はじめに
4/4発売の『ドキドキつよいデッキ 25の王道 敵は周回遅れ!火水闇バイクデッキ』、もうチェックされましたか?
ランダムで25種のデッキが封入されるという初の試みということで、「どんなデッキがあるのか知りたい!」「手に入ったデッキの使い方を知って改造したい!」という方も多いのではないかと思われます。
というわけでこの記事ではその中から『敵は周回遅れ!火水闇バイクデッキ』を、収録リストとともに、カード解説・デッキの回し方・改造案までがっつり解説しちゃいます!
過去の最速攻略シリーズから引き続き、このデッキからデュエマに入る初心者にも向けて、詳細に説明していきますよ。
ちなみに、カーナベルでは『敵は周回遅れ!火水闇バイクデッキ』の収録カードを発売日当日の4/4(土)から販売予定です!
デッキの強化用カードや、他のデッキのパーツもたくさんご用意しておりますのでぜひご利用ください!
目次
デッキリスト
このデッキは15年前に登場した【バイク】と呼ばれる速攻デッキの派生形の1つ。早いターンから相手を攻撃して殴り切るデッキタイプです。
速攻デッキとしての完成度と強さ、バイク×ロボット風イラストのかっこよさ、構築の自由度などから愛用者が非常に多いデッキです。
競技大会でも継続的に結果を残しており、当ブログでも紹介記事が作られていたほど。
そんな【火水闇バイク】の戦い方を2行で表すならば
相手を減速させ
自分は加速する超速攻
です。
減速というのは、相手のプレイを邪魔することです。このデッキには攻めで活躍しながら、同時に相手の行動を阻害するクリーチャーが採用されています。
これらが出ると、相手はやりたいプレイがしばらく取れなくなったり、対処に追われたりします。
さらにこうして減速した相手に対してこっちは加速、すなわち通常よりも早いスピードで攻撃します。
このデッキのクリーチャーの多くは出たターンにすぐ攻撃できる「スピードアタッカー」という能力を持っているか、その攻撃時にタダで乗せて進化&パワーアップする「侵略」という能力を持っています。
この相手の減速と自分の加速ギミックがあるからこそ、相手よりも早く攻撃を仕掛けて「周回遅れだ」と言い放てるわけですね。
さて、そんな【火水闇バイク】最大の魅力は攻めの速さと多彩さが両立されていること。
まず速さ。
このデッキは最速3ターンでとどめを刺せる、デュエマでも最高クラスの速度を誇ります。
相手がカードをほとんどプレイできていない時に一方的に殴り倒す感覚は、一度味わうと病みつきになること間違いなしです。
そして攻めの多彩さ。最速の動きをあえて取らずに、
1..相手の邪魔をしつつ複数ターンに分けて攻撃したり
2..必要なカードを揃えて1ターンで攻めきったり
3..相手の攻撃は防御カードで止める前提で、あえて無防備に攻撃したり
と攻めのバリエーションの多さもトップクラスです。
一方で、それほど強力な攻めをするデッキなので、弱点も存在します。それはこちらも減速カード=対策カードが刺さるということ。
ですが、ここも改造やプレイングで乗り越えられるのでご安心ください。
さて、このデッキですが「ドキつよデッキ」の中ではかなりおススメしたい1品となります。
その理由は大きく3つ。
わかりやすい強さ
やりこみ要素
長く遊べる拡張性
です。
まずわかりやすい強さ。
このデッキ、ある程度ラフに扱っても3-4ターンで勝利するくらいには強力です。あまり深く考えずに攻撃しているだけで勝ててしまうことも。
そしてやり込み要素。
わかりやすい強さのおかげで一定の勝率は出るものの、それより上の勝率をたたき出すためには、カードの知識や、状況に応じた判断力が必要となります。
おかげで練習による成長を実感しやすいので、モチベーションが続きやすいです。
最後に長く遊べる拡張性です。このデッキのご先祖様の【バイク】というデッキは11年前の登場後、ずっと強化カードをもらいながら、姿形を変えてきました。

