どうもミソです。
定期連載5回目、自己紹介編は今回で最後になると思います。
次回から何を書こうか、不安で夜しか眠れません。
もし「こういうの書いてほしい」というのがありましたら是非コメントください。
この記事は定期連載その4からの続きです。
見ていない方はそちらを読んでからの方が楽しめますのでぜひ。
目次
ブログ開設
前回のあらすじは、「遊戯王で闇のゲームをしてみた」という動画を見て、動画投稿に興味を持った、といったものでしたが、きっかけはもう一つありまして、それが私が作成したブログ、「ミソブログ」です。※今は見れません。
「ミソブログ」は、私が遊戯王の話をしたりアニメの感想を書いたりする完全趣味のブログでした。
その頃はまだSNSが発展しておらず、その代わりにブログを運営するのが流行りで、そこでの交流はネット上での交友関係を構築する大きなファクターとなっていました。
私がブログを開設したのは2009~2010年ごろでしょうか。ちょっと曖昧ですね、すみません。
この「ミソブログ」では、やりたいことが明確に決まっていました。
「自分のデッキを紹介すること」
自分のデッキを紹介するということは、自分の遊戯王観だったり、デッキの組み方、好きなテーマ、プレイングを紹介することと同義だと考え、ネットの中で遊戯王に関することを発信するならこれだと思っていました。
実際そこまで多くのデッキを紹介したかというとそうでもありませんが、初めてネットで発信することに対し、自分では大きな充足感があったのを覚えています。
ブログをやっていると「相互リンク」というものがあり、他のブログの方と交流する機会があります。そんな交流をさせていただいていた他のブログの方と同じテーマでデッキを組む企画をやったこともありました。
その後も色々なことを記事にしました。
一番伸びるのは「遊戯王の新情報」を載せること。
当時は2chで新情報をゲットする→それを記事にする、の流れがありまして、いち早くまとめればそれだけ流れてくるわけですね。
なぜそこまで数字を伸ばすことに執着するのか。
「ブログランキング」
これですよ。
ブログランキングはその名の通り、カテゴリー別で、日・週間・月間のアクセス数の順位が出るわけです。
これに載ること即ち成功、そう考えている人は多かったと思います。
私もその例に漏れず、伸ばすことに注力していました。
ブログが伸びれば伸びるほど、「もっともっと」という気持ちが湧いてきます。
その時に出会ったのが「遊戯王で闇のゲームをしてみた」であり、ブログを伸ばすにはどうすればいいのか、その答えを探していた時期と被ります。
単純にネットでの露出を増やせば、自分の名前が売れれば、仲間が増えれば伸びるんじゃないかと思った私は、ついに遊戯王関係の動画を撮る決意を固めたのであります。
動画メンバーを集めよう
デュエル動画は一人では撮れません。
まずは仲間を集めなければにっちもさっちもいきません。
メンバーの前にまずは機材集め。
必要なのはカメラだけだと思いsonyのサイバーショットを購入。デジカメですね。
サイバーショットは撮影した動画をmp4で保存できる優れもの。
当時3~4万ぐらいしましたから、今考えると貧乏学生には高い買い物です。
かなり思い切って購入したんだと思います。覚えてないけど。
ACアダプターもないから充電器も2つ、電池も2つ買いました。高い。
機材が集まったらメンバー集め。
メンバーとして目星をつけていたのは、「社長」「弥太郎」「ヤマ」の3人。
友達同士で動画を撮るというのが絶対条件だったので、友達の少ない私にしてみたら選択肢はここしかないって感じです。
正直そこまで負担をかけさせるつもりはなかったので、私の相手をしてくれて、私のデッキ紹介にうなづいてくれれば100点満点って感じで考えてました。結局は自分ひとりでは何もできず、メンバー頼りになってしまうわけですけどね。
特に引き入れたかったのは一番遊戯王にハマっていた「社長」
上述した理由に加え、頭が切れるのと、小ボケを挟める性格だったので、メンバーに彼が居れば失敗は少ないと考えたからです。
まず社長を誘ったのは、弥太郎、ヤマに関しては遊戯王自体あまり買っておらず、難しいかなーと思っていたのもあります。
と、ここまで考えたはいいものの、どうやって誘うか、それが一番の問題です。
考えてもみてください。友人にいきなり「遊戯王の動画撮ってネットに投稿しようぜ!」って言われたらどう思いますか?今でこそネットに投稿する文化が出来上がってますが、当時にそんな文化は浸透してないわけです。
今でいう「youtuber」になろうぜ!みたいなものですかね。
意を決して社長を誘います。
そしてその後は弥太郎、ヤマを誘います。
その一部始終は以下の通り。
動画への勧誘:社長の場合
~社長宅にて~
ミソ「俺カメラ持ってんだよね~」
社長「フーン」
