こんにちは、らすねです。
皆さん、デュエパーティーやってますか?
自分はめちゃくちゃやってます。既にデッキが10個ぐらいあってやばいです。
デッキのアイデアが浮かぶたびに注文していたせいで、
1月~3月に掛けて合計10回ほどカーナベルさんにお世話になりました。(実話)
この記事では、そんなデュエパーティー大好き人間の自分が、
デュエパーティーのデッキを組むにあたってのおすすめのS・トリガーを紹介しようと思います。
目次
茶番ステップ
(時事ネタを絡めた導入が続きます。1年後ぐらいにこの記事を読んでいる人は、ここは飛ばして結構です)
まずは、このレシピを見てください。
N県にお住まいのLさんから投稿されたこのレシピ。
本人曰く、レベル3向けに組んだ《 不敬合成王 ロマティックダム・アルキング 》をパートナーにしたデッキとのこと。
一見普通に見えるこのデッキですが、これを使うと、どうも「奇妙なこと」が起こるらしいのです。
「なぜか、いつも最初に脱落してしまう」「アルキングの着地には成功したが、そのときには既にシールドが無かった」「《完全不明》を出して勝ったと思ったら、3人から殴られて負けた」などなど……。
入っているカードは、どれも構築で使われるような優秀な物ばかり。
それなのに、何故こんな事が起こってしまうのか。
不思議に思いながら、カードゲームのオカルト現象に詳しい友人に相談することに。
チャットでこのレシピを共有するやいなや、彼は、息を呑むようなうめき声を出した後、震える声でこう言いました。
「本当に、このデッキで戦ったのか?」
友人のただならぬ様子に驚きながらも、そうらしいと言ったところ、彼は一つ深呼吸をして言いました。
「……このデッキ、受け札がほとんど入ってない。こんなデッキを握ったら、寿命は4ターンも保たないだろうな」
改めてレシピを見返すと、確かにこのデッキにはほとんどS・トリガーが入っていません。
その事を投稿者に伝えようと思い、電話を掛けて見ましたが、繋がりませんでした。
今も、彼はこの「死のデッキ」を握って、戦っているのでしょうか……。
前置き
というわけで本題に入ります。
デュエパーティーのデッキを組むの、難しいですよね。
特に、自分のような「環境デッキをコピーして組むのが好き」という、それこそガチまとめのメイン読者層からすると「60枚かつ1枚制限」のデッキを組むのは、至難の業。
気を抜くと、上で紹介したレシピのような「とりあえず知ってるパワーカードを詰め込んで60枚にした」ようなデッキになってしまいます。
とはいえ正直、このレシピでも勝てないことは無いと思います。
多分10回に1回ぐらいは「ブーストブーストブースト!アルキング!」でぶん回って勝てるでしょう。
ただし、それは相手が自分のデッキを知らない前提であって、もし仲間内でこのデッキを使ったら「アルキング強いし、あいつ倒してから3人でやるか」となるだけなんですよね。
《 不敬合成王 ロマティックダム・アルキング 》に限らず、「パートナーゾーンから1回出てくるだけでゲームが終わる」タイプのパートナーはどれも同じような問題を抱えています。
さて、それを防ぐためにどうすればいいか。
単純な話、「S・トリガーを沢山積む」のが正解です。
普通の2人対戦に比べて、対戦相手が3倍居るのに対して、シールドは1.2倍の6枚しかありません。
他の3人が2・3ターン目に1体ずつクリーチャーを出して、「あいつ殴って落とそう」と結託されたとすると、そのまま総攻撃されていくと、自分が1番手だったとしても6ターン目が来ないままゲームから脱落してしまいます。2番手より後なら5ターン目すら来ません。
実際はもうちょっと交渉とか政治とかがあって複雑なのですが、「デュエパーティーにおいて無抵抗で集中攻撃を受けると即座に終わる」ということだけは理解できたでしょうか?