結果、今では【火闇バイク】【邪王門バイク】【火水バイク】【アドバンス版バイク】など様々な派生形が存在しており、競技大会でも入賞しています。
このデッキで始めるだけで、これらへの換装や派生が容易にできるため、長らくデッキの改造や強化を楽しめるわけです。実にお買い得!
さて、ここからは個別カードの解説に入ります。
カード解説
攻撃の起点となるカードたち
このデッキは種族:コマンドを持ったクリーチャーの攻撃をきっかけに、大型獣をタダでその上に乗せて進化させて攻め込んでいきます。

ここではそれらの種族:コマンドクリーチャーをご紹介します。
《影速 ザ・トリッパー》×4

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / ゴースト / 文明 闇/火 / パワー4000 / コスト3
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。
テキストは短いですが、とても強い攻撃要員です。
デュエマのクリーチャーは出たターンには「召喚酔い」して攻撃できないのですが、こいつは召喚酔いしないスピードアタッカーという能力を持っています。
要は、出たターンに攻撃できるということ。
さらに、相手にマナをタップして置かせる妨害能力を持っています。相手がターン開始時にマナにカードをセットしてもマナが増えません。
相手目線だと、単純にやりたいことがやりづらくなります。正直、序盤に出されたくないカードトップ3には入るぐらい嫌らしいです。
注意点として、この上に「侵略」カードを重ねてしまうと、この妨害能力は使えなくなってしまいます。
慣れてきたら妨害するのか、「侵略」カードで一気に攻め込むのかを使い分けるようにしましょう。
《超次元の王家》×4

【 クリーチャー 】
種族 エイリアン / ハンター / キング・コマンド / 文明 水/火 / パワー6000 / コスト4
■パンドラ・シフト:このカードを使うコストの代わりに、[水/火(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを自分の超次元ゾーンに置く。
■このクリーチャーを自分の超次元ゾーンから召喚してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または自分の超次元ゾーンに置かれた時、カードを2枚引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。
このデッキの屋台骨です。
1つ前の《ザ・トリッパー》同様、スピードアタッカー能力を持つので、出たターンに攻撃できます。
その上で、このカードが優れている点は、準備段階のターンにドロー能力で必要なカードを引き込めること。
まず2コストで「パンドラ・シフト」という能力を使うことでこのカードを超次元ゾーンという領域に置き、カードを2枚引いて1枚捨てることができます。
*超次元ゾーンについてはこのデッキを使う上では、とりあえず墓地ではない第2の墓地みたいなイメージで捉えておいてください。
1枚カードを使って2枚引いて1枚捨てているのでカードの枚数は増えないのですが、このカードは自身の能力で超次元ゾーンからコストを支払って召喚することもできます。
しかもその時もドローができるので、カードの枚数でもトクをしつつ、デッキを4枚も掘り進められるのがこのカードの最大の魅力です。
《再興王女プリン》×4

【 クリーチャー 】
種族 キング・コマンド / ハンター / エイリアン / 文明 水/火 / パワー4000 / コスト4
■ジャストダイバー
■スピードアタッカー
■自分のターンのはじめに、このクリーチャーを自分の超次元ゾーンに置いてもよい。そうしたら、《再興王女プリン》ではないエイリアン・クリーチャーを1体、超次元ゾーンから出す。
これまたスピードアタッカーを持っている種族:コマンドのクリーチャーです。
この子の強みは「ジャストダイバー」という能力。
上の画像では、テキストが省略されているので補足すると……
このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない
というものです。
「選ばれない」ため相手の防御カードなどで除去されづらいです。しかもこの能力はこのクリーチャーが出したターン中に進化しても引き継がれるので、安心して攻撃していきましょう。
「自分のターンのはじめに」から始まる能力は使う機会はやや少ないですが、事前に超次元ゾーンに置いた《超次元の王家》をタダで呼び出すことができます。
侵略者のカードたち
このデッキの主役は、種族:コマンドのクリーチャーの攻撃時に、タダで重ねて進化する「侵略」という能力を持った大型獣です。
ひと手間かけて登場するため、敵軍を除去したり追加攻撃したり、と派手な能力が使えるようになります。
なお、条件さえ満たしていれば「侵略」は1度に何枚でも宣言できます。一気に何体もタダ出しするのは実に爽快感抜群。
【バイク】が愛される理由の1つです。
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》×4

