来たる8月5日、新殿堂カードの発表や新主人公の発表が行われた夏の公式生放送。
その終盤にて、突然公式から新フォーマット「デュエパーティー」が発表されました。
デュエパーティーとは
デュエル・マスターズで、カジュアルに多人数戦を遊ぶために制定されたフォーマットです!3-4人の仲間に声をかけ、是非遊んでみてください!デッキ構築ルール
https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/ より
◆デッキ枚数:60枚(パートナー含む)
◆デッキのカードは全て1種(ハイランダー)。
◆使用可能カードは殿堂レギュレーションに準拠(プレミアム殿堂のカードはデッキに入れられません)。
◆フォーマット:オリジナル
◆パートナー要件:コスト5以上のクリーチャー1枚
デュエマのお兄さんであるマジック・ザ・ギャザリングの大人気フォーマット、「統率者戦」を上手く調整してデュエマナイズしたようなフォーマットに、カジュアルフォーマットが大好きな研究所は沸き立ちました。
そして、その日は殿堂発表そっちのけで「何パートナーにして組むよ?」トークで徹夜し、一週間も立たずに集まってデュエパーティーするほどの盛り上がりっぷりです。
というわけで、お久しぶりです。らすねです。
第62回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。
今回は、宇宙最速で新フォーマット「デュエパーティー」のデッキの研究成果を発表したいと思います。
60枚もあるのに格安でいけるのかって?
もちろん大丈夫です。
ちょっとはみ出ましたが、5000円とちょっと(2022年8月12日現在)に収めました!。
そんなわけで、この記事を読んだらすぐにデッキを組んで新たなフォーマットに殴り込んでいきましょう。
マジで楽しいですよ、デュエパーティー!!!
今回の主役(パートナー)となるのは、こちら。
《勝熱百覇 モモキングReVo》(シングル価格:150円)です。
JOでもRXでも英雄でもない、ReVoのモモキングです。
構築戦ではあまり日の目を見なかったクリーチャーですが、このデュエパーティーではめちゃくちゃ強いパートナーの一枚だと思っています。理由は後述。
さて、今回はデュエパーティー研究記事の初回ということで、多くの人の悩みであろう「そもそもデュエパーティーでどんなデッキ組んだらいいかわからない」という部分にフォーカスして、カード個別の動きよりも、「60枚ハイランダーデッキにおけるカードの選び方」をメインに紹介していきたいと思います
もう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
60枚なんで予算も1.5倍になりませんか?って聞いたんですけど、駄目でした。
(シングル価格は、執筆時点(2022/8/12)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)
もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
特に、デュエパーティーは60枚すべて別名カードなのも相まって「構築戦では入らないけど、使ってみたいんだよこれ!」ってカードが輝くフォーマットなので、家に眠っている自分だけのお宝カードを使ってどんどんデッキを改造しちゃいましょう。
デッキレシピ:
先程も言った通り、60枚で5085円(2022年8月12日現在)です。
52+5枚で5000円のクロニクルとギリギリ張り合えます。
ジョーカーズは新年ごとに新しい名前のついた汎用カードが出るのと、再録が定期的に行われているお陰で財布に優しいのが良いですね。
2024年ぐらいのクロニクルデッキがジョーカーズだったらめちゃくちゃ嬉しいです、待ってます。
コンセプト
さて、ほとんど「60枚で組んで遊ぶ、パートナーがいる60枚ハイランダーデッキで遊ぶオリジナル」であるデュエパーティーですが、通常の構築とはゲーム性を大きく変える追加ルールがいくつかあります。
その中でも影響の大きいものを抜粋して紹介します。
◆効果・能力の対象や、攻撃の対象については、どの対戦相手のものでも自由に選ぶことができます。カード中に『相手』と指定があるものの処理については、下記「相手の定義」をご覧ください。
https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/
・テキスト上に「相手」とある場合の「相手」の範囲
原則として、相手プレイヤーのうち、選んだ1人が効果の影響を受けます。
上記の例外として、常在型能力が生成する置換効果以外の継続的効果のみ、相手プレイヤー全員が効果の影響を受けます。
◆カードの能力で自分がゲームに勝利する効果や、相手をゲームに敗北させるような効果は無効となります。同様に、プレイヤーが追加のターンを得る効果も無効となります。
◆同名のクリーチャーは、各プレイヤーにつき各ターン1回までしかバトルゾーンに出すことができません。
要するに
- テキストに「相手」とある場合は、「相手1人」にのみ影響がある。 常在型の効果は基本的に例外。