長い前置きになりましたが、この章の結論はこうです。
「デュエパーティーのデッキ(特にレベル3)にはS・トリガーを沢山積んだほうが良い」
普段の40枚のデュエマの推奨枚数が8~10枚なので、1.5倍して12~15枚ぐらいは積みたいですね。
多いように感じますが、長期戦をする流れに入ってしまえば多少のマナコストの高さは気にならなくなる事もあり、この枚数でもそこまで苦労しません。
近年の強いカードはG・ストライクが付いてることも多いですしね。
(スーパー予防線タイム)
もちろん、一緒に遊んでる人とのパワーバランスやレベルなどにもよりますし、個人のデッキ構築思想やプレイスタイル、何のパートナーを選んでいるかで変わってくる部分だと思います。
とりあえず「なるべく長くゲームに参加してあわよくば1位を取る」という目的なら、トリガーを沢山積むのは一つの合理的な選択ということで……。
S・トリガー紹介
というわけで、ここから本題。タイトル通りおすすめのS・トリガー持ちカードを紹介していきます。
文明の制限があるフォーマットなので、特に穴埋めで困りがちな1色・2色のパートナー向けに単色の「そんなカードあるんだ!?」となりそうなカードをピックアップして紹介します。多色のトリガーは基本何積んでも強いしね……。
個人的なデュエパーティーにおけるトリガーの選考基準は3つ。
- トリガーすると(ほぼ)確実に1ターン凌げる
- トリガーすることでアドバテージが大きくなる
- 手打ちで使う場合でも腐りづらい
エキサイティング・デュエパデッキに入っているS・トリガーのカードも、これらの条件を1つ以上満たしていることが多く、カード制作スタッフのデュエパに対するやる気が感じられますね。
火文明
《 紅唱龍マグマイッピツ 》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・ボルケーノ・ドラゴン / 文明 火 / パワー9000 / コスト6
■S・トリガー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを2体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
というわけで1枚目からいきなり直近のメイン弾カード。新進気鋭の火のトリガードラゴン、《 紅唱龍マグマイッピツ 》です。
アビス・レボリューション4弾に出てきた「スーパーSトリガーっぽい」サイクルで、火のこいつは効果バトルを行う能力と、自分がバトルに勝った時に1ドローする能力を持っています。
はっきり言って「バトル効果持ちS・トリガークリーチャー」のなかで最強です。
何が強いかって、パワーが9000あってほとんどの中堅クリーチャーを倒せる上に、自分でバトルすればドローがおまけに付いてくるんですよ。
さらに「クリーチャー2体」としか指定されていないため、マグマイッピツ以外……どころか相手のクリーチャー同士でのバトルも可能であるため、実質的には「場の中でパワーが1番大きいクリーチャー以外ならなんでも倒せる」除去と化します。
火の大型ドラゴンに多い「バトルに勝った時」能力をトリガーさせる要員としても便利で、特に受けカードの少なくなりがちなドラゴンデッキではほぼ必須と言ってもいいと思います。
S・トリガーを使わずに素で出しても普通に強く、 このカードに限らないのですが、ここ一年ぐらいのパックはどれも単色のトリガーが非常に強めに作られており、公式の隠れたデュエパ推しを感じさせられます。
《 ジ・エンド・オブ・エックス 》
【 呪文 】
文明 火 / コスト5
■S・トリガー
■自分の封印をひとつ、墓地に置く。
■相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印をひとつ付ける。
デュエマ界ではほぼ最強の除去といえる「封印」を付けるトリガー。
火力除去では本当にどうしようもないクリーチャー……例えばほぼあらゆる除去カードを受け付けない《 龍装者 ジスタジオ 》や、火のドラゴンデッキにおける天敵《 「修羅」の頂 VAN・ベートーベン 》などの対策に重宝します。
これらのカードでの詰み状態を避けるために、是非積んでおきたい1枚です。
《 ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣 》
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / サムライ / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6
■スピードアタッカー■W・ブレイカー■攻撃中、このクリーチャーのパワーを自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000する。■《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の能力によって、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する時、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:大和ザンゲキ剣
文明:火文明
コスト:4マナ
■S・トリガー
■相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。バトルゾーンに自分のドラゴンがあれば、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。
上はドラゴン、下は4マナの除去トリガー。