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー11000 / コスト6
■進化:火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃中、相手は「G・ストライク」を使えない。
■各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップし、一番上のカードを破壊する。
凄まじい攻撃性能を誇る「侵略」カードです。
まず「G・ストライク」が使えないという能力。これはデュエマの一般的な防御手段の1つです。
テキストはこちら。
G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
最近のデュエマでは、様々な役割のカードにこの能力がついでのように与えられており、幅広いデッキに採用されているため、目にすることが多いです。
《レッドゾーンF》の攻撃中は相手はこの能力を無視して攻めることができます。
そしてもう1つの能力。
「アンタップし、一番上のカードを破壊する」は要するに連続攻撃能力です。わかりやすく図にしましたのでご覧ください。

一番上に重ねてあるこのカード「だけ」墓地に送り、下に重なっていた進化元のクリーチャーが現れることになります。
しかもアンタップしているため、再び攻撃を行えるわけですね。
《 轟く侵略 レッドゾーン》×2

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー12000 / コスト6
■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
初代《レッドゾーン⦆にして、最初期(=11年前!)の「侵略」カードです。
侵略でタダ出しすると、1番パワーが高い敵軍を破壊しながら登場。盾を1撃で3枚割ることができるT・ブレイカーという能力で一気に攻め込みます。
相手にとってはこれだけでもかなりの圧でしょう。
《禁断の轟速 ブラックゾーン》×2

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇/火 / パワー12000 / コスト7
■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
このデッキの看板クリーチャーです。
手札からしかタダ出しできない「侵略」と異なり、墓地からタダ出しできる「S級侵略[轟速]」という能力を持っています。
カードを引いて捨てる能力などで、このカードを墓地に送り込んでおくだけで使えるので非常におトク。
さらに「封印」という最強クラスの除去能力を持っています。封印とは敵軍の上にデッキの上から裏向きのカードを重ねた状態のことで、封印された敵軍は無視、すなわち存在しないものとして扱われます。

封印を解くためには、そのクリーチャーと同じ文明の種族:コマンドを持つ敵軍を出せばいいのですが、それができないデッキも沢山あります。
……つまりその場合、封印されたクリーチャーはそのゲーム中使えないことを意味します。まさしく封印。最強格の除去と言われる所以です。
このカードも盾を3枚割ることができます。
準備や防御を担うサポートカード
手札を増やして必要なカードを揃えたり、自分よりも早い相手の攻撃をとがめたりするカードたちです。
《邪心臓の魔法陣》×4

【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 水/闇/火 / コスト3
■G・ストライク
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の手札を1枚捨て、カードを3枚まで引き、もう一度自分の手札を1枚捨てる。
■このタマシードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。
このデッキに入っているカードの中で唯一「クリーチャー」ではないカードです。場に出ても攻撃には参加できない点には注意。
じゃあ役に立たないのでは?と思うなかれ。
このカードはデッキの潤滑油です。
まずドロー能力。出た時に1枚捨て、3枚引き、また1枚捨てるという変則的なドロー能力があります。
1枚カードを使って3枚引いて2枚捨てているので、手札は増えていませんが、必要なカードを引き込む手助けをしてくれます。
次にマナの色の調整。このカードは3色の多色カードなので、マナに置くことで必要な色を支払いやすくなります。
しかも、このカードは置くと同時にアンタップするため、多色カード「なのに」おいたターンから使えちゃいます。便利。
最後に進化元。「シンカライズ」という能力のおかげで、クリーチャーと同様に*上に進化獣を乗せることができます。
*攻撃はできないので「侵略」ではなく、マナを支払う必要がある点には注意。
《終末の時計 ザ・クロック》×4

