【2024年 覇王幻奏デッキ 入門書】ペンデュラムなのに1枚初動!?新時代のペンデュラムデッキを体感せよ!

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【2024年 覇王幻奏デッキ 入門書】ペンデュラムなのに1枚初動!?新時代のペンデュラムデッキを体感せよ!

はじめに

ガチまとめ読者の皆様こんにちは!天才トレカライター、H宮田です!

アニメARC-V出身のペンデュラムテーマであり、12期に入って「AGE OF OVERLORD」で強化された【覇王】と「LEGACY OF DESTRUCTION」で強化されペンデュラムを手に入れた【幻奏】!主人公である遊矢、ヒロインの柚子が使用するテーマであるこの二つが手を組んだ【覇王幻奏】が現在、強力なデッキとして注目されています!前者はズァークじゃないかって?AGE OF OVERLORDの新規は本編後の遊矢が使ってそうだし……

【覇王】の展開力については、ガチまとめのデッキ解説記事をチェック!

強化された【幻奏】による1枚初動から汎用ペンデュラムサポートを噛ませて【覇王】に繋ぎ、妨害盤面・ワンショットが自由自在!それでいて自由枠も確保できる、新時代のペンデュラムデッキです。

「ペンデュラムテーマ同士が手を組んだ爆発力を体感したい」「1枚初動からとにかく強力な盤面を作りたい」「デモンスミス使わなくてもいいデッキがほしい」「ゆやゆず過激派」

このデッキはそんなアナタにオススメ!さっそく動きを見ていきましょう!

目次

【覇王幻奏】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【覇王幻奏】デッキの特徴

1枚初動で動けるペンデュラムデッキ!

前述した通り、第12期に入ってから強化されたペンデュラムテーマ2種が手を組んだこのデッキ。【ペンデュラム召喚】全体にありがちな「初動になる組み合わせ自体は多いが1枚初動にとても乏しい」という点を新規カードで克服した【幻奏】に、【覇王】を加えることでエクシーズ・シンクロを絡めたさらなる爆発的展開を可能にしています!

最強初動デッキ融合

どうしても2枚初動を安定させるために必須枠が多くなってしまう一般的なペンデュラムデッキと比べて比較的自由枠を捻出しやすいのも特徴で、手札誘発を複数引き込みたい現代遊戯王にも適合した新時代のペンデュラムデッキと言えますね。

もちろん【覇王】デッキで行える2枚初動、両テーマのカードを組み合わせた2枚初動も問題なく使用可能!まずは個別カードの解説を見ていきましょう!

【覇王幻奏】カードの解説

《幻奏の歌姫ルフラン》

【 ペンデュラムモンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻1600 / 守800

【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「幻奏」融合モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「幻奏」モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「幻奏の歌姫ルフラン」以外の「幻奏」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《オスティナート》

【 通常魔法 】

①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の手札・デッキから、「幻奏」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
このターンのエンドフェイズに、この効果で融合召喚したモンスターを破壊し、その融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

まずご紹介するのは1枚初動である【幻奏】ギミックの2枚。《幻奏の歌姫ルフラン》は召喚・特殊召喚時に「幻奏」モンスターをサーチする①の効果で相方となる高スケールペンデュラム《幻奏の歌姫クープレ》をサーチでき、それと共通する②の効果で融合素材になりつつペンデュラムスケールにセッティングし直すことができる【幻奏】最新強化で登場したパワーカード!

サーチしてきたこいつがさらにサーチする現代のモンキーボード

一方、《オスティナート》はアニメARC-V放送当時から存在するカードなのですが……盤面に自分モンスターが存在しない、という緩い発動条件のみで発動できる「幻奏」専用のデッキ融合。なんと発動前後で展開への制約が一切存在せず、デメリットは融合したモンスターがエンドフェイズに破壊されるのみ!そのまま連続召喚の素材に使ってしまえば完全に踏み倒すことができます。

当時の融合体・融合素材だからこそ許されていたこのカードは先程の《幻奏の歌姫ルフラン》や新融合体《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の登場により弾けました。1枚から2枚の墓地肥やし+2体のモンスター展開というとてつもないスペック!

