このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●派手に一撃必殺を決めたい! ●そのためなら直接的暴力を辞さない ●ボーガー |
こんにちは。あるいはお久しぶりです。『格安デュエマ研究所』研究員の北白河と申します。
時期的に珍しくあんまりてんやわんやしてない時期ですが、今日も今日とて格安をやっていこうと思います。
第108回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役はこちら。
《 甲型龍帝式 キリコ3 》(55円)です。
「再録されたら安くなるのに……!」と言われていたカードが、再録されたとたんに最低ラインギリッギリに大変身!なんなら再録直前の価格だと3000円くらいしましたからね。これが資本主義の残酷さだ!
もちろん派手なカードですので、それに見合った派手なギミックを用意いたしました。端的に言うと、こいつが出ると勝ちます。
例によってもう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
開発部セレクションデッキなんて知りません。
(シングル価格は、執筆時点(2023/5/28)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
ここで強さについての言い訳をしておくところまでがテンプレです。
デッキのコンセプト
さて。あらゆるカードには、テキストの時点で一通りの「期待される役割」というものが存在します。
では、 《 甲型龍帝式 キリコ3 》 には何を期待されているのでしょうか?これはわかりきっています。
出した瞬間に、呪文コンボで勝つことです。
まあその...8マナの進化生物で手札を全部投げ打って使う効果なんですもの。
ここまでやっといて「やったー!雑多な呪文が3枚もめくれてお得に戦況を強化できたぞ!手札はなくなったけど!」なんていう牧歌的なデュエマ、正直やりたくないでしょ?
いくら「マナに置いといてから7マナ貯めて《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を出す」という手段でもろもろの過程をスキップできるからと言って、こればっかりは譲れません。
つまり、このカードに期待に応えてもらうためには「踏み倒したい少数の呪文以外の呪文をデッキに投入しない」ことが要求されるわけですね。
で、今度は勝ち手段の呪文なんですが……。アドバンスにして雑に《 オールデリート 》(190円)っていうのは実際一番楽ではあるんですが、ぶっちゃけ読者の皆様もそんなの求めてないと思うんですよ。そんなのやるならダーツでも投げとけって話ですし。
ただ、「少数(1枚か2枚)の呪文で確実に勝つ手段」というのはデュエマ界……というか格安界にはほとんど存在しなくてですね。
例えば誰もが思いつく《 インビンシブル・フォートレス 》+《 闘うべき時!! 》+(前述のどっちか)のパターンも、「シールドを増やされる」という裏目を受け入れた上でデッキに不純物をどっさり積まないといけないわけで。
例えば、理想論としてですよ。「オリジナル範囲で」「青緑軸のカラーリング範囲内で」「完全に呪文2枚のみで成立する勝利確定コンボで」「可能な限り状況を選ばず確実に勝つ」パターンはないのでしょうか?
……そう考えて多くの呪文を当たりましたが、これを満たす組み合わせはデュエルマスターズというゲームの中には存在しませんでした。
考えてみれば、「2枚コンボで絶対勝利」なんていう派手な現象を起こせるカードなら、単体でもだいたい勝利のカギとなるはずです。そんなカードを2枚も使って勝とうだなんて、わざわざそんな無駄なことをやる意味はあるのでしょうか。
勝利(Victory)に勝利(Victory)を掛け合わせるような、派手なだけの勝利ギミック。
略して、V×V……。ん?
デュエマに勝利がないなら、カブトボーグをすればいいじゃない!
