このデッキはこんな人におすすめ! |
・安くて楽しいデッキが欲しい! ・前のめりな速攻戦略を体感したい! ・懐かしのカードを久々に使ってみたい! ・それらのためなら一切の防御を捨てられる |
はじめまして!ぷりまと申します。
普段はYoutubeチャンネル「BBQラジオ」でデュエマをゆるりと遊んでおります。そして今回『格安デュエマ研究所』初参戦となります!なにとぞ!
第一回目の記事ということで、自己紹介も兼ねたまさに「名刺」になるようなデッキは何か?と考えておりました。
…とはいえ急に降ってくるものでもなく、とりあえず最近個人的に興味のあった『アーマード』カテゴリーでも触ってみるかな~とストレージをガサゴソしておりましたところ、そこのファイアー・バードがまとまった列の先頭にあったカードに目を留めました。
それは《 火ノ鳥カゲキリ 》。
何を隠そうカゲキリはもちろん、この世代のカードがぷりま大好きなのです。
自己紹介にも使えるし、それこそ最近の『アーマード・ファイアーバード』も使えるんじゃないか?これアップデートできるんじゃないか~?モンモンモンモン…
…と、言うわけでデビュー作は彼に決めました。よろしくね。(モンモンモンモン?)
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2024/6/14)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキコンセプト
《火ノ鳥カゲキリ》はメテオバーン発動により自身をアンタップすることができます。この手数を利用し、軽量進化元から進化して早いターンに攻め込んでいきます。
かつて【カゲキリ速攻】は《時空工兵タイムチェンジャー》の効果や《火之鳥ピルドル》《エンペラー・ティナ》に重ねるなどして手数を増やすこともありましたが、そこから時は進んで2020年。
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の登場により、革命チェンジ戦略を取り入れた【カゲキリ速攻】は最速2ターンの圧倒的キル速度を手に入れ、【赤白ドギラゴン閃】デッキの亜種として名も知られるようになりました。
そして現在!種族らが台頭するこの戦乱においても、優秀なアーマード・ファイアー・バードの追加によって確実に【カゲキリ速攻】は進化しています!
進化を重ねた速攻の最先端【カゲキリチェンジ2024】!進化すれば進化するほど強くなる!それがカゲキリ!(DMX-09収録時のフレーバーテキストより引用)
デッキレシピ:カゲキリチェンジ2024
合計金額は4930円(2024/06/14現在)。
かつての【赤白ドギラゴン閃】パーツがデッキのほとんどを占めております。 《火ノ鳥カゲキリ》もそうですが、「《予言者シュウ》持ってない!」という方もいらっしゃるかも。
カード解説
《ブルース・ガー》《ワット・棘・トラッピ》《予言者シュウ》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー1000 / コスト1
このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップされない。
95円
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 文明 火 / パワー3000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■自分のドラゴンが2つ以上なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
50円
【 クリーチャー 】
種族 ライトブリンガー / オリジン / 文明 光 / パワー2000 / コスト1
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
120円
《カゲキリ》の1マナ進化元チームです。新しく《ワット・棘・トラッピ》が加わり計12枚によるサポートが可能になりました。
効果を見ると、《ブルース・ガー》は実質一回目のみ攻撃可能、《トラッピ》はG・ストライクとガードマン、《シュウ》はブロッカーとそれぞれ使い勝手は異なります。複数枚引き込んだ場合にはその後の展開も考えて適切な進化元を先出ししていきましょう!
《火ノ鳥カゲキリ》
【 進化クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / オリジン / 文明 火 / パワー4000 / コスト2
進化 - 自分のファイアー・バードまたはオリジン1体の上に置く。
メテオバーン - このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。
55円
コンセプトカードです。攻撃時メテオバーン発動により2回攻撃が可能!1マナ進化元から進化することにより、序盤にガンガン攻め込むことができます。魅力的な攻撃性能ですが、ほとんどコンボのような動きで戦うことになるため進化元共々大事に育てていきましょう。
ファイアー・バード(一部オリジン)を除去に怯えながら愛情込めて育てるこの【カゲキリチェンジ】は、養鶏農家の気持ちになって回す努力が必要です。
《黙示賢者ソルハバキ》
【 クリーチャー 】
種族 ライトブリンガー / グラディエーター / オリジン / 文明 光 / パワー1000 / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
そうした場合、自分の手札を1枚、自分のマナゾーンに置く。
50円
《カゲキリ》の進化元です。マナ回収とそれに付随した使用マナ回復、という器用な動きを行います。
序盤にマナに置かざるを得なかった《バルチュリス》や革命チェンジ先を拾ってきたり、使用マナを回復させることで1マナ進化元の同ターンでの《カゲキリ》への進化につなげたり…ここぞという場面で役立ちます。
《モッチ・網・パラッチ /「これが最後の輝きだッピ!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・アーツ / 文明 光 / パワー1000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:「これが最後の輝きだッピ!」
文明:光
コスト:3マナ
種族:アーマード・アーツ
■相手のクリーチャーを3体まで選び、タップする。
50円
新しく加入したファイアー・バードです。メガ・ラスト・バーストで呪文側を唱えて相手獣3体をタップできます。
防御手段として出すことはもちろん、《ワルキューレ・ルピア》に革命チェンジすることで相手盤面を抉じ開けながら突撃する攻撃手段としても有効!《カゲキリ》の進化元以外にも選択肢が持てるのが心強い!
