このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●連続展開の楽しさを味わいたい! ●MTGも好き!(?) ●未来を見たいか(???) |
子供の頃、いなかっただろうか。山札の上のカードをチラッと見るやつ。
ローカルな子供コミュニティなら笑い話だが、もちろん本来は恥ずべき不正行為だ。
……でも、つまり見たいってことだよね。山札の上。
だったら合法的に見られるようにしちゃおう!!
基本ギミックは格安ながら、パワーカードをふんだんに使ったアップグレードも可能。そのあたりは記事後半にて!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。デュエパデッキを4種4つずつ買うよりずっとリーズナブルだね!
※シングル価格は、執筆時点(2024/1/28)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
改めて、今回のテーマは《四番鯨 リビングハザード ParSum.》。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・リヴァイアサン / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■自分のターン中、自分の山札の上から1枚目をいつでも見てもよい。
■自分のターン中、自分の山札の上から1枚目のジャイアント・クリーチャーを召喚または革命チェンジしてもよい。(このようにして革命チェンジでバトルゾーンから入れ替えられたクリーチャーは山札の上に置く)
100円
以前デュべり部でも取り上げたんだけれど、「山札の上をいつでも見られる」「それがジャイアント・クリーチャーなら使える」というユニークな効果の持ち主だ。
コストこそ支払う必要はあるけれど、山札を手札のように使える感覚は超爽快だ!
コストの面に関しても、そこはジャイアント。軽減手段はドラゴンの次くらいに充実している。
むしろ、ドラゴンと違ってコスト軽減担当もジャイアントであるぶん、デッキ全体をきっちりジャイアントで統一しやすいぞ。
さらにジャイアントなら、払ったコストを取り戻す方法まで存在。
《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》はマナのアンタップに加え、比較的低コストで出せるフィニッシャーという点も優秀。
山札てっぺんからの連続召喚で横並びは得意なので、クリーチャー化は容易に満たせるはずだ。
さあ、デッキを組んでいこう。
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
合計金額は4,995円(2024/1/28時点)。
ご覧の通り、かなり思い切って光り物やレアを採用している。総額の3割は《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》なので、そこを既に持っているならば予算を抑えられるぞ。
個別カード解説
さて、それでは個別カード解説だ。
ジャイアントはかなり選手層が広いので、そこから選ばれた面々の採用理由に目を通してみてほしい。
個別カード解説【メインギミック】
まずはメインギミック。やることは前述のとおり「山札のてっぺんから」「ACEクリーチャーを展開」だ。
《四番鯨 リビングハザード ParSum.》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・リヴァイアサン / 文明 水 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■自分のターン中、自分の山札の上から1枚目をいつでも見てもよい。
■自分のターン中、自分の山札の上から1枚目のジャイアント・クリーチャーを召喚または革命チェンジしてもよい。(このようにして革命チェンジでバトルゾーンから入れ替えられたクリーチャーは山札の上に置く)
100円
コンセプトカード。
デュべり部でだいたい語ってしまったのだけれど(そっちも読んでくれると嬉しいぞ)、山札の上からカードをポイポイ使える楽しいやつ。
ジャストダイバーとG・ストライクも地味に嬉しい一方、「出た時に何もしない」「2枚目を引いても嬉しくない」という微妙なポイントが足を引っ張り3枚採用。キーカードなのに……
ちなみに、今回のタイトルの元ネタ「未来予知」「実験の狂乱」はいずれもMTGの「山札のてっぺんを使えるようになるカード」だ。
※なお、執筆時点での価格が最も安かったのはアドレナリン版ですが、以降の解説では適宜、通常版の画像を使用しています。縮小すると黄色っぽすぎて何なのかよく分かんないから……
《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》4枚
【 タマシード/クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / ACE / 文明 自然 / パワー14000 / コスト5
■このタマシードが出た時、自分のマナゾーンのカードを4枚アンタップする。
■自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ、クリーチャー1体またはタマシードを1枚、自分のマナゾーンから出してもよい。
150円
今回のデッキを成立させたキーカードであり、コンボパーツとメインアタッカーを兼ねる真の主人公。
もちろんマナを起こすことも便利なのだけれど、何より《四番鯨 リビングハザード ParSum.》デッキにコストの高いフィニッシャーは採用したくない。
山札のてっぺんが高コストカードだと、連続召喚がストップしてしまうからね。
というわけで活躍するのがACEクリーチャー。パンチ力で言えば概ね7~8コスト域のクリーチャーに匹敵しつつ、手頃なコストで召喚が可能だ。
できれば軽減効果を絡めて、3マナ以下で出したいところ。「なんで3マナのカード使ったら4マナ起きるんだよ!」と、理不尽なアクションをキメちゃおう!