メタクリを射程圏内に収める火力であることも大事ですが、これに関しても上記の《 ジ・エンド・オブ・エックス 》と同じく、「代わりに離れない」効果を持つ面倒なクリーチャーを落とせる命綱カードになります。
(デュエルマスターズには「かわりに◯◯する」効果、いわゆる置換効果は連鎖しないというルールがあり、このカードの「かわりに12000破壊」を適用する時、「かわりに離れない」効果は適用できなくなります)
具体的には……《 支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー 》が代表でしょう。
ドラゴンであるため、《 メンデルスゾーン 》や《ボルシャック・栄光・ルピア》などを邪魔しないのもいいですね。
《 Eineのマイク 》
【 クリーチャー 】
種族 マジック・ゼノパーツ / 文明 火 / パワー3000 / コスト4
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
■P−このクリーチャーが出た時、コストの合計が7以下になるように相手のエレメントを好きな数選び、破壊する。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■相手のエレメントが離れた時、カードを1枚引いてもよい。
置きドローかつ、Sトリガープラス条件での破壊効果持ち。
破壊トリガーのドローは火には本当に珍しく、多人数戦のデュエパでは置いてるだけでもりもり手札が増えていきます。
Sトリガープラスも、大型クリーチャーでの殴り合いが多発しがちなデュエパではかなり発動機会が多く、見た目の地味さに比べて大変取り回しの良いカードです。
どうでもいいけど、こいつ毎回タマシードと間違えるの、俺だけじゃないと思います。
【 呪文 】
文明 火 / コスト6
■S・トリガー
■自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるよう、相手のエレメントを2つまで選び、破壊する。
■水晶武装4:自分のマナゾーンに裏向きのカードが4枚以上あれば、このターン自分の墓地に置かれた火のクリーチャーを好きな数墓地から選び、出す。
最新カードにして、火のトリガーの常識を破壊した問題児。
「手札が1枚増えて」「そのコストになるように2つまで」はシンプルに強いです。
水晶武装? 無視していいから積んどけ!!!!!!!! 本当に!!!!
光文明
《 DNA・スパーク 》
【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
自分のシールドが2枚以下であれば、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。
エピソード期を遊んだ人には懐かしのスパーク系トリガー。
「トリガーすると(ほぼ)確実に1ターン凌げる」という条件の通り、スパーク系トリガーはデュエパではかなり価値が高いです。
こいつは盾追加のテキストにより、「さらにトリガーを踏ませるチャンスを作れる」という面で他のカードと一線を画しています。
誰か一人のターンを凌いでも、自分のターンが来るまでに他のプレイヤーから殴られる事を考えると、これは非常に重要です。
「自分のターンで唱えても盾が増える」という面で《DNA・スパーク》派ですが、《極閃呪文「バリスパーク」》なんかも当然強いです。お好みでどうぞ……というか、両方積んでOK。
《 絶・拳・一・番 》
【 呪文 】
種族 チーム銀河 / 文明 光 / コスト3
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体、表向きのまま新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選び、表向きのまま新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。
地味に見えて、実は意外と珍しい光で軽めの単体除去トリガー。
いや、本当に地味に無いんですよね。
場に出たトリガークリーチャーやギャラクシールド持ちの再利用が出来る、という地味なメリットも捨てがたく、何気に替えの効かないカードだったりします。
このタイミングで書いておくのですが、使い方が見たまんまのカードにはそれ相応の長さのことしか書けません。
《 水雲の聖沌 5u170n 》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光 / パワー4000 / コスト5
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
■自分のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでタップする。
■P−このクリーチャーが出た時、光の「ブロッカー」を持つ、進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
2人対戦の《 ヘブンズ・ゲート 》系デッキの定番カードにして、「いきなりつよいデッキ」の強化パーツとして注目されている一枚。
今更ここで紹介するか?という感じですが、相手のクリーチャーをタップする効果が「自分のクリーチャーが出た時」であることが大事で、デュエパの最終局面では「ニンジャ・ストライク」を持つカードで防御することが多く、それらにさらにタップ効果を追加できるのは大変便利です。
プラス効果もついていて困るものではなく、総じて優秀な1枚です。
スターターデッキを買うと2枚入ってるぞ!
