このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●ビッグマナが好き! ●どれを採用するか迷った挙句、一番ありえない選択肢を選びがち ●小型獣を出さないことで《 ドルツヴァイ・アステリオ 》をケアされたことがある |
こんにちは。あるいはお久しぶりです。『格安デュエマ研究所』研究員の北白河と申します。
今日も今日とて格安をやっていこうと思います。

214回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。

当企画はその名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する……という企画となっております。
さて。今回の主役……の前に、重大発表がございます。
この度、なんと……

カーナベルのAランクのカードの最低価格が50円から60円になりました!!!!!助けてくれ!!!!!
企画崩壊の序章っぽい感じですが、これは要するに「これまで安すぎたところを少しずつ平均的に上げて、そのぶんレアカードや人気カードの価格に還元しよう」という施策の一環。
実際結構な数のカードが大幅に値下げされてますし、それ以外でももともと100円前後だったカードが60円ラインに強制的に降りてきて実質的に値下げになったり……みたいな感じで、実際に購入する分にはむしろ安くなってるという説はかなりあります。
つまり、この施策で困るのは我々研究員のみ。「近い役割を持つ50円のカードと入れ替えて10円単位でギリギリ値段を下げる」「50円のカードとキーパーツだけでまずデッキを組んで、残額で少しずつデッキを強化していく」みたいなこざかしいテクニックがナーフされた形ですからね。
向かい風が吹いているのは事実なんですが、まあその。引き続きこの企画を続けていこうと思います。
改めまして、今回の主役は。
《 RYOMA-死合乱闘103 》(300円)です。
マナを貯めてるだけで勝手に出てくるという唯一無二の性能を持つこのカードは、研究のし甲斐も抜群です。出すところまででも無限のアプローチが存在するうえ、複数体出たらちゃんと勝つ気があるサイズと打点とリソース確保があるのがうれしいですね。
今回はこのカードを活かして、格安でデッキをやっていこうと思います。
例によってもう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
ちなみに、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→「在庫チェック」から、直接カーナベルで購入に向かうことも可能です。検索なしで必要なカードにアクセスできてマジで便利なので、ぜひどうぞ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2024/6/23)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算。なおこの記事はゴルギーオージャー高騰により6/21に書いた記事をすべて書き直したものとなります)

もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキのコンセプト
さて。まず《 RYOMA-死合乱闘103 》の売りと言えば、何といっても「マナさえ伸びれば何でもいい」というポイント。
逆に言えば、「どのカードでマナを伸ばすか」を考えなければ話にならないということでもあります。また、
可能ならば、「カード1枚から」「このカード自体より軽い6マナくらいまでで」「相手に依存せずに」「大量に」マナを伸ばす手段を考えたいですね。
とりあえずこの手のブーストで真っ先に思い浮かぶのは6コストで自身のマナを二倍にする《 ドルツヴァイ・アステリオ 》なんですが……これ、手の内が見えてると殴って勝てるような小型~中型生物を残してくれなくなるんですよね。
かといって固定値のブーストは、単独だと6コストで3-4マナ程度が限度。5マナ以上のブーストは、5色生物+《 生魂転霊 》や、大量の進化元を抱えた《 超獣軍隊 ダディパイン 》のように癖の強いものが多くてちょっと使いにくいですね。サブとして採用するのはいいと思うんですが、これだけに頼るのはちょっと怖いところです。
あえてこのへんに頼らず、何かそれ以上にマナを伸ばしうる手段は……

