このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●小型ブロッカーを並べるのが楽しい! ●《 ダイヤモンド・ソード 》系デッキが好き! ●「また白単か」というツッコミを飲み込める!(?) |
ブロッカーデッキと言えば【天門】。そんな印象が根付いて久しい。
しかし、ブロッカー戦略は大型クリーチャーの展開だけではない。
かつてデュエマには、小型ブロッカーを並べ、攻撃制限を解除して一斉攻撃するデッキが存在したはずだ。
それを現代に蘇らせていこう!
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2024/8/5)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、すでに持っているカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
攻撃制限の解除――いわゆるダイヤモンド状態を付与できるカードの中でも、とりわけ扱いやすいスペックなのが《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》だ。
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー6500+ / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■各ターン、はじめてクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体タップする。
■シビルカウント3:自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計3つ以上あれば、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーは、そのクリーチャーが持つ相手プレイヤーを攻撃できない能力を無視する。また、それらのクリーチャーのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。
50円
ブロッカーを並べる以上、シビルカウントの達成は容易。
パワード・ブレイカー付与も頼もしく、3~4体の小型ブロッカーだけで致死打点カウントが可能となる。
問題は5コスト捻ってコイツを立てるアクションがちょっとモッサリしている点なのだけれど……
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / チームボンバー / 文明 光 / パワー4000 / コスト3
■ブロッカー
■バトルゾーンに自分のクリーチャーが3体以上なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■マジボンバー 5(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
200円
マジボンバーで投げれば良いのでは!?
《 BIRIBIRIII・ビリー 》は、シビルカウントと似た条件で攻撃制限が解除されるのも噛み合ってそうだ!
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
合計金額は2,760円(2024/8/5時点)。
実はこのデッキ自体は前々から練っていたんだけれど、《 BIRIBIRIII・ビリー 》の価格が安定せず公開のタイミングを逸していた。このたび晴れて公開に至ったぞ。
まあ、コイツの価格が落ち着いたら落ち着いたで、他の高額カードが採用候補に挙がったりはするのだけれど……そのあたりは後半の改造案にて。
個別カード解説
ひとまずは個別のカードを解説していこう。
個別カード解説【メインギミック】
メインギミックとなる、ダイヤモンド状態の付与とマジボンバーから紹介だ。
《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー6500+ / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■各ターン、はじめてクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体タップする。
■シビルカウント3:自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計3つ以上あれば、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーは、そのクリーチャーが持つ相手プレイヤーを攻撃できない能力を無視する。また、それらのクリーチャーのパワーを+6000し、「パワード・ブレイカー」を与える。
50円
5コスト6500、W・ブレイカーのブロッカー……とまぁ、ソツのない基本スペックのエンジェル・コマンド。
シビルカウント持ちの中でも「ブロッカーを並べることを推奨」という方向性ゆえ、無理なくカウントを達成しやすいのもポイント。
全体的によくまとまった良デザイン……なんだけど、そもそも攻撃不能ブロッカーが減ってるんだよね近年。
そんな感じで生まれる時代を間違えた感が惜しい1枚。今回は古のカードと組むことで逆説的に活躍の機会を用意したぞ。それでいいのか。
なお、めったにないけど《エルラ・ルージュ》《 BIRIBIRIII・ビリー 》《ネオマッハ・ダイヤエンジン》と並んでいる場合、《ビリー》の「自軍クリーチャー3体」は満たせないけれど、《エルラ・ルージュ》のシビルカウントは満たせる。
結果、《ビリー》は+6000とパワード・ブレイカーを得て攻撃できることは覚えておこう。
《BIRIBIRIII・ビリー》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / チームボンバー / 文明 光 / パワー4000 / コスト3
■ブロッカー
■バトルゾーンに自分のクリーチャーが3体以上なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■マジボンバー 5(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から、バトルゾーンに出してもよい)
200円
というわけで前述の通り、ようやく値段の落ち着いてくれたビートジョッキー。……ビートジョッキーなのお前?ライトブリンガーとかじゃなく?