自然文明
《 大地門ライフ・ゲート 》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、そのクリーチャーよりコストが小さい進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
デュエパの自然の 受けトリガーといえば、まーこれじゃないでしょうか。
自分の手持ちの自然入りデッキの採用率は100%です。
なんなら、呪文面にトリガーなしのこれが付いてる《 超球の超人/父なるタッチダウン 》もめちゃくちゃ強いです。それぐらい「除去+アドバテージ」のカードは強い。
60枚1枚制限構築のデュエパでは、大型クリーチャーを採用するデッキ同士の対戦になりがちであるため、「相手のクリーチャーを除去して自分の強力なクリーチャーでひっくり返す」動きが本当に強力。
大型クリーチャーで詰めてきた相手を逆にひっくり返してやりましょう。
序盤からある程度これを意識をしたマナ置きをしておくとデュエパプロです。
なんでエキサイティングデュエパデッキには入らなかったんでしょうね、これ。
レジェンドクロニクルデッキでばら撒いたから……?
《 父なる大地 》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト3
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。その後、相手のマナゾーンから進化ではないクリーチャーを1体選び、相手はこれをバトルゾーンに出す。
これも《 大地門ライフ・ゲート》と同じく、なぜかデュエパデッキから漏れている枠。
面倒なクリーチャーな除去をしたり、「オマエのそのクリーチャー出してあげるからまずアイツから倒しましょうよ!」という交渉をしたり、器用なカードです。
使い道の多彩なカードは、単純に強いだけでなく、プレイを楽しくする効果もあるのがいいですね。
《 モモスター参戦!!! 》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / コスト5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自然単色でいい感じの除去+ブーストのトリガーって意外と無いんですよ!
こいつは5マナなのも含めて、本当に自然のトリガー界のエリートなんです。
信じてください。
タカラトミーさん!ウィザーズさん! もっと強い自然のトリガーお願いします……!
《 ア:グンテ 》
【 クリーチャー 】
種族 ヴェールアビス / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
■P−このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが出た時、相手のコスト5以下のエレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
《 モモスター参戦!!! 》が自然トリガー界のエリートなら、こいつはスーパースターです。イチローです。大谷です。
素出し4マナでエレメント全般に対応できる除去で、プラス効果はなんと無条件のクリーチャー2枚除去。
つまり、S・トリガーで出てくるとだいたい3面取るカードであり、ヤバいです。
数々のプレイヤーのピッタリ打点を破壊してきた猛者。
積みましょう。
闇文明
《 卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》
【 ツインパクトカード 】
種族 マスター・ドルスザク / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー11000 / コスト9
■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。
■W・ブレイカー
────────────呪文────────────
カード名:卍・獄・殺
文明:闇
コスト:9マナ
■クリーチャーをすべて破壊する。
■すべての墓地にあるカードの合計が13枚以上であり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文は「S・トリガー」を得る。
黒魔道具のフィニッシャーとして有名ですが、今回はトリガーとしての紹介。
呪文側の《 卍・獄・殺 》ですが、カウントするのが「すべての墓地」であるため、プレイヤーが4人居るデュエパでは、中盤以降ほぼ確実にトリガーとして使えます。
効果は全体クリーチャー破壊。文句なしに最強クラスです。
クリーチャー側の《 卍月 ガ・リュザーク 卍 》も、効果の適用には魔道具も何も関係ないため、素出ししたり、トリガー後に墓地から蘇生させたりなどして、相手のマナを縛り上げて安全にフィニッシュに行くことが可能になっています。
《 龍頭星雲人/零誕祭 》
【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / ゼロリスト / 文明 闇 / パワー12000 / コスト10
■自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
────────────呪文────────────
カード名/零誕祭
文明:闇
コスト:4マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。
一昔前の【黒単アビス】でお馴染みだった、大型クリーチャーとトリガーが一体化したカード。
トリガーとしての質はそこまででもないのですが、これに関しては上記の《 ガ・リュザーク 》と同じで、「いい感じのトリガーにフィニッシャーがついている」というのが重要になります。
デュエパで黒をやるときはほぼ確実に墓地回収、ないし墓地蘇生のカードが入ってくるため、「序盤をトリガーで受けて、1:1に持ち込んだ後にこいつを回収してハンデスで詰める」というプランを取れるのが偉大です。
ヴィオラの黒像
【 タマシード 】
種族 キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / レクスターズ / 文明 闇 / コスト7
■S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。その破壊したクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
これも通常の2人対戦環境でおなじみのカード。
《 大地門ライフ・ゲート》が強いなら当然これも強いです。
タマシードであるため、制圧クリーチャーやメタクリーチャーの影響を受けづらく、適切なタイミングでトリガーすればゲームをひっくり返すほどのアドバテージが取れます。
アンタップしか破壊できないですが、大先輩の《地獄門デス・ゲート》も順当に強いですね。
黒に関しては普通にやってても入るような有名カードの紹介ばかりになって、少し申し訳ないです。
ただ、他の黒のトリガーカードって本当に「除去」ばかりで、皆が知らなそうなカードや、特筆してデュエパ適正高いカードが少ないんですよね……。逆にそうでないカードは2人対戦でも出番があるという感じです。
歴史ある黒のエリートトリガーたち
この記事で紹介するような特筆する点がないだけで、どのカードも強いので積んで損することはないでしょう。
水文明
《 ナイター・ファイアフライ 》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / 文明 水 / パワー4000 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドソーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
《 アクア・サーファー 》の時代から幾星霜、バウンスもアタック・ブロック不可も両方できる脅威のクリーチャーです。……本当に!
