このデッキはこんな人におすすめ! |
●安くて楽しいデッキが欲しい! ●赤単速攻はロマン! ●赤単に光り物なんて不要! ●自分は受け札を踏まない! |
赤単は好きかーーー!!?(おー!)
速攻は好きかーーー!!?(おー!)
安いデッキは好きかーーー!!?(おー!)
もちろん例に漏れず、所長も安い赤単速攻が大好きだ!
というわけで、今回の格安デュエマ研究所はみんな大好き赤単速攻・【赤単ガトリング】をお送りするぞ!
最速3ターンキルも目指せる、王道の超速攻デッキ!
80枚10万円のデッキをボコボコにすり潰そう!!!(プロレス)
目次
格安デュエマ研究所とは?
『格安デュエマ研究所』は、デュエル・マスターズの安くて楽しいデッキを構築・紹介していく企画だ。
「格安」の定義として、「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」と設定している。
※シングル価格は、執筆時点(2022/6/12)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算
もちろん、もともと持っていたカードや傷アリカードを使えば、もっと安く構築することが可能だ。
また、安いデッキは高額デッキの代用品や劣化版ではない。独自の強さや面白さを持つデッキを研究・紹介していくぞ!
デッキのコンセプト
「強いデッキ」とは「相手に何もさせないデッキ」だと所長は考えている。
ランデス・ハンデス・ロック・ループ……これらは「相手に何もさせない」からこそ強いわけだよね。
そして、「相手に何もさせない」もっともシンプルな方法が「相手が何かする前に殴りきる」ことだ。
今回は『侵略』能力を軸に、そんな高速デッキを目指してみるぞ。
切り札はもちろん、2ターン目にW・ブレイクを叩き込む《音速 ガトリング》だ!
【 進化クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 侵略者 / 文明 火 / パワー6000+ / コスト4
■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火の侵略者またはヒューマノイド(自分の火の侵略者またはヒューマノイドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■パワーアタッカー+1000
■W・ブレイカー
50円
王来篇でヒューマノイドが増えたことで、以前とは違う《ガトリング》速攻が組めるはずだ!
【赤単我我我】との差別化
さて、赤単速攻と言えば避けて通れないのが【赤単我我我】の存在だ。
言い訳しても仕方ないので、まずは正直なところを書いておこう。
デッキパワーで言えば、【赤単ガトリング】は【赤単我我我】に及ばない。【赤単我我我】は現時点(王来MAX1弾環境)でTier1の最先端を突っ走るデッキだ。そりゃそう。
ただ、実際に回すと分かるけれど、【赤単ガトリング】の0マナ打点形成(今回のリストでは侵略以外もあるぞ)は【赤単我我我】とは異なったベクトルの動きだ。
その性質上、コスト軽減を咎める《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》に耐性があるのは大きな差別点といえる。
また、素のコストが低いクリーチャーだけで構成されているため、《奇石 ミクセル》型のメタクリーチャーにも引っかかりにくい。
というわけで、【赤単ガトリング】は【赤単ガトリング】で、【赤単我我我】の一方的な下位互換に甘んじているわけでもない。ぜひ組んでみて、その動きを体験してみてほしい。
……むしろ【赤単我我我】メタの受け札に、巻き添えでとばっちりを食らってしまう点の方が悩みのタネかな……
デッキレシピ
というわけで完成したデッキがこちら!
50円×40枚! 合計金額は理論上最低金額の2,000円(2022/6/12時点)。
最近の・というか王来篇のカードを多く採用しているので、手持ちカードを使って組める人もいるかもしれないね。
ちなみに、ベリーレア以上のいわゆる光り物カードを1枚も採用していない。見た目も過去イチ格安っぽいんじゃないかな?