そう。アニメ「人造甲虫カブトボーグV×V」とのコラボカード、《 キングダム・オウ禍武斗/チャージ3回、フリーエントリー! 》ですね。
単体で派手な効果を持つこのカード自身……もとい、イラストに描かれている天野河リュウセイくんが、啓示をくれたのです。
アニメにおける彼の代名詞と言える戦法は、対戦相手を直接攻撃する精神攻撃。これで相手のボーグの動きが緩んだところに、多数のメーターをフル稼働して放つ必殺技ことレッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニングを放つというのが、彼の勝ちパターンです。
つまりはですね。
こちらが勝利をするのではなく、精神攻撃で相手の五感を奪って敗北させればよかったのです。
具体的に言えば《 終葬 5.S.D. 》を解決して山札をギロチン化させつつ《 Q.Q.QX. 》という名のカブトボーグをエントリーさせ、《 チャージ3回、フリーエントリー! 》で強制的にチャージを3回行わせれば、次のターンのドローの瞬間対戦相手が敗北します。2回チャージインしてない?
チャージのみで相手を倒すのは、さすがにカブトボーグ界でも前代未聞……のはず(原作は序盤しか見てないです)!でも天野河リュウセイならやりかねんな……
もちろんあっちもなんかしらの生物を出してこようとするでしょうが、そこはcipが処理される前にマナから《 終末の時計 ザ・クロック 》をチャージインさせればカバーできるという寸法です。
この文字通りの必殺技、ブルーウルフ・キュービック・ファイブセンスダウンを決めれば、さすがに勝利は堅いはず!カブトボーグの必殺技構文にするならファイブ・センス・ダウンでよくない?
というわけで、完成したデッキがこちらになります。
デッキレシピ:直接攻撃は基本
総額は4060円。今出てる「バトル昆虫カブトボーグ」なら2台買えて、ブリッジ付きのスターターセットは買えないくらいの値段です。
というわけで、カード解説に入っていきましょうか。
採用カード解説
本日の主役
《蒼狼の王妃 イザナミテラス》
【 クリーチャー 】
種族 サムライ / オリジン / ポセイディア・ドラゴン / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト6
■このクリーチャーが出た時、次のうち1つを選ぶ。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
▶︎自分の山札から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。
その後、このクリーチャーから進化できる、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、手札またはマナゾーンから選び、このクリーチャーの上に置く。
70円
このデッキを事実上の1枚コンボたらしめているコアパーツです。
マナに後述の《 甲型龍帝式 キリコ3 》を落としてから、7マナ溜めてこれを出すだけでだいたい勝ち!いやあカブトボーグって簡単ですね。
複数枚手札にある場合は、除去として切っていくパターンがあるのは忘れないようにしてください。
《甲型龍帝式 キリコ3》
【 進化クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー13000 / コスト8
■進化-自分の水のドラゴン1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて、好きな順序で山札の一番下に置く。その後、自分の山札の上から、呪文が3枚出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。こうして見せたそれ以外のカードをすべて山札に加えてシャッフルし、その後、その3枚の呪文をコストを支払わずに唱える。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
55円
《 蒼狼の王妃 イザナミテラス 》から出てくる、勝ち手段……を呼び出すパーツです。事前にマナに送ってから(あるいは手札に抱えておいてから)出すと、なんかボーグバトルが始まって勝ちます。
だからこそ気を付けたいのは、その準備。一見インクの染みみたいな「手札を山札の下に送る」行為ですが、手札に後述の勝ち手段2枚があるときは「山札の中にどちらが残っているか」を考えつつ順番を指定するのがいいでしょう。
3枚呪文が出るまでめくって、どちらかが全部盾落ち・マナ落ちしてると勝てませんからね。
必ず殺す技と書いて必殺技
《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■5.S.D.:このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドのカードを手札に加えるかわりに、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。
■相手は、自身の山札の横向きのカードを手札に加えた時、ゲームに負ける。
■相手は、自身の山札を見たり、順番を入れ替えたりできない。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自身の山札をシャッフルする。
【呪文】
カード名:終葬 5.S.D.
