【オレガ・オーラ】とは
【オレガ・オーラ】は、『超天篇』から登場した新たなギミックです。
同時に登場したギミックである【GRクリーチャー】とセットで使用され、デュエルマスターズに新たな風を送り込んでいます。
ですが、新たなギミックは慣れるまで使い方が分かりづらいのも事実です。
この記事では【オレガ・オーラ】について分からないことがある人向けに、使い方や裁定などについて詳しく解説します。
目次
【オレガ・オーラ】の使い方
ここでは、オレガ・オーラの使い方について説明します。
【オレガ・オーラ】のプレイの仕方
【オレガ・オーラ】には、2種類のプレイの仕方があります。
①既にバトルゾーンにある自分のGRクリーチャーに1体に付ける。
②新しくGR召喚を行い、そのGR召喚したGRクリーチャー1体に付ける。
それぞれ説明していきます。
①既にバトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体に付ける。
この使い方は、バトルゾーンに出ているGRクリーチャーに装備するイメージです。図示すると以下の通りになります。
この使い方をすると、新たにGRクリーチャーを召喚することはできませんが、1体のGRクリーチャーを強化することができます。
②新しくGR召喚を行い、そのGR召喚したGRクリーチャー1体に付ける。
この使い方は、新たにGRクリーチャーを召喚し、そのクリーチャーに使用した【オレガ・オーラ】を付けます。 図示すると以下の通りになります。
この使い方をすると新たにGR召喚できるため、横展開ができます。GR召喚をしたいときはこちらの使い方をしましょう。
状況によって使い方を分けることができるのは、【オレガ・オーラ】の強みの一つです。
また、【オレガ・オーラ】は1体のGRクリーチャーに複数枚付けることができます。その為、超強力なGRクリーチャーを育成することも可能です。
【オレガオーラ】のパワー
【オレガ・オーラ】のパワーは、付けているGRクリーチャーに加算されていきます。図示すると以下のようなイメージです。
また、能力も同様に加算されていきます。どれか1つの能力を適用するわけではないので、安心してGRクリーチャーを強化しましょう。
※「パワード・ブレイカー」は重複しない!
【オレガ・オーラ】がよく持っている効果に、「パワード・ブレイカー」というものがあります。ここで1つ問題です。
Q. 「パワード・ブレイカー」能力を付与する《ア・ストラ・ゼーレ》と《Code:1059》を同じGRクリーチャーに付けた場合、そのクリーチャーは計何枚のシールドをブレイクできるでしょうか? なお、そのGRクリーチャーのパワーは14000とする。
《ア・ストラ・ゼーレ》
【 オレガ・オーラ 】
【種族】 トリックス / デリートロン
【文明】 水
【パワー】+6000
【コスト】6
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。こうして6体以上が手札に戻されたなら、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
《Code:1059》
【 オレガ・オーラ 】
【種族】 ドラゴン・コード / トリックス / デリートロン
【文明】 水
【パワー】+4000
【コスト】5
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■DL-Sys:これを付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、相手の墓地にある呪文を1枚コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を持ち主の山札の一番下に置く。その後、このオーラを自分の他のGRクリーチャー1体に付けてもよい。
■自分のターンの終わりに、GR召喚する。
※上記テキストの赤文字部分が「パワード・ブレイカー」能力です。
A.計3枚
「パワード・ブレイカー」という効果の正しい認識は、
「ブレイク数を追加する」ではなく「ブレイク数をX枚にする」
というものになります。
(X=1+パワー/6000 という計算式、端数切捨て)
その為「パワードブレイカー」という能力がどれだけ付与されていようと、ブレイクできる枚数は今回の場合3枚となります。
間違えやすい裁定なので、覚えておきましょう。
【オレガ・オーラ】が付いたクリーチャーがバトルゾーンから離れた場合
【オレガ・オーラ】が付いたクリーチャーがバトルゾーンから離れた場合、【オレガ・オーラ】は付いていたクリーチャーと同じゾーンに移動します。
《スパイラル・ゲート》で手札に戻されたなら手札へ。《ナチュラル・トラップ》でマナへ行ったならマナゾーンへ。《デーモン・ハンド》で破壊されたなら墓地へ、移動します。
なお、GRクリーチャーは該当するゾーンに一度移動した後、超GRゾーンの一番下へ移動します。
【オレガ・オーラ】の裁定
ここでは、【オレガ・オーラ】の詳しい裁定について説明します。
【オレガ・オーラ】を付けた際の文明について
Q.【オレガ・オーラ】をGRクリーチャーに重ねた際、そのGRクリーチャーの文明はどのような扱いになりますか。
A.元の文明のまま変わらない。
【オレガ・オーラ】をGRクリーチャーにつけても、そのGRクリーチャーの「文明」に対しては何も影響を及ぼしません。
同様に、種族も追加されることはありません。
【オレガ・オーラ】を付けたGRクリーチャーがシールドに飛ばされた場合
【オレガ・オーラ】を付けたGRクリーチャーがシールドゾーンに送られる場合、以下の2つのパターンが想定できます。
①新しいシールドとして追加される場合
②1つのシールドに張り付けられる場合
それぞれシチュエーションごとに解説します。
①新しいシールドとして追加される場合
《魂と記憶の盾》等の、「新たなシールドとしてシールドに加える」効果を【オレガ・オーラ】のついたGRクリーチャーに使った場合、以下のような処理をします。
《魂と記憶の盾》
【 呪文 】
【文明】 光/水
【コスト】3
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■バトルゾーンにある、進化クリーチャーでないクリーチャーを1体選び、裏向きにして持ち主のシールドに加える。
図のように、【オレガ・オーラ】は それぞれ別のシールドとして新たに追加されます。GRクリーチャーは一度シールドゾーンに移動した後、超GRゾーンの一番下に移動します。【オレガ・オーラ】の枚数分シールドが増えるという認識で問題ありません。