《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》2枚
【 タマシード/クリーチャー 】
種族 ジャイアント・インセクト / ACE / 文明 自然 / パワー12000 / コスト4
■T・ブレイカー
■このタマシードが出た時、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の墓地をシャッフルし、山札の下に置く。
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んで持ち主のマナゾーンに置き、その後、自分の山札の上から2枚までマナゾーンに置く。
710円
メインアタッカーその2であり、痒い所に手を届かせる役目も果たすスーパーカード。
というのも、このデッキではマナに置いたクリーチャーを使いたい場面は結構ある。「マナゾーンから味方を召喚できる」能力が輝くぞ。
中でも《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》をマナから引っ張り出して、使用可能マナを回復する動きは強烈!
正直、格安的には致命傷な価格帯なのだけれど、背に腹は代えられない。
もちろん、ひとたび動き出せば高打点・除去・マナ加速と八面六臂の活躍を見せてくれるぞ。
ちなみにこの《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》。
所長は発売時にアーチーさんの言葉を信じて8枚揃えておいたので助かっている。
注目カードに挙がっていながら初動価格が手頃なスーパーレア、速めに抑えておくと幸せになるかもしれないね。
個別カード解説【コスト軽減&マナ加速】
ここからはコスト軽減・マナブーストを担当する面々だ。連鎖的にカードをプレイしたいため、かなり手厚い枚数を採用している。
《アシスター・サイネリア》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー6000 / コスト2
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■各ターンに一度、自分のジャイアントを使うコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
60円
オレら種族といえば《アシスター》!……というわけで今回も迷わず4枚採用。
革命チェンジを狙うデッキなんかだと攻撃不可が足を引っ張る《アシスター・サイネリア》だけれども、今回狙うのはACEクリーチャーの疑似シビルカウント。問題なく頭数を稼いでくれるぞ。
なお、複数体並べて、「《アシスター・サイネリア》1号の軽減効果はこちらに、2号の軽減効果は後から出すクリーチャーに適用」なんてパターンもよくある。宣言はハッキリ行おう。
《アシステスト・シネラリア》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 水 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の他のジャイアントがあれば、カードを1枚引く。
■自分のジャイアントを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ウルトラ・セイバー:ジャイアント(自分のジャイアントが離れる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい)
80円
もう一つの軽減クリーチャーサイクル・《アシステスト》も4枚採用。
《アシスター・サイネリア》と異なり、ターン1回制限のない軽減が嬉しい……のだけれど、3マナひねって召喚するのはちょっともっさりした動きになりがち。
できれば《アシスター・サイネリア》から繋ぐなど、オトクに召喚したいところだ。
また、水のクリーチャーゆえにACE組の動き出しに貢献しないことも注意しよう。
《西南の超人/断断打つべしナウ》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント / サムライ / 文明 自然 / パワー3000 / コスト4
■自分のジャイアントの召喚コストを最大2、少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
■セイバー:ジャイアント(自分のジャイアントが破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい)
────────────呪文────────────
カード名:断断打つべしナウ
文明:自然
コスト:1マナ
■S・トリガー
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体、タップする。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならそのクリーチャーを攻撃する。
50円
天地龍牙!!
というわけで『名場面BEST』版や黒トレジャーですっかり入手しやすくなったコイツも4枚。
とにかく2軽減という大盤振る舞いが気持ち良い!
