このデッキはこんな人におすすめ! |
●《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》の一風変わった使い方を楽しみたい! ●とめどない多面展開の波に溺れたい! ●際限無く上がる火力に興奮したい! ●「手間のかかるオーバーキルなんて無理に目指さない方が良い」という真実から目を背けられる |
村民・デュファンフェ楽しかったですね・まんじゅうです。この記事の締め切りがデュファンフェ前日なので本当にそうなっているのかはわかりませんが、こう言っておけば言霊的なやつでそうなることでしょう。
久しぶりの新弾に沸き立つ当企画、格安デュエマ研究所。
ファンタジーBESTに超CSと、デュファンフェが終わってもアツかりし夏に向けてドンドン盛り上がっていくデュエル・マスターズ世界に、
今回はマイフェイバリット・火文明クリーチャーで祝砲を上げていこうと思います。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=5280円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2024/7/5)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
愛する火砲が輝く舞台を:鍵は「タップした時」にあり
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000+ / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このターン、このクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。
《龍装砲 アルティマキャノン》。攻撃時に自分のクリーチャーを好きな数だけ寝かせ、その分増幅させた火力を相手にお見舞いできる男の子が好きそうなクリーチャーです。
以前発表した《龍装砲 アルティマキャノン》に関する研究成果は、フェアリーch様とのコラボ企画でも使用していただいた思い出深いものでした。
あれから2年と半月。再びこの素晴らしき巨砲を輝かせられないだろうか……。そう思案していた時、普通のイオンさんから1件のメッセージが。
まさに目からウロコ。ハイパーモードを解放した《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》が横にいれば、《龍装砲 アルティマキャノン》が攻撃時に寝かせたクリーチャーと一緒に即起き上がるではありませんか。善は急げと、早速デッキ作りに取り掛かりました。
《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》のことを考えると、最低でも盤面に5体のクリーチャーが欲しいところ。コスト5という主役の共通項に着目して、いわゆる【5軸ガチロボ】をベースに組んだデッキがこちら。
GR召喚のギミックを絡ませた、中々良い塩梅のデッキに仕上がったと思います。……仕上がったんですが。「多面展開が得意なガチロボとGRを組み合わせたら順当にこうなるよね!」という頭の中に響く声が、どうにも止んでくれません。
「指折りに好きなクリーチャーを使う以上は納得できるクオリティのデッキを作りたい!」という理想と、「GRゾーンを使うだけで(50円×12枚=)600円吸われるの予算的にキツくね?」という現実が、ダブルで私の心を蝕んでいきます。
- 外部ゾーンを使わずに
- 可能なら攻撃ステップの前に多面展開に貢献できて
- 主役の2体と何らかのシナジーがある
- 格安な
- 5コストのクリーチャー
そんな厳しい基準を満たすクリーチャーなんて……。
いるもんですね。アホみたいに都合の良いカードが。
デッキレシピ:5軸グリージー・ハイパーキャノン
デッキの合計価格は4470円(2024/7/5時点)でした。
《ガチャンコ ガチロボ》から盤面を展開し、《龍装砲 アルティマキャノン》or《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》orその両方を揃えて尋常ならざる火力で相手を焼き払うのがメインプランです。
採用カード解説
メインカード
《龍装砲 アルティマキャノン》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー5000+ / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このターン、このクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。
50円
コンセプト。仲間の力を一点に集め、ドカンと一発キメてくれます。
攻撃時に自軍を好きなだけタップさせられる能力は、以前から「タップされた時」に誘発する能力を持つクリーチャーと相性抜群でした。今年度プッシュされるであろう超化獣のサポートカードにもそうした特性を持つものが多いので、これから更に輝くことが期待できますね。
最大の特徴である攻撃時の能力は、あまり類似例の無い特殊な裁定を下されています。以下公式からの引用。
Q.《龍装砲 アルティマキャノン》がシールドをブレイクした後、効果を解決する前にバトルゾーンを離れた場合、「攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。」能力は発動しますか?A.はい、《龍装砲 アルティマキャノン》は「攻撃する時」に能力が誘発していますので、S・トリガーなどによって《龍装砲 アルティマキャノン》がバトルゾーンから離れても、シールドを1つ以上ブレイクしていれば、能力を発動します。 (総合ルール 603.6a)
https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34402/
603.6. 効果によって、後で何かを行なう遅延誘発型能力が作成されることがあります。
https://dm.takaratomy.co.jp/img/dm_rule_20240619.pdf
603.6a 遅延誘発型能力はカードの使用や他の能力によって、または置換効果の適用の結果とし
て生成されます。実際に生成される前に、その誘発イベントが起こっていたとしても、過去に
さかのぼって効果を発揮することはありません。
例:「このターンクリーチャーがはじめてタップするたびアンタップする。」という能力を
持つ呪文を唱えたとき、実際に呪文を唱えた後で「このターンはじめてタップしたクリーチ
ャー」に対してのみ誘発するのであり、呪文を唱える前にすでにタップしていたクリーチャ
ーには誘発しません。
要は「S・トリガーで除去されても盤面にいた時のパワーを参照して除去を撒けるよ!」ということなんですけども。これらのルールによって、相手のシールドをブレイクした時の実際の処理は以下のようになります。ちょっとややこしい部分ですが、必ず覚えておきましょう。
- ターンプレイヤーが《龍装砲 アルティマキャノン》でシールドをブレイクする(ここで《龍装砲 アルティマキャノン》のパワーとブレイク枚数に応じた破壊効果がストックされる)
