制限もあってフルスペックで活かしきることは難しく、そういった意味では《次元流の豪力》より使い道が厳しいように見えます。
自身が呪文であるために呪文サポートの恩恵を受けるデッキで運用するか、或いは割り切ってビートデッキのサブフィニッシャーの1つとして採用するか、といった辺りが現実的な使い方になるのでしょうか。
もしかしたら将来的に《百鬼の邪王門》を引っこ抜きながら殴り勝つ人が生まれるかもしれませんが、現在観測はしてないです。決まったら普通にTwitterに書いちゃうけどな。
《ボルバルザーク・エクス》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / ハンター / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
【Nエクス】などで活躍した、E1時代の極悪カードです。
自身を並べてフィニッシャーにするだけでなく、ビッグマナが大立ち回りをするときの行動権の増加要員として、大きな活躍をしていました。
1枚になった後も【モルトNEXT】や【白刃鬼】などに採用されており、《次元龍覇 グレンモルト「覇」》と組み合わせた《最強熱血 オウギンガ》生成ルートや、自身がハンターであることを生かして《百発人形マグナム》を突破して刃鬼に繋いだりなど、殿堂カードらしい印象的な活躍を見せてくれています。
コスト7というのは現代のマナカーブ感覚で言えば相応に重いものの、「無条件でマナを全て起こす」という芸当は彼にのみ許された能力ともいえ、そういう意味では殿堂解除されることはないだろうと思っていました。
個人的にかなり予想外な殿堂解除となった1枚でしたが、思えばここまで殿堂解除されて存在感を出してくれたのって《サイバー・ブレイン》と、後は《勝利宣言 鬼丸「覇」》くらい? となると、ちょっとパンチを効かせたカードを入れたかったのでしょうかね。というか、1弾のカードで存在感見せてくる《サイバー・ブレイン》おじさんは何なんだよ。
あとは《ナウ・オア・ネバー》を殿堂にしたから解除出来た、という意見も見ました。これも正しいと思います。私もドラゴン軸のネバー+クリカ+エクスのデッキを作って遊んでたことがあります。
というわけで個人的には以前のように何にでも入れるようなカードではないものの、オンリーワンに近い性能を持っているため全然活躍の機会があるカードかと思います。
使用デッキについては言えば、既存を軸に考えるとやっぱり《「勝利」の頂カイザー「刃鬼」》が一番パッと思い付くところではあります。綺麗に決まると2体目の刃鬼が並んだりもしますからね。
ただそれ以上にエクスを使った悪魔的発想のすんごいデッキを見てみたいという思いもありますね。
当たり前の話ですけど「まさかエクスが帰ってくる」なんて思ってもみない人が多かったでしょうし、これからに期待したいところです。
新環境への影響
ここからは、新殿堂によって環境にどのような変化があるかを考えていきたいと思います。
殿堂MAX環境
殿堂による影響が一番大きいのが、恐らく殿堂MAXです。逆に一番少ないのが殿堂ゼロです。そりゃそうだ。
そして今回の殿堂によってなんと殿堂MAX環境に革命が起きています。
そう、2コスブーストが実装されたんですよ!
これまで《ロスト・チャージャー》を軸としたマナカーブを作るしかなかったのですが、《幻緑の双月 / 母なる星域》によって2→4のマナカーブが成立。
例えば先3《スケルトン・バイス》は勿論ですが、《幻緑の双月》→《アラゴト・ムスビ》という手札を残せる2→4→6のマナカーブも成立するようになりました。
そしてここで先のGP8thの伏線を回収しておくんですけど、このカードは《“轟轟轟”ブランド》との相性が抜群にいいんです。
ですので例えば先攻だと《幻緑の双月》→《単騎連射 マグナム》→《“轟轟轟”ブランド》みたいな先3轟轟轟がありますし、また白を入れれば《ヘブンズ・フォース》から《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》や《ダンディ・ナスオ》と一緒に組み合わせることで、後手2轟轟轟も出来るようになったんです。
あともう一つの恩恵として、《大勇者「鎖風車」》の2種目の進化元を用意出来るようになりました。
一見ネタのようですが、【赤緑轟轟轟】では貴重な2打点なので、もしかしたら使うケースがあるかもしれません。
正直殿堂MAXは《絶望神サガ》→なんやかんやして《ガル・ラガンザーク》擁立の組み合わせがかなり強い環境だと思っていたところがあるのですが、《幻緑の双月 / 母なる星域》はかなり革命を起こしているんじゃないかと睨んでますね。
《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》は受けとして自身と《機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」》が強そうですが、どうデッキになるのかは未知数かなぁ。
《「無月」の頂 $スザーク$》は《勝利宣言 鬼丸「覇」》亡き後の《ミラクルとミステリーの扉》や《ホーガン・ブラスター》からの当たり枠なので、《ガル・ラガンザーク》環境からの変化があると強そうですね。
なお今回の殿堂によって、《ヴォルグ・サンダー》氏が場に出ることはなくなりました。
オリジナル
今回しょっぴかれたのが主にオリジナルの環境デッキたちだったので、てんやわんやでしょう。これ、人間社会で行ったら大変ですよ。昨日挨拶した人たちが纏めて消えてたりするし、役所はパンクしてそうだし。
デュエマの環境って積み重なったジェンガの上で絶妙なバランスの元に成り立っている部分もあると思うので、一個変化があるとどんな凄まじいバタフライ効果があるか、もはやわかりません。
とはいえ、軸となるのは比較的傷の浅かった【赤青マジック】でしょう。
ここにマジックを倒せることを超CSで証明してきた【青黒COMPLEX】が追随してくるんじゃないでしょうか。
特に【青黒COMPLEX】は苦手としていた2つのデッキが揃って弱体化を受けたので、立ち位置としては美味しい筈です。
また無傷で言えば【黒緑アビス】【黒単アビス】も健在。両者ともに実績もあるデッキですし、更に来期以降もアビスの新カードがあると考えるなら、今後もかなり強いデッキになっていくでしょう。
とはいえオリジナルは新カードで環境を動かしているレギュレーションなんでね、また新カードが来たら全然違う景色になると思いますよ。
アドバンス
アドの【赤青マジック】は結構ラッキーナンバーに頼るシーンが多かったので、結構取りこぼす試合は増えるかと思ってます。
とはいえ環境に大きな影響がありそうなのはそこくらいで、先に述べたように今後《次元流の豪力》を使えるようなデッキ・相性のいいカードが出てくるかが肝な気がしています。
《爆熱剣 バトライ刃》とか帰ってきて欲しかったけど、まぁしゃーないっすね。次回に期待。
(プレミアム殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱天守 バトライ閣
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:火
コスト:5マナ
マナ:-
■自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱DX バトライ武神
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりにフォートレス側に裏返す。
おわりに
というわけで殿堂に関してぺちゃくちゃと語らせてもらいました。
書いてたら思った以上に熱が入って、結構な分量になってしまいましたね。
将来的に読み返したときに「あの時ってこんな感じだったんだ~~~」とか、半年・一年後の新殿堂を見たときに「コイツの予想何にも当たってないじゃん」とか、そういう楽しみ方も出来たらいいかなと思っています。
というわけで今回はここまで。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!