《四番鯨 リビングハザードParSum.》と並べば、山札の上から軽くなったジャイアントをポイポイ投げ込めるぞ。
今回はあまり採用していないけれど、ジャイアント呪文のコストは下げられないことに注意。ACE連中はバトルゾーンに着地するまではクリーチャーなので問題なく軽減可能だ。
呪文面はちょっとした受け札。それこそACE連中に攻撃を誘導しちゃおう。
《楽球の妖精》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。
■このクリーチャーが離れた時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に加えてもよい。
65円
2→4ラインを作る補佐……でありつつ、貴重なマナ回収要員。
革命チェンジや自爆特攻でバトルゾーンを離れれば、マナに埋めたカードを拾う役目を果たしてくれる。
また、手札でだぶついてしまった2枚目の《四番鯨 リビングハザードParSum.》なんかをマナに変換できるのも有難いところだ。
軽減が働いている場面ならば「1コストで召喚して1マナチャージ」、すなわち実質無料としてプレイできるのも嬉しい。実質無料、良い言葉だね。
《チアスペース アカネ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 水/自然 / パワー5000 / コスト5
■G・ストライク
■革命チェンジ:ジャイアント(自分のジャイアントが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■マッハファイター
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をマナゾーンに置く。
350円
だーーーいぶ嘘くさいのだけれども、革命チェンジによるバトルゾーンのカード回収&山札トップの操作、そして何より水マナとして採用。
水のジャイアント、どいつもこいつもコストが高めで、このデッキとのかみ合わせが微妙だったのよね……
というわけで、やや消去法的な理由での採用となっている。
とはいえ、山札の上から2枚を動かせるのは便利。革命チェンジにこだわりすぎず、《四番鯨 リビングハザードParSum.》で見るカードをリセットする感覚で使っちゃおう。
《マーチングドラム ミドリ/ハーメルン・ハーモニー》4枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:ハーメルン・ハーモニー
文明:自然
コスト:8マナ
種族:ジャイアント・スキル
■クリーチャーをすべて、持ち主のマナゾーンにタップして置く。
50円
どう考えても50円じゃないだろスペックのスーパークリーチャー。《 青銅の鎧 》が泣いてるぞ!
《四番鯨 リビングハザードParSum.》との相性は抜群で、使用可能マナを伸ばしつつ山札のてっぺんを切り替えられる。
そもそも普通に使っても「色マナを調整しつつ埋めたくないカードは残せて、ついでにパワー3倍の《 青銅の鎧 》」であり、便利なクリーチャーだ。《 青銅の鎧 》が泣いてるぞ!
呪文面は強烈なリセットボタンだけど、流石に使う機会はなさそう。呪文面が泣いてるぞ!
個別カード解説【ドロー・その他】
残りは主に手札の調整を担当する面々となる。縁の下の力持ちだ。
《氷打の妖精》2枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー9000 / コスト2
種族:ジャイアント・スノーフェアリー
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手のターン中、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:巨打設計図
文明:自然
種族:ジャイアント・スキル
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、ジャイアントとスノーフェアリーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
210円
軽量メタクリ……なのだけれど、このデッキでは3ドロー呪文として使うことが多い。
《アシスター・サイネリア》《アシステスト・シネラリア》の軽減から繋げて、2マナ、あるいは1マナで3ドローという破格のパワーを発揮しちゃおう!
《 天地龍牙 》もとい《 西南の超人 》による軽減や、《四番鯨 リビングハザードParSum.》による山札からのプレイはクリーチャーのみが対象であり、呪文は適用外となることは注意。
《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》4枚
【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / ジャイアント・インセクト / サバイバー / 文明 水/自然 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から、クリーチャーを1体相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
50円
このデッキはフルクリーチャーなので、実質「選んでドロー」ができる2マナクリーチャー。強そう!!
《四番鯨 リビングハザードParSum.》下では、山札トップを入れ替えられる点も便利。
一方で多色2コストということで、軽減の恩恵がまったく受けられないという難点を抱えている。
そもそもデッキ内に水マナが少ない事情もあり、初手に来た際にはマナに埋まってもらうことも多いはずだ。
《海底の超人》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 水 / パワー5000 / コスト4
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
■P−このクリーチャーが出た時、自分の山札をシャッフルし、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーなら出してもよい。呪文なら、コストを支払わずに唱えてもよい。
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の上に置く。
50円
コミカルな外見に似合わず、受け札・ブロッカー・山札操作と器用に立ち回ってくれる名脇役。
S・トリガー・プラスによる疑似《 ホーガン・ブラスター 》を抜きにしても、ブロッカーとして最低限の守りはこなしてくれる。
山札操作がこのデッキと相性バツグンなのは言わずもがな。軽減クリーチャー展開→《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》でマナ回復……と繋がるように積み込んでいこう。
デッキの回し方
このデッキはまぁ何というか、山札のカードをジャブジャブ使って楽しい~~~!!!ってなるのがテーマなので、回し方もへったくれもない感じではあるのだけれど……
一応、いくつかポイントを紹介しておこう。
①軽減組を複数立てろ!