- 非ターンプレイヤーがS・トリガーやG・ストライク、S・バックなどの宣言を行う
呪文は全ての効果の解決まで、G・ストライクは対象の選択まで、それ以外のクリーチャーやタマシードは盤面への着地までを処理する - ターンプレイヤー側で他に誘発した能力があれば、それを全て解決する
- 2.で場に出た非ターンプレイヤーのクリーチャーやタマシードなどの登場時効果を解決する
- 1.でストックした破壊効果を解決する
(2.で場に出たクリーチャーも破壊対象として選択できる)
《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 超化獣 / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■ 自分のコスト5以下のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが攻撃する時、山札の上から1枚目を見る。それがコスト5以下のクリーチャーなら、出してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、そのクリーチャーを破壊する。
■OVERハイパー化:自分の他のクリーチャーを2体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:11000
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のタップしているクリーチャーが5体以上あれば、自分のクリーチャーをすべてアンタップする。
180円
天啓その1。(ほぼ)全体SA付与+トップからの踏み倒し+スパーク系防御手段を無効化しながらの無限攻撃という殺意に満ち満ちた性能でもって、実装直後から第一線で【アーマード】を照らし続けています。箱1確定のオーバーレアでなければ、本企画での採用は夢のまた夢だったでしょうね。
極力ハイパーモードを解放してから攻撃に移りたいところですが、通常時のSA付与と踏み倒しだけでも十分な火力を叩きだせるので、状況に合わせた判断をしていきましょう。デッキトップから更なる展開カードを捲った時に大変良い気分になれるので、基本は常時ハイパーモードになることを目指すのがベターです。
《グリージー・ファブノーレ/死的で詩的な制裁》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / デリートロン / 文明 闇/自然 / パワー6000 / コスト5
■ガードマン
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがタップした時、コスト5以下のクリーチャーを1体またはオーラを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:死的で詩的な制裁
文明:闇
コスト:3マナ
■相手のタップしているクリーチャーを1体、破壊する。
50円
天啓その2。攻撃した時・ガードマンの能力を使用した時・ハイパー化のコストになった時等々、あらゆるタイミングでマナからコスト5以下の生物を射出してくれます。
4ターン目のマナ加速やら手札補充やらを差し置いても、その柔軟さから優先してプレイしたくなる気持ちに駆られがちですが。5ターン目の《ガチャンコ ガチロボ》着地を目指すにあたって若干手札にキープしにくい多色という属性と、4ターン目に慌てて出したところで放っておかれるはずがない怪しさから、さっさとマナに逃がすのも手です。下面の除去呪文、たま~に欲しくなりますしね。
《ガチャンコ ガチロボ》
【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / 侵略者 / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。
それがすべてコストが同じクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。
それ以外なら、好きな順序で山札の一番下に置く。
■相手のシールドが2つ以下なら、自分の水のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
260円
上記の主役をまとめて包んでくれる人。メインフェイズの展開がマストなコンセプトで、使いたいカードのコストが被っているとなれば、最早無理に避ける方が嘘になってしまいそうですからね。
基本は5ターン目にコイツを投げつけることを目標として動いていきます。3~4ターン目のどちらかで一度1マナブーストを行えれば十分なので、最序盤は焦らず構えておきましょう。
主役の2人が相手の盾を相当数焼き払ってくれるはずなので、相手の盾が2枚以下の時に発動する「逆革命2」みたいな能力が活きるタイミングも多いはず。水文明のクリーチャーを憂い無く攻撃のコストとしてタップさせたり、ダイレクトアタック要員として起用しやすくなるので、忘れがちなこの能力もしっかり覚えておきましょうね。
初動カード
《全虹帝 ミノガミ/ハザード・パクト》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、ツインパクトカードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンにあるツインパクトカードの枚数よりコストの小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:ハザード・パクト
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、カードを1枚引く。
440円
初動その1。執筆中の値段変動により、気付いたらこのデッキで一番高級になってました。予算が許すなら、優先的に4枚搭載したいカードです。
何はなくとも《ガチャンコ ガチロボ》にアクセスしたい最序盤、ブーストのついでにたまにデッキを掘り進めてくれる呪文面の暖かさがじんわりと沁みます。調整の際は、余裕があればデッキのツインパクト比率を気にしておくと良いですね。
初動として使用したツインパクトカードをマナに変換しながら、マッハファイターで盤面への干渉と安全な自己タップまでこなせるクリーチャー面も優秀です。
前述の通りそこまでツインパクトツインパクトしていないでっきなので、踏み倒しが可能になるまでマナにツインパクトカードを貯めるのは骨が折れますが。ゲームがもつれにもつれた場合、思わぬリーサルプランの構築に寄与してくれるかもしれないので、無理のない範囲でマナにも気を配っておくのがベターです。
《オ:ドユニワ/喰土邪覇》《無双の妖精/招然呪文「ジャイババン」》
【 ツインパクトカード 】
種族 ヴェールアビス / アビスへの誘い / 文明 自然 / パワー6000 / コスト5
種族:ヴェールアビス
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:喰土邪覇
文明:自然
コスト:3マナ
種族:アビスへの誘い
■カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。その後、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
110円
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー8000 / コスト5
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
────────────呪文────────────
カード名:招然呪文「ジャイババン」
文明:自然
コスト:3マナ
種族:ジャイアント・スキル
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、ジャイアントを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
50円
5枚目以降の初動枠。前者は受けに、後者は殴り返しに弱めな主役たちを守る壁になってくれます。
……正直、前者はともかく後者は《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》のキャスティングにかかった費用の補填のために採用している面が大きいです。どちらも決して弱くはないんですが若干パンチに欠けるので、予算に余裕のある方は記事終盤の改造案コーナーに載せているハイスペック・初動を多めに採用することをオススメします。
《貝獣 マーデク/クラムダンク》
【 ツインパクトカード 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■スマッシュ・バースト(このクリーチャーが攻撃する時、このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:クラムダンク
文明:水
コスト:3マナ
■カードを3枚引く。その後、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の一番下に置く。
50円
3コストという軽さで、手札の質をガッツリ向上させてくれます。3ターン目には初動のブースト、それ以降は《ガチャンコ ガチロボ》がどうしても必要になってくるデッキなので、基本腐ることはないでしょう。
呪文面目当てで採用したカードですが、S・トリガーで面を増やしつつ質の良い手札補充までこなすクリーチャー面も、オマケにしては中々優秀。終盤には攻撃もブロックもされないSAとして機能し得るので、案外バカになりませんよ。
防御カード
《蒼き熱剣 デカベッタ》
【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー3000+ / コスト5
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーがタップした時、バトルゾーンにある相手の、コスト4以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■シビルカウント3:自分の水のクリーチャーまたは水のタマシードが合計3つ以上あれば、このクリーチャーのパワーは+6000され、「W・ブレイカー」を得、相手に選ばれない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
50円
このデッキの防御の要。攻撃・ブロック時だけでなく、ハイパー化や《龍装砲 アルティマキャノン》の攻撃時にも誘発する4以下バウンスは、相手によっては相当深く突き刺さることでしょう。
タダで面を増やせるS・トリガー、なんぼあっても嬉しいブロッカー、《ガチャンコ ガチロボ》の逆革命2も相まって凄い《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》みたいになるシビルカウント……。とにかく素晴らしい噛み合いを見せてくれるので、優先的に採用したい1枚です。安いし。
《崇高なる智略 オクトーパ》
【 NEOクリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー3000 / コスト5
■S・トリガー
■NEO進化:自分の水のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。
そのクリーチャーは、次の自分のターンのはじめまで攻撃もブロックもできない。
50円
青い防御手段その2。《蒼き熱剣 デカベッタ》にどうにもできない巨大なクリーチャーは、この溢れる知性で動きを封じましょう。
《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》でSAを付与したりNEO進化クリーチャーとして場に出せば、着地したそばから攻撃することで相手のクリーチャーを2体同時に縛ることも可能です。無論《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》のハイパーモード能力を活かせば、より智略を巡らせることだってできるでしょう。
《森翠月 アカネ》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 超化獣 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト5
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:9000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
80円
2体目の超化獣兼貴重な確定除去トリガー。展開メタを仕掛けながら攻撃してくる相手に踏ませてカウンターを狙いたいところです。
コイツが場にいると、《グリージー・ファブノーレ/死的で詩的な制裁》と《蒼き熱剣 デカベッタ》のタップ時能力を任意のタイミングで発動できるようになって大変快いですよ。《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》は横にもう1体生き物を要求してきますからね。
デッキの回し方
①戦闘準備!「5ターン目の6マナ」を目指そう
3~4ターン目の間に、3コスト呪文を使って1マナブーストすることを最優先目標として動きます。マナゾーンに自然のカードを置くのを忘れずに。
どうあっても《ガチャンコ ガチロボ》のプレイは5ターン目以降になるので、そこまで焦らなくても大丈夫です。マナ加速の目処が付いたら、《クラムダンク》でのドローや適当な5コストクリーチャーの展開をしておけるといいですね。
②耐え忍べ!微妙に硬めな防御を信じて
5ターン目に《ガチャンコ ガチロボ》で走り出せなかった、走り出しても捲りがしょぼくてすぐ相手に除去されてしまいそう……。そんな時は、S・トリガーやガードマンで命や盤面を守りましょう。
とにかくこちらの盤面の数を維持することが肝要なので、その場しのぎにしかならなそうな場合でも、恐れずバウンスやマナ送りをやっていきましょう。返しのターンに超火力で相手プレイヤーを破壊してしまえば何の問題もありませんからね。
③天網恢恢疎にして漏らさず!奥義!協力カノン!
