こんにちは、神結です。
突然ですが皆さん、《ハイドロ・ハリケーン》って撃ったことはありますか?
もとい、大型ランデスってしたことありますか?
最近だとランデスカードってフィーチャーされることが中々ないのですが、「悪魔神、復活」で遂に《悪魔世界ワルドバロム》さんが1ターン限定ではあるものの全ランデスを出来るようになりました。
【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光/水/闇/火/自然 / パワー15000 / コスト8
■超無限進化:デーモン・コマンド・クリーチャー1体以上の上に置く。
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、3枚以上のカードの上に進化していれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。5枚以上のカードの上に進化していれば、次の自分のターンのはじめまで、相手のマナゾーンにあるすべてのカードのマナの数字を0にする。
■このクリーチャーが攻撃する時、文明を1つ選び、その文明を持つ相手のエレメントをすべて破壊する。
私は《魔天降臨》とか《竜脈噴火》とか《黒神ダーク・インドラ》とか好きなカードではあるので、《ハイドロ・ハリケーン》もそのカテゴライズの1つとして、結構楽しんでいたカードでした。
まぁ30歳以上のプレイヤーであれば、《ハイドロ・ハリケーン》をニコニコして撃っていたか、或いは《ハイドロ・ハリケーン》がめっちゃ嫌だったかの二択だと思います。「ぼちぼち……」みたいな人はあんまり見たことない。
というわけで、今回は《ハイドロ・ハリケーン》と言えば、というデッキをご紹介していこうと思います。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【ロードリエスコントロール】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
中身はかなりガチ 「ロードリエスコントロール」
というわけで今回の名作デッキは名前が有名な【ロードリエスコントロール】になります。
略称は当然“ロリコン”。
ただ「ハイドロハリケーン」というカテゴライズで呼ばれることもしばしばありました。
これ、厳密には難しいんですけど、自分の中だとブロッカーをベタベタ並べる「ロードリエスコントロール」と《ハイドロ・ハリケーン》を撃つ「ハイドロハリケーンデッキ」を別カテゴライズのデッキとして認識していた部分があるんですよね。
あとシンプルに「ロリコン」って呼びたくない人もいたと思う。それはそうだ。
ただデッキの着想は違ってもリスト自体は似たり寄ったりなものになるので、今回は同じものとして紹介させていただきます。
リストについては正確な記憶はないですけど、だいたいこんな感じのを使っていました。
基本的なカードの多くが構築済デッキ「エントリーデッキ ゼロ パーフェクト・エンジェル」とその強化パック(中身固定)で手に入るので、作りやすいデッキだったと記憶しています。
高校生(金欠)の自分が、特に奮発した訳でもなく作って遊んでいたくらいなので……。(もしかしたら当時の《ハイドロ・ハリケーン》はそれなりにお値段したかもしれませんが、如何せん記憶が薄いです)
さて、デッキの要は当然《知識の精霊ロードリエス》です。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光/水 / パワー4000 / コスト5
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
自分のブロッカー持ちのクリーチャーを出した時に1ドロー出来ます。
自身がブロッカーなので、最低でも1ドローは確定です。この辺りは、《雷鳴の守護者ミスト・リエス》とも明確に違う部分です。
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》を通すって相応に難しいので、最低保障のある《知識の精霊ロードリエス》は結構気軽に使えました。
という訳でまずは《知識の精霊ロードリエス》をプレイするところを目指します。
当時(2009年)段階ではそれぞれ1枚ずつ使えた《アクアン》や《サイバー・ブレイン》、《エナジー・ライト》などのドローソースでデッキを手札を溜めていくのが序盤の戦い。
そして《知識の精霊ロードリエス》を着地させた後は、ここまで手札に溜めきた2種のG・0ブロッカーを展開していきましょう。
これによってリソースを切らすことなく盤面を展開していくのが第2段階。
そしてここらで1回《ハイドロ・ハリケーン》をひと摘まみ。
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 水 / コスト6