このデッキ、キーカードである《四番鯨 リビングハザードParSum.》の最速召喚を目指す必要はあんまりない。
むしろ軽減クリーチャーをしっかり並べて、《四番鯨 リビングハザードParSum.》プラス何か、という動きができる方が望ましい。
それを叶えるべく、とにかく最初の3ターンで軽減クリーチャーを2体・3体と展開しておこう。
②未来予知スタート!山札をめくれ
軽減できる陣形になったら《四番鯨 リビングハザードParSum.》を召喚だ。
コイツを2マナ程度で出せているならば、山札のてっぺんから軽くなった後続も展開できるはず。
特に、軽減された《楽球の妖精》や《マーチングドラム ミドリ》を召喚→彼女らの登場時効果で1マナ加速→増えたマナでさらに召喚……と繋がれば理想だ。
《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》が絡めば宇宙(青緑ジャイアントだけに)。マナをアンタップしてさらに山札のカードを投げ込もう!
③フィニッシュ
山札のカードを投げ込みまくっていれば、《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》といった強大なACEクリーチャーも展開でき、かつクリーチャー化もできているはず。
過剰打点が揃ったら、2種類のACEを中心に攻め込もう!
《アシステスト・シネラリア》《西南の超人》と、実は2種8枚のセイバー系能力が採用されているため、除去もある程度は回避が可能だ。
小型で攻める場合はセイバー持ちから殴ると、後続をかばうことができて安全だぞ。
改造するなら
さて。
所長の担当回は割と「格安ならではのコンセプトなので、言うほど高額カード入らんよ?」というデッキが多いのだけれど、今回ばかりはそうも言っていられない。
入っちゃうよね、アイツ。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 文明 水 / パワー8000 / コスト5
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から6枚を見る。その中の2枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、自分の手札を1枚、相手に見せてもよい。そうしたら、その見せたカードと同じコストの相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
そもそも水単色カードが不足気味なので、コイツが入ることで色基盤も安定するという完璧な噛み合い。多色カードと差し替えたいところだ。
4枚積めとまでは言わないけれど、2枚くらい入っていると安定感が段違いになるぞ。
……このサイクル、オレら種族でデッキを組もうとすると潤滑油として欲しくなるのに、何でアドレナリン無いセットのスーパーレアにしちゃったの……
あと、同じくジャイアントの強カードとしてもう1種類。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー7000 / コスト5
■W・ブレイカー
■マッハファイター
■自分のターン中、ジャイアントを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のジャイアントを1つ、マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、ジャイアント・メクレイド8する。(ジャイアント・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のジャイアントを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
《チアスカーレット アカネ》もまた、
- マナから召喚
- マッハファイターによる盤面制圧
- メクレイドによる追加展開
……と、デッキに必要な要素を揃えている。
あのー、このへんの種族関連カードを束ねたドッキングパックみたいな製品出てくれませんかね……?
なお、デッキ全体が5コスト以下のジャイアントで統一されているため、ジャイアント・メクレイド5持ちのカードも採用圏内ではある……のだけれども、メクレイド条件がイマイチ噛み合わず、今回は見合わせた。
その他、《氷駆の妖精》は悪くない候補としてしばらく入っていたのだけれど、マナのタップインが痛かったこと・軽減とシビルカウントが噛み合わなかったことから最終的に抜けている。
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。
■シビルカウント5:自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが5枚以上あれば、自分のマナゾーンにあるカードのマナの数字を2にする。
個人的に好きなカードなので入れたいんだけどね……
ニンジャなんじゃ
あと水・自然のジャイアントといえば忘れちゃいけないのが《ドルゲ》の名を持つカード群!
《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》をフィニッシャーに据えるのも面白そうだ!
《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》
【 進化クリーチャー 】
種族 ジャイアント / アースイーター / シノビ / 文明 水/自然 / パワー17000 / コスト8
■G・ゼロ:自分のジャイアントが4枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■進化:ジャイアント1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを3体まで、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、自分の手札を3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。
4体展開できないうちに、山札の上にコイツが来てしまうと何とも……と考え、今回は不採用だったものの、試してみる価値のあるデッキにはなりそうだ。
せっかくなので他のシノビジャイアント連中も採用して、令和の【シノビドルゲ】を目指しても面白いかも?
さいごに
格安デュエマ研究所、今回は山札からジャイアントをぶん投げる爽快な?デッキをお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
「組んでみたよ!」「改造してみた!」「デュべり部からの流用ネタ多くない?」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!