個別カード解説
ここからは個別のカードを紹介するぞ。
まずはメインギミックとなる、高速での侵略を目指す面々からだ。
個別カード解説【主力アタッカー】
《音速 ガトリング》 4枚
【 進化クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 侵略者 / 文明 火 / パワー6000+ / コスト4
■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火の侵略者またはヒューマノイド(自分の火の侵略者またはヒューマノイドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。)
■パワーアタッカー+1000
■W・ブレイカー
50円
このデッキを成立させているコンセプトカードだ。早めに2枚目を引けたりするととても嬉しい。
逆にこれを引けないとなんだか線の細いデッキになってしまうので、日頃から身を清め行いを正し、清廉潔白・清楚質実な人間であることを心がけておくのが良いのかもしれない。侵略者なのに。
《爆冒険 キルホルマン》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。
それがヒューマノイドかドラゴンであれば、そのターン、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
50円
2マナスピードアタッカーその1。
過去の【赤単ガトリング】では、肝心なところで《凶戦士ブレイズ・クロー》がこんにちはして悲しみに包まれていたけれど、今回は違う。
ヒューマノイドの充実により、ハズレを無くすことに成功!確定スピードアタッカーとして運用できるぞ!
なお、この手のカードにしては珍しく?めくったカードは山札の下ではなく墓地に行く。うっかりしがちなので気を付けよう。
《炎舌実況DJ・ショー》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 文明 火 / パワー1000+ / コスト2
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手とジャンケンで勝敗を決める。自分が勝った場合、このターン、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
このクリーチャーがバトルする時、相手プレイヤーとジャンケンで勝敗を決める。自分が勝った場合、そのターン、このクリーチャーのパワーは+6000される。
「デュエルジャッカー・ショー」がこの会場にいる時、このクリーチャーのパワーは+1000される。
50円
2マナスピードアタッカーその2。こちらはジャンケンに勝利する必要があるため、基本的には5枚目以降の《爆冒険 キルホルマン》として運用しよう。
こざかしいテクニックとして、ゲーム開始時のジャンケンで出された手が「相手の出しがちな手」だ。ジャンケン勝利のために意識しておこう。
……というお話、あんまりにも盤外戦術すぎるので書こうか迷ったけれど、使う側も使われる側も覚えておけば一周回ってフェアだし、まぁ……
超どうでもいい情報として、『超ブラック・ボックス・パック』収録時に《炎舌実況(半角スペース)DJ・ショー》とスペースが追加されている。
これ別名カードとして8枚積めたりしない……?(無理)
《爆鏡 チッタ》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 文明 火 / パワー2000 / コスト1
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このターン、他の火のクリーチャーが攻撃していなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
50円
《ホップ・チュリス》にガードマンが付いたら美少女になった!(語弊)
待望の「殴れる」1マナヒューマノイドだ。過去に1マナヒューマノイドは一応いたけど、よりによって楯を割れなかったからね……
この《爆鏡 チッタ》の登場によって、2ターン目にヒューマノイド2体で攻撃→ダブル侵略!という動きも目指せるようになったぞ。
また、ガードマンでアタッカー(主に《音速 ガトリング》)をかばうことで勝ち筋が拾えるケースもある。
すべての要素が嬉しい、このデッキを支える優秀な1マナ枠だ。
《アッポー <ヴァルボ.Star>》3枚
【 スター進化クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ヒューマノイド / レクスターズ / 文明 火 / パワー6000 / コスト3
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
50円
所長またコロコロレア使ってる……
《機神装甲ヴァルボーグ》の能力を継いだスター進化ということで、ちゃっかりヒューマノイドであるため採用。
3マナというコストこそ取り回しが悪いものの、スター進化の除去耐性が嬉しいところだ。
たまーに4ターン目に《爆鏡 チッタ》→コイツに進化して詰めに行くパターンもあるぞ。
個別カード解説【搦め手】
ここからは、手札入れ替えや追加打点、受け札などのカードを紹介していく。
《爆山伏 リンクウッド》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■マナ武装3:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せる。それがヒューマノイドであれば、自分の手札に加える。それ以外であれば、自分の山札の一番下に置く。
50円
2マナスピードアタッカーを展開できなかったときプランその1。フレーバーテキストが趣深いね。
殴っているならマナ武装を満たしているはず。
加えてデッキはすべてヒューマノイドなので、やることは《ウォルタ》だ。
惜しむらくはアタックトリガーのタイミング的に《音速 ガトリング》を引いても自分は侵略できない点。
言い換えれば、真っ先にアタックして、後続に侵略チャンスを作ってあげよう!