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
デュエマで最強級の防御カードは何か?と聞かれたら間違いなくランクインする問題児です。
S・トリガーという、相手の攻撃で盾から手札に加わる際にタダ出しできる能力を持っているのですが、こうして出てくると……
ターンが強制終了されます。
相手は追撃も、ターン終了時に発動する能力も、何もできずにターンを終えることとなります。最強です。
《クロック》はこの後紹介するカードで墓地からタダ出しすることもできるので、機会があれば「引いて捨てる」カードで墓地へ置いておきましょう。
《忍蛇の聖沌 c0br4》×3

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト6
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
優秀なS・トリガー持ちの防御カードです。相手ターン中に盾から手札に加わると、タダで出てきます。
その際、盾が2枚以上割られていないと自壊してしまう能力こそありますが、それを満たしていると
1.ブロッカーという能力で攻撃を1回受け止め
2.出たときに墓地を増やしつつ、コスト5以下のクリーチャーを墓地からタダ出し
できます。
タダ出し能力はこのカードが自壊しても使えます。
墓地から出すクリーチャーは、状況に応じて選びましょう。相手の攻撃を絶対に止めたい!というときは、《クロック》を出してターンを強制終了すればよいですし、逆に次のターン攻めたいのであれば、種族:コマンドのクリーチャーを出しましょう。
《逆転の影ガレック》×1

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
強すぎてルール上殿堂の(=1枚しか採用できない)称号を得た防御カードです。
敵軍の除去か、墓地肥やしか、蘇生能力を好きな組み合わせで3回使えます。同じものも選べるので、非常に腐りづらく、汎用性の高い能力です。
1つ前の《c0br4》同様、好きなカードを墓地からタダ出ししするのに使いましょう。
注意点として、選んだ能力は書いてある順番で処理することになります。例えばパワーマイナスと墓地から出す能力を選んだ場合、墓地から出してからパワーマイナスをすることはできません。
多彩な攻撃を行うクリーチャーたち
攻めの速さと多彩さを担保してくれる、非常に強力なクリーチャーです。
《異端流し オニカマス》×4

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー2000 / コスト2
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻してもよい。
初登場は9年前ですがいまだに現役のクリーチャー。
まず「相手によって選べない」という能力。これはカードの能力や効果で選べないという意味で、除去呪文や、G・ストライクで選択することができません。
このおかげで単純に生き残りやすいため、攻撃要因としても妨害要因としても場もちが良いです。
このカードのもう1つの強みが圧倒的な妨害性能。相手が召喚以外の方法でクリーチャーを出すと、それを手札に戻すというシンプルながら非常に嫌らしい妨害能力を持ちます。
「召喚以外の方法」とは何かというと、テキストに召喚か実行と書いていない形でクリーチャーを出す行為はほぼすべて「召喚以外」です。
全部、「召喚以外」です。《オニカマス》の能力で手札に戻すことができます。(戻すかどうか任意なのも実は偉いです)
なんなら、このデッキの「侵略」能力のタダ出しも「召喚以外」になるので、相手の場に《オニカマス》がいると手札に戻されてしまいます。
《オニカマス》の強みは妨害能力と先述した「選べない」という耐性能力をあわせ持っていること。非常に優秀なクリーチャーなのでうまく使いましょう。
《龍装者 バルチュリス》×4

