このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●硬い受けとスピードを両立したい! ●何度か見たデッキでも許せる ●箱が出回らなかったせいで格安で種族デッキを組めなかった |
こんにちは。あるいはお久しぶりです。『格安デュエマ研究所』研究員の北白河と申します。
今日も今日とて格安をやっていこうと思います。
第166回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役となるのは……。
《 ルピア&ガ:ナテハ 》(120円)です。
いやあ。販促を兼ねて「ファンタジーBEST」のカードで種族デッキっぽいことをしようと思ったら、まさかアビス種族デッキをやることになるとはね。パックそのものが市場に出回らなさすぎて、種族の基幹カードがたっけえんだ。
というわけで、今回はこのカードを活かして格安をやっていこうと思います。
例によってもう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2024/7/23)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキのコンセプト
さて。なぜこのカードが今回のデッキのテーマになったか皆さまお分かりいただけるでしょうか。いったん記事タイトルを記憶から消して考えてみてください。
こいつだけ全然種族に依存しないテキストだから?それは正論罪ですね。やめようロジハラ。
その理由は当然……
ほぼ同じ役割のカードを2種8枚積めるようになったからですね。
令和を代表する詭弁とされる「2種8枚理論」ですが、「これまで1種しか積めなかった初動パーツが2種積めるようになった」パターンについてはちょっと話が変わってきます。
4積みパーツを先攻2ターン目に引ける確率は約50%弱ですが、8積みできると76%強まで上がりますからね。さすがに「初動があることを前提とした戦略」が許されるようになるのは大きな違いというわけですね。重ね引いても問題ない構築なら、さらに利益は増大します。
で、このカードたちが活きてくるデッキと言えば当然……
【アビス邪王門】です。
詳しくは過去の研究を見てほしいんですが、《 百鬼の邪王門 》との相性が限界を突破している《 悪縁 ガクブッチ=リッチーモア 》を活かすためにアビス・メクレイド(と、そこから出す追加のフィニッシャー)を搭載し、アビスシナジーを活かしつつ攻めつつ受けを実現する感じの構築ですね。
墓地も手札も溜め込みたいこのデッキにおいて、「墓地と手札を稼ぎつつ盾を減らせる初動」が増えたのは大革命!だいぶ面白いことになってくれそうですね。
ただ、ここは格安デュエマ研究所。
普通に組むならともかく、5000円縛りでは追加の受け札となる《 一王二命三眼槍 》や《 デス・ザ・チョイス 》にはさすがに手が届かないので、何かその枠を埋めるような新機軸が必要となります。
ついでに言うと、《 百鬼の邪王門 》のためにマナに埋められるような火の絡むカードも欲しいですね。
となると……
《 鬼寄せの術 》で《 ガ:ナテハ 》を3ターン目に送り込めばいいのでは?
対処されなければ4ターン目にアビス・メクレイド8を決められるこの組み合わせの強さはもちろんですが、《 鬼寄せの術 》がアビスラッシュに乗るのも重要。
《 邪闘 シス 》や《 スパトー:ド:スパトゥー 》を墓地から高速で走らせてメクレイドなんていうパターンも狙えるようになります。この過程で2打点出てるので、詰めやすさもだいぶ変わってきそうですね。
ここまでやれば、受けの枚数が減った弱点を高速展開で補うデッキを組めるはず!
というわけで、完成したデッキがこちら。
デッキレシピ:三度漬け
お値段は3830円!当然ながら、開発部デッキを持ってればもっと安く上がりますね。売れ残ってたら買え!
カード解説
初動
《ルピア&ガ:ナテハ》 《サーイ=サイクル》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / ノワールアビス / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ墓地に置く。その後、カードを1枚引く。
120円
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
210円
「2ターン目に出せて、毎ターン盾を減らしつつ墓地と手札を増やせるアビス」たちです。2種8枚!
