このデッキはこんな人におすすめ |
・不敗能力にロマンを感じる人 ・聖霊王デッキに正義を感じる人 ・このデッキで相手に絶望を与えたい人 |
どーも、ゆうへいパパです。
最近せっかく揃えた《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》のシークレット版を息子に奪われ、さらには娘に《超天使 ゴルドラン・ゴルギーニ》のシークレット版を持っていかれました。
永遠にお気に入りのデッキのレート上げが終わらない今日この頃です。
第181回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役となるのは、こちら。
《聖霊王ドリーム・アルカディアス》(シングル価格:80円)です。
名前にドリームを冠しますがドリームクリーチャーではない、「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」にて収録された新しい聖霊王です。
もう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、「当企画では シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内 」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2024/10/30)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
デッキのコンセプト
このデッキのコンセプトは
負けないこと、それが大事
です。
《聖霊王ドリーム・アルカディアス》を中心に、《ハイパー・エン・ゲルス》や《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》などの強力な除去対策カードで自軍を守りながら、盤面をコントロールし、相手の攻撃を封じます。
不敗能力を持つ《聖霊王ドリーム・アルカディアス》で相手にプレッシャーを与え、確実に勝利を目指します。
序盤はマナ加速をして5マナを目指し確実に《魔光神官ルドルフ・アルカディア》の着地を目指します。
《ゴールド・フラウム》とシナジーのある《Disゾロスター》でシールドを増やし、盤面を安定させます。
中盤以降は、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》の能力を活用し、墓地から《聖霊王ドリーム・アルカディアス》や《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》をバトルゾーンに送り込むことで、強力な聖霊王を早期に展開します。
さらに、《フェアリーの闇の子祭》を使用して墓地から必要なカードを回収することで、長期戦にも柔軟に対応可能です。
マナ加速と万能な墓地回収が揃った、色バランスやS・トリガーも調整済みのデッキがこちらです!
デッキレシピ:
2024年10月30日現在、デッキの合計金額は4590円でした。
《ヨビニオン・マルル》1枚よりも安いです!!
もし足りないカードがございましたら、上記記事内デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」→必要なカードを選んでから「在庫チェック」で直接購入も可能です。
採用カード解説
メインギミック
《聖霊王ドリーム・アルカディアス》4枚
【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー12500 / コスト7
■進化 :エンジェル・コマンド・クリーチャー1体の上に置く。
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■エスケープ
■このクリーチャーがタップされていれば、自分はゲームに負けない。
80円
このカードはシンプルながら非常に強力な能力を備えています。
ブロッカー、T・ブレイカー、そしてエスケープの効果により、防御と攻撃の両面で高い性能を発揮し、隙のない一枚といえます。
特に注目すべきは、このクリーチャーがタップ状態でいる限り自分はゲームに負けないという圧倒的な安定感です。
今回のデッキでは、このカードの不敗能力を中心に、相手からの攻撃を凌ぎつつT・ブレイカーで着実にダメージを与える戦略をとります。
また、《ハイパー・エン・ゲルス》や《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》といったカードと組み合わせることで、さらに強固な盤面を構築し、勝利を目指します。
《ハイパー・エン・ゲルス》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 超化獣 / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
■このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。
■自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを3体までアンタップする。
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
─ハイパーモード─
パワー:9500
■W・ブレイカー
■自分のシールドが7つ以上あれば、自分のクリーチャーは離れない。
200円
自身をハイパー化することで、シールドが7枚以上であれば、自分のクリーチャーはバトルゾーンを離れなくなります。
この効果によって《聖霊王ドリーム・アルカディアス》をしっかり守り、相手の攻撃を完全に封じることが可能です。
さらに、ターン終了時にクリーチャーを最大3体までアンタップできるため、次のターンでの攻撃に備えつつ、常に盤面を有利に保つことができます。
初動
《フェアリー・ライフ》4枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■S(シールド)・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ唱えてよい)
■自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。
55円