テキストの2/3が展開効果

これらと《幻奏の歌姫クープレ》3枚ずつにペンデュラムゾーンを融合素材にできる《幻奏協奏曲》1枚を含めた10枚が【幻奏】側の必須パーツとなります。

《覇王門の魔術師》

【 ペンデュラムモンスター 】
星 7 / 光 / 魔法使い族 / 攻2500 / 守2000

【Pスケール:青1/赤1】
このカード名の②のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「覇王龍ズァーク」は相手の効果では除外できない。
②:自分メインフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、手札・デッキから「覇王門の魔術師」以外の「覇王門」Pモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のPゾーンに「覇王門の魔術師」以外の「覇王門」カードが存在する場合に発動できる。
手札・EXデッキから「ペンデュラム・ドラゴン」「エクシーズ・ドラゴン」
「シンクロ・ドラゴン」「フュージョン・ドラゴン」モンスターの内1体を墓地へ送り、
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
魔法使い族モンスターを除く、「覇王龍ズァーク」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《覇王眷竜ライトヴルム》

【 ペンデュラム・チューナー 】
星 4 / 光 / ドラゴン族 / 攻1200 / 守1800

【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:モンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドに「覇王龍ズァーク」とPモンスターがそれぞれ存在すれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分フィールドのPモンスター1体とこのカードの内、1体の属性・レベルをもう1体と同じにできる。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分のEXデッキ(表側)から「覇王眷竜」Pモンスターか「覇王門」Pモンスター1体を手札に加える。
その後、「覇王眷竜」Sモンスター1体のS召喚または「覇王眷竜」Xモンスター1体のX召喚を行う事ができる。
②:このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドの表側表示のPモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

続いては【覇王】ギミックの核となるカード達をご紹介!《覇王門の魔術師》はペンデュラム効果では「覇王門」をデッキから直接ペンデュラムゾーンにセッティング、特殊召喚すれば《光翼の竜》を経由して「覇王眷竜」「覇王門」ペンデュラムモンスターをサーチできる初動カードの一つ。エクストラデッキを少々圧迫しますが自己特殊召喚効果も内蔵しており、このデッキでは非採用ですが「覇王龍ズァーク」のサポート・特殊召喚補助も行える便利な一枚ですね。

一方《覇王眷竜ライトヴルム》は《覇王眷竜ダークヴルム》の姿を彷彿とさせるペンデュラムチューナー。このデッキでは「覇王龍ズァーク」関連のテキストは未使用ですが、エクストラデッキの「覇王眷竜」「覇王門」ペンデュラムモンスターの回収、自身をエクストラデッキから手札に戻すという2つの効果で展開を強力にサポートしてくれます。

こちらは【覇王】展開を流用した2枚初動に使われます

後述するペンデュラム汎用サポートの《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とはその効果で①の回収先を持ってきてもよし、②のために自身をエクストラデッキにおいてもよしと相性抜群!

このデッキでは複数枚引いてそのまま手数になる《覇王門の魔術師》を3枚、そのサーチ先である《覇王門零》《光翼の竜》を1枚ずつ、《覇王眷竜ライトヴルム》《覇王眷竜ダークヴルム》引きかぶりを避けて2枚ずつの採用になっています。各種墓地肥やしカードでも実質的に枚数カウントできる《覇王眷竜ダークヴルム》はともかく、《覇王眷竜ライトヴルム》《光翼の竜》は人によってはもう少し増やしてみてもいいかも……?

【覇王幻奏】デッキと相性が良いカード

《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》

(制限カード) 【 リンクモンスター 】
星 2 / 炎 / サイキック族 / 攻1800 /

Pモンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選び、自分のEXデッキに表側表示で加える。②:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。③:自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
【LINK-2:左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《奇跡の魔導剣士》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 光 / 魔法使い族 / 攻2000 /

【リンクマーカー:左下/下/右下】
Pモンスターを含む効果モンスター2体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。
自分のEXデッキから表側のPモンスター1体を手札に加える。
②:このカードの攻撃力は、自分フィールドのPモンスターカードの数×100アップする。
③:自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分のPゾーンのカード2枚のPスケールでP召喚可能なレベルを持つPモンスター1体を自分の手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

ペンデュラムモンスターをリンク素材に要求するリンクモンスター2種、このデッキの展開中継点として大活躍する必須カード!ルール改定に対するペンデュラム召喚強化パーツとして産まれた《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》ですが、あまりに便利すぎて制限カードになってしまった1枚です。《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》もそうだけどリンク1~2の召喚法サポートって調整難しいんだろうな……

①の効果でペンデュラムモンスターをデッキから直接エクストラデッキに置き、②の効果で盤面のカードを割って先ほどのカードを手札に回収、誘発した③でドローとすべての効果がかみ合っているすごいカードですね。このデッキでは②の効果で破壊する対象となるカードに《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を使って蘇生効果に、《幻奏の歌姫ルフラン》《幻奏の歌姫クープレ》の再セッティング効果にそれぞれ繋げる動きが特に強力!