《チャラ・ルピア》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 光/火 / パワー1500 / コスト2
■自分のドラゴンの召喚コストを2少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
60円
赤白カラーの定番メンバー。ファイアー・バードとして使用するのはもちろん、ドラゴンの召喚コストを軽くしてくれるため、5コストドラゴンを直接手出しするプランをとることもできます。
《ドギラゴン閃》のファイナル革命で展開できる多色獣であることも大事な点ですね。
《龍装者バルチュリス》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。 ■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
55円
おなじみ追撃担当。《カゲキリ》からつながる連続攻撃の最後の押し込みに役立ちます。
メテオバーンの発動のみで展開条件が満たされるのでとりあえずシールドを多く割っておきたい!という時にも打点を増やしていけます。可能であれば《バルチュリス》を革命チェンジして連続攻撃の宇宙を目指しましょう。
《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー6000 / コスト5
■革命チェンジ:ファイアー・バードまたはドラゴン(自分のファイアー・バードまたはドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のファイアー・バードすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
■自分のドラゴンすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
55円
《カゲキリ》のチェンジ先。ファイアー・バードにスピードアタッカーを付与して連続攻撃の追い風となります。このデッキにはファイアー・バードがたくさん搭載されているため、場に出るチャンスも多いでしょう。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
780円
《カゲキリ》による連続攻撃のゴール。単にT・ブレイカーというのもありがたいですが、ファイナル革命により山札から多色獣を展開することができます。
ここで《ワルキューレ・ルピア》が出ると、場に居るファイアー・バードが追撃要員になることも!もうすでに《ワルキューレ・ルピア》が居るなら、《チャラ・ルピア》が出てきても嬉しいですね。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
230円
言わずもがなエースですね。革命ファイナルにより多色獣を展開・スピードアタッカー付与を行って追撃可能な味方を増やします。
《チャラ・ルピア》を複数体出せることがある、という点は魅力。攻め込む状況によっては《ドギラゴン閃》より頼りになることもあります。
デッキの回し方
①前のめり養鶏場(?)の経営開始!カゲキリを飼育!
養…「鶏」…?かどうかはさておき、カゲキリの進化元を用意して立派に育てる必要があります。
軽量進化元を並べて攻撃の準備をしましょう!デッキに12枚採用している1マナの進化元は、2・3ターンキルの要となりますが、それぞれ異なるデメリット効果を持っているため出すタイミングは手札と相談です。
ソルハバキの効果によるキーパーツ回収やマナアンタップを活かすことで更なる横展開も望めます!
②カゲキリ出荷!連続攻撃コンボを繰り出せ!
無事進化したカゲキリは爆速で出荷いたします。もちろんそのままメテオバーン2回攻撃も素材の味ですが、手札次第では様々な料理に使用可能な万能食材!
美味しく喰らえ!!オラ!!!
③皆さんの元に届けられる!革命チェンジ獣で押し込め!!
先ほどは取り乱しましたが、いかに早いターンに猛攻撃を加えてもS・トリガー等に阻まれることもあります。アタッカーの生存率を上げるためにできるだけ革命チェンジを行いパワーを上げておきましょう!
《ワルキューレ・ルピア》は展開していたファイアー・バードを、《ドギラゴン閃》は山札から多色獣を後続アタッカーとして追加することも!!
最速2ターンキル!?
冒頭にも記述致しましたが、この【カゲキリチェンジ】というデッキタイプ、最速2ターンキルを行うことが可能なのです。ハチャメチャですね。
ではどうやって2ターンで相手に押し寄せていくのか、基本の動きの例と合わせて代表的なルートをご紹介します。
①1ターン目。1マナの進化元を出します。
②2ターン目。《カゲキリ》に進化。カゲキリの攻撃時《ワルキューレ・ルピア》に革命チェンジ、W・ブレイクします。
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / アーマード・ドラゴン / 文明 光/火 / パワー6000 / コスト5
■革命チェンジ:ファイアー・バードまたはドラゴン(自分のファイアー・バードまたはドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■自分のファイアー・バードすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
■自分のドラゴンすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
このとき、カゲキリ効果により《ワルキューレ・ルピア》はアンタップした状態で場に出ており、自身の効果でスピードアタッカーを得ています。
これがこのデッキの基本の動きですね。
③もう一度攻撃する《ワルキューレ・ルピア》を《ドギラゴン閃》に革命チェンジします。
ここで使うファイナル革命効果により《ワルキューレ・ルピア》が出る、もしくはこの攻撃時に《バルチュリス》効果を宣言することで、T・ブレイク+ダイレクトアタックが決まれば2ターンキルとなります。
他にも、③の手順で《ドギラゴン剣》に革命チェンジして打点を用意するというルートも考えられますね。手札と相談して色々やってみましょう。
デッキの改造案
ここからは、5000円の金額制限を緩和したデッキの改造案・採用について少し紹介していきます 。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 光/火 / パワー13000 / コスト8
■革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべて、アンタップする。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
780円
まずはドギラゴン閃を一枚増やしてみるのがよいでしょう。デッキ全体のバランスとしてはそれぞれプレイヤーの好みがあるかもしれません。回しながら枚数調整してみて下さい。
《U・S・A・SSIN》
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / チームボンバー / 文明 光/火 / パワー2000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
50円
閃のファイナル革命発動時の展開要員としてU・S・A・SINNのような普段引いてもアタッカーとして使える多色獣を採用するのもいいかもしれません。2キルルートの増強にも繋がります。
おわりに
ぷりま、初めての格安デュエマ研究所。今回は懐かしの【カゲキリ速攻】をちょっぴりリニューアルしてお送りしました。 もし《火ノ鳥カゲキリ》を見つけたら、ぜひ一度デッキにしてピーキーな味わいに酔いしれてみてくだされ。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でPostしていただければ幸いです。