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《 龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
非常にかわいい小動物ですが、数多の速攻デッキのギアを一段階引き上げてくれた、神速の申し子です。
何ができるかについて端的にまとめると、
- 2回目の攻撃を宣言したときに使える
- 攻撃宣言と同時に手札からこのカードを見せる(侵略カードなどと同じタイミングです)
- 割った盾のS・トリガーなどの処理が終わるまで手札で待つ
- すべての処理が終了した後、このカードをタダで場に出す
- スピードアタッカーなのですぐに攻撃ができる
というものです。
この何がすごいかというと、太字にした部分です。
2回目の攻撃の処理が終わるまで、手札で待機してくれるのでS・トリガーの除去やタップ呪文がこのカードには効きません。
その上で、タダですぐに攻撃できるクリーチャーとして使えます。
凌いだ! と思った相手目線だと、「追加の」「除去できない」攻撃要員がいきなり飛んでくるわけで、悪夢以外の何物でもありません。
カードの解説はここまで。
次はデッキの動かし方を説明します。
デッキの回し方
大前提 - プランを見極めよう!
攻めの速さと多彩さが売りのデッキですので、手札と相手の状況を見ながらゲームプランを立てましょう。
より具体的に言うと、1-3ターン目の手札の内容を見て、1ターンに盾を一気に割り切る攻めができるのか、はたまたターンをまたいで盾を割っていくのかを見極める必要があります。
それぞれ説明します。
1ターンで盾を割り切る動き
3ターンで殴り切るときはもちろん、手札を整えてから狙うこともできる必殺の攻撃パターンです。
動きはとてもシンプルで、
- 種族:コマンドのクリーチャーで攻撃
- 《レッドゾーンF》を「侵略」でタダ出し
- W・ブレイカー能力で盾を2枚割る
- 攻撃の終わりにアンタップして《レッドゾーンF》のみを墓地へ送る
- 下にあったコマンド獣で再攻撃する際に《ブラックゾーン⦆などを「侵略」でタダ出し
- T・ブレイカー能力で盾を3枚割る
という流れです。

この動きで盾を5枚割れるので、この横に《オニカマス》などを添えるか、2回目の攻撃時に《バルチュリス》を宣言することで、とどめまできれいにつながります。どちらも除去されづらいのもNICE。

相手によって
選ばれないので
除去が当たらない

攻撃の終わりに
出るので
除去が当たらない
実際の公式動画でもこの動きが推奨されています。
なお《バルチュリス》を宣言した時点で、相手が自身のデッキの内容を知っているが故に「あ、これは防げない。詰んだ」と観念した表情を浮かべることが多々あります。
……このデッキを使っていて最高の瞬間です。
ターンをまたいで盾を割る動き
手札が芳しくなかったり、相手の反撃が想定される時には、この動きも検討しましょう。
例えば2ターン目に《オニカマス》、3ターン目に《トリッパー》を出して相手を妨害したとします。
この際に《レッドゾーンF》があれば先ほどの必殺パターンにもちこめるのですが、毎回都合よく引けるとは限りません。
そういう場合は、3ターン目に盾を2枚だけでも割っておくことで、4ターン目にとどめを刺しやすくなります。
例えば4ターン目に……
《邪心臓》で手札を入れ替えて《ブラックゾーン⦆を引きにいき、《ザ・トリッパー》の攻撃時に侵略でタダ出しすれば、残りの盾3枚を割り切って《オニカマス》でとどめを刺せます。
または《再興王女》を召喚して《ザ・トリッパー》で盾を1枚、《再興王女》で2枚割って、《オニカマス》でとどめまで行けます。
《再興王女》も《カマス》もカードの能力・効果で「選ばれない」ので、相手の防御手段を突破しやすいのもよいですね。
このようにド派手な動きだけでなく、小型獣でじわじわと盾を減らしていく動きを上手に使いこなせるようになると、勝率があがります。
最後まで諦めない! 一発逆転を狙おう