《勇騎 バクアイラ-1》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / ディスタス / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたらカードを1枚引く。
■ササゲール1(ディスペクターを召喚する時、コストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコスは0以下にはならない)
50円
2マナSAを展開できなかったときプランその2。
こちらは《爆山伏 リンクウッド》と違い、出してすぐ手札交換ができる。《音速 ガトリング》を引けていないならば優先的に出したいところだ。
この手札交換、任意の能力なのは忘れないようにしよう。捨てたくないときは勿体ないけど準バニラとして運用だ。
《勇騎 ギャラガ-2》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / ディスタス / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
50円
1サイズ大きくなったらスピードアタッカーのついた《斬斬人形コダマンマ》。
【赤単ガトリング】における3マナスピードアタッカー候補はいろいろいたんだけど、手札を補充できる《勇騎 ギャラガ-2》は頭一つ抜けて優秀だ。
シールドから手札補充する《コダマンマ》系列の効果ということで、S・バックが使えるのもポイント!(詳しくはこのあとすぐ!)
《ハクメイ童子》4枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 鬼札王国 / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■S・バック:火(火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
50円
というわけで《勇騎 ギャラガ-2》から飛び出すスピードアタッカーだ。デモニオじゃないのかお前。
3ターン目の《勇騎 ギャラガ-2》+《ハクメイ童子》で、スピードアタッカーによる2打点を追加できる。
ここに《音速 ガトリング》が絡むことで、3ターンキルを狙える速度が出せるぞ。
《勇気伝承 ゲット Jr.》3枚
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 文明 火 / パワー2000+ / コスト2
■マナ武装3:自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーはコスト4以下のクリーチャーに攻撃されない。
■マナ武装5:自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、このクリーチャーは「パワーアタッカー+4000」と「W・ブレイカー」を得る。
50円
このへんはちょっと自由枠的なところ。
マナ武装3でマッハファイターのマトになりづらいこと、もちろん殴り返しにも耐性があることから、この《勇気伝承 ゲット Jr.》を採用してみたぞ。
G・ストライクなどで1ターン凌がれてしまい、マナ武装5が満たされる……なんてこともたまにある。
《 最終決戦だ!鬼丸ボーイ/超次元オニシュラ・ホール 》2枚
【 ツインパクトカード 】
種族 ヒューマノイド / ハンター / エイリアン / 文明 火 / パワー2000 / コスト5
■S・トリガー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のコスト4以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
【呪文】
カード名:超次元オニシュラ・ホール
文明:火
コスト:6マナ
■相手のパワー2000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
■火のコスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
50円
気休め程度のS・トリガー。……あとまぁ、せっかくヒューマノイドなので《鬼丸》《モルト》系統のカードをなんか1枚くらい入れておきたかったみたいな遊び心の面が大きいかも。
オリジナルを前提としたデッキなので、呪文面は基本的に使わない。
たかだか2枚の受け札を入れるくらいなら3投のカードを4枚にしたい!というのも正論なので、このあたりは好みで変えて構わない枠だろう。
デッキの回し方
目指したい動きは「2ターン目に2体で3ブレイク」。
- 1t《爆鏡 チッタ》
- 2t《爆冒険 キルホルマン》または《炎舌実況DJ・ショー》(ジャンケン勝利)
- 2マナスピードアタッカーで攻撃時に侵略《音速 ガトリング》
- 《爆鏡 チッタ》で追撃
……という動きで達成が可能だ。
そもそもこれらのクリーチャーが次ターンまで生き残れば、3ターン目は追加の打点が立たずとも殴りきれる計算となる。
ここに3ターン目の《勇騎 ギャラガ-2》+《ハクメイ童子》による追撃も絡めることで、一気に押し込もう!