《ガチャンコ ガチロボ》による多面展開と《龍装砲 アルティマキャノン》or《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》の着地が両方成功したら、味方を寝かせながら攻勢に打って出ましょう!
ハイパー化した《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》 と《龍装砲 アルティマキャノン》 を同時に並べられたら、攻撃時に5体以上のタップクリーチャーを作るのは容易なはず。《龍装砲 アルティマキャノン》で相手のタップクリーチャーを思う様踏み潰して主砲の火力を高めたら、満を持して相手のシールドを叩き割って全てを焼き払ってあげましょう。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《K・アトラン&キング海賊団/アイアイサー・チャージャー》《雪精 サエポヨ&ユキぴょん/ハンマー・チャージャー》
【 ツインパクトカード 】
種族 サイバー・ウイルス海 / 文明 水 / パワー13000 / コスト5
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■各ターンのはじめに、このクリーチャーをアンタップする。
────────────呪文────────────
カード名:アイアイサー・チャージャー
文明:水
コスト:3マナ
■呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー風 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト5
■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■このクリーチャーが出た時、ツインパクトカードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:ハンマー・チャージャー
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を見る。その中からツインパクトカードを1枚選び、表向きにしてから手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
まずは優秀な5/3ツインパクト初動なこちらの2枚をご紹介。
前者は超化獣とも好相性な警戒持ちクソデカブロッカー+呪文回収チャージャー、後者は理想ムーブ達成に寄与するマナから生える頭数+手札消費0になるかもチャージャー。お好みに合わせて採用してください。
《鳴動するギガ・ホーン》
【 クリーチャー 】
種族 ホーン・ビースト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト5
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札からクリーチャーを1枚さがして相手に見せ、自分の手札に加える。そのあと、山札をシャッフルする。
5ターン目の《ガチャンコ ガチロボ》着地成功率を上げたい方はこちらをどうぞ。デッキ内のコスト6率とシールドの中身の把握をやっておけると、その後の生活が豊かになりますよ。
《五番龍 レイクポーチャー ParZero》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 水 / パワー8000 / コスト5
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から6枚を見る。その中の2枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、自分の手札を1枚、相手に見せてもよい。そうしたら、その見せたカードと同じコストの相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
予算の制限を取っぱらった場合に、最も投入したい1枚。ほぼほぼお目当てのカードを掘り当てられる6枚ルック2ドロー、おまけのバウンス、盤面に残りやすいジャストダイバーまで兼ね備えたスーパーカードです。
詰めの段階では、この上SAと攻撃避けとアンブロッカブルまで盛られることになるわけですからねコイツ。いつ出てきても異常な強さを見せてくれるので、是非とも採用したいところです。
おわりに
という訳で、【5軸グリージー・ハイパーキャノン】の紹介でした。
新弾、素晴らしいですね本当に。デッキ作り意欲モリモリ。2ヶ月の空白期間で飢え切ったという理由もありますが、ここ最近は周囲のデッキ作りニストたちとウキウキしながら超化獣やそのサポートカードたちに向き合っています。
「メインステップにノーコストでできることが増える」という革新的なアップデートは、これまで世界に無かった彩をもたらしてくれているはずです。王道1弾時点では若干少なかった遊びの余地も随分広がったので、皆様も是非お気に入りのカードと新弾のカードプールの交互浴にトライしてみてはいかがでしょうか。思いもよらぬ発見があるかもしれませんよ。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
超絶かっこいいオウ禍武斗アイコンの超絶知らん人からリプライが飛んでくるかも知れません。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!