速攻デッキは短期決戦型なので、全体除去を受けてしまったり、手札を捨てさせられたりすると、やれることが減って攻めきれなくなることもあります。
または、同じ速攻と当たって先に攻め込まれると速度で上回られて負けてしまうことも。
ところが、このデッキの場合は《クロック》というターンを強制終了させるS・トリガーが入っているため、最後までチャンスがあります
多くのデッキは勝つために盾を割ってくるのですが、《クロック》を出させないようにすることはデュエマでは難しいです。つまり1回はターンが強制終了することを覚悟しないといけないということ。
なので相手の盾は可能な限り割っておきましょう。
ものすごく極端な話、相手の盾を0にしておき、盾に《クロック》が埋まっていれば勝ちです。
デッキ改造おすすめカード
そのままでも完成度の高いデッキですが、ここでは改造の際にあるとより楽しくなるカードをほんの少しだけご紹介いたします。
《禁断の轟速 ブラックゾーン》×1-2

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / S級侵略者 / 文明 闇/火 / パワー12000 / コスト7
■進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
■S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーすべてに封印を1つずつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する。)
一番最初に増やしたいのは新しいカード……ではなく看板クリーチャーの《ブラックゾーン⦆です。
墓地からでもタダ出しできるため、序盤に「引いて捨てる」系のカードで墓地へ置いておきたいのですが、初期レシピでは2枚しか入っていません。
ここを最低でも3枚、多くて4枚にすることでデッキの動きが一気に安定します。
《轟く侵略⦆と入れ替えるのが良いでしょう。
《凶怖覇王 ブラックXENARCH》×3-4

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / ダークロード / 文明 水/闇/火 / パワー6000 / コスト4
■G-NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(カードが下にあれば、NEO進化クリーチャーとして扱い、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、カードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
■各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時、相手は自身のエレメントを1つ選び、破壊する。そうしなければ、このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。
テキストがわんさか書いてありますが、
・出たターンに攻撃ができ
・単体で盾を2枚割れて
・出たときに墓地にカードを3枚落とし
・墓地から1枚なんでも回収し
・その際に相手に自身の場のカードを1枚破壊させる
(できなければ盾を1枚割る)
という、とても攻撃的なカードです。
どの能力も強力で、墓地落とし+回収で足りていない「侵略」カードを引きに行ったり、敵軍を破壊したり、と八面六臂の活躍を見せてくれます。
さらに「G-NEO進化」という能力を持っているので、(コストを払う必要はありますが)進化クリーチャーとしても出すことができます。
この状態になると、進化元と引き換えにあらゆる除去を1回耐えることができ、やられづらい攻撃要員として攻め切るのに役立ちます。
《再興王女》と入れ替えるのが良いでしょう。
《アーテル・ゴルギーニ》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
「ドキつよデッキ」で再録されるのかどうか、注目されている汎用カードです。
パワーマイナス能力で相手の妨害小型獣を除去したり、墓地を増やし蘇生する能力で種族:コマンドのクリーチャーを出して攻撃に繋げたりできます。
一度やられたクリーチャーを再利用することで長期戦にも対応しやすくなるためおススメです。
《バルチュリス》1ー2枚と入れかえてみましょう。
デッキ改造案
ある程度デッキのテーマに沿いつつ、フルパワーで改造するなら……というテーマで、サンプルデッキを組んでみました。
もし見つからないカードがあれば、デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」から直接カーナベルに買いに行けるのでぜひどうぞ!
(注文は2000円以上からとなります)
当初のレシピから基盤となる28枚はそのままです。
改めてこのデッキの豪華さが際立ちますね。
変えたポイントとしては
・種族:コマンドクリーチャーの変更・追加
・相手の防御手段を潰すカードの追加
・サポートカードの追加
です。
なお、これはあくまでも筆者の考えるフルパワー。【バイク】は使いたい文明やプレイヤーの攻め方、プレイスタイルによって大きく構築が変わります。
より3ターンキルを狙いやすくするとか、手札補充を多くするとか、防御手段を増やすとか改造の方向性は無限大。
自分好みにチューニングしてみてください。
改造ってめちゃくちゃ楽しいですよ。
今回のまとめ
- 【水火闇バイク】は、神速かつ多彩な攻めでドキドキつよい!
- 1ターンで殴り切るか、複数ターンで攻めるかを見極めよう!
- まずは切り札のかさましから始めるとよし!
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!



