2マナでマナを加速できるこのカードは、先手を取られた状況でも、一気にマナカーブを上げて逆転のチャンスを生み出せます。
マナ加速によって、より強力なクリーチャーを早く召喚したり、強力な呪文を唱えたりすることで、ゲーム展開を有利に進めることができます。
《フェアリーの闇の子祭》4枚
【 呪文 】
文明 闇/自然 / コスト3
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のクリーチャーまたはタマシードの中に闇と自然があれば、かわりに両方選んでもよい。
▶自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、その後、自分の墓地からカードを1枚手札に戻す。
▶自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
50円
《フェアリー・ライフ》の能力に加え、墓地を肥やし、その後墓地からカードを回収する能力が追加されました。
このカードは、墓地が空の状態でも最低1枚のカードを引けるため、安定したドローソースとして機能します。
闇と自然のクリーチャーと組み合わせることで、マナ加速と墓地回収を同時に行うことができ、より強力な動きが可能になります。
単純なドローだけでなく、必要なカードをピンポイントで回収できるため、デッキの回転率が上がり、戦略の幅が大きく広がります。
《Disゾロスター》4枚
【 クリーチャー 】
種族 オラクル / ディスタス / 文明 光/闇/自然 / パワー3500 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
80円
ネクラ(白黒緑)カラーの《天災 デドダム》的なクリーチャーです。
シールド→墓地→マナという順序で資源を動かせる点、手札は増やせませんが3マナという軽いコストでシールドを増やせる点が魅力です。
このデッキでは、3ターン目に《Disゾロスター》を召喚するために、3色のマナを確実に確保することが重要です。
そのため、マナゾーンに3色を揃えることを意識したプレイが求められます。
《ゴールド・フラウム》4枚
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4500 / コスト4
■ブロッカー
■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい
120円
種族にエンジェル・コマンドを持つため、各種聖霊王の進化元として活躍できます。
このデッキには3マナ以下のクリーチャーが《Disゾロスター》のみのため、ヨビニオンの効果で確実にシールド、墓地、マナを増やせる点が強みです。
さらに、自身の能力でシールドを1枚増やす効果と組み合わせることで、1アクションでシールドを2枚増やすことができます。
これにより、《ハイパー・エン・ゲルス》の「シールドが7枚あれば自身のクリーチャーはバトルゾーンを離れない」という能力を達成しやすくなり、盤面を安定させることができます。
サブギミック/その他(トリガーやサポート)
《魔光神官ルドルフ・アルカディア》4枚
【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ダークロード / ナイト / 文明 光/闇 / パワー6000 / コスト5
■G・ストライク
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。その後、このクリーチャーから進化できるコスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの上に置いてもよい。
350円
墓地から進化元を自分で用意できるスーパークリーチャーですね。
自身で墓地肥やしもできるため、運が良ければ墓地が空の状態からでも聖霊王に進化させることができます。
G・ストライクを持つことで、受け札にもなります。
再録されたことにより入手しやすい価格になりました。
今のうちだぞ!!
《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》2枚
【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 暴拳王国 / 文明 光/自然 / パワー9500 / コスト6
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを2体まで選び、それぞれタップまたはアンタップする。
■各ターン、相手がはじめてクリーチャーで攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。
■アバレチェーン:自分のクリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは破壊されない。
170円
登場時、好きなクリーチャーを2体タップまたはアンタップできるこのカードは、状況に応じて柔軟に戦局をコントロールできます。
相手のクリーチャーをタップして攻撃を封じたり、自分のクリーチャーをアンタップして攻撃に転じたりと、様々な戦術が可能です。
また、相手の最初の攻撃をクリーチャーに向けさせる能力とブロッカー能力を持つことで、シールドを積極的に守り、長期戦に持ち込むことができます。
さらに、アバレチェーン能力で自身の攻撃クリーチャーに破壊耐性を与えることで、《聖霊王ドリーム・アルカディアス》などの大型クリーチャーを守り、盤面を長期的に支配することができます。
代替案としては《ドラン・ゴルギーニ》も候補に挙がりましたが自然文明の色確保のために断念しました。
《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》4枚
【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー15000 / コスト8
■進化:エンジェル・コマンド1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、光ではないクリーチャーをすべて、表向きにシールド化する。
■各ターンの終わりに、表向きのカードを含むシールドが10以上あれば、自分はゲームに勝つ。
50円
《悪魔神バロム》のように、盤面を一掃する強力な能力を持ち、光文明の切り札となる存在です。