「EXライフ」を持つディスペクターを代表に、場持ちのいいクリーチャーが使われがちなデュエパでは、アタックブロック不可は意外にもかなり効果的。
特に「次の自分のターンのはじめまで」続くタイプの効果は、デュエパでは実質的に3倍の効果があり、交渉にも使えるすぐれもの。
本当に地味に見えますが、騙されたと思って使ってみてください。「その《 とこしえの巨人 》を手札に戻しつつ 《 聖魔連結王 ドルファディロム 》はアタック不可ね」で救われる命があります。
《 唸る鉄腕 ギリガザミ 》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト8
■スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにxB能力を与える)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■xBこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
2人対戦では【8軸ガチロボ】で有名なクリーチャー。
トリガー時の効果に1ドローがついているのが非常にありがたく、序盤で「とりあえず1枚」みたいなノリでシールドを攻撃されたときに出てくれると、相手の展開を止めつつ選択肢が増えて嬉しいです。
スーパー・S・トリガーの効果は9コスト以下の呪文詠唱。2人対戦より手札にリソースを抱え込むことが多いデュエパでは、トリガーすると大逆転のチャンスを作り出せます。
例えば《クリスタル・メモリー》を唱えて《バイナラドンデン》をサーチしてもう1枚受け札を増やす……とか。
素出しにはあまり期待できない重さではあるのですが、ゆったりと立ち回る水デッキにおすすめの1枚です。
《 情熱の薔薇 メーテル/神にも届く歌声 》
【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / マジック・ソング / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
種族:マジック・アウトレイジMAX
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、シールド化してもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
────────────呪文────────────
カード名:神にも届く歌声
文明:水
コスト:3マナ
種族:マジック・ソング
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
クリーチャー面はシールド交換、呪文面は1バウンス+1手札交換のカード。
地味に嬉しい+地味に嬉しいのセットという、お中元でもらう調味料セットみたいなカードなのですが、この「どっちもいつでもほぼ腐らない」という部分がデュエパではかなり効いてくるんですよね……。
上でトリガーを仕込んでみたり、下で邪魔なメタクリをどける交渉をしてみたり、トリガーで出てきて1枚バウンスしたり……、書いてることを列挙しただけですが、本当に便利。
単体除去って軽視されがちなんですが、なんだかんだクリーチャーでの制圧・フィニッシュが多いゲームなので、絶対に数枚は積んでおいたほうがいいです。
後書き
というわけで、今回はデュエパーティーのおすすめカードについてのコラムでした。
「コラム」寄りの記事を書くは初めてのため、 読みづらい部分が多かったと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
前書きでも少し触れた通り、「エキサイティング・デュエパ・デッキ」に入っているカードが優秀すぎて、そこからの追加となるとオタクカードだらけになりますね。
デッキの発売以降、かなりデュエパ大好きオタクになっているので、この記事の反響が良ければデッキの組み方・カードの選び方みたいな記事も書いてみたいところです。
それでは、良きデュエパーティー・ライフを!