目次
こんにちは、たけっしーです。
今回は僕が4/19(土)に大阪で開催した『第5回 Mogi杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事になります!
環境考察や入賞レシピの解説をしていくので是非最後までお付き合いください✨
まずは予選のデッキ分布を見ていきます👇
予選デッキ分布
- ドラゴンテイル⋯18
- ヤミー⋯9
- M∀LICE⋯5
- K9⋯3
- 白き森⋯3
- 青眼⋯2
- 花札衛⋯2
以下分布1
- 天盃龍
- メメント
- 水晶機巧
- 御巫
- RーACE
- エンディミオン
- エクソシスター
- 幻奏
- 竜華
以上、17チーム 51名参加
【ドラゴンテイル】が圧倒的に多く、トップシェアとなっています。
融合召喚での爆発力の高さで後攻でもギミックのパワーを押し付けやすいため多くのプレイヤーに人気です。
構築も多種多様で固定化されておらず、個性を出しやすいのも人気の理由でしょう。
次点で【ヤミー】【M∀LICE】が続き、今期の3強とも言えるデッキ達は今回も使用者が多いです。
【ドラゴンテイル】が1番多いことを考えると、それに対し有効札を多く採用できる【M∀LICE】は立ち位置が良いと個人的に感じます。
【K9】【白き森】も一定の使用者がおり、一部のプレイヤーに人気のデッキになります。
特に【K9】は開拓が進んできており、入賞報告も増えているためポテンシャルに気づきはじめたプレイヤーも多かったように思います。




珍しいところでは【花札衛】を使用するプレイヤーも2名いました。
常に運が絡むものの、ドローと特殊召喚を繰り返しながら無限に展開する様は正にエンジョイに相応しいデッキです。

それでは予選を抜け、決勝トーナメントに勝ち進んだデッキを見ていきます。
決勝トーナメントデッキ分布
- ドラゴンテイル⋯6
- ヤミー⋯6(スネークアイ1)
- M∀LICE⋯4
- K9⋯2
以下、分布1
- エクソシスター
- 竜華
- 水晶機巧(K9)
以上、7チーム 21名




予選で多かったデッキがそのまま残る形になっており、【ドラゴンテイル】と【ヤミー】は数が並ぶ形となりました。
【K9】も3名中2名が勝ち残っており、デッキのポテンシャルを感じさせます。
今回の個人的な注目デッキは【K9水晶機巧】になります。
《K9-66a号ヨクル》で《水晶機巧-サルファドール》を出力できることに着目したデッキで、【水晶機巧】で能動的な展開力を手に入れており、強力な展開系デッキとなっています。
それでは入賞レシピを見ていきましょう👇
ベスト4【ドラゴンテイル】【ヤミー】【竜華】
ベスト4は【ドラゴンテイル】【ヤミー】【竜華】となりました。
それぞれデッキレシピを見ていきます。

ベスト4 1人目の【ドラゴンテイル】になります。
サブギミックは投入せず、手札誘発が中心のプランになります。
特徴的なのは手札誘発として【K9】を取り入れている点です。
トップシェアである【ドラゴンテイル】に対して有効打になりやすく、手数・妨害として優秀です。
エクストラデッキには《リングリボー》の採用が見られます。
これは【ヤミー】で一定数採用が見られる《夢幻崩 界イヴリース》によるロックを解除するために採用されています。

