昨日、公式Xにて、『LEGACY OF DESTRUCTION(レガシー・オブ・デストラクション)』に新規カードが発表されました。
その新規カードである《連慄砲固定式》がXを中心に話題になっています。
どうやら、 共通テストで役に立つとのうわさが...。
元数学教師である、クワズが《連慄砲固定式》 について調査していきます。
目次
効果のおさらい
《連慄砲固定式》
【通常罠】
①:レベル・ランクの合計が、お互いの手札・フィールドのカードの数と同じになるように、自分のEXデッキからXモンスター2体(同じランク)と融合モンスター1体を除外する。その後、以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、レベル・ランクの合計がそのモンスターのレベル・ランクと同じになるように、自分の除外状態の、Xモンスター1体と融合モンスター1体をEXデッキに戻す。その後、相手フィールドのカードを全て除外する。
条件さえ整えば、相手のフィールドのカードを全て除外するというド派手な効果を持っています。
話題となっているのはその条件が恐ろしくややこしいところ。
おそらく「連立方程式」(連立一次方程式)に由来しており、文系の遊戯王プレイヤーには扱うのは困難かもしれません。
脳が拒む文章をしていますが、内容を理解していれば、思ったより難しくないです。
数学の授業の時間です。
数学の問題っぽくまとめると以下のようになります。
自然数x,y,n,mを次のようにおく
x=エクシーズモンスターのランク
y=融合モンスターのレベル
n=お互いの手札、フィールドの数の合計
m=相手モンスターのレベル・ランク次の方程式を解け。
2x+y=n
x+y=m
先生わかりません!
では、教科書の42ページを開いて、音読してください(トラウマ)
冗談はさておき、 実際の手順としては以下の通り
- 発動の前に、お互いのフィールド・手札のカードの合計数、対象に取りたいモンスターのレベル・ランクを数える。
- 同ランクのエクシーズモンスター2体+融合モンスター1体の計3体をエクストラデッキから選び除外する。(ランクとレベルの合計数が最初に数えた数値と同じになるようにする。)
- 相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、自分の除外状態のエクシーズモンスターと融合モンスターを1体ずつエクストラデッキに戻す。(戻したランクとレベルの合計が選んだ表側表示モンスターのレベル・ランクと同じになるようにする。)
例題を使いながら、使い方を学びましょう。
例題
《自分フィールド》
《相手フィールド》
1. まず、 お互いのフィールド・手札のカードの合計数、対象に取りたいモンスターのレベル・ランクを数える。
- 相手と自分の場と手札の合計=9
- 相手フィールドのモンスターのレベル=8
2. 次に、9(相手と自分の場と手札の合計)になるように 同ランクのエクシーズモンスター2体+融合モンスター1体の計3体を除外する。
- 1(エクシーズ)×2+7(融合)=9
3. 最後に、8(相手フィールドのモンスターのレベル)になるように 自分の除外状態のエクシーズモンスターと融合モンスターを1体ずつエクストラデッキに戻す。
- 1(ベビートラゴン)+7(双頭の雷龍)=8
以上の工程を踏むと相手の場を全て除外できます。
一連の流れは共通テストに出るので、メモしておきましょう。(でません)
どう使う?
お互いのフィールド・手札のカードの合計数はかなり不安定である為、エクストラデッキの組み合わせはいくつか用意しておくと良いです。
ただ、除外するエクシーズモンスターは同ランクが必須なので、複数のランクを準備しようとするとエクストラデッキをかなり圧迫します。
なので、エクシーズモンスターは1つか2つ程度のランクに絞り、融合モンスターで調整することをおススメします。
また、相手フィールドのモンスターのレベル・ランクを固定するために【壊獣】モンスター等を採用しておくとより、条件を満たしやすくなります。
あと、事前準備としてペンと計算用の紙は必要かもしれません。
もし使いなれたら、《壱時砲固定式》 も使用して、相手の思考にダイレクトアタックをかましましょう。
今回のまとめ
- 難解な条件を満たせば、相手フィールドが崩壊
- 共通テストには役に立ちません
- ペンと計算用の紙を持っていこう
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