タイミング的には《 ルピア&ガ:ナテハ 》のほうが即効性があって強くはあるんですが、通常運用的にはあんまり差はないです。どうせ出てすぐ除去されたらキッツいのは同じだし。
《鬼寄せの術》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2
■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
90円
4-5マナ域に集中するメクレイド役を高速射出する呪文です。盾回収があるので手札が減らないうえ、このカードそのものが墓地に行くので墓地も肥える!
中盤以降でもアビスラッシュと絡めて軽減奇襲できたりするので、見た目以上に腐らないのがうれしいですね。
メクレイド担当
《ガ:ナテハ》
【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■自分のターンのはじめに、自分のシールドを2つ墓地に置いてもよい。そうしたら、アビス・メクレイド8する。(アビス・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のアビスを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
50円
もちもち感に定評がある、事実上のモブから単独グッズが作られるまで成り上がった出世株です。
既存の【邪王門】だと手札が増えないことからそこまで噛み合わなかったんですが、デカいアビスを多用するうえ墓地をリソースとして必要とするこのデッキならちゃんと活きてくれます。たぶん。
こっそりスレイヤーブロッカーなので、《 百鬼の邪王門 》で出せると小型をバトルで潰しつつ攻撃クリーチャーをブロックで止めつつ破壊するような荒業も可能なのは覚えておきたいですね。
《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》
【 ツインパクトカード 】
種族 ノワールアビス / アビスへの誘い / 文明 闇 / パワー8000 / コスト5
種族:ノワールアビス
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが離れた時、アビス・メクレイド8する。
────────────呪文────────────
カード名:邪暴乱舞
文明:闇
コスト:6マナ
種族:アビスへの誘い
■アビス・メクレイド8する。
■自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
110円
シンプルなテキストながら結構癖が強い一枚ですが、それでもなおちゃんと強いメクレイド役です。
メインの使い方としては、「墓地からアビスラッシュで殴りつつメクレイド」「メクレイド8でほかにロクなカードがなかったときに呪文面で墓地肥やしつつガチャ継続」「邪王門からパワー8000の生物にピンポイントにぶつけて後続に望みを繋ぐ」など。
腐ってもオーバーレアであるという事実を思い知らせてやりましょう。
《ド:スモンマー》
【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー3000 / コスト5
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つ選ぶ。
►カードを4枚、自分の墓地から好きな順序で山札の下に置いてもよい。そうしたら、アビス・メクレイド8する。(アビス・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のアビスを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
►山札の上から4枚を墓地に置く。
50円
こっちはもっとシンプルなメクレイド役。墓地が足りない時は墓地肥やしができるのもいいですね。
墓地を食うというデメリットも、受け続けようとするなら「山札を濃くする」というメリットに転嫁できたりします。
こっちもブロッカーなので、《 百鬼の邪王門 》で出せると小型をバトルで潰しつつ攻撃クリーチャーをブロックで止めてメクレイド……というムーブが狙えることはお忘れなきよう。
めくりたいフィニッシャー枠
《悪淵 ガクブッチ=リッチーモア》
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー7000 / コスト6
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
■ブロッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、闇のカードを2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。
■シビルカウント5:このクリーチャーが攻撃する時、自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計5つ以上あれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。
90円
どう考えても邪王門に住んでる人です。断言するんですが、このデッキはこのカードを何度も出すことのみを目的として構成されています。そうでなきゃわざわざメクレイド8なんてやりたくねえだろ!(暴言)