ミソ「デュエルをカメラで撮ってみて、プレイング見直すのって面白そうじゃない?やってみよう。そうしよう、それがいい、やってみよう。」
社長「えっ うん」
ミソ「これHDMIでつなげばテレビにも映せるから映してみようぜ。」
社長「えっ うん」
ミソ「(テレビに映った自分たちの動画を見ながら)いいねー。これネットにあげたら面白いんじゃない?ニコニコとかにさ。あげてみてもいい?」
社長「えっ うん」
ミソ「じゃあセリフとか決めて撮り直そうか。そうしよう、それがいい、やってみよう。じゃあ決定ね。」
社長「えっ うん」
そして後日撮りなおした動画が「ミソのデュエルのミソ」第一回です。https://www.nicovideo.jp/watch/sm11955359 (恥ずかしいので見なくていいです。)
細かいセリフは違うと思いますが、今思い出してもかなり強引でしたね。
そんなこんなでだまし討ちをした格好で社長との動画生活が始まりました。
社長はイケボで頭がよく、欲しいところでボケと突っ込みを挟んでくれるので最高のパートナーでした。
また、スタイリッシュなデッキを組むので一層視聴者にも人気があり、ミソのデュエルのミソの視聴者数の半分は社長が担っていたと思います。
因みに三脚の存在を失念しており、最初はティッシュ箱重ねてその上にカメラ置いて無理やり撮りました。なので途中でカメラが落ちててんやわんや事件があったりなかったり。
あとイケボってもしかして死語ですか?
動画への勧誘:弥太郎の場合
~大学にて~
ミソ「最近遊戯王の動画撮ってニコニコにあげてるんだよね」
弥太郎「へぇ~(特に理解できていない)」
ミソ「弥太郎もやってみない?試しにさ、先っちょだけ先っちょだけ」
弥太郎「でも俺あまり遊戯王詳しくないからなぁ」
ミソ「これを機に本格的に始めようぜ、まずは開封動画撮るからパック買おうぜ。」
弥太郎「よし、いっちょやってみっか!」
その時に撮ったのが「ミソのデュエルのミソ」第7回です。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12053544(恥ずかしいので見なくていいです。)
弥太郎は一度決めたらやり通し、本当に私がやりたいことだと伝えたら必ず付き合ってくれる最高のマインドの持ち主なので、私が本気なのをどこかで察してくれていたのだと思います。
初心者状態で動画を始めたので、視聴者からも叩かれ、負けることが当たり前でかなり辛かったと思いますが、嫌な顔一つせず付き合ってくれました。
思い返すと弥太郎に倫理的に問題があるもの以外断られたことないかもしれません。
動画への勧誘:ヤマの場合
ヤマは「ミソのデュエルのミソ」第14回にて初登場(最終登場)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12250848
ヤマも私が無理やり連れてきた友人ですが、彼女ができてからというもの、私と遊んでくれなくなったので、遊戯王をやれずに時が進んでしまった系友人です。
会うたびに別れさそうと努力したのですが、愛の前には無駄でした。
《青眼の白龍》のレリーフとエアガンを近所のガキンチョと交換したとかいう謎エピソードを持っています。
そんなこんなで、「ミソ」「社長」「弥太郎」の3人で「ミソのデュエルのミソ」を始めていくわけであります。
ちなみに「ミソのデュエルのミソ」というタイトルは完全にダジャレで決めました。
動画主体の日々
男3人、遊戯王に夢中。
そんな映像を撮りまくった我々3人。
ミソのデュエルのミソも第1回は600回程度の再生数でしたが、2回3回と動画をあげ続けると徐々に再生数が伸び、知名度が上がっていきます。
次第にブログのことも忘れ、動画活動に没頭していくのであります。
人生で初めて熱中するものが出来た私の生活は、遊戯王及び動画を中心に回っていきます。
「ミソのデュエルのミソ」は動画の度に新作デッキを公開しており、3日に1本は動画をあげ、その間新作デッキを作り続け、動画をエンコードし(無編集ですが)、どんなものがウケるのか、何ができるのかを日々模索していました。
時間のある大学生活といえど、かなりの時間を遊戯王と動画に費やしていました。
もちろんお金も必要なのでバイトもし、留年するわけにもいかないので大学にも出ていましたが、必要最低限の単位を取得したらそそくさと家に帰り、バイトに行き、バイトが終わったらデッキを弄り、メンバーと日程を合わせ動画を撮影する。
そんなサイクルでも私は充実していました。
それぐらい友達と何かをするのが楽しかったんですね。
ミソのデュエルのミソ、盛り上がってます
「ミソのデュエルのミソ」も30回を迎えたころ、新たな取り組みを行っていくことになります。
- オフ会の開催
- 生放送
- 新メンバー参入
- コラボ動画