- エキストラウィン、追加ターンは無効
- 同名クリーチャーは1ターンに1回しか出せない(=ループは無理)
という感じです。
要するに「なるべくクリーチャーで殴り合って楽しくゲームしてね」という事ですね。そりゃまあ、パートナーという形で「毎ゲームかならず引ける上に除去られてもすぐに帰ってくるクリーチャー」がいるなら、勝ちたい人は間違いなくループデッキを組む。俺だってそうする。
これらの追加ルールを元に考えると、デュエパーティーでは「確実な勝ち」を狙うのに手間が掛かるというのがわかります。
いわゆる「大王VANナイン」を揃えて殴り切る、というプランを考えても、3人の妨害をくぐり抜けながらそれらのクリーチャーを揃えるのは至難の技です。
さて、そこで有力な勝利手段として上がってくるのが「無限アタック」です。
普段の1VS1のゲームでは「盾5枚割れば勝ちなんだから、そこまでしないで普通に並べて殴れば良くない?」となりますが、盾が初期6枚×3人の18枚あるゲームなら話は変わってきます。Sトリガーによる妨害を考えなければ、1回のバトルで勝てる可能性があるというのは大変魅力的です。
そうでなくても「こいつを放っといたら次のターン勝ちそう」と思ってる人間をさっと倒せるのは、多人数戦ではかなりのアドバンテージになります。
それだけの打点が瞬時に作り出せるなら「俺があいつ倒すから協力しようぜ」といういわゆる「政治戦」がやりやすくなります。
さて、前置きが長くなりました。
このデッキは手札に《スパダチ キャンベロR》を引き込んで、パートナーゾーンにいる《勝熱百覇 モモキングReVo》とのデザイナーズコンボである無限アタックを決めて、一気に3人倒して勝ち!!!!というデッキです。
暴力……やはり暴力はすべてを解決する。
採用カード解説
メインギミック
《 勝熱百覇 モモキングReVo 》
【 クリーチャー 】
種族 ヒーロー・ドラゴン / ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー11000 / コスト7
■キリフダッシュ [fn08](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn08]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分の手札にあるチーム切札すべてに「キリフダッシュ [fn02]」を与える。
■キリフダReVo:このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置き、自分のマナゾーンから3枚まで手札に戻し、その後、自分のマナゾーンのカードをすべてアンタップする。
というわけで今回のデッキのパートナー。
デュエパーティーにおけるパートナーは
- ゲーム開始時に「パートナーゾーン」に置かれていつでも召喚できる。(キリフダッシュやニンジャストライクなどの、ゾーンを指定していない召喚許可能力も使える)
- バトルゾーン以外に置かれた時 、マナゾーンのカードを1枚デッキの一番下に置いてパートナーゾーンに戻せる
という特別優遇存在です。
特に2番めのルールの影響が凄まじく、《 勝熱百覇 モモキングReVo》は「いつでもキリフダッシュで呼んでマナと手札を整えてワンショットキルのチャンスを作り出せる上に、除去されても次のターンまたワンショットキルを狙える。しかも、除去されなかったらそれはそれでキリフダッシュ付与を生かして攻め込める」という存在として相手に立ち塞がります。
つまり、キリフダッシュ8を達成できる状態になればほぼ勝ちと同義です。
出せる盤面になったらドンドン出してキリフダッシュしましょう。
この最強のパートナーを活かすために、デッキのカードは「マナを伸ばすカード」「チーム切札」を中心に選んでいます。
《 スパダチ キャンベロR 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火 / パワー5000 / コスト4
■キリフダッシュ [ff10] (自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [ff10] 支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■自分のチーム切札の召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■キリフダReVo:このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によってバトルゾーンに出たターンの間、自分のクリーチャーが攻撃する時、自分のチーム切札をすべてアンタップする。
400円
モモキングReVoと連携するように作られた「スパダチ」の1人にして、このデッキのフィニッシャーです。
キリフダッシュ10という法外なコストを、モモキングRevoの「 自分の手札にあるチーム切札すべてに「キリフダッシュ 2」を与える」効果により、 2コストにして呼び出す……というデザイナーズコンボですね。