《奇跡の魔導剣士》も①でエクストラデッキのペンデュラムモンスターを回収する役割を持ち、疑似ペンデュラム召喚ともいえる③の効果でそのまま回収したモンスターを展開し直す動きが強力!

リンク3なのでいったん《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》《軌跡の魔術師》を経由して出すのが基本となります。このとき、《軌跡の魔術師》経由ルートをたどる場合にその制約効果で①が発動不可になりがちなのは注意しましょう。

ペンデュラムしないと効果発動不可

【覇王幻奏】デッキの回し方

「ペンデュラムデッキの回し方は難しい!」とお思いの読者の皆さん……あなたの辛い気持ち この天才トレカライターお察しします。

新アニメ
おめでとうございます

とにかくペンデュラムデッキは相互作用によるサーチ、エクストラデッキの表側表示を経由した動きなどでルートが複雑になりがち!今回のデッキでも豊富な組み合わせの2枚初動が数多く存在し、さらにその中で各種妨害をケアした形を考えて……となると頭が爆発しそうになりますよね。

【覇王幻奏】もその例に漏れず、1~2枚初動はさまざまなパターンで展開可能。ここでは扱う上でまず覚えておきたい完全1枚初動についてご紹介!

【使用カード/条件】

  • 《オスティナート》
  • 召喚権

【結果】

  • 2ドローしつつ万能無効2回、モンスター効果無効2回、《I:Pマスカレーナ》による相手ターンリンク召喚を含めた5妨害の構え!

【手順】

  1. 《オスティナート》発動、デッキの《幻奏の歌姫ルフラン》と《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)を墓地へ送り《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を融合召喚
  2. 《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の①を発動しデッキの《幻奏の歌姫ルフラン》(3枚目)を特殊召喚、その①でデッキから《幻奏の歌姫クープレ》を手札に
  3. 手札に加わった《幻奏の歌姫クープレ》を見せ①を発動、墓地の《幻奏の歌姫ルフラン》を特殊召喚
  4. 《幻奏の歌姫クープレ》を左ペンデュラムゾーンにセッティング、②のペンデュラム効果でデッキから《幻奏協奏曲》をサーチ
  5. 《幻奏の歌姫ルフラン》《幻奏の歌姫ルフラン》(3枚目)の2体で《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をリンク召喚、その①でデッキから《覇王眷竜ダークヴルム》をエクストラデッキに移動
  6. 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の②を発動、《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を対象にとり破壊してエクストラデッキから《覇王眷竜ダークヴルム》を手札に
  7. 破壊された《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の③を発動、墓地の《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)を特殊召喚
  8. 《覇王眷竜ダークヴルム》を通常召喚、①でデッキから《覇王門の魔術師》を手札に
  9. 《覇王門の魔術師》を右ペンデュラムゾーンにセッティング、②の効果を発動し自身を破壊、デッキの《覇王門零》を右ペンデュラムゾーンにセッティング
  10. 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の③を発動、1ドロー
  11. 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》と《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)で《奇跡の魔導剣士》をリンク召喚、その①でエクストラデッキから《覇王門の魔術師》を手札に
  12. 《奇跡の魔導剣士》の③を発動、スケール0-9のため手札の《覇王門の魔術師》を特殊召喚しその②を発動、デッキから《覇王眷竜ライトヴルム》を手札に
  13. 《奇跡の魔導剣士》と《覇王眷竜ダークヴルム》《召命の神弓-アポロウーサ》(2素材ATK1600)をリンク召喚
  14. ペンデュラム召喚、手札から《覇王眷竜ライトヴルム》、エクストラデッキから《幻奏の歌姫ルフラン》、《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)、《幻奏の歌姫ルフラン》(3枚目)を特殊召喚
  15. 《覇王眷竜ライトヴルム》の①を発動、エクストラデッキから《覇王眷竜ダークヴルム》を手札に
  16. 《幻奏協奏曲》を発動、《幻奏の歌姫ルフラン》(3枚目)と左ペンデュラムゾーンの《幻奏の歌姫クープレ》で《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》(2枚目)を融合召喚
  17. エクストラデッキから《幻奏の歌姫クープレ》の②を発動、左ペンデュラムゾーンにセッティング
  18. 《覇王門の魔術師》と《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》(2枚目)で《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》をエクシーズ召喚、そのまま《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》と《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚
  19. 墓地から《幻奏協奏曲》の②と《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》の②をそれぞれ発動し逆順処理、エクストラデッキから《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》を特殊召喚し《幻奏協奏曲》をデッキの下に戻し1ドロー
  20. 《覇王眷竜ライトヴルム》と《幻奏の歌姫ルフラン》で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚、①で墓地の《奇跡の魔導剣士》を装備しヴァレルカウンター3つを置く