バトルゾーンにある自分の闇のクリーチャー1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につき、相手のマナゾーンから1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。
この段階での《ハイドロ・ハリケーン》は、まだ致命傷にはならないことが多いです。
ですが3ランデスくらいは当然見込めるので、大きくテンポを取ることが出来ます。
あとは上記の工程を繰り返しつつ、追い《ハイドロ・ハリケーン》を決めましょう。
二度目ともなれば、全ランデス級の致命傷になります。
フィニッシュは《白騎士の開眼者ウッズ》で、自軍ブロッカーをダイヤモンド状態にしてゲームエンドです。
【 進化クリーチャー 】
種族 メカサンダー / 文明 光 / パワー10500 / コスト7
ブロッカー
進化-自分の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーの、攻撃できない効果は無効になる。
自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分の、名前に《白騎士》とあるクリーチャーをすべてアンタップする。
ここは《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》でもいいのですが、個人的には《白騎士の開眼者ウッズ》の方が好み。
パワー高いし、色んなバージョンあるし。
偉大な内容固定パック「パーフェクト・エンジェル」
名前が話題になることもあるこのデッキですが、デッキの内容・強さとしてはかなりガチの方面のものです。
実際、《ハイドロ・ハリケーン》が殿堂するまでそれなりに使われていたデッキだったと記憶しています。
まぁやっぱり「パーフェクト・エンジェル」が偉大なんですよね。
内容固定された5枚1セットのパックなんですが、新規カードが《知識の精霊ロードリエス》に《王機聖者ミル・アーマ》、そして《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》とどれも強力で、ちゃんと使われました。
再録枠も《光陣の使徒ムルムル》なので無駄がないです。
「小学生デッキのムルムルが強い」という漠然としたイメージは、たぶんこのパックとアルカディアスナイツで《光陣の使徒ムルムル》が収録され、世にたくさん出回ったことに一因があるんでしょうね。
なんなら目玉カードの《聖霊王エルフェウス》が一番影が薄いまであります。
そんなわけで《知識の精霊ロードリエス》自体が強力かつ入手が容易だったこともあり、《知識の精霊ロードリエス》系のデッキの認知度が広まっていったのでしょう。
ちなみに、リスト自体は結構自由度が高いです。《知識の精霊ロードリエス》にG・0、《ハイドロ・ハリケーン》さえ入っていればいいので。
なんなら普通に《ヘブンズ・ゲート》とか入れて遊んでいた人もいたはずです。
また小型ブロッカー枠についても、ランデス対策の《光波の守護者テルス・ルース》を入れてたこともありました。
【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のマナゾーンのカードが、相手によって墓地に置かれる時、そのカードをマナゾーンに戻してもよい。
このようにリスト自体も弄りやすく、「持っているカードでだいたい遊べる」というのも、これらのデッキを遊ぶ上で良かった点だったと思います。
まぁ《ハイドロ・ハリケーン》というカードは全然子どもたち同士でワイワイ遊ぶカードではないんですが、それでもブロッカーをわちゃわちゃ並べるだけでも充分楽しいデッキではあるので。
そういう意味でも、やっぱり自分の中では「ロードリエスデッキ」と「ハイドロハリケーンデッキ」はちょっと違う分類をしていたのかも?
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第130回は私の大好きな【ロードリエスコントロール】でした。
私は《知識の精霊ロードリエス》結構好きなんですよ。
2009年当時も使っていましたし、DS期にデュエマ復帰したときも《ヘブンズ・ゲート》系のデッキが使えると知って、とりあえず入れたくらいです。
ちなみに《ハイドロ・ハリケーン》が殿堂していたのを知ったときは「そりゃそうだろうな」とは思いました。そのままの勢いで《魔天降臨》を購入しました。ミルエメ魔天は楽しかったです。
そういえばこのデッキについては遙か昔にリクエストがあったな~~というのを思い出したので、今回紹介してみました。
今年はなるべく昔のデッキも紹介していきたいのですが、昔のデッキは文献も少なくテンプレリスト等も少ないので、「自分はこれで遊んでいた」「こういうデッキだったと聞いている」という形になるケースも多いとは思いますが、ご承知おきいただければと思います。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。