小ネタ① 2マナは何を優先?
2ターン目の選択肢だけれど、引けているならば《爆冒険 キルホルマン》を最優先しよう。
《キルホルマン》を引いてても出さない場面としては、隣に《爆鏡 チッタ》がおらず、手札に《音速 ガトリング》も《勇騎 ギャラガ-2》+《ハクメイ童子》パッケージも揃っていないとき。
この場合は後続を探すことを優先し、《勇騎 バクアイラ-1》を出しておこう。
小ネタ② S・バックをする?しない?
《勇騎 ギャラガ-2》で回収したシールドを捨てて《ハクメイ童子》!
この動きが3ターン目の基本なのだけれど、捨てる前に回収するシールドは確かめておこう。《音速 ガトリング》の場合、トータルの打点は変わらない。
《ハクメイ童子》は手札に温存し、シールドから出た《ガトリング》に侵略しながら攻めたほうが息切れのリスクを抑えられるぞ。
小ネタ③ マッハファイターを返り討ちに
《炎舌実況DJ・ショー》の「バトルするときジャンケンで勝てば+6000」、とにかく忘れられがちだ。
自分から仕掛けたバトルはもちろん、殴り返しやマッハファイターにも反応する。うっかり突っ込んできた相手を撃墜しよう!
また、「バトル中」ではなく「ターン中」のパンプアップなので、もし2回バトルすることがあれば+12000もあり得る。滅多にないことだけど、分からん殺し的な小ワザとして紹介しておくぞ。
改造するなら
ヒューマノイドはデュエマ最古参種族!赤単速攻も昔ながらの戦略!
というわけで、改造案はたくさんあるぞ。
(過去の北白河さんによるテーマ解説にも改造案が豊富なので、参照してほしい)
ヒューマノイドだと、オススメなのは《特攻小僧スカイラブ》!
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 文明 火 / パワー1000 / コスト3
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
自分のターンの終わりに、このクリーチャーを破壊する。
L・ゲート:ヒューマノイド(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、ヒューマノイドを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。そうした場合、このクリーチャーを山札の一番下に置く)
場持ちがへなちょこなのだけれど、どうせ3マナ1000のスピードアタッカーが生きて帰ってくるものでもない。
嬉しいのが、自壊した後の「L・ゲート」能力。
《爆冒険 キルホルマン》で墓地に行ってしまった《音速 ガトリング》あたりを拾う手段として地味に助かるぞ。
その他のオススメは《爆襲 アイラ・ホップ》!
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■S・バック―火(火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。
そうした場合、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)
《ハクメイ童子》と並ぶS・バック持ちヒューマノイド。
2マナ1000というスペックが心許ないため今回は不採用だったけれど、《勇騎 ギャラガ-2》から繋がることに変わりはない。入れてみるのもアリだろう。
あと特に関係ないのだけれど第34回格安デュエマ研究所へのリンクを張っておいた方が良いと天の声が聞こえたぞ。
あとは……《勝舞の機神装甲ヴァルボーグ/火炎ヴァルバスター》はみんな思いつきそうなところだけれど……
【 ツインパクトカード 】
種族 ヒューマノイド / 文明 火 / パワー5000+ / コスト3
■進化-ヒューマノイド1体の上に置く。
■攻撃中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある他の火のクリーチャー1体につき、+1000される。
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする。)
【呪文】
カード名:火炎ヴァルバスター
文明:火
コスト:2マナ
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶バトルゾーンにある相手のクリーチャーではないカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
正直なところ、クリーチャー面が弱すぎてどうにもならない。パワード・ブレイカーなんかいらないから元祖と同じW・ブレイカーにしてくれればよかったのに……
呪文面は強力とはいえ、このデッキならば打点を並べたほうが良いので、どちらにせよ不採用だ。
こんなのより《不死身男爵ボーグGS》とか《喧嘩屋タイラー/幻竜砲》とか刷ってくれた方が古参ファンもデッキビルダーも喜んだんじゃないの?