文明:自然
コスト:8マナ
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを、自身の山札の上から4枚目の位置に、横向きに刺す。
■このカードをバトルゾーンに出す。
180円
カブトボーグです。ハチの。
上記の踏み倒しでめくれるように、デッキ内に眠っていてほしいカードなんですが……ごくたまに素出しするパターンは思いつかなくもないですね。相手がサーチや山札操作を行うデッキなら、5.S.D.のほうも含めて3ターン目に素出しする機会はありそうです。
中型以上に対しては除去らしい除去ができるほぼ唯一のカードでもあるので、8マナ溜めて呪文面でメタクリなどを除去してから動き出すのも手ですよ。
《キングダム・オウ禍武斗/チャージ3回、フリーエントリー!》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー14000 / コスト9
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■T・ブレイカー
■破天九語:このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを9つブレイクする。
【呪文】
文明 自然/コスト10
■各プレイヤーは、自身の山札の上から3枚をマナゾーンに置く。
■クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。その後、相手はクリーチャーを1体、自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
240円
キリコ3が出るとどこからともなくやってくる、天野河リュウセイくんです。呪文面で相手の生物が出てきたら、「いいチャージインだ!」と褒めてあげましょう。相手が最後に聞く言葉になるので。
《 Q.Q.QX 》に増して素で使うパターンは少なそうなんですが……まあ、どこまで腐ってもシールドをいっぱい割れる巨大生物であるのは事実。死ぬほどぐだついた時とかに、雑に破天九語をぶっ放していきましょう。
ちなみにこのデッキにおいて、呪文面を素で唱えるのはおおむね自殺行為です。
イザナミテラスがマナ落ちして全然見えない状況とかでなければ、存在自体を忘れていいですよ。
使い捨てヒロインたち(ブースト)
《霞み妖精ジャスミン》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
文字通りの使い捨てヒロインです。
呪文が採用できないこのデッキでは、最も癖のないブーストです。
《ジャスミンの地版》
【 タマシード 】
種族 スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / コスト2
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
95円
使い捨てにならないヒロインです。
ぶっちゃけ進化する予定はないんですが、まあ。はい。数合わせです。タップインなことにお気を付けを。
《再生妖精スズラン》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分のマナゾーンに置く。
100円
使い捨てヒロインその2です。
安定性の関係でもう少し2マナブーストが欲しかったので調べたら出てきました。マナからの召喚は……まあ、しないと思いますよ。
《妖精 アジサイ-2》
【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / ディスタス / 文明 水/自然 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。
■ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
50円
ちょっと気合の入った使い捨てヒロインです。
手札を減らさずにマナが伸ばせるので、イザナミテラスを探しつつキリコ3をマナに落とす……なんていうパターンも狙えますよ(テキスト読んでるだけ)。
《ウマキン☆プロジェクト》
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / サイバー・コマンド / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー0000+ / コスト4
■バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
{OL}自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
170円
凄く気合の入った使い捨てヒロインです。金トレ版だと。
想定されるムーブだとおおむね上の《 妖精 アジサイ-2 》と同じなんですが、こちらの売りは6マナ目にバズレンダ入りで使うことで山札を掘れるところ。
手札(とマナ)にキーパーツを引き入れる都合上、この手の選べるブーストはいくらあっても困りません。ありがたく使っていきましょう。
安全面への配慮
《終末の時計 ザ・クロック》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
110円
言わずと知れた防御枠のトリガーです。