②1つのシールドに張り付けられる場合
《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》等の、「1つのシールドに張り付ける」効果 を【オレガ・オーラ】のついたGRクリーチャーに使った場合、以下のような処理をします。
《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》
【 呪文 】
【種族】 裁きの紋章Z
【文明】 光
【コスト】7
■サバキZ(裁きの紋章が自分のシールドゾーンから手札に加えられた時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、この呪文をコストを支払わずに唱える)
■相手のコスト8以下の、進化ではないクリーチャーを1体選び、持ち主のシールド1つの上に表向きにして置く。(そのシールドの束は1つと数える)
■この呪文を自分の手札から唱えた後、墓地に置くかわりに自分のシールド1つの上に表向きにして置く。
図のように、【オレガ・オーラ】は1つのシールドに張り付けられます。GRクリーチャーは一度同じシールドに張り付けられた後、超GRゾーンの一番下に移動します。最終的には【オレガ・オーラ】だけが1枚のシールドに張り付けられるという認識で問題ありません。
【オレガ・オーラ】を付けたGRクリーチャーを進化した際の扱い
【オレガ・オーラ】が付いたGRクリーチャーが進化した場合、進化後のクリーチャーに【オレガ・オーラ】は引き継がれます。(付いたままになります)
パワー追加や能力付与効果もそのまま引き継がれます。
ですが進化後はGRクリーチャーではなくなるので、新たに【オレガ・オーラ】を付けることはできなくなります。
【オレガ・オーラ】を何枚も重ねた場合はカードの枚数の扱い
クリーチャーについている【オレガ・オーラ】はそのクリーチャーを構成するカードの1枚として扱われます。分かりづらいので、例を挙げて説明します。
Q.《卍堕呪 ゾグジグス》で【オレガ・オーラ】が4枚含まれている《全能 ゼンノー》を指定した場合、何枚カードをドローできますか?
《卍堕呪 ゾグジグス》
【 呪文 】
【種族】 魔導具
【文明】 水
【コスト】6
■自分のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーに含まれるカード1枚につき、カードを1枚引いてもよい。その後、そのクリーチャーに含まれるカード1枚につき、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■このターン、自分の手札の枚数以下のコストを持つ呪文を、相手は唱えられない。
A.5枚ドローできる。
上記の《全能 ゼンノー》は、1枚のGRクリーチャーと4枚の【オレガ・オーラ】で構成されています。「構成枚数は?」と聞かれた際には、「クリーチャー+オレガオーラの枚数」と答えましょう。
【オレガ・オーラ】を付けようとしてGR召喚に失敗した場合は?
Q.《暴走龍 5000GT》や《「本日のラッキーナンバー!」》等何らかの方法で召喚制限がされており、【オレガ・オーラ】を付けようとした際にGR召喚ができなかった場合、【オレガ・オーラ】はどうなるでしょうか?
《暴走龍 5000GT》
【 クリーチャー 】
【種族】 アウトレイジ
【文明】 火
【パワー】12000
【コスト】12
■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。
■誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
【クリーチャー】
【種族】 マジック・コマンド
【文明】 水
【パワー】6000
【コスト】6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
【呪文】
【文明】水
【コスト】3
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。
A.GRクリーチャーは超GRゾーンの一番上に残り、【オレガ・オーラ】は手札に戻る。
召喚制限によりGR召喚ができなかった場合、GRクリーチャーは超GRゾーンの上に残ります。また、【オレガ・オーラ】はバトルゾーンに出せなかったものとして手札にとどまります。
【オレガ・オーラ】を付けたGRクリーチャーが封印された場合は?
Q.《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》等の「封印する」効果により【オレガ・オーラ】を付けたGRクリーチャーが封印された場合、【オレガ・オーラ】の効果ははどうなりますか?(例:《無修羅デジルムカデ》の「 ■相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。 」という効果)
《伝説の禁断 ドキンダムX》
【禁断クリーチャー】
【文明】火
【パワー】99999
【コスト】99
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。
■コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
《無修羅デジルムカデ》
【 オレガ・オーラ 】
【種族】 マフィ・ギャング / デリートロン
【文明】 闇
【パワー】+4000
【コスト】5
■これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。
A.【オレガ・オーラ】の効果は、GRクリーチャーが封印されても残り続ける。
【オレガ・オーラ】が付いているGRクリーチャーが封印された場合、そのGRクリーチャーについている【オレガ・オーラ】の効果は残り続けます。
例の場合、 《無修羅デジルムカデ》の「 ■相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。 」という効果は残り続け、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出ます。
中々ない状況ではありますが、重要な裁定ですので覚えておきましょう。
まとめ
以上が【オレガ・オーラ】についての解説になります。
新ギミックである【オレガ・オーラ】にはこれから新たなカードがどんどん追加され、強化されるでしょう。
使う際にも使われる際にも、正しい処理を理解しておくことで気持ちよくデュエマをすることができます。
あなたも【オレガ・オーラ】を使って、楽しいデュエマライフを送りましょう!