昨日3/13に、以前話題にした内容を含むよくある質問が更新されました。
今回も注目項目をピックアップしてきましたので、サクッとおさらいしておきましょう!
目次
よく質3連発
《サイバー・K・ウォズレック 》&《クリスタル・ドゥーム》
Q . 《サイバー・K・ウォズレック / ウォズレックの審問》の「出た時」の能力で、墓地にある《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》を選び、≪クリスタル・ドゥーム≫側を唱えられますか?
一発目はコチラ。先に掲示した記事でも触れた、《サイバー・K・ウォズレック 》&《クリスタル・ドゥーム》問題に結論が出ました。
前回更新時の争点は、「。」で区切られたテキストである 《サイバー・K・ウォズレック 》 でも、ツインパクトを駆使したインチキが出来るのではないか?というものでした。
気になる今回の結果は……?
A.いいえ、唱えられません。≪サイバー・K・ウォズレック≫の「出た時」の能力は、墓地からコスト3以下の呪文を選んだ後、それを唱えます。このように、カードタイプ(呪文、クリーチャーなど)が指定された効果でツインパクトカードの片側を選んでから唱える場合、実際に唱える際にも選んだ側の呪文しか唱えられません。この状況で唱えられるのは、選んだコスト3以下の呪文である≪水晶の祈り≫のみです。
はい、ダメでした。
《クリスタル・ドゥーム》との違いは、やはり「踏み倒し先」にコストの条件を指定していることになりそうです。
私の行っていたCSでは暫定的な裁定として、出来る側のルールで行う場合も多かったのでややこしいテキストでしたね。
今後はできない側で統一されますので、しっかり覚えておきましょう。
《アーテル・ゴルギーニ》
自分の《アーテル・ゴルギーニ》Aと、《アーテル・ゴルギーニ》Bがバトルゾーンにいる状況です。
相手は《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》の呪文側を唱えて、《アーテル・ゴルギーニ》AとBの2体を手札に戻すエレメントに選びました。
2体が手札に戻る際、《アーテル・ゴルギーニ》Aの「このクリーチャーが離れる時」の置換効果で《アーテル・ゴルギーニ》Bを、《アーテル・ゴルギーニ》Bの置換効果で《アーテル・ゴルギーニ》Aをそれぞれ破壊し、両方とも墓地に置けますか?
デュエマの難関ルール代表、「置換効果」に関するルールですね。
お互いが自身を守る能力を使っているのに、結果として両方破壊されてしまう……。そんな処理があり得るのでしょうか?
はい、《アーテル・ゴルギーニ》A、Bの両方を破壊し、墓地に置けます。
ありえます。
《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》を使ったことのある人なら、割とお馴染みの処理ではないでしょうか。自身を対象にウルトラ・セイバーを使う事で、ボトムでなく墓地へ逃がすというテクニックの応用ですね。
一応、総合ルールのそれっぽい部分をのせておきます。
609.9. 複数のイベントが同時に発生し、それぞれを別の置換効果が修正することがあります。 その場合、各プレイヤーはまず、自分が持つ置換効果をどのイベントに適用するか決定します。 すべてのイベントに適用する置換効果を決定し終えたら、それらを同時に適用します。
総合ルール 6.カードの使用、能力、効果
《偽りの名 ワスプメリサ》
Q.自分のマナゾーンに裏向きのカードが4枚あり、自分の《偽りの名 ワスプメリサ》がバトルゾーンにいる状況です。
この状況で相手の《聖魔連結王 ドルファディロム》の「EXライフ」シールドが墓地に置かれたのですが、《聖魔連結王 ドルファディロム》の「このクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時」の能力はトリガーしますか?
それとも、《偽りの名 ワスプメリサ》の「水晶武装4」によってトリガーしなくなりますか?
最後は今回の主役、《偽りの名 ワスプメリサ》さんです。
件の水晶マナ武装4は以下のようなテキスト。
■水晶武装4:自分のマナゾーンに裏向きのカードが4枚以上あれば、相手のクリーチャーの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力がトリガーする時、かわりにトリガーしない。
偽りの名 ワスプメリサ
登場時能力を是正することは分かりますが、果たして状悔いのケースでは《聖魔連結王 ドルファディロム》すら食い止めることができるんでしょうか?
《偽りの名 ワスプメリサ》の「水晶武装4」により、《聖魔連結王 ドルファディロム》の「「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時」の能力はトリガーしません。
《偽りの名 ワスプメリサ》の「水晶武装4」でかわりにトリガーしなくなるのは、「このクリーチャーが出た時」でテキストが始まる能力すべてです。そのクリーチャーが出たことによってその能力がトリガーしたかどうかは関係ありません。そのため、「EXライフ」シールドが離れた時も能力はトリガーしません。
なんと、できます。
理由は、やはりその特殊なテキスト。
なんとこのカード、《黒豆だんしゃく》の適用範囲で《ブラキオ龍樹》みたいなことをしているという前代未聞の1枚なんですよね。
《偽りの名 リベルラ》の際にも触れましたが、今弾のVRには特殊なテキストのカードが多いですね……。
このカードはいくつかケースが提示されていますので、暇な時にでも読んでおくと良いですよ。
今回のまとめ
- 《サイバー・K・ウォズレック 》&《クリスタル・ドゥーム》 コンボはできない
- 《偽りの名 ワスプメリサ》は特殊なテキスト
- よくある質問は読み得
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