ベスト4 2人目の【ヤミー】になります。
1人目同様メインに【K9】を手札誘発として取り入れており、【ドラゴンテイル】を意識していることがわかります。
特徴的なのは【K9】ギミックでのエクシーズ召喚の選択肢として《発条装攻ゼンマイオー》が採用されている点です。
0ターン目に着地させてそのまま場に残ってターンが帰ってきた場合、【ドラゴンテイル】が構える罠2種を1枚で踏み切ることが出来るため【ヤミー】の手数を通しにいくことができます。
素材となる《K9-0̸0̸号ルプス》で対象耐性が付与されているため【ドラゴンテイル】でこれに干渉する手段はかなり限られており、有効な一手になります。
サイドデッキには《共界神淵体》の採用が見られ、エクストラデッキには《ドラゴンメイド・ハスキー》の採用が特徴的です。
主なターゲットはミラーにおける《ヤミー★スナッチー》、【ドラゴンテイル】の《星辰爪竜アルザリオン》。
《ドラゴンメイド・ハスキー》が光属性・ドラゴン族 の攻撃力3000であることから【青眼の白龍】や《原始生命態ニビル》《ライゼオル・デッドネーダー》にも対応しています。

ベスト4 3人目の【竜華】になります。
メインから《月女神の鏃》《超融合》《冥王結界波》といった大味な捲り札の採用が特徴的です。
特に《月女神の鏃》はシンクロモンスターを対象に発動すれば《虹光の宣告者》から《創星竜華-光巴》に繋がり初動が確保出来るのが魅力的です。
ベスト4【スネークアイヤミー】【再世ドラゴンテイル】【M∀LICE】
同率ベスト4は【スネークアイヤミー】【再世ドラゴンテイル】【M∀LICE】となりました。
それではデッキレシピを見ていきます。

ベスト4 1人目の【スネークアイヤミー】になります。
【スネークアイ】がレベル1を中心としていることから【ヤミー】と組み合わせた個性的なデッキです。
【アザミナ】ギミックが【スネークアイ】に連結しており、《背信聖徒シルヴィア》で妨害をケアしながら展開しつつ《カプシー★ヤミーウェイ》を経由して【ヤミー】の展開に繋がります。
全盛期の【スネークアイ】のように《蛇眼の炎龍》を《賜炎の咎姫》で使い回しながら盤面を広げるといった戦い方はせず、あくまで【ヤミー】に繋げる展開パーツとして【スネークアイ】が投入された形でしょう。

ベスト4 2人目の【再世ドラゴンテイル】になります。
【ドラゴンテイル】ギミックの中には《星辰砲手ファイメナ》が2500のステータスを持っているため《再世の魔人ベミドバル》の特殊召喚を満たすことが可能です。
【再世】自体は【ドラゴンテイル】とのシナジーはありませんが、全く別のベクトルのギミックであるおかげで【ドラゴンテイル】のメタである《次元障壁》《応戦するG》を受けても【再世】のギミックでゲームが出来るため弱点補完になります。
【ドラゴンテイル】のサブギミックは多種多様でプレイヤーの個性が出るところですね。

ベスト4 3人目の【M∀LICE】になります。
かなり綺麗に纏まった構築で個人的にポイントが高いです。
注目すべきは《次元の裂け目》の採用です。
現環境では【ドラゴンテイル】にクリーンヒットする永続で、【ヤミー】やその他に対しても比較的効力が高く先攻札として有力なカードです。
先打ちが要求される《ディメンション・アトラクター》と違い、展開をしてから貼るのも良し、【M∀LICE】の展開でのドローから引き込んでも良し、手札誘発のケアや「M∀LICE」を即座に除外するために先に貼るのも良しと設置のタイミングが選べる点が非常に優秀です。
今期の【M∀LICE】では個人的に推したい1枚です。
🥈2位🥈【K9】【M∀LICE】【ドラゴンテイル】
2位は【K9】【M∀LICE】【ドラゴンテイル】となりました。
それではデッキレシピを見ていきます。

2位 1人目の【K9】になります。
手札誘発への耐性が高く、手札・墓地でカードを発動した相手に対しては滅法強く出れるテーマです。
同期の【ドラゴンテイル】【ヤミー】に比べるとそこまで注目されていなかったデッキですが、【K9】のギミック自体は優秀であり、デッキとしても注目されつつあります。