【盤面の解説】

《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のカウンターを使った効果、《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》のエクストラデッキのペンデュラムモンスターをコストにした効果で2回の万能無効!さらに2回モンスター効果を無効にできる《召命の神弓-アポロウーサ》《I:Pマスカレーナ》の効果による《りとるないと》《ざされし》のリンク召喚という強固な布陣!

並大抵のデッキでは突破できない布陣を築きつつ、1枚初動なので残った手札に展開中の2ドローを含めて手札誘発によるさらなる妨害、「指名者」カードによる貫通力も期待できる強力な展開です。……やっぱり縛りの緩いデッキ融合ってダメなんじゃないか……?

細かいテクですが、手札に余裕があれば《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の③を温存しつつ盤面に置いたまま展開することで《原始生命態ニビル》を食らってもまだ展開できる余力を残すことができます!《召命の神弓-アポロウーサ》を早期に立てるなど、展開系デッキの天敵《原始生命態ニビル》を回避する方法は多いに越したことはないので覚えておきましょう。

具体的に上記の手順では6.で《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》のかわりにペンデュラムゾーンの《幻奏の歌姫クープレ》を破壊し、高スケールのペンデュラムを再度セッティングする動きになります。

【使用カード/条件】

  • 《幻奏の歌姫ルフラン》
  • 召喚権

【結果】

  • 2ドローしつつ万能無効2回、モンスター効果無効2回の4妨害の構え!

【手順】

  1. 《幻奏の歌姫ルフラン》を通常召喚、その①でデッキから《幻奏の歌姫クープレ》を手札に
  2. 《幻奏の歌姫クープレ》を左ペンデュラムゾーンにセッティング、②のペンデュラム効果でデッキから《幻奏協奏曲》をサーチ
  3. 《幻奏協奏曲》を発動、《幻奏の歌姫ルフラン》と左ペンデュラムゾーンの《幻奏の歌姫クープレ》で《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を融合召喚
  4. 《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の①と《幻奏の歌姫クープレ》《幻奏の歌姫ルフラン》の②がそれぞれ発動。逆順処理で《幻奏の歌姫クープレ》《幻奏の歌姫ルフラン》を左右のペンデュラムゾーンにセッティング、デッキから《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)を特殊召喚
  5. 左ペンデュラムゾーン《幻奏の歌姫ルフラン》の①を発動、《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》を対象に取りデッキから《幻奏の歌姫クープレ》(2枚目)を墓地に
  6. 《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)と《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》で《軌跡の魔術師》をリンク召喚
  7. 墓地から《幻奏協奏曲》の②と《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》の③、フィールドの《軌跡の魔術師》の①を発動。逆順処理でデッキから《覇王門の魔術師》を手札に加え、墓地の《幻奏の歌姫クープレ》(2枚目)を特殊召喚、《幻奏協奏曲》をデッキの下に戻し1ドロー
  8. 《軌跡の魔術師》《幻奏の歌姫クープレ》(2枚目)で《奇跡の魔導剣士》をリンク召喚
  9. ペンデュラム召喚、手札から《覇王門の魔術師》、エクストラデッキから《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)、《幻奏の歌姫クープレ》(2枚目)を特殊召喚
  10. 《覇王門の魔術師》の②を発動、デッキから《覇王眷竜ライトヴルム》を手札に
  11. 《覇王門の魔術師》と《幻奏の歌姫クープレ》(2枚目)で《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をリンク召喚、その①でデッキから《アストログラフ・マジシャン》をエクストラデッキに移動
  12. 《奇跡の魔導剣士》の③を発動、スケール1-9のため手札から《覇王眷竜ライトヴルム》を特殊召喚しその①を発動、エクストラデッキから《覇王門の魔術師》を手札に
  13. 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の②を発動、右ペンデュラムゾーンの《幻奏の歌姫ルフラン》を対象にとって破壊しエクストラデッキの《アストログラフ・マジシャン》を手札に
  14. 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》の③を発動、1ドロー
  15. 《覇王門の魔術師》を右ペンデュラムゾーンにセッティングしその②を発動、自身を破壊しデッキの《覇王門零》を右ペンデュラムゾーンにセッティング
  16. 手札の《アストログラフ・マジシャン》の①を発動し自身を特殊召喚、デッキから《覇王門の魔術師》(2枚目)を手札に
  17. 《覇王門の魔術師》(2枚目)の①を発動しエクストラデッキから《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を墓地に送り自身を特殊召喚、②でデッキから《光翼の竜》を手札に
  18. 《アストログラフ・マジシャン》と《覇王門の魔術師》(2枚目)で《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》をエクシーズ召喚、そのまま《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》と《奇跡の魔導剣士》で《召命の神弓-アポロウーサ》(2素材ATK1600)をリンク召喚をリンク召喚
  19. 墓地から《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》の②を発動、エクストラデッキから《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》を特殊召喚
  20. 《覇王眷竜ライトヴルム》と《幻奏の歌姫ルフラン》(2枚目)で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚、①で墓地の《奇跡の魔導剣士》を装備しヴァレルカウンター3つを置く