数少ない「自身より大きいマジボンバー」が可能なクリーチャー。コイツで殴りつつ《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》を展開しよう。
どうでもいいけど、コイツの収録された『爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!』にせよ『禁時王の凶来』にせよ『忍邪乱武』にせよ、シリーズ2弾って良カードが入る割に1弾ほど剥かれないので、いざ集めようとすると困りがちなんだよね……
《ネオマッハ・ダイヤエンジン》4枚
【 タマシード 】
文明 光 / コスト4
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■自分のクリーチャーが持つ、攻撃できない能力を無効にする。(ただし、そのクリーチャーの召喚酔いは無効にならない)
50円
《 サイバー・ブレイン 》。嘘。
ガッツリ手札補充を狙いつつ、《 BIRIBIRIII・ビリー 》の攻撃制限を解除してくれるイカしたタマシード。「味方3体」に気を取られると忘れがちなので覚えておこう。
《ビリー》とはマナカーブ的に繋がるのも嬉しいところだ。
一方でタマシードという難儀なカードタイプゆえ、《ビリー》のマジボンバーでめくれたり、手札スカスカ状態で《 超過の翼 デネブモンゴ 》登場時に引いたりすると残念だったりもする。
それでもメリットの方が大きいと考え4枚採用。
それにしても、せっかくコイツや《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》が登場したGoAブロック、もう少し優秀な攻撃不可ブロッカーを配ってくれて良かったのでは……?
個別カード解説【展開補助】
続いては、マナや手札に関わる展開サポートの面々を見ていこう。
《レディゴ・カリゾミダーマ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■ブロッカー
■自分がコスト4以下の、クリーチャーまたタマシードを使う時、コストのかわりに[光(2)]を支払ってもよい。
■シビルカウント5:自分の光のクリーチャーまたは光のタマシードが合計5つ以上あれば、自分のクリーチャーすべてのパワーを+4000し、「ブロッカー」を与える。
85円
「こんな足回り担当のカードがSRなんて勘弁してくれよ」と嘆いていたら、思ったほど使われなかった新幹線。これからも格安で仲良くやっていこうな……
超刺激パックの存在ゆえ、通常SRよりAシクの方が安い(執筆時点)という逆転現象が起きてるのもちょっと不思議なところ。
メインの役割としては、《 ネオマッハ・ダイヤエンジン 》の効率化。
「2マナで3枚ドロー、残ったマナで引いたカードを展開」なんて動いてうまぶっちゃおう!
シビルカウント達成後の全体強化も、パワード・ブレイカーと相性が良い。
もしかしてGoAブロック、《カリゾミダーマ》《ダイヤエンジン》《エルラ・ルージュ》でデッキ組ませようとしてた……?
《超過の翼 デネブモンゴ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ジャスティス・ウィング / 文明 光 / パワー2500 / コスト4
■ブロッカー(相手プレイヤーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。その後、コスト3以下の光のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
50円
ハイパーモードでお馴染み超過獣だ。嘘。
シビルカウントや《 BIRIBIRIII・ビリー 》のために光文明特有の「手札から小型を出すクリーチャー」を探した結果コイツを投入。
この手の効果持ち自体は多いんだけど、「ドローも付いてくる」「ブロッカー」となるとコイツくらいしか存在しない。
そんなわけで、やや古いカードながら採用となった。
「ヨビニオン」が実装されたら、そちらに差し替えても良いかもしれない。パワーラインが違いすぎてね……
《集結!夜の四天王!!》4枚
【 呪文 】
文明 光 / コスト1
■自分の山札の上から4枚を見る。その中から、超化獣クリーチャーまたは「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
55円
パーツが揃わないとどうにもならないこのデッキを完成形に押し上げたカード。
このデッキに限らず、特定パーツへの依存度が高いデッキにとって、1マナで山札を掘れる手段はめっちゃ重要。
良いカードが来てくれた……んだけど、例によってマジボンバーなんかでめくれるとハズレなのは御愛嬌。
ちなみにこの手のカード、何枚めくるかがモノによって違うので混同しがち。コイツの場合「四天王だから4枚見る」って覚えておくと間違えないぞ。
《鎧撃の支え 仲接》3枚
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・メタリカ / 文明 光 / パワー3000 / コスト3
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■各ターンに一度、自分のクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。
■自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体アンタップする。
50円
割と最近(『竜皇神爆輝』)のカードなのに「何それ?」って言われがちな枠。
「ブロッカーで」「3コスト以下で」「ドローや自軍サポートが可能」ということで採用。
ターンに1回、自軍の攻撃時にドロー……これ、類似効果の中でも珍しく「最初の攻撃」ではない。