《K9-66a号ヨクル》から出力するレベル5のモンスターのかさ増しとして《無孔砲塔-ディセイブラスター》の採用が特徴的です。
自身も自力で特殊召喚が出来、単体で妨害を踏むことが可能であるため優秀な1枚です。

2位 2人目の【M∀LICE】になります。
《無限泡影》のような小粒の手札誘発は採用せず、《PSYフレームギア・γ》《霊王の波動》といった質の高いカードに絞って採用されています。
特徴的なのは《M∀LICE IN THE MIRROR》の採用です。
今期は主に【ヤミー】で《聖王の粉砕》の採用率が高いことから②の効果を展開で絡めるのはリスクがある環境であるため、不採用も増えてきている1枚ですが、
ドロー系や《アーティファクト・ロンギヌス》を受けた際の《M∀LICE〈Q〉RED RANSOM》のサーチの選択肢として非常に優秀です。

2位 3人目の【ドラゴンテイル】になります。
サブギミックとしては《沼地の魔神王》が採用されています。
採用が1枚に抑えられがちな《星辰竜パーン》がフル採用な他、《カプシェル》《シャドール・ビースト》といった融合素材時にドロー効果を持つモンスターの採用が特徴的で、
「融合素材側を強くすることがデッキパワーを上げることに繋がる」という融合デッキの本質が重視されている構築になります。
”融合素材側”を強化するにあたり、”融合する側”を強化する《沼地の魔神王》が投入されている点も納得がいきます。
🏆優勝🏆【K9ドラゴンテイル】【M∀LICE】【M∀LICE】
優勝は【K9ドラゴンテイル】【M∀LICE】【M∀LICE】となります。
それではデッキレシピを見ていきます。

優勝 1人目の【K9ドラゴンテイル】になります。
【K9】は手札誘発としてだけでは無く、展開ギミックとして《K9-66a号ヨクル》や《K9-66b号ランタン》等多めに採用されているのが特徴的です。
《星辰砲手ファイメナ》はレベル5であるため《K9-66a号ヨクル》で特殊召喚が可能であり、【ドラゴンテイル】と【K9】の橋渡しが可能です。
ベスト4の【再世ドラゴンテイル】といい《星辰砲手ファイメナ》のステータスに注目しているプレイヤーが多いことがわかります。

優勝 2人目の【M∀LICE】になります。
《M∀LICE〈C 〉TB-11》や《バックアップ@イグニスター》のような補助輪は削り、空いた枠を手札誘発を多めに採用した構築となっています。
一方で補助輪のカードの中でも《ウィザード@イグニスター》は《サイバネット・マイニング》のサーチ先として優秀で、サイド後に直面しやすい《アーティファクト・ロンギヌス》の受け札としてサイドにも1枚採用されているのが特徴的です。

優勝 3人目の【M∀LICE】になります。
2人目の構築同様に《バックアップ@イグニスター》や《M∀LICE〈C〉TB-11》の不採用、その枠に手札誘発を採用しているようです。
2人目と異なる点は手札誘発の選択として《マルチャミー・フワロス》《霊王の波動》を選んでいる点になります。
また先攻札として《三戦の号》《次元障壁》《異次元グランド》を採用しているのも特徴的です。
今週の環境
今週も【ドラゴンテイル】【ヤミー】【M∀LICE】の3強が活躍し、環境はかなり固まった状態でした。
今期はこの地位が揺らぐことは無いでしょう。
今週は特に【K9】の活躍が全国的にも見られ、注目されつつあります。
手札誘発として出張される《K9-17号イヅナ》以外の「K9」カードにも焦点が当たりはじめており、今後の活躍にも注目です。
今回のまとめ
今回は4/19(土)に僕が開催した『第5回 Mogi杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事でした!
来週以降は新弾『DUELIST ADVANCE』が発売され、環境にも変化が出る可能性があります。
今期も中盤に差し掛かっていきますが、これからどのような変化が見られるかに注目です!
それでは👋
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!