はじめに
皆さまこんにちは、ツルクボーガンです。今回は《覇勝星イダテン》を主軸にしたデッキを紹介したいと思います。
このデッキテーマは「勝鬨」「梁山泊」等様々な俗称がありますが、今回の記事内では【イダテン】という呼び方で統一したいと思います。よろしくお願いします。
さて、そんな【イダテン】ですが、これは遊戯王アークファイブに登場したライバルキャラ、勝鬨が使用したテーマです。
コレクターズパック2018にて初登場し、意外な人選から当時話題になった記憶があります。
蓋を開けてみれば研究するほど面白さが分かるいぶし銀なテーマでした。
この機会に知っていただければ幸いです。
【イダテン】デッキレシピ
【イダテン】デッキの特徴
冒頭で述べた通り、【イダテン】は《覇勝星イダテン》を主軸にしたデッキです。メインデッキは地属性と光属性の戦士族、特にレベル5のモンスターを中心に構成していく事になります。
主力となる融合モンスターはどれも戦闘で優位に立つ事に長けており、それが高いライフカット能力と場持ちの良さに繋がっています。
相手の展開を妨害できるモンスターや魔法・罠カードこそありませんが、様々な戦士族モンスターにアクセスできる点や展開に制約がかからない点を生かし、汎用カードでフォローする事ができます。
「モンスター同士の戦闘で主導権を握りたい!」「様々な戦士族モンスターを活用したい!」そんなプレイヤーにオススメです。
【イダテン】カードの解説
地属性か光属性でレベル5の戦士族モンスター
《天融星カイキ》
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 戦士族 / 攻1000 / 守2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。自分の手札・フィールドから、戦士族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
②:元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つレベル5以上の戦士族モンスターが自分フィールドに存在している相手ターンに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
特殊召喚した場合に戦士族の融合モンスターを融合召喚できる効果と、相手ターンに条件を満たしていれば墓地から自身を特殊召喚できる効果を持った光属性のモンスターです。
条件さえ満たしていれば相手ターン毎に特殊召喚し、繰り返し融合効果を使用できます。
このカードのおかげで主力となる融合モンスターを途切れさせずに出力していけます。
早い段階で墓地へ送っておきたいところです。
また、融合召喚を行う効果は自分ターンに特殊召喚しても使用できるため、他のカードの効果で特殊召喚を狙うのも手です。
《地葬星カイザ》
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 戦士族 / 攻1000 / 守2100
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは自分フィールドの光属性または地属性の戦士族モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したこのカードの攻撃力は、リリースしたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
②:自分の墓地から戦士族モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから光属性または地属性の戦士族モンスター1体を墓地へ送る。
出典:遊戯王公式データベース
自分フィールドのモンスターをリリースする事で、攻撃力を上げながら手札から特殊召喚できる地属性のモンスターです。
デッキから地属性か光属性の戦士族モンスターを墓地へ送る効果も持ち、《天融星カイキ》と連携を取りやすくなっています。
また、レベル5以外のモンスターも墓地へ送れるため様々なモンスターとの橋渡し役となってくれます。
《アマゾネスの戦士長》
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 戦士族 / 攻1900 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または「アマゾネス」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「アマゾネス」魔法・罠カードまたは「融合」1枚を選んで自分フィールドにセットする。
このターン、自分は「アマゾネス」モンスターでしか攻撃できない。
出典:遊戯王公式データベース
本来は【アマゾネス】のカードですが、このデッキと非常に相性がいい地属性のモンスターです。
緩い条件で手札から特殊召喚でき、そのまま《融合》をデッキから持ってきてくれるため、このデッキの先行展開において欠かせない存在です。
ただし、カードをセットする方の効果を使用したターン中は【アマゾネス】モンスター以外で攻撃できなくなってしまいます。
このデッキにおいてこの制約は重要な戦闘の機会を放棄する事に等しいため、戦闘を行うターンではセットする効果を使わない前提で展開プランを考えるようにしましょう。