マジボンバーでめくれた場合なんかは、後続の攻撃にドローを付けられるので忘れないようにしよう。
個別カード解説【メタクリ・その他防御手段】
最後に、メタクリや受け札その他、守りを担当するカード群を紹介だ。
守りを担当するといっても、このデッキのコンセプト上、最後は全員が打点となるんだけどね。
《光陣の使徒ムルムル》4枚
【 クリーチャー 】
種族 イニシエート / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
バトルゾーンにある自分の他の「ブロッカー」を持つクリーチャーすべてのパワーは+3000される。
50円
ムルムルがシュルシュルと集まり、絶対無敵の光の壁を作り出す。
おっと失礼、初出時のフレーバーを読み上げていたようですなハハハ。
というわけで、太古の昔に愛された小型ブロッカーデッキのエース。
このデッキではパワード・ブレイカーを付与して殴るため、パンプアップの価値も大きい。《ムルムル》を強く使えるデッキ――と言えるんじゃないかな。
《 赤翼の精霊エルラ・ルージュ》で+6000、《 光陣の使徒ムルムル 》で+3000されるので、この2体が隣にいれば素のパワーが3000以上のクリーチャーは3ブレイク相当になるぞ。
《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》3枚
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / サバキスト / レクスターズ / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手のカードを使うコストを少なくする能力は無効になる。(「S・トリガー」など、コストを支払わずにカードを使う能力は使ってもよい)
50円
取り回しの良いメタクリ。
すっかりその数を減らしている「実用的な殴れないブロッカー」であり、このデッキにはガッチリ合致(ダジャレではない)。
楯からの防御力が薄い構成のため、G・ストライク持ちなのも嬉しいところだ。
《レク・シディア》3枚
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / レクスターズ / 文明 光 / パワー3000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手のクリーチャーは、出たターン攻撃できない。
50円
殴れないブロッカーでメタクリ・その2。
《 光陣の使徒ムルムル 》の項で触れたように、このデッキではパワー3000あるとパワード・ブレイカー算的に優秀。
そんなわけで、相手のデッキや周囲の環境にはよるけれど、《 煌ノ裁徒 ダイヤモン星 》より活躍させる機会も多いはずだ。
《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》2枚
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・アーツ / 文明 光 / パワー1000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:「これが最後の輝きだッピ!」
文明:光
コスト:3マナ
種族:アーマード・アーツ
■相手のクリーチャーを3体まで選び、タップする。
50円
今をときめくファイアー・バードより、相手をまとめて寝かせるブロッカー。
そう、【ファイアー・バード】。
《アリスの突撃インタビュー》でメタクリを貫通しやすいあちらのデッキに対して、実は《モッチ・網・パラッチ》がそこそこ刺さるのではないだろうか。
《突撃インタビュー》で焼かれたら蘇生したカードをタップ・焼かれなかったとしてもチャンプブロックに充てれば後続をタップできるからね。
このデッキでは単に鬱陶しいブロッカーとしての採用だけど、もしかしたら【デイガファイアー・バード】でもミラー対策に使うことがあるかも……?
今のうちに集めておこう!
《「光速の星騎士」》1枚
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / レクスターズ / 文明 光 / パワー2500 / コスト4
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■自分のクリーチャーが出た時、相手クリーチャーを1体選び、タップする。
■自分のシールドゾーンにある光のコスト4以下のクリーチャーすべてに「S・トリガー」を与える。
50円
殺伐としたデッキリストに突然のマトモくんが。ご存知《ウヌホラリニップホードパラリン》だ。
楯からの防御力に難があること・低コストクリーチャーの多さを活かせることから選出となった。
なんで1枚だけ採用なのかっていう話は、記事の後半にて。
デッキの回し方
このデッキの目指す盤面は、複数の小型ブロッカーの横に《 赤翼の精霊エルラ・ルージュ 》《 ネオマッハ・ダイヤエンジン 》いずれかを立てた状態。
できればパワード・ブレイカーも与えてくれる《エルラ・ルージュ》を優先したいところだ。
そこに至るまでの過程を、もう少し具体的に見ていこう。
①1~2ターン目:とりあえずなんか立てろ
何はともあれ、1ターン目に《集結!夜の四天王!!》が撃てるなら撃っておこう。
よほど手札のマナコストが偏っていない限りは、《 赤翼の精霊エルラ・ルージュ》を持ってくるのが安全だ。
《エルラ・ルージュ》がもういるなら、それを踏み倒す《 BIRIBIRIII・ビリー 》を探しておこう。
2ターン目はたぶん何かしら出せるはず。
どれを出すか迷ったら、素のパワーが高めかつ突然死リスクを抑えられる《 レク・シディア 》を選ぶのが無難だ。
②3~4ターン目:マジボンバー!