なんか……変なのがあった!!!!!
そう。デッキ内のドラゴン比率を上げたうえで《 龍秘陣 古代龍万歳 》を使えば、相手に頼らずマナを一気に増やせるんですよ。《 龍秘陣 古代龍万歳 》と《 RYOMA-死合乱闘103 》以外全カードをドラゴンにしてドラゴン率を8割くらいにしておけば、「マナ数の8割」に「めくったカード枚数の8割」を掛けた値……要するに「最初に持ってるマナの1.64倍」くらいのマナブーストが期待できますね。
「これだと《 RYOMA-死合乱闘103 》がマナに行かないから本末転倒なのでは?」と思われるかもしれませんが、実は《 RYOMA-死合乱闘103 》って引いたらノータイムでマナに送るのであんまり困らないんですよね。ついでに言うと、マナが伸びてから後引きした《 RYOMA-死合乱闘103 》には素出しのチャンスが生まれるのでそこまで問題にならないというのもあります。
というわけで、《 RYOMA-死合乱闘103 》を「ドラゴンではないけど、マナにあると別途リソース源&頭数になるカード」と考えてみるのはどうでしょうか。ビッグマナによくある、「盤面を処理しきれずor即時打点用意できずに負け」というパターンを回避するためのカードとして運用するのです。
こうなれば、「自然のドラゴン軸のビッグマナ」という基本ラインを敷きつつその動きをさらに強化していくデッキ構築が可能になるはずです。なんなら、多色のブースト持ちドラゴンを絡めればさらなるフィニッシャーも積めますし。
ブーストとマナからの展開を兼ねる《 BARUGA-雷座87 》や《 地封院ギャイ 》、そしてビッグマナと好相性な《 九番龍 ジゴクバンカー Per459 》とかでデッキを支えたうえで、最後に「ビッグマナと相性のいい、絶対的な切り札」を用意すれば……
1マナになったこいつ2枚重ねて追加ターン取りゃだいたい勝つだろ!!!!!
というわけで、完成したデッキがこちら。
デッキレシピ:テクノ要素ゼロの世界で


お値段は4800円!新弾のSRをフル投入した割にはなんとか予算内に収まりました。
欲しいカードがありましたら、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」→「在庫チェック」から直接購入も可能です。あんまり知られてないんですがめちゃくちゃ便利ですので、ぜひ一度試してみてくださいね。
カード解説
今回の主役
《RYOMA-死合乱闘103》

【 NEOクリーチャー 】
種族 ジャイアント / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー17000 / コスト7
■NEO進化:光、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を表向きにしてもよい。その中から好きな数のクリーチャーを手札に加え、残りをマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが破壊される時、墓地のかわりにマナゾーンに置いてもよい。
■自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにカードが8枚以上あれば、このクリーチャーをマナゾーンから出してもよい。
300円
本日の主役と言っておきながら、「デッキの本筋とは関係なくマナから出る上振れ要員」として採用された哀れな一枚です。
しかし「出てすぐリソースを回復し」「ノーコストで盤面処理ができて」「上手く進化できれば即時打点にもなる」などリターンは相当絶大。
特に「ブーストばっかり引いて盤面に触れない」というビッグマナ共通の負けパターンを回避できるのは非常に強力です。
基本的には引いたそばからマナに送って大丈夫ですが、後で素引きしたらリソース確保のために素出しするパターンがあるのは覚えておきましょう。
ブーストのみなさん
《BARUGA-猿蒸86》

【 クリーチャー 】
種族 アース・ドラゴン / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー8000 / コスト2
■W・ブレイカー (このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の他のドラゴンがなければ、このクリーチャーをマナゾーンに置く。
85円
最新の「ドラゴンカウントできる2マナブースト」です。
アンタップインが確定しているので実質1マナでブーストできるのは大きな利点。1ターンに複数回のブーストをして加速するような上振れパターンも狙えます。
反面、すでにバトルゾーンにドラゴンがいる時は純バニラに成り下がるのは懸念点。進化元にしてバトルゾーンから消したりすることも考えましょう。
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》

【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火/自然 / パワー11000+ / コスト8
■パワーアタッカー+4000(攻撃中、このクリーチャーのパワーを+4000する)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
────────────呪文────────────
カード名:ボルシャックゾーン
文明:自然
コスト:2マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
60円
こちらもまた、ドラゴンカウントできる2マナブースト。
多色なので再序盤以降に処理するタイミングに困りがちですが、最終的に火文明のマナが2-3個欲しいデッキなのでマナに送っておいても損はないはずです。
《ボルシャック・栄光・ルピア》