切り札となる存在です。
切り札となる存在です。(50円)
このクリーチャーは、光文明以外のクリーチャーをすべて、持ち主のシールドゾーンに表向きで送ることができます。
さらに、各ターンの終わりに、表向きのシールドが10枚以上であれば、ゲームに勝利するという特殊な勝利条件を持ちます。
この特殊勝利条件は達成が難しいですが、多くのクリーチャーを展開する相手に対しては、強力な制圧力を見せます。
《大地門ライフ・ゲート》2枚
【 呪文 】
文明 自然 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、そのクリーチャーよりコストが小さい進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
70円
防御と展開を両立できる1枚です。
《ゴールド・フラウム》と《Disゾロスター》の2種類のシールド追加効果を持つクリーチャーを採用することで、防御札としての安定感が高まります。
《デーモン・スパーク》4枚
【 呪文 】
文明 光/闇 / コスト6
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のクリーチャーまたはタマシードの中に光と闇があれば、かわりに両方選んでもよい。
▶相手のクリーチャーをすべてタップする。
▶相手のクリーチャーを1体破壊する。
50円
バトルゾーンに《Disゾロスター》がいる場合、すべてのクリーチャーをタップし、1体を破壊する能力を持つカードを唱えることができます。
この枠は、闇文明のトリガーであればある程度自由に選択できるよう設計しました。
当初は《機怪人形ガチャック2》や《忍蛇の聖沌 c0br4》を検討していましたが、予算の都合上、《デーモン・スパーク》を採用することになりました。
このデッキの回し方
①5マナまで伸ばす
初期手札から、しっかりと自然文明、光文明、闇文明のカードをマナにチャージし、《フェアリーの闇の子祭》や《Disゾロスター》といった3マナ目の動きを確実に決めましょう。
これにより、4ターン目に5マナが使える状態を目指せます。
上振れパターンとして、2ターン目に《フェアリー・ライフ》を使い、3ターン目に《ゴールド・フラウム》を召喚することで、デッキから確実に《Disゾロスター》を呼び出せます。
この流れが決まれば、4ターン目には6枚のマナ、7枚のシールド、そして1枚の墓地が準備された状態になります。
②ルドルフ・アルカディアから聖霊王に繋ぐ
序盤でしっかりとマナを加速させることで、比較的早い段階で《魔光神官ルドルフ・アルカディア》を召喚できます。
これにより、強力な聖霊王を墓地から呼び出し、一気に攻撃の準備を整えることが可能になります。
③他のパーツで聖霊王を守って勝つ
何度も述べているように、《聖霊王ドリーム・アルカディアス》がタップ状態でバトルゾーンに存在する限り、あなたは敗北しません。
パワーラインが低かったり、確定除去を準備できないデッキにとっては、これが決定打となるでしょう。
また、もう1枚の聖霊王である《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》は、相手の大量展開に対してカウンター的に召喚ができれば、そのまま特殊勝利を狙えるほどの強力なカードです。
デッキの性質上、《聖霊王ドリーム・アルカディアス》を守ることが重要です。
まず、《ハイパー・エン・ゲルス》のハイパー化後の能力は、除去耐性として特に強力です。
「離れない」という特性は非常に大きな強みです。
次に、《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》のアバレチェーン能力を利用し、破壊耐性を与えつつ攻撃するのも有効な戦術です。
最後に、《聖霊王ドリーム・アルカディアス》自身が持つエスケープ能力も忘れないようにしましょう。
これにより、破壊される代わりにシールドを1枚手札に加え、破壊を免れることができます。
採用候補のカードたち
《機怪人形ガチャック2》
【 クリーチャー 】
種族 デスパペット / 文明 闇 / パワー2000 / コスト6
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、選んだクリーチャー以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
210円
実はデッキ内に闇単色のカードが1枚もありません。
《デーモン・スパーク》を数枚闇文明単色のカードに入れ替えると、マナ置きの難易度が下がるかもしれません。
《魔の革命 デス・ザ・ロスト》
【 進化クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 闇 / パワー13000 / コスト8
■進化―自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
■革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、相手のシールドをすべてブレイクする。
1400円
《魔光神官ルドルフ・アルカディア》は今回聖霊王にばかり進化しますが、もちろんデーモン・コマンドにも進化先の強い奴は多くいます。
その筆頭が《魔の革命 デス・ザ・ロスト》です。
出た時能力や革命0で打点が上がるのも非常に優秀です。
そしてこのデッキに足りない闇文明単色であることが非常に偉い1枚です。
《逆転の影ガレック》
【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
980円
このデッキには墓地肥やしが少し足りないかなという部分があります。
その部分を補いつつ、《Disゾロスター》を墓地から釣り上げることで除去、展開、防御、マナ加速と幅広く対応できるS・トリガーになります。
おわりに
いかがだったでしょうか?
EX弾の新規は全部ワクワクする能力を持っていて、デッキを作るアイデアがモリモリ湧いてきますね。
「また《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》かよ!?」「ティーゾリスはまだ?」「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。