こんにちは、神結です。
特に深い理由はないんですが、このカードを主役としたデッキの紹介を考えていたんですよね。
でもどう考えても主役にはならないカードなので該当するものもなく、諦めました。デッキに1枚くらい差すことはあったんだけどな。
というわけで「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。
今回は【赤緑ヴァイカー】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
爽快! BUNBUNヴァイカー!
というわけで今回の名作デッキは、【赤緑ヴァイカー】になります。
このデッキは主に超天篇の終期(2019年末~2020年始め)に活躍してくれました。
リストはこんな感じ。
デッキの主役は、もちろん《BUNBUN・ヴァイカー》です。
【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / ソニック・コマンド / ワンダフォース / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、その攻撃中にそのクリーチャーがシールドを1枚以上ブレイクしていれば、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■自分のターンの終わりに、バトルゾーンに自分のGRクリーチャーが3体以上あれば、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
《BUNBUN・ヴァイカー》のメイン能力は、自分のクリーチャーがシールドをブレイクした攻撃の後にGR召喚をする、というもの。
これを生かしてGR召喚を連打しながらワンショットを決めるというのが、このデッキのコンセプトになります。
ヴァイカーで一気に走り抜けていくのはやっぱり爽快ですよ。
特にこの当時のGRクリーチャーは強力で、《マリゴルドⅢ》も健在。
《ダダダチッコ・ダッチー》や《‟魔神轟怒”ブランド》、《マシンガン・トーク》と、まぁ「だいたい何を引いても攻撃が続く」ような状況を作り出すことが出来ます。
また、ヴァイカーの横に並ぶアタッカーとして《爆烈マグマロイヒ》がいます。
【 クリーチャー 】
種族 フレイム・コマンド / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
《爆烈マグマロイヒ》は、横のクリーチャーをタップすることで、自身をアンタップ出来ます。
要するに マグマロイヒでアンタップしながら殴る→ヴァイカーの効果でGR召喚→いま出てきたGRをタップしてマグマロイヒで殴る という動きが出来るわけです。
こうして殴る過程で《マリゴルドⅢ》から《お騒がせチューザ》や《単騎連射 マグナム》を繰り出したり、《‟魔神轟怒”ブランド》から超過打点を作ったり、という展開を狙うことになります。
そう言えば《お騒がせチューザ》がキッチリ使われた環境デッキって、いまのところこのデッキが最後だったかも……?
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 火 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。
このクリーチャーがタップされている時、誰も呪文を唱えることはできない。
オーロラ+ネイチャーのスーパーコンボ
いま当たり前のように「ヴァイカーで殴りながらマリゴルドを出したり、マグマロイヒを添える」って書きましたけど、《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》のマナドライブは6ですし、《BUNBUN・ヴァイカー》と《爆烈マグマロイヒ》が横並びしているんですよね。
そんな一見「ん?」という状況を実現するのが、《逆転のオーロラ》からの《生命と大地と轟破の決断》とかいうスーパーコンボです。
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト5
自分のシールドから好きな枚数を裏向きのまま選び、表向きにして自分のマナゾーンに置く。
(プレミアム殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト5
■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
ですので2ブースト→4マナで《チキチキ・JET・サーキット》などを押し付けつつ、相手がこれに対処しようとすれば5マナで《逆転のオーロラ》で10マナ域に達し、そのまま生まれた5マナで《生命と大地と轟破の決断》を唱える訳です。
ですので、このデッキは多色を一切採用していません。コンセプト上、多色とは完全に共演NGなんですよね。
また《逆転のオーロラ》についても、ツインパクト版と合わせて驚異の8枚採用です。まつがん先生基準で言えば、これだけでデッキコンセプトたり得ます(?)
実際オーロラを撃てないと始まらないので、8枚あってくれてありがとうなんですけどね。また複数引いているときは2→4から《ラ・ズーネヨマ・パンツァー》を召喚して、オーロラからの5枚ブーストとかもしたりします。マナはあるに越したことないですからね。
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト4
■ガードマン(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:逆転のオーロラ
文明:自然
コスト:5マナ
■自分のシールドを好きな数、マナゾーンに置く。
そして《生命と大地と轟破の決断》が撃てる状況になっちゃえば、後は《BUNBUN・ヴァイカー》×2とか、《BUNBUN・ヴァイカー》+《爆烈マグマロイヒ》とかで走り抜けます。
当時はまだG・ストライクとかもなかったので、結構受けにくい印象はありました。
そんなわけでこのデッキは、そのわかりやすさや爽快感もあって結構な人気デッキとなります。Tier1ではないんですけど、大会行けば3~4人は使ってるかな、といった感じ。
そもそも《BUNBUN・ヴァイカー》自体が、結構人気のあるカードでしたね。
思えば、超天篇というチェインコンボ全盛の時代。わかりやすく楯を殴るカードが人気になったのも、わかる気がします。
ちなみにその《BUNBUN・ヴァイカー》は、歴代最強パック候補の筆頭でもある「零誕!魔神おこせジョルネード1059‼︎」出身です。
このデッキで言えば《生命と大地と轟破の決断》も《マリゴルドⅢ》も《ダダダチッコ・ダッチー》も《‟魔神轟怒”ブランド》も《DROROOON・バックラスター》もこのパック出身です。
なんか地元同じ人で組んだバンドチームみたいですね。
最終的にこのデッキは《マリゴルドⅢ》のプレミアム殿堂が痛手となり、《BUNBUN・ヴァイカー》系のデッキはその後【赤白ヴァイカー】が主となっていきます。
現在では《生命と大地と轟破の決断》もプレ殿となっているため、完全にこのコンセプトの再現は不可能になっています。
《BUNBUN・ヴァイカー》自体も、GR召喚が《とこしえの超人》で簡単に止まることもあり、現在のアドバンス環境で見ることがなくなってしまいました。
ただアドバンスは何かいつ勝ってもおかしくないので、もしかしたら今後しれっと入賞報告が出てくるかもしれませんね。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第84回は私の大好きな【赤緑ヴァイカー】でした。
個人的には《BUNBUN・ヴァイカー》がどうというよりも、オーロラ+ネイチャーの全裸突撃コンボが男らしくて好きですね。
ラズーネが絡んでるとネイチャーが2回撃てたりして宇宙なんだよな。ヴァイカーヴァイカーロイヒチューザみたいな盤面が出来て流石にオモロイ。
あとこのデッキのGR構成は結構独特な上、GRクリーチャーの扱いが上手いというか、「カード性能としてもクリーチャーとしても使える」という利点をフルに生かしている感じがするんですよね。
まぁプレ殿も絡んでるので大会では使えないんですけど、GR体験の入り口としてはかなりいいデッキだと思うので、GRゾーンを使ったことない方々にはぜひ、ゲートボールでもなんでも機会があったらちょっと触って欲しいデッキだったりします。おもしれえデッキだから。いや、ホントに。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。
それではまた来週会いましょう。