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 火/自然 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。
80円
かなりの確率で2ブーストが期待できる、ドラゴンデッキ定番のブーストです。
基本的には2→4→6のムーブを狙うデッキなので、別に外してもそこまで痛くないのがいいところ。バトルゾーンに残った後は、適宜進化元にしてやりましょう。
《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火/自然 / パワー12000 / コスト9
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、または、相手のカードの効果によってこのクリーチャーを自分の手札から捨てた時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からドラゴンを1体出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。
────────────呪文────────────
カード名:「爆流秘術、暴龍の大地!」
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、この呪文を、唱えた後、墓地に置くかわりに手札に加える。
85円
結構な確率で手札に帰ってくるブーストです。あと上になんかついてる。
手札消費を抑えて続くマナ置きに余裕が出るのはもちろんのこと、マナが伸びてからは素出しチャンスがあるのもいいところ。
山札内容をある程度把握しておけば、高確率でまだ見ぬ《無双の超越者ファイナル・ストーム XX NEX》に辿り着いたりできるのは覚えておきましょう。
さらなるブーストのみなさん
《BARUGA-雷座87》

【 NEOクリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / テクノ・サムライ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
■NEO進化:光、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。
120円
出てすぐ2ブーストしたうえで、攻撃時にマナからの踏み倒しを行う進化獣です。
「より小さい」なので、5マナ時点で普通に進化させて出すと6マナ獣を展開できる計算になりますね。
おおむねマナに落ちた《RYOMA-死合乱闘103》か《地封院ギャイ》を展開してさらなるムーブに繋いでる気がします。
終盤にマナが伸びまくった後に出して大型獣を引きずり出す仕事があるのは覚えておきたいところです。
《地封院ギャイ》

【 クリーチャー 】
種族 ガイア・コマンド・ドラゴン / 文明 自然 / パワー7000 / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から好きな数のドラゴン・クリーチャーを手札に加え、残りをタップしてマナゾーンに置く。
■自分のターンに一度、ドラゴン・クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。(コストは支払う)
60円
3ブースト(か、手札補充)を行いながら後続ドラゴンをマナ召喚を行う権利を得られるカードです。
とりあえず出てすぐ仕事するのはもちろん、バトルゾーンに残しておくとマナ召喚で手札問題解決してくれるのは嬉しいところ。複数並べばそのぶん召喚できるのがうれしいところです。
バトルゾーンに残ってくれたらラッキー、くらいの感覚でどんどん展開していきたいですね。
《龍秘陣 古代龍万歳》

【 呪文 】
文明 自然 / コスト6
■自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、自分の山札の上から1枚目を見る。
その中から好きな数のドラゴンを自分のマナゾーンに置く。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
60円
このデッキの核にして、かなりの問題児となる一枚です。
使うとドカッとマナが伸びる(しかも単色ならアンタップイン)ので、使えるならどんどん使いたいカードであるのは事実。なんなら連打すら視野に入ります。
ただ、マナが伸び切った後に使うと「デッキ内に《RYOMA-死合乱闘103》《龍秘陣 古代龍万歳》しか残らない」というパターンが発生するのはお気を付けを。マナ回収やマナ召喚がないと詰んでしまうので、終盤はある程度手札枚数を確保してから使いましょう。
《九番龍 ジゴクバンカー Par459》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 自然 / パワー10000 / コスト12
■シンパシー:自分のマナゾーンにあるカード(自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
210円
十分なマナがあれば実質無料のマナ回収になるお得な一枚です。
基本的には2枚目以降の《九番龍 ジゴクバンカー Par459》を回収してフリーのマッハファイターとして運用したり、《地封院ギャイ》を展開してマナ召喚の権利を得たりするのがいいはず。とにかくたくさん出してあげたいですね。
また、コストの大きさもあって《無双の超越者ファイナル・ストーム XX NEX》の進化元としても最適。きっちり使い倒してあげましょう。
このデッキで唯一ブーストをしないフィニッシャー
《無双の超越者ファイナル・ストーム XX NEX》

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 アーマード・ドラゴン / フレイム・コマンド / レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 火 / パワー23000 / コスト20
■このクリーチャーの召喚コストを、マナゾーンにある自分のドラゴン1体につき2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■超無限進化:ドラゴン1体以上の上に置く。
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、このクリーチャーの下に重ねる。
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな数、墓地に置く。それらのコストが合計20以上なら、このターンの後に自分のターンを追加する。
140円
このデッキのゴール地点となる一枚です。マナにドラゴンが増えまくるこのデッキでは、1マナで出てくることも珍しくありません。
基本的な使い方としては、二枚連続で重ねて確実に20マナを確保しつつメテオバーンで追加ターンを得ること。もちろん十分なコストが確保できているならばそのまま超無限進化してしまっても構いません。
あと、忘れがちながら単独で4打点ある進化獣です。雑に進化速攻で殴って勝つパターンがあるのは覚えておきましょうね。
このデッキの回し方
①6マナ圏まで全力ブースト!