ササゲール
その他、サブプランとして考えられるのはササゲール。
もともと《勇騎 バクアイラ-1》《勇騎 ギャラガ-2》が入っている上、ヒューマノイドにはもう1体《勇騎 オニモエル-2》がいる。
《勇騎 オニモエル-2》
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / ディスタス / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
一方、ディスペクターには火単色のヒューマノイドがいない(多色はいる)。
ただ、ヒューマノイド率を高めたいのは《爆冒険 キルホルマン》のため。そして《キルホルマン》は、ヒューマノイドまたはドラゴンがめくれればスピードアタッカーだ。というわけで……
《炎機混成 ボルスレン・バスター》
【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / アーマード・ドラゴン / キカイヒーロー / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
《炎機混成 ボルスレン・バスター》くらいならギリッギリ出せるコスト域だし、除去耐性持ちの押し込み打点として役割も持てる……かもしれない。
アドバンス
あとは格安から離れてしまうものの、超次元ゾーンを採用してアドバンスのデッキにしてしまう……というパターンも考えられる。
コスト帯的に、採用候補となるのは《ヒビキ》《リンクウッド》。
《爆龍覇 ヒビキ》
【 クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト3以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。(このクリーチャーに装備する)
《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラグナーまたはドラゴンなら、手札に加える。
【呪文】
カード名:「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」
文明:火
コスト:4マナ
■自分のクリーチャーを1体選ぶ。その後、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンから、その選んだクリーチャーに装備してバトルゾーンに出す。
これら2枚のドラグナーは低レアリティで再録されたことで、お財布にも優しい。
優しくないのは呼び出し先の方で、やはりというかアイツが欲しくなる。
《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》
(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。
【龍解後】
カード名:爆熱天守 バトライ閣
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:火
コスト:5マナ
マナ:-
■自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
【龍解後】
カード名:爆熱DX バトライ武神
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりにフォートレス側に裏返す。
こいつちゃっかりヒューマノイドにも対応してるんだよね……
「ドラゴンを出して龍解」が達成されることこそないものの、装備者がヒューマノイド版《竜星バルガライザー》になるだけでも頼もしい。
そしてもう1枚、もちろん……
《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》
【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4
■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
【龍解後】
カード名:熱血星龍 ガイギンガ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000+
コスト:7マナ
マナ:-
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
こちらの「2回殴って龍解ガイギンガ!」は結構達成できる。
オーバーキルになる場面も多そうではあるものの、二の槍として(剣だけど)強烈なインパクトになるはずだ。
なお《ガイハート》1枚を買う予算でメインデッキはもう1セット組めるぞ。
さいごに
格安デュエマ研究所、今回は【赤単ガトリング】をお送りしたぞ。最後まで読んでくれてありがとう。
昔話になってしまうのだけれど、かつて「安い赤単」というのは高額カードを揃えられないプレイヤーの心強い味方だった。
初心者や低年齢のプレイヤーたちが、「勝つ楽しさ」を体験できる――そんなデッキが昔の赤単速攻だったんだ。
(このあたり、ゆうへいパパさんのあかたんバイクにも通じるね)
そんなわけで、安くて速くてワンチャン勝てる赤単速攻を改めて紹介したい!あと80枚10万円のデッキをボコボコにすり潰したい!という思いから、今回のデッキを紹介してみたぞ。
……という所長のゴリ押しによって、「前回ガトリング記事を担当した北白河さんが担当すればいいのでは?」という内部の声がすり潰されたのは内緒だ。
今回もコメントがあればぜひ#格安デュエマ研究所でツイートしてほしい。
格安デュエマ研究所は今後も定期更新!次回もお楽しみに!