《ジョーカーズ・ナイト》
【 効果モンスター 】
星 5 / 光 / 戦士族 / 攻2000 / 守1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「クィーンズ・ナイト」「ジャックス・ナイト」「キングス・ナイト」の内1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
②:自分・相手のエンドフェイズに、このカード以外の自分の墓地の戦士族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
本来は【絵札の三銃士】をサポートするカードですが、このデッキの展開も大きくサポートしてくれる光属性のモンスターです。
特に条件もなく手札から特殊召喚でき、その際に墓地にもう一体レベル5モンスターを供給してくれます。
また、エンドフェイズに墓地のモンスターをデッキに戻しながら自身を回収する効果も持っており、各種素材として繰り返し使う事ができます。
《異星戦隊 ビッグ・バン》
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。このカード以外のフィールドの全てのモンスターのレベルは1つ下がる。下がったモンスターの数だけこのカードのレベルを上げる。
③:自分バトルフェイズ及び相手メインフェイズに、このカードのレベルが8以上の場合に発動できる。フィールドの他のカード1枚を破壊し、このカードのレベルは5になる。
出典:遊戯王公式データベース
エクストラデッキから特殊召喚したモンスターがいれば手札から特殊召喚できる光属性のモンスターです。
他のモンスターのレベルを下げることで自身のレベルを上げ、上げたレベルをもとに戻すことで除去を行う、という効果も持っています。
後述の《覇勝星イダテン》から綺麗に繋がり、そのまま相手ターンでも使える除去によって妨害役として活躍してくれます。
味方のレベルを下げてしまうため、後続の展開を阻害してしまう可能性がある点には注意です。
主力となる戦士族融合モンスター
《覇勝星イダテン》
【 融合モンスター 】
星 10 / 光 / 戦士族 / 攻3000 / 守2200
レベル5以上の戦士族モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族・レベル5モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、手札を任意の枚数捨てて発動できる。このカードの攻撃力は捨てた数×200アップする。
③:このカードがこのカードのレベル以下のレベルを持つ相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。その相手モンスターの攻撃力をそのダメージ計算時のみ0にする。
出典:遊戯王公式データベース
レベル5以上の戦士族モンスター2体で融合召喚できる、このデッキの主力モンスターです。
融合召喚成功した場合に戦士族レベル5モンスターを手札に加えることができ、そこから状況に合わせて更なる展開に繋げられます。
このカード自体では相手の妨害はできませんが、《異星戦隊 ビッグ・バン》等、サーチ先のモンスターでそこはフォロー可能です。
攻撃力が3000と高く、手札コストこそ必要ですが起動効果によって更に上げることも可能です。
更に自身以下のレベルを持つモンスターと戦闘を行う場合に、相手側の攻撃力を0にしてしまう強力な効果も持ちます。
その自身のレベルも10と高く、レベルを持つモンスターとの戦闘で後れを取ることはそうそうありません。
《覇雷星ライジン》
レベル5以上の戦士族・光属性モンスター+戦士族・地属性モンスター
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。②:このカードがレベルを持たないモンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。③:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、自分の墓地のレベル7以下の戦士族モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
レベル5以上の戦士族・光属性モンスターと戦士族・地属性モンスターの2体で融合召喚できるモンスターです。
こちらは守備表示モンスターを攻撃したときに超過した分の戦闘ダメージを与える貫通効果と、レベルを持たないモンスターとの戦闘で倍の戦闘ダメージを与える効果を持ちます。《覇勝星イダテン》を嫌がりレベルを持たないモンスターでやり過ごそうとした相手に対して攻め込む戦術が強力です。
また、破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに墓地の戦士族モンスターを2体も特殊召喚する効果も持ちます。 そのため《天融星カイキ》で相手ターンに立てておくモンスターの候補にもなります。
《覇道星シュラ》
【 融合モンスター 】
星 12 / 闇 / 戦士族 / 攻0 / 守0
「覇勝星イダテン」+レベル5以上の戦士族モンスター
①:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力は0になる。
②:モンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。その戦闘を行うお互いのモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、それぞれのレベル×200アップする。
③:融合召喚したこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。「覇勝星イダテン」1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
《覇勝星イダテン》とレベル5以上の戦士族モンスターで融合召喚できる融合モンスターです。
素の攻撃力は0ですが、相手フィールドのモンスターの攻撃力を0にする効果と、戦闘を行うダメージ計算時に戦闘するモンスターの攻撃力をそれぞれレベルに応じてアップさせる効果を持ちます。
自身のレベルは最大の12であり、レベルを持たないモンスターも含めてほとんどのモンスターに対して優位に立つ事ができます。
他の味方の攻撃力は下げないため、攻撃力0にした相手に他のモンスターで攻め込む事も可能です。
そのため、元から攻撃力が高いモンスターの攻撃力を更にこのカードで上げることになるため必殺級の破壊力になってくれます。
更に、相手によって破壊され墓地へ送られた場合に《覇勝星イダテン》を融合召喚扱いで特殊召喚する効果も持ちます。素材の厳しさに見合ったプレッシャーを与えてくれることでしょう。
《鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード》
【 融合モンスター 】
星 8 / 光 / 戦士族 / 攻2700 / 守1600
属性が異なる戦士族モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
②:フィールドのモンスターのみを素材として融合召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、自分の墓地から魔法カード1枚を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、このカードの守備力の半分アップする。
出典:遊戯王公式データベース
属性が異なる戦士族モンスター2体という、緩い素材指定で融合召喚できるモンスターです。
自身を対象をとる効果を無効にしつつフィールドのカードを破壊する効果を持つため、他の融合モンスターが苦手とする戦闘前の除去に対して強く出ることができます。
フィールドのモンスターのみを素材としているならば2回攻撃を得る効果を持ち、フィールドに特殊召喚してから融合召喚を行う《天融星カイキ》のおかげでその条件も満たしやすいです。
【イダテン】デッキと相性の良いカード
《聖騎士の追想 イゾルデ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 戦士族 / 攻1600 /
戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王公式データベース
戦士族モンスター主体のデッキをサポートするリンクモンスターです。
《天融星カイキ》は相手ターンにのみ自身を特殊召喚する効果を使うため、最初のターンにこのカードでサーチし、融合素材として墓地へ送っておくのが有効です。
また、《覇勝星イダテン》ではサーチできない低レベルの戦士族モンスターはこのカードでアクセスする事ができます。
このカード自体も戦士族・光属性モンスターなのも嬉しいポイントです。
《蛮族の狂宴LV5》+《バーバリアン0号》
【 通常魔法 】
➀:自分の手札・墓地から戦士族・レベル5モンスターを2体まで選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、効果が無効化され、このターン攻撃できない。
出典:遊戯王公式データベース
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「蛮族の狂宴LV5」1枚を手札に加える。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「バーバリアン」モンスターの攻撃力は500アップする。③:このカードをリリースして発動できる。手札から戦士族・レベル8モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
《蛮族の狂宴LV5》は戦士族レベル5モンスターを効果を無効にしてしまうものの2体も一気に特殊召喚できるカードで、このデッキの展開を大きく伸ばしてくれます。
そしてこのカードは《バーバリアン0号》によって手札に加えることができ、その《バーバリアン0号》はレベル1なので《聖騎士の追想 イゾルデ》でデッキ特殊召喚するのに最適です。
《アマゾネスの叫声》+《アマゾネス王女》