6コススレイヤーブロッカー・墓地回収・全ハンデスによるフィニッシュ性能など本当に何もかもが《 百鬼の邪王門 》と相性が良すぎて言うことも特にないんですが、マジで困ったら出しとけばいいレベルです。
墓地にあると、《 鬼寄せの術 》+アビスラッシュにより意外な角度から全ハンデスを叩き込めたりするのは覚えておきましょう。
《邪闘 シス》
【 クリーチャー 】
種族 アビスキマイラ / 文明 闇 / パワー9000 / コスト6
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-∞する。
■このクリーチャーが攻撃する時、アビス・W・メクレイド5してもよい。(アビス・W・メクレイド5:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト5以下のアビスを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)
50円
邪王門から出てくる最強の確定除去にして、5コスト以下のアビスが増えたことでメクレイドによる展開の要にもなるようになった一枚です。
ぶっちゃけ価格バッファ兼邪王門・メクレイドの当たり枠の水増しなんですが、たまーに「このカードでしか対処できない盤面」とかがあるのも事実。
W・メクレイドをやると山札の下4枚が確定するので、のちのちのメクレイドや邪王門で何が出るかを予知したりもできるんですが……そんだけ記憶力が良くて人間性能が高い人はこんなデッキよりもっと使うべきデッキがあるはずです。
墓地にあると、《 鬼寄せの術 》+アビスラッシュにより意外な角度から展開できたりするのは覚えておきましょう。 (コピペ)
《深淵の襲傘 アンブレラ=イザベラ》
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー9000 / コスト8
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のエレメントを1つ選び、破壊する。その後、そのエレメントのコストと同じ枚数のカードを自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
▶自分の墓地にあるカードを13枚、シャッフルして山札の下に置いてもよい。そうしたら、相手は手札とバトルゾーンから自身のカードを13枚選び、シャッフルして山札の下に置く。
60円
このデッキの真の切り札となる、メクレイド8の大当たりです。
出てすぐ除去&墓地肥やしというだけで強烈ですが、墓地13枚を使うことで「だいたい勝つ」レベルのリターンをくれますね。
終盤戦では、このカードのポテンシャルを活かすために墓地枚数を可能な限り稼いでおきたいですね。
申し訳程度の邪王門要素
《百鬼の邪王門》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
130円
このデッキの守りの要です。格安でも俺の手により何度も擦られている一枚ですね。
SA持ちがほとんどいないので、おおむね「守りの邪王門」として運用するのがほとんどになりそうな気配。ちゃんと使えれば、1枚につきダイレクトアタック1-2回ぶんくらい止まるはずです。《 悪淵 ガクブッチ=リッチーモア 》がめくれればもっと伸びますね。
あと、このデッキにおいては墓地が肥えるのも結構重要。「無料で4枚墓地が肥える」と考えると、かなりやってると思いませんか。
このカードを使うために、可能な限り早い段階でマナに火のカードを確保しておきたいですね。
《バサラ》
【 クリーチャー 】
文明 闇/火 / パワー9000 / コスト6
■侵略ZERO:相手のターンの終わりに、そのターン相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■革命0:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが0枚なら、相手の一番パワーが大きいクリーチャーをすべて破壊する。こうして破壊された相手のクリーチャー1体につき、相手は自身のシールドを1つ選んで墓地に置く。
50円
邪王門の永遠の相棒たる、なんか……知らん人です。アビスでもないし。
侵略ZEROでの踏み倒しと革命0での盤面・シールド破壊によるカウンター性能はまあ言わずもがなですね。
とりあえずどこまで行っても無料で出てくる2打点SAなので出して殴り得。初手にあればおおむねマナに送られるとは思いますが、頼りにしてあげましょう。
このデッキの回し方
①墓地と手札を稼げ!
とりあえず最初は、《ルピア&ガ:ナテハ》 《サーイ=サイクル》 を出して手札と墓地を稼いでいきましょう。早く出せば出すほど、生き延びれば生き延びるほど強いカードです。
初手にない場合は、後述する《 鬼寄せの術 》からのメクレイドを何とか目指していきたいですね。
また、1ターン目に手札に多色カードがあればまずマナに置きましょう。複数枚あるなら、(相手にもよりますが)優先度としては《 バサラ 》>《 鬼寄せの術 》(初手で3ターン目5マナ域ムーブができそうなら残す)>《 百鬼の邪王門 》くらいですね。
②鬼寄せで加速しつつメクレイド!