まずすべきは、とにかくマナを伸ばすこと。適宜タップインを処理しつつ、2ターン目と3ターン目に何らかのブーストを使用して4ターン目6-7マナを目指しましょう。
この際、《RYOMA-死合乱闘103》は優先的にマナに送っていきたいところ。8マナ域くらいまでたどり着いた際のリターンが大きいので、どんどんマナに置きたいですね。
②さらにブーストしつつ、RYOMAで戦線を維持!


6マナに辿り着くと、さらなるブーストが狙えるようになります。
とりあえず最優先なのが(《BARUGA-雷座87》とかが絡んでもいいので)《 地封院ギャイ 》の定着、その次くらいに《 龍秘陣 古代龍万歳 》による大量ブースト。最低限フィニッシャーやマナ回収だけ手札に残して、どんどんブーストしていきましょう。
また、《RYOMA-死合乱闘103》が出せそうならどんどんマナから出しましょう。手札やマナを供給してくれるのはもちろん、マッハファイターでバトルゾーンを処理できます。
ヤバそうなら進化させて顔を殴ることでゲームを速やかに終わらせたりもできますよ。
③最後は追加ターンで締め!


こうして順当にマナを伸ばすと、《九番龍 ジゴクバンカー Par459》《無双の超越者ファイナル・ストーム XX NEX》のコストがめちゃくちゃ軽くなります。
前者で柔軟なマナ回収をしつつ後者に繋いで追加ターンを確保すれば、まあ勝利は堅いわけですね。
受けが全然入っていないデッキですので、さっくりゲームを終わらせるに越したことはありません。
採用候補のカード
《地封龍 ギャイア》

【 クリーチャー 】
種族 ガイア・コマンド・ドラゴン / 暴拳王国 / 文明 自然 / パワー18000 / コスト9
■Q・ブレイカー
■相手の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
2280円
とりあえず、デッキと最も噛み合ったフィニッシャーです。マナ召喚とロックを併せ持つこれが積めるなら、さすがに火文明を足さなくてもデッキが回ります。
マナ召喚に種族縛りがないので、ついでに《 超神龍バイラス・カースド 》とかを採用して完全ロックするのもいいでしょう。ついでに言うと、適宜受けとかも積んでいいと思いますよ。《星増樹》とか。
また、今回はドラゴン軸というかなりひねくれたルートを選びましたが、大量のマナが発生するデッキならばなんでも《RYOMA-死合乱闘103》の運用が可能です。なんなら、別にドラゴン染めとかせずに《 ドルツヴァイ・アステリオ 》に頼ったほうが遥かに汎用性高いと思いますよ。本末転倒。
ほかにもジャイアント軸やシノビドルゲーザ軸、《 水上第九院 シャコガイル 》フィニッシュ軸などなどいくらでもデッキが組めるはずですので、いろいろ試してみてください。
《ドルツヴァイ・アステリオ》

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー1000+ / コスト6
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
■このクリーチャーのパワーが12000以上なら、このクリーチャーに「T・ブレイカー」を与える。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分のマナゾーンにあるカードを数える。それと同じ枚数を自分の山札の上からタップしてマナゾーンに置いてもよい。
170円
ちなみに、私はもともと《 超越男 》+《 生魂転霊 》でマナを稼ぎつつ《RYOMA-死合乱闘103》を射出するというプランで格安をやるつもりでした。ただ、その……あまりにも「いつも通り」すぎて……はい。
格安研究は、こうした無数の没ネタに支えられています。



おわりに
というわけで、本末転倒なデッキでした。
安くデュエマを楽しむために重要な要素の一つが、「このカード、安いけど『遊べる』な……」という嗅覚を磨くこと。今回の《RYOMA-死合乱闘103》はまさにそんな感じですね。
こうしてデッキを組むとっかかりができたらあとは実際に組んで回すだけで十分楽しめますので、ぜひいろいろ試してみてくださいませ。
それはそれとして、「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「もうちょっとマシな軸で組めんかったんか」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。

それでは、次の記事で。北白河でした。