Revoのキリフダッシュでマナを全部起こす→キャンベロをキリフダッシュ2で読んで、無限アタックモードをON→無限アタックで勝ち!がこのデッキのコンセプト……なのですが、この効果は「場に出たターンの常在型能力」のためキャンベロRが居なくなると無くなります。
というわけで、シールドが弱そうな相手を狙って殴りましょう。
実際の所、無限アタックで勝ち切るよりも「キリフダッシュで暴れて削ったシールドをReVoを再召喚しまくって、他のチーム切札も合わせて割り切って勝つ」方が多いです。仲間の絆が大事ということですね。
初動
デュエパーティーデッキを組むときのコツですが、特に初動は「同じ役割のカードを揃える」ということを意識しましょう。
例えば、このデッキは《勝熱百覇 モモキングReVo》のキリフダッシュを起動して勝つデッキなので、通常のキリフダッシュデッキと同じように「クリーチャーが残る初動」を中心に集めていきます。
奪取サイクルの人たち
一撃奪取の親戚
2マナから
1マナ増やす組
3マナで1マナ増やす組
とまあこんな感じに、60枚デッキでも40枚と同じぐらい動けるように、同じ役割のカードをしっかり採用していくのが大事です。
60枚デッキだからといって薄まらないようにする、という意識でカードを選んでいきましょう。
カードを探すのには公式のカード検索も役に立ちますし、カーナベルの個別のカードの商品ページには「このカードを買った人はこんなカードも買っています」の欄があるので、近い・似たデッキで採用されるカードがひと目で確認できます。すごいぜカーナベル!!!!!
さて、次にデュエパーティーデッキを組むときのコツその2。
それは、「サーチカードを活用する」です。
通常の構築フォーマットでは「40枚デッキのうちの4枚」から1枚を引けばいいため、どちらかと言えばドローカードが採用されがちですが、60枚全てがバラバラのデッキであるデュエパーティーでは、サーチカードによって即座に目当てのカードを手札に呼び込むことができます。
《のぞぐち出世 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中からジョーカーズを1枚選び、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
50円
というわけでこんな奴まで採用されます。チーム切札にしてジョーカーズのサーチができる、まさにデュエパーティーのために生まれたようなカードです。
《爆熱 タイガー・ヴァーム》
【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト4
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。バトルゾーンに自分の多色クリーチャーがある場合は、両方を選んでもよい。
▼自分の墓地にある、このカード以外のカードをシャッフルする。その中から1枚、見ないで選び、手札に加える。その後、残りのカードをすべて表向きにして墓地に戻す。
▼自分の山札を見る。その中からクリーチャーを1体選んで相手に見せ、自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
50円
大人の事情により《ディメンジョン・ゲート》も《五郎丸コミュニケーション》も《ライフプラン・Re:チャージャー》も採用できないので、いい感じのカードを探してたら見つけたカード。
序盤はゆっくりとゲームが進むデュエパーティーでは、1マナの差よりも多色がいればアドバンテージが取れることのほうが大事なので、このデッキにはこっちの方があってると強弁します。
これに限りませんが、サーチカードも政治戦の道具としては非常に有用です。「ちょっと除去持ってきてあいつのクリーチャー倒すから、殴らないでくれない?」など、上手く手持ちのカードを活用して多人数戦を生き延びていきましょう。裏切られても泣かない。
《 ドンドド・ドラ息子 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
■自分の手札にある火のジョーカーズ・クリーチャーすべてに「J・O・E 2」を与える。 (「J・O・E 2」を持つクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、それを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からジョーカーズを1枚、自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
【キリフダッシュ】デッキを組んでる人にはお馴染みでの太鼓マン。
知らない人のために書いておくと、キリフダッシュは「召喚」扱いのため、このカードによって付与された「 J・O・E2」を適用しながら召喚することができます。つまり、キリフダッシュ持ちを2軽減しながらサーチもできる超万能クリーチャーとなるわけです。
パートナーの《勝熱百覇 モモキングReVo》に適用した場合は、 J・O・Eを適用することで能動的にパートナーゾーンに帰ることができて、毎ターンキリフダッシュ能力でマナを整えながら攻め込む(上に1ドローも貰う)ことができるので、構築戦の10倍ぐらい強いです。
