こんにちは、神結です。
つつつつ遂に。
遂にウマ娘の育成にオルフェーヴルが実装されました!
最近はジェンティルドンナやDREAMジャーニーの育成シナリオを見ながら「良いなぁ……」としみじみしておりましたので、王の登場を楽しみにしていたのですが。
4周年アニバーサリーということで、当シリーズもウマ娘と共に歩んでいきたいですね(?)
というわけウマ娘、オルフェーヴル、そしてドリームジャーニーということでここは1つ。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【旅路バーンメア】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
3ターンで夢の旅路を 「旅路バーンメア」
というわけで今回の名作デッキはジョーカーズが辿り着いた新たなる境地、【旅路バーンメア】になります。
リストはこんな感じ。


ちなみに同じ《バーンメア・ザ・シルバー》のデッキで言うと、以前にこちらを紹介していますので、併せて楽しんでいただければと思います。
さて、このデッキの主役は《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》です。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ・ドラゴン / 文明 ゼロ / パワー10000 / コスト8
■革命チェンジ:コスト5以上のジョーカーズ(自分のコスト5以上のジョーカーズが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。こうして捨てたカードがジョーカーズなら、そのカードの「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を1つ使ってもよい。
■相手は、自身の各ターンに1枚しか呪文を唱えられない。
2020年7月発売の「最強戦略!!ドラリンパック」より登場した1枚となります。
ファンタジーBESTなど、現在で言うところの「夏のエクストラパック」に該当するパックで、当時はコロナ禍でしたが環境に非常に大きな影響を与えました。
ちなみに収録カードの一部を紹介していくとSRには《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》や《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》、《森夢龍 フィオナ・フォレスト》。
VRにも《龍世界 ~龍の降臨する地~》、《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》、《天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》、《激烈元気モーニンジョー》、《エンドレス・フローズン・カーニバル》。あとデュエパでお馴染み《バイナラドンデン》。
それ以下でも《希望のジョー星》に《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》といったお馴染みのカードたちに《秩序の意志》、《森夢のイザナイ メイ様》、《カシス・オレンジ / ♥応援してくれるみんなが元気をくれ~る》、《裏斬隠 カクシ・レシピ》といったカードたちが登場しています。
……と、まぁ当時はもちろん現在の環境にまで大きな影響を与えているカードたちが収録されている訳ですが、トップレアの1つがこの《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》なんですね。
そしてこの《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》の獲得をもって、ジョーカーズというデッキの「足は貧弱だけど、上半身は最強」という評価が決定的になったような気がします。
さて、《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》を使うに当たっては、ジョーカーズの特性を知る必要がありました。
ジョーカーズは前年活躍した《バーンメア・ザ・シルバー》、《ムシ無視のんのん》、《グレープ・ダール》というようにバーンメア軸の強力なパッケージは健在でした。

【 ツインパクトカード 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を2回する。このターン、それらのGRクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
────────────呪文────────────
カード名:オラオラ・スラッシュ
文明:自然
コスト:3マナ
■S・トリガー
■次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。
問題は、そこにどう繋ぐかです。
というわけで、用意されたマナ基盤が彼らです。
いや、流石に貧弱すぎる。
まぁでもしょうがないんですよ。ジョーカーズゾーンも天災ジョーカーズもないだから。
《キング・ザ・スロットン7》の都合上、デッキのカードはジョーカーズで固めなきゃいけないのですが、とはいえジョーカーズに優秀なブーストが配布されているわけではなく、それこそ競走馬の脚くらい不安定な存在でした。
しかし一度展開すればバーンメアからのGRは勿論、《キング・ザ・スロットン7》による展開力、《ジョット・ガン・ジョラゴン》+《アイアン・マンハッタン》による圧殺など、圧倒的なパワーでそのまま相手を差し切ってしまう決定力はありました。

【 ツインパクトカード 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー7777 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それがすべてジョーカーズなら、その中からクリーチャーを1体、バトルゾーンに出す。そのターン、そのクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できる。残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
────────────呪文────────────
カード名:7777777
文明:ゼロ
コスト:3マナ
■S・トリガー
■相手は自身の山札の上から3枚を表向きにし、自分はその中から1枚を選ぶ。その選んだカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべてと、表向きにした3枚を、相手は好きな順序で自身の山札の一番下に置く。
まぁ要するに、上のカードは強いんですよ。
そしてそこに追加されたのが、《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》です。
このカードはプチジョラゴンといった感じで、革命チェンジを持ちつつ登場時にジョーカーズを切ることで、そのジョーカーズの登場時能力を使うことができました。
そしてジョニーの系譜でもあるので、呪文に対しての制限効果も持っています。
というわけで、この旅路からバーンメアを走らせたり、スロットを当てたりすることで、ある程度「序盤のブースト基盤の弱さ」を補えるようになりました。
特に《ジョラゴン・オーバーロード》から入ると、最速3ターン目で《チキン・タッ太》からの《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》への革命チェンジが決まります。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 火 / パワー5000 / コスト6
■J・O・E 2 (このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、これを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。
そこから先はバーンメアが大暴れして、《せんすいカンちゃん》から更なるGRがあったり、《無限合体 ダンダルダBB》からの《灰になるほどヒート》でおかわりがあったり、《ジェイ-SHOCKER》で相手の受け札を止めたりと、だいたいやりたい放題になります。
まさに暴れ馬。気性難。使い手の献身性が試される。
それが【旅路バーンメア】というデッキなのです。
このデッキ自体は、直後にドラグナー環境になってしまったことで、大活躍の夢は中々叶いませんでしたが一定の存在感はありました。
またドラグナーの規制後には、しっかりと結果を残すことに成功しています。
このあとデュエマはオリジナルレギュレーションの導入もあって「デッキの強度を上げていく」ことが主流になっていくんですよね。
それでいうとガタガタな基盤を上手く乗りこなしつつ、最後はパワーで粉砕するというこのデッキは、改めて見ると結構異質なものに見えるかもしれません。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第136回は【旅路バーンメア】でした。
まぁ……あんまりいい思い出はないですね。壊された記憶しかないですからね。
特に受けるデッキが好きな人にとっては、このデッキは悪夢。ブースト基盤の弱さは微々たる問題でしかなく、時間に余裕があるので間に合います。
7マナあると《ロスト・ソウル》とかで全ハンデスしてもトップの《キング・ザ・スロットン7》とかから繋がって負けるんですよね。マナが7マナ伸びてるときのこのデッキの出力は、歴代でもトップレベルのものがあると思います。
私は苦手なこのデッキですが、愛好家も多く。2022年頃までは使っている人も多かったと記憶しています。
ちなみに現在では、デュエキングDREAMの発売によって《タイムピョンチキ / オラオラ・ジョーカーズ》や《我ら、モモダチ三人衆!!!》などのブーストカードが追加されました。
そのため序盤の貧弱さについてはある程度解消しつつあると言えます。
【旅路バーンメア】というデッキ自体は特に殿堂カードの影響を受けたデッキではないので、好きな方はぜひ現代カスタマイズして遊んでみてください。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
バックナンバーはこちら!

デュエマの歴史を学びたい方はこちら!