中盤戦になれば、《 鬼寄せの術 》からメクレイド持ちを展開して盤面を広げていきましょう。
6マナ域が出ればだいぶ展開や盤面維持が楽になるはずなので、最低限の守りを維持してガンガン殴っていけるはず。
「このデッキは邪王門による受けができるビートである」と定義して、どんどん攻めていきましょう。
また、《 深淵の襲傘 アンブレラ=イザベラ 》がメクレイドで出た時のために墓地を稼いでおくと予後がいいです。余裕があるときにやっておくと後悔しないで済みますね。
③終わらない邪王門で耐え続けろ!
相手に攻められたら、《 百鬼の邪王門 》の出番!
《 悪淵 ガクブッチ=リッチーモア 》を出して《 百鬼の邪王門 》を回収するムーブがあればとんでもない防御を見せてくれるので、ここで稼いだ余裕で展開持ちを出して返しのターンの攻めを確保……としたいですね。
そうでなくてもメクレイド持ちを展開→ガクブッチや大型フィニッシャーと繋がることもあるので、あきらめずにデッキを掘っていきましょう。
踏み倒しメタや呪文ロックを立てられてから殴られたら……まあ、その時はその時です。
採用候補のカード
《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》
【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 超化獣 / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、こうして選んだクリーチャーのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。
────────────ハイパーモード────────────
パワー:9000
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが攻撃する時、コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。このターン、そのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できる。
1580円
ここまでこの記事に付き合っていただいた読者尾の皆様には本当に申し訳ないんですが、これ積めるならさすがに《 ガ:ナテハ 》とか積んでないです。
このデッキのどの展開手段から出しても除去と墓地肥やしができて強いうえ、2マナコンビがスムーズにハイパー化のタネになるんですよね。
で、肥えた墓地から《 深淵の襲傘 アンブレラ=イザベラ 》が出てきてcipと攻撃時効果により良くて2面除去、悪くて「13」。ハハハ、こやつめ。
他にも「単体で強い4-5マナ域のアビス」については事実上無条件で採用圏内です。すでにこの手のカードを持ってたら、採用を検討してみてください。
《一王二命三眼槍》
【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼札王国 / 文明 闇/火 / パワー6000 / コスト5
■自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。
350円
《デス・ザ・チョイス》
【 進化クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 闇 / パワー12000 / コスト7
■革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが闇の進化ではないクリーチャーなら出し、このクリーチャーをその上に置く。
■進化:闇のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手のタップしているクリーチャーを1体破壊してもよい。
400円
【邪王門】らしい防御力を高めたいなら、このへんも当然入ってきます。
特に後者を採用できるのは、闇文明の生物を多数搭載するこのデッキならではですね。cipも使えてさらにお得!
このへんを積むなら多色枠を食い合う《 鬼寄せの術 》が減るのでデッキの形が大きく変わることになるとは思いますが、それでもちゃんと強いのでぜひどうぞ。
ちなみに、記事公開日になぜか両方ともちょっと値下がりしたことにより格安範囲内でも2-3枚なら使用可能になりました。あと二日早くやってくれてたなら、もうちょっとこのデッキは強かったと思います。
おわりに
というわけで、新弾の販促でした。誰が何と言おうとこれは新弾の販促なんだ。
いやその、カードショップの社員として「新弾が出たらまずは格安で一個デッキを作って販促する」という縛りを自分に課してるんですが、今回はかなり難産でしたね……。
それでも、「デッキの動きを支えるカードがたくさん積めるようになるとデッキ強度が激増する」という事実は覚えておいてください。
このへんを覚えておくと、新カードが出た時に低レアカードを見るだけで楽しめるようになりますよ。「あのカードの2枚目じゃん!」という方面で感動できるようになると、喜びのコスパが上がります。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「箱の流通をもっと増やしてくれ」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
それでは、次の記事で。北白河でした。