(公式サイトを参照する限り、非公開領域への移動もパートナーゾーンへ戻せるよう読めますが、後日詳細ルールが公開されて「できない」と明言されたら書き直します)
チーム切札と愉快な仲間たち
デュエパーティーのデッキを組むコツその3。
それは「除去をしっかり取る」です。
通常の構築戦での除去カードは大事ですが、特にデュエパーティーでは「メタクリーチャーや置物が自分にだけ刺さって動けない」という状況が致命的になります。特に、このデッキはパートナーゾーンからのキリフダッシュを起点に攻めるデッキなので、《とこしえの巨人》などは致命的。
二人対戦に比べるとアド損が大きいですが(除去した人と自分が1アド損して、他の二人は何も失わないので)、こういう詰みの状況を避けるためにも、なるべく取り回しのいい除去カードを取っていきましょう。
さて、コツを全部紹介したところでここからは、デッキの中に入っている愉快な仲間たちをピックアップして紹介していきます。
《 飴の女王 スイート 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / スペシャルズ / 文明 火/自然 / パワー6000 / コスト6
■キリフダッシュ [fn03] (自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[fn03]支払って召喚してもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、そのカードとコストが同じ相手のクリーチャーをすべて破壊する。
50円
《 ホアート・サケビーJr. 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー4000+ / コスト5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。
チーム切札のカードプールのぶ厚さを象徴するかのような、除去とブーストを両立するクリーチャーたち。
特に《飴の女王 スイート》は2マナのクリーチャーから次のターンブーストしつつ攻め込めるハイスペックカードで、不確定な除去も的の多い多人数戦では非常に輝きます。なんなら最初はこいつをパートナーにして組もうかと思ってたぐらい。
《ホアート・サケビーJr》は、単体で9000を落としつつ7マナに繋げるナイスガイ。ゆっくりとした混戦になりがちな多人数戦では、こういう堅実なアド取りカードはめちゃくちゃ強いです。
《 オーシャン・ズーラシマ 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー10000 / コスト7
■キリフダッシュ [fn05](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn05]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべてマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
130円
4・5ターン目に出てきて複数ブースト3ドローを約束してくれるクリーチャー。
見落としがちですが、デュエパーティーは「初手6枚+先行もドロー可能」という手札じゃぶじゃぶスタートのため、こういう「手札→マナ」のカードはかなり取り回しが良かったりします。モモキングReVoは常にパートナーゾーンに居る上にマナ回収もできるため「重要なパーツがマナに落ちて困る」という悩みからは無縁なのも◎。
《激龍剛撃 ドン・ドドフェル》も同じ枠です。
《 ジャック・豆ルソン 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4
■キリフダッシュ [nn03](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [nn03]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーは自身のクリーチャーを1体ずつ選び、マナゾーンに置く。
緑によくある「お互いにマナに置く」系の除去クリーチャーですが、こいつはなんと「各プレイヤー」と書いてあるため、出すだけで全員に1枚除去を強制するすごいやつです。
タカラトミーはこのフォーマットを想定していた……?
何度も言ってるように、モモキングReVoはキリフダッシュ時の能力がとても強いので、こいつを絡めて「敢えてパートナーゾーンに戻す」という戦略が有効です。
ただし、1ターンに1回しか出ない縛りには気をつけましょう。
このデッキの回し方
①クリーチャーとマナを用意して、キリフダッシュの準備!
軽減能力やマナブースト能力を持つ軽量クリーチャーを並べて、「キリフダッシュ8」を始動できるように動きます。
「いつでも無限アタックでお前を倒せるんだが?」という姿勢が圧力を掛けていきましょう。
②サーチやマナ回収でワンショットキルの準備!