手札に来た時の仕事はおおむねマナに行くこと……なんですが、《 チャージ3回、フリーエントリー! 》でチャージインさせることで、相手の踏み倒した生物のcipの誘発を打ち切って相手にターンを渡せます。
つまり、こいつもカブトボーグです。なんかツノみたいなやつが二本あるからきっとクワガタです。背中のは謎メーターですね。
《大地の超人》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー3000 / コスト6
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のアンタップしているクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。その後、相手は自身のアンタップしているクリーチャーを1体選び、マナゾーンに置く。
50円
「格安範囲で」「マナを伸ばせて」「防御効果がある」「呪文ではない」「単色の」「トリガー」という、相当厳しい条件を潜り抜けて選ばれた追加の防御手段です。《 アクア・オドッテミタ 》とか使いたくないもんな……。
マジで地味なんですが、序盤にトリガーすると7マナに到達するターンが1ターン縮まるので結構バカになりません。
また、こちらも《 チャージ3回、フリーエントリー! 》でチャージインさせることで、相手の踏み倒した生物を即座に除去するチャンスがあります。
そうです、こいつもカブトボーグです。もちろんこいつもクワガタ。
このデッキの回し方
①:狙え!ツー・フォー・シックス
前の方でちらっと言いましたが、このデッキの目標はおおむね「7マナ貯まった状態で《 蒼狼の王妃 イザナミテラス 》を出すこと」。つまり、すべきは速やかなブーストです。
《 終末の時計 ザ・クロック 》と《 甲型龍帝式 キリコ3 》を見かけたら可能な限りマナに送りつつ、2→4→6のおなじみカーブを描いていきましょう。
②:繰り出せ!セブンマナ・イザナミテラス・キュービック
順調に行けば5ターン目ごろには7マナ貯まっているはず。
ここで《 蒼狼の王妃 イザナミテラス 》を召喚すれば、あとはマナか手札から《 甲型龍帝式 キリコ3 》を引きずり出して進化するのみ!
ここでトップをめくって、《 終葬 5.S.D. 》と《 チャージ3回、フリーエントリー! 》の両方がめくれればだいたい勝ちます。
どっちかが全てマナ・盾落ちとか、どっちかが3枚めくれるとかが発生するとちょっとしょんぼりしてしまいますので、時には手札にキープしておいて山札の下に送ったりしてください。
③:いいチャージインだ!ファイブ・センス・ダウン!
無事両方めくれたら、最後の2回で《 終葬 5.S.D. 》を適当な敵クリーチャーにぶつける→《 チャージ3回、フリーエントリー! 》でブースト&チャージイン(できれば《 終末の時計 ザ・クロック 》を出すと、相手のcipなどをスキップしてターンを飛ばせます)……と動いてターンを返せば、おおむね勝ちます。お疲れ様でした。
相手にクリーチャーがいない場合は……まあ、めくれ次第では《 チャージ3回、フリーエントリー! 》→《 終葬 5.S.D. 》→《 チャージ3回、フリーエントリー! 》の順で使って引きずり出してからギロチン化したりもできます。安定性はガタ落ちしますが。
採用候補のカード
やることとしては、踏み倒し先呪文をこんな曲芸ではなくもっとわかりやすい形にすること。
前述の《 オールデリート 》だけでなく呪文によるコンボであればぶっちゃけなんでもできるので、必要に応じてここを換装していきましょう。
そのうえで、個人的に好みなのが……
《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》
【 呪文 】
種族 ドルスザク / 文明 水 / コスト99
■ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。
■このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
2480円
任意の山札回復と追加ターン呪文の組み合わせで、延々と追加ターンを取り続けるやつですね。これだと、呪文は1枠4枚で済みますし。
本当に強いボーガーは、五感を奪わずとも「お前にターンは来ないぜ!」っていう精神攻撃だけで勝てちゃうわけですね。
同じ理屈で相手のリソースを根こそぎにできるうえ勝手に山札に戻る《 夢幻の無 》とかでもいいんですが、こちらは使い続けると山札が切れるのでご注意を。
おわりに
というわけで、ボーグバトルでした。
格安に限らず、デッキを組む際は「カードに何を期待するか」「期待するパフォーマンスを発揮させるにはどうしたらいいか」を考えるのが何かと役立つのは言わずもがな。
このあたりを言語化しておくと、「このデッキは何をするデッキか」という問いに明確な答えが出てきて改造やプレイングがやりやすくなったりもしますよ。
軸となるパワーカードがないせいで放っておくと明後日の方向に行きがちな格安構築でこそ、このやり方はおすすめです。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「格安でも《 オールデリート 》解禁か……」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
それでは、次の記事で。北白河でした。