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「アマゾネスの叫声」以外の「アマゾネス」カード1枚を手札に加えるか墓地へ送る。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「アマゾネス」モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できず、対象のモンスターは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
出典:遊戯王公式データベース
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 戦士族 / 攻1200 / 守900
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アマゾネス女王」として扱う。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アマゾネス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③:このカードの攻撃宣言時にこのカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「アマゾネス王女」以外の「アマゾネス」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
《アマゾネスの叫声》は【アマゾネス】モンスターを手札に加えることができる速攻魔法カードで、このデッキの先攻での展開に欠かせない《アマゾネスの戦士長》を手札に加える手段となります。
そしてその《アマゾネスの叫声》は《アマゾネス王女》によって手札に加えることができ、そのまま《アマゾネスの戦士長》と《アマゾネスの王女》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》のリンク召喚が可能です。
《アマゾネスの叫声》は1ターンに1枚しか発動できないため、《アマゾネスの叫声》によって《アマゾネス王女》を手札に加えてもその後の展開はそこまで伸びない点には注意です。
《クロシープ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 獣族 / 攻700 /
カード名が異なるモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードのリンク先のモンスターの種類によって以下の効果を適用する。
●儀式:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。
●融合:自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで特殊召喚する。
●S:自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700アップする。
●X:相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は700ダウンする。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王公式データベース
リンク先にモンスターが特殊召喚された場合に、融合モンスターがリンク先にいれば墓地のレベル4以下のモンスターを特殊召喚できるリンクモンスターです。
相手ターンに融合召喚を行える《天融星カイキ》のおかげで効果の発動は狙いやすいです。
ただし、レベル5以上のモンスターがこのデッキの大半を占めている以上、意識せずに回していたら特殊召喚先が存在しないなんて事も起きます。気を付けましょう。
《召煌女クインクエリ》
【 エクシーズモンスター 】
星 5 / 闇 / サイバース族 / 攻1200 / 守2800
レベル5モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分か相手の墓地のレベル5モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分か相手のフィールドに特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの表側表示のレベル5モンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。
デッキからレベル5モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
墓地のレベル5モンスターを特殊召喚できるランク5のエクシーズモンスターです。
序盤からいきなり《天融星カイキ》による融合召喚を行うことができるようになるため、《アマゾネスの戦士長》の《融合》セットに頼れない後攻1ターン目に特に活躍してくれます。
守備力が高く、レベル5モンスターが破壊された場合に発動する効果まで持っているため、場に残しておけば相手に対する牽制となってくれる事でしょう。
《ジャスティス・ブリンガー》
相手フィールド上に存在する特殊召喚したモンスターの効果が発動した時に発動する事ができる。その発動を無効にする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
出典:遊戯王公式データベース
特殊召喚されたモンスターの効果を無効にできる戦士族・地属性のレベル4モンスターです。