チーム切札擁する優秀なアドバンテージクリーチャーを活用して、手札かマナに《スパダチ キャンベロR》を持ってきましょう。
マナゾーンに落ちた場合でも、《 勝熱百覇 モモキングReVo 》のキリフダッシュ能力で回収できるのでご安心を。
自分以外に勝ちそうな相手がいたらしっかり妨害をしましょう。
③無限アタックで全員なぎ倒せ!
準備が整い次第、《 勝熱百覇 モモキングReVo 》 の「キリフダッシュ2」付与から 《スパダチ キャンベロR》 を呼び出して、無限アタックを決めて全員殴り倒して価値です。
《スパダチ ケントナークR》はキリフダッシュで召喚することで、トリガークリーチャーやニンジャストライクを完封することができるので、上手いこと揃った場合は一緒に添えて射出しましょう。
採用候補のカードたち
《 バックトゥーゴ・クーチャー 》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 火/自然 / パワー7000 / コスト8
■キリフダッシュ [fn05](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [fn05]支払って召喚してもよい)
■スピードアタッカー
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがジョーカーズ・クリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。それ以外なら、山札の下に置く。
1100円
「キリフダッシュ」戦略を飛び越えてジョーカーズを直接踏み倒す大型クリーチャー。
デュエルマスターズというゲーム、「無差別な全体除去」が本当に少ないので、こういうひたすらに盤面にクリーチャーを出せるカードは多人数戦でも強いです。
《ジョリー・ザ・ジョニー Final》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー15000 / コスト10
■相手のマナゾーンにある文明1つにつき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
■このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーに攻撃できる。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、バトルゾーンにある相手のカードを各文明1つずつ選ぶ。相手はそれらのカードを好きな順序で山札の下に置く。
既に構築戦でも大活躍している、ジョーカーズ最後の資格。
ルール上、軽減効果は「誰か1人を選んでそのマナゾーンを参照」となりますが、4人集まれば1人ぐらいは3色ディスペクターのデッキを組んでいるので(断言)、4マナで出すことが出来ます。
一度場に出てしまえば、攻撃する度にアドを取る最強クリーチャーです。
《アイアン・マンハッタン》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 火 / パワー8000 / コスト9
■J・O・E 2 (このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、これを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のシールドを2つ選ぶ。このクリーチャーは、相手のそれ以外のシールドをすべてブレイクする。その後、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、次のターン、相手は2体以上クリーチャーをバトルゾーンに出せない。
580円
シールドを固める相手を強制的にデスマッチ状態にする、ジョーカーズの最終兵器。
シールドが6枚スタートで且つ、ゆっくりとしたアド取りが肯定されるゲームなので、こういう「全部ひっくり返して倒す」手段はとても大事です。
おまけの様な封殺効果も、パートナーを起点としてリカバリーを防ぐことができて強い。
《 勝熱と弾丸と自由の決断 》
【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / コスト4
■G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶︎バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。
▶︎このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。
▶︎相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。
650円
なんかメモリアルパックのカードばっかり紹介してるな!?
カード指定除去、クリーチャーの疑似SA化、能力無視とキリフダッシュ戦略に必要なものが色以外すべて揃った超便利カード。
想定外のカードに困らされやすい多人数戦では、こういう「あらゆる状況で腐らない」モードを持つカードは大変便利だとされています。これ組み方のコツ4だな。
おわりに
お疲れ様でした!!!!!!!!!!!!!
普段のオリジナルのデッキはどれだけ多くても15種類ぐらいしかカードが入らないんですが、デュエパーティーのデッキは60種類のカードが入ってるので、解説がめちゃくちゃ大変ですね。
読んでる側も大変だったと思います。
それでも、こういう多人数戦カジュアル戦の楽しさの布教をするのは大好きなので、これからも機会があればデュエパーティーの記事を書いていきたいです。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
ハッシュタグにデュエパーティーの感想がいっぱい集まって「デュエパーティー担当のらすねです!」となれば嬉しい!!!という野望を持っていこうと思います。