【盤面の解説】

《オスティナート》初動展開に比べて《I:Pマスカレーナ》を用意できないぶん柔軟性にはかけますが、それでも強力な4妨害をきちんと確保!

追加で展開できるカードを引けていれば十分《I:Pマスカレーナ》や《S:Pリトルナイト》を立てる余裕があり、単純な話ペンデュラム召喚時に手札から特殊召喚できるモンスターが追加であるだけでも最終盤面をより強力にできるため拡張の余地が大きい展開です。

ペンデュラムテーマらしく2枚初動であればより簡単に強固な盤面を目指すことができ、一つ目の展開例も合わせてあくまで「1枚初動展開」にこだわった動きがこの動きになります。この動きを覚えることで追加で引いたカードに合わせた新たなルートを発見できるはずなので、まずこの動きを完璧にこなせるようになりましょう!

【覇王幻奏】デッキを扱う上でのポイント

可能なら通常召喚やペンデュラム召喚を温存しながら展開しよう!

展開例かわかるようにあれよあれよという間に強固な盤面を作り出す【覇王幻奏】、相手からすれば初動に誘発を当てる、もしくは展開中のクリティカルなタイミングで断ち切って大量展開を阻止したいところ。

初動を厚く取り複数回動き出せるようにするという前者への対抗策は構築時点で行えるのですが後者に関してはむしろプレイング!相手から見て狙いどころとなる展開中の通常召喚やペンデュラム召喚はギリギリまで温存し、先に《召命の神弓-アポロウーサ》を立てて安全に通せると嬉しいですね。特にペンデュラム召喚をどこで行うかは大事!

少なくともどちらかが残っていれば誘発を貰った後でも最低限の、手札の質によっては展開例と遜色ない盤面を目指すことが可能です!

Gはある程度割り切ろう!

色々言った口も乾かぬうちに急に情けない見出しになってしまいましたが、《増殖するG》に対しては構成上どうしても致命的な隙を晒すことになるので……割り切っていきましょう!《オスティナート》からの《幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ》+《幻奏の歌姫ルフラン》に合わせられるだけでもう2ドローされてしまうので本当にきつい……

相手が3枚の《増殖するG》を引いている確率よりこっちが《灰流うらら》《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》合わせて6枚を引いている確率のほうが上!と叫びながら強気にドローしてください。

おわりに

以上これまで、【覇王幻奏】デッキ解説記事になります。ペンデュラムデッキ待望の1枚初動を手に入れつつ、特有の爆発力は据え置き!展開中に融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンクとすべての召喚法を使いこなすテクニカルな動きもなかなか癖になるデッキです。

【幻奏】側のさらなる強化はとうぶん難しいかもしれませんが、【覇王】……というより遊矢使用テーマの強化は主人公補正で今後も期待できるので将来性もあり!《オスティナート》がヤバすぎて規制される前にぜひ体験を!

絶対幻奏展開するウーマン

ペンデュラムデッキに興味があるけど2枚初動の難しさにちょっと手が伸びなかったりしたそこのあなた!ぜひ【覇王幻奏】を組んでみませんか?デッキパーツの購入は業界最高峰の品ぞろえ、カーナベルのネット通販にて!

この記事は天才トレカライター、H宮田がお送りしました!それでは!

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