3ターン目に優先するアクションは《 BIRIBIRIII・ビリー 》。
コイツを立てた上で、4ターン目は《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》をマジボンバーで出すか《ネオマッハ・ダイヤエンジン》で攻撃制限を取り払うか(あるいは両方か)していこう。
特に、マジボンバーで《エルラ・ルージュ》を出した場合、打点が変動することには注意!いきなり2打点・3打点に化けて、相手の意表を突いちゃおう。
なお、《 BIRIBIRIII・ビリー 》が展開できなかった3ターン目には《 レディゴ・カリゾミダーマ 》を出したいところ。
③\ダイヤモンド状態/
《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》が立ったら、できれば他のパワー強化カードも並べてパワード・ブレイカーをフル活用したいところ!
ちなみに上記《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》《光陣の使徒ムルムル》《レディゴ・カリゾミダーマ》+αが並んでシビルカウントを満たしている場合、自軍のパワーは+13000。(※自身を強化できない《ムルムル》を除く)
全員がT・ブレイカー以上確定となり、【天門】もびっくりのムキムキブロッカー軍団で圧殺できちゃうぞ! まして《エルラ・ルージュ》が複数体並んだりすると宇宙。
なお、殴る際は「能力を配っているクリーチャー」から動きたい。
先に殴っておくことで、受け札を踏んだ時に除去の矛先を逸らせる可能性が高まるからね。
改造するなら
……はい、そんでまあ、このコンセプトなら入りますよね、アレ。
《獲銀月 ペトローバ》。
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ソル / 超化獣 / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。
────────────ハイパーモード────────────
パワー:7500
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。その後、自分のシールドの数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
除去耐性持ち《 BIRIBIRIII・ビリー》みたいな運用ができるため、そりゃまあ噛み合うよねと言ったところ。
ただまあ、ハイパーモード達成用の自軍を要求したり、手札を使わず山札の上から投げ込んだりはできないので、一応「使わない理由」も作れはする……かな。
あと同じく、環境で成果を出したブロッカーだと《 星姫械 エルナドンナ 》。
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / 文明 光 / パワー2500 / コスト2
■ブロッカー
■各ターンに一度、自分の他のクリーチャーが離れる時、かわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
自軍を守れつつ、楯回収で手札も補充できるので、言わずもがな優秀。
ちなみに手札補充と言えば、現時点で「出た時ドローできる3コスト以下の光単色ブロッカー」って《晶器のサトリ アドア・セテート》しかいないんだとか。
そんなわけでコイツも採用候補には挙がるかも。
そしてそして、その他の採用候補……というか構想時点では入っていたカードが《 予言者マリエル 》!
(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ライトブリンガー / 文明 光 / パワー1000 / コスト4
■パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。
コイツの攻撃制限を自軍だけ解除しよう、と思ってたんだけど……
《 赤翼の精霊エルラ・ルージュ 》のシビルカウントは、「ブロッカー自身の持つ攻撃制限効果」しか無効にできない=他のカードによって付与された攻撃制限は外せない、という事実に気付いて急遽ボツとなった。なんてこった。
というわけで、《マリエル》が抜けた枠に入ったのが《ウヌホラリニップホードパラリン》こと《 「光速の星騎士」 》。
2~3積みのカードを4枚に増やしても良かったんだけど、面白枠&S・トリガーの水増しということで。
改造案に話を戻すと、その他メタクリだったり味方を守れたりする小型ブロッカーは多かれ少なかれ採用候補だ。
お馴染みの?小型クリーチャーサポートメンバーも検討する余地はあるかも。
このあたりは、よく遊ぶ対戦相手によっても変動する部分だと思うので、周囲の環境に合わせていろいろ試してみてほしい。
あと、クリーチャーを並べるシビルカウントは超化獣やヨビニオン、バラバラエティとも相性が良いはずだ。
今年のカードとの組み合わせで、まだまだ化ける機会は残されているぞ!
さいごに
格安デュエマ研究所、今回はシビルカウントと《 光陣の使徒ムルムル 》のデッキをお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
「組んでみたよ!」「こんな改造を考えた!」「ムルムルなつい」「なんか所長回多くない?」などなど、コメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所で寄せてほしい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!