デュエル動画界隈ではオフ会が流行っていたので、なんとなく開催してみたわけです。
周りと同じことをすることで、なぜか「ミソのデュエルのミソ」がデュエル動画として確立すると思ってたわけです。
第一回目のオフ会では6名、二回目は100名、三回目は200名と規模を拡大していきます。
生放送でも一回目の視聴者数は20名程度でしたが、回を追うごとに100人200人と増えていき、ニコニコ動画のデュエル動画コミュニティとしては最大級になっていきます。
そしてオフ会で出会った「アスラギ」
Twitterで仲良くなった「みずヤミー」
大学の同級生「フカヒレ」
この3人が新たにレギュラー(正式にはフカヒレは準ゲスト)として参戦していきます。※この辺の話はまた別途記事にします。
うだつの上がらなかった「ミソのデュエルのミソ」がデュエル動画界で知られるようになった転機は、人気動画である「草原のどうぶつたちが遊戯王で闇のゲームをはじめたようです24」様 https://www.nicovideo.jp/watch/sm13111726 にて何故かピックアップされたことです。
やっぱり大手さんに紹介してもらえると再生数が伸びるもので、多くの人に見てもらえることになりました。ありがたや。
その後も色々なところとコラボ動画を撮らせていただいて、相互誘客ができるほどのコンテンツに成長することができました。
再生数も目標である10万に到達し、ニコニコ動画では270本の動画をあげることができました。
ミソのデュエルのミソ、Youtubeへの投稿を開始!
諸行無常。
栄枯盛衰。
長らくニコニコ動画であげ続けてきた「ミソのデュエルのミソ」も、メンバーの就職を機に投稿本数が激減していくことになります。
メンバーの距離が物理的に離れ、趣味に費やせる時間が減り・・・と厳しい状況に。
同時期からニコニコ動画自体も衰退の一途をたどり、「まぁ存続していればいいか」というレベルまで落ち込みます。
2015~2016年に計画していたYoutubeへの移行もあえなく中止。
遊戯王を触る時間はそこまで減りませんでしたが、動画に関わる時間は激減することになります。
しかし2017年、オックン(https://twitter.com/onisys) の誘いを受けて「ミソのデュエルのミソ」最後の挑戦としてYoutubeに投稿を行います。
ミソのデュエルのミソ(Youtube版)
その後は動画になっている通り、サンダーさんのパワーを受けて動画本数も激増したり激減したり再生数も増えたり減ったりしながらなんとか存続をしています。
また、新たなメンバーとして、ドリルフィールド(https://twitter.com/Drill_field) を取り入れました。デッキビルド力の高いドリルフィールドの参加を皮切りに、よりパワーアップを目論んでいる最中です。
因みに、ニコニコ動画に「Youtubeへ移行しました」という動画はあげてません。
ミソのデュエルのミソの参謀アスラギと話し合った結果、それをやってしまうと一生ニコニコ動画に戻れなくなるから、という結論に至ったからです。
ニコニコ動画をホームとして育ち、ニコニコ動画の視聴者に見守られてここまで来たので、いつかはニコニコ動画に貢献したい気持ちがあります。
いつかもっと成長できた時に、なにかしらの形で恩返しができればと思います。
まぁ、わがままですけどね。
今後
以上、なんと5回にわたり私の人生と遊戯王ライフを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
動画投稿からはかなり駆け足に紹介しました。そこら辺は動画を見ていただければ流れがわかると思うので、そちらをご覧いただければと思います。
私も早いものでもう29歳。
動画を始めた時は20歳。
ミソのデュエルのミソ第1回は2010年9月1日なので、2019年9月1日以降はもう10周年です。
この9年間で色々な面が成長したと思う反面、皆さんの期待に応えられず申し訳ないなと思うことも多いです。
今の私の人生を象る多くのものは遊戯王から作られたものです。
かなり周りに恵まれ、運良く皆さんに支えられてきました。
今後は遊戯王界ひいてはカードゲーム業界の発展に寄与できるような活動をしていきたく、このガチまとめさんで記事を書かせていただいているのもその一環で、私の経験を伝えることで何か皆さんに伝わるものがあればいいなと思いながら書いています。
年内ぐらいには、「ミソのデュエルのミソ」も私の活動も新たなステージにいけるように頑張っていきますので、より一層のご声援、ご愛願のほど、よろしくお願いいたします。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ
【前回の記事】ミソの定期連載その4 自己紹介~動画メンバーとの出会い編~
【次回の記事】オフ会の勧め ミソの定期連載その6