《地葬星カイザ》で墓地へ送ってから《クロシープ》で特殊召喚する事で妨害として構えることができ、このデッキでは貴重な相手の効果を無効にする手段となります。
《フェニックス・ギア・ブレード》
【 装備魔法 】
戦士族モンスターか炎属性モンスターにのみ装備可能。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターの攻撃力は300アップする。
②:装備モンスターが攻撃したダメージステップ終了時、このカードを墓地へ送って発動できる。
このバトルフェイズ中、自分の戦士族モンスター及び炎属性モンスターはそれぞれ2回攻撃できる。
③:このカードがモンスターの効果を発動するために、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
《聖騎士の追想 イゾルデ》等のコストにしても回収ができる装備魔法カードです。
装備モンスターの攻撃力を上げ、戦闘後に墓地へ送る事で戦士族全体に2回攻撃を付与できる強力な戦闘補助です。
元々高かった攻撃性能が更に高まるのはもちろん、《天融星カイキ》の特殊召喚条件を満たすためにも使えるため相性がいいです。
【イダテン】デッキの回し方
《覇勝星イダテン》で《異星戦隊 ビッグ・バン》を手札に加える展開の例
【使用カード/条件】
- 《アマゾネス王女》
- 《地葬星カイザ》
【結果】
- 《クロシープ》
- 《覇勝星イダテン》(レベル9)
- 《地葬星カイザ》(レベル4、攻撃力が上昇している)
- 《異星戦隊 ビッグ・バン》(レベル8)
- 《アマゾネス王女》(レベル2)
- 墓地に《天融星カイキ》、《ジョーカーズ・ナイト》
- 手札に《フェニックス・ギア・ブレード》
【手順】
- 《アマゾネス王女》を召喚し効果発動。《アマゾネスの叫声》を手札に加える。
- 《アマゾネスの叫声》を発動。《アマゾネスの戦士長》を手札に加える。
- 《アマゾネスの戦士長》を自身の効果で特殊召喚し、特殊召喚した《アマゾネスの戦士長》の効果で《融合》をセット。
- 《アマゾネス王女》と《アマゾネスの戦士長》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚し、効果で《天融星カイキ》を手札に加える。
- 《フェニックス・ギア・ブレード》をコストとして墓地へ送り、《イゾルデ》の効果発動。《バーバリアン0号》を特殊召喚し、《バーバリアン0号》の効果で《蛮族の狂宴LV5》を手札に加える。
- 《フェニックス・ギア・ブレード》の効果発動。手札に加える。
- 《イゾルデ》をリリースし、手札の《地葬星カイザ》を特殊召喚。
- 墓地の《イゾルデ》をコストとして除外し《カイザ》の効果を発動。デッキから《ジョーカーズ・ナイト》を墓地へ送る。
- 《蛮族の狂宴LV5》を発動し、墓地から《アマゾネスの戦士長》と《ジョーカーズ・ナイト》を効果を無効にし特殊召喚。
- 《ジョーカーズ・ナイト》と《バーバリアン0号》を素材に《クロシープ》をリンク召喚。
- 《融合》を発動。フィールドの《アマゾネスの戦士長》と手札の《カイキ》を素材に《覇勝星イダテン》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚。
- 《イダテン》の効果で《異星戦隊 ビッグ・バン》を手札に加え、《クロシープ》の効果で墓地の《アマゾネス王女》を特殊召喚。
- 《ビッグ・バン》を自身の効果で特殊召喚し、さらに《ビッグ・バン》の効果発動。《イダテン》、《アマゾネス王女》、《カイザ》のレベルをそれぞれ1つずつ下げ、《ビッグ・バン》のレベルを8にする。
【盤面の解説】
先攻展開の例です。《異星戦隊 ビッグ・バン》による相手ターンでの除去に加え、墓地の《天融星カイキ》により状況に合わせた融合モンスターを追加する事ができます。
その際、《クロシープ》で《バーバリアン0号》を特殊召喚する事で返しのターン用の《蛮族の狂宴LV5》も構えられます。
《覇勝星イダテン》で《地葬星カイザ》を加える展開の例
【使用カード/条件】
- 《アマゾネス王女》
- 《ジョーカーズ・ナイト》
【結果】
- 《クロシープ》
- 《覇勝星イダテン》
- 《S:Pリトルナイト》
- 《ジャスティス・ブリンガー》
- 《フェニックス・ギア・ブレード》が《覇勝星イダテン》に装備状態。
- 墓地に《天融星カイキ》
- 手札に《ジョーカーズ・ナイト》
【手順】
※上記の手順6から
- 《聖騎士の追想 イゾルデ》と《バーバリアン0号》を素材に《クロシープ》をリンク召喚。
- デッキの《ジャックス・ナイト》を墓地へ送り、《ジョーカーズ・ナイト》を自身の効果で特殊召喚。
- 《融合》を発動。フィールドの《ジョーカーズ・ナイト》と手札の《天融星カイキ》を素材に《覇勝星イダテン》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚。
- 《イダテン》の効果発動。デッキから《地葬星カイザ》を手札に加える。
- 《蛮族の狂宴LV5》を発動。墓地から《ジョーカーズ・ナイト》と《アマゾネスの戦士長》を特殊召喚。
- 《アマゾネスの戦士長》をリリースし、《カイザ》を特殊召喚。
- 墓地の《イゾルデ》をコストとして除外し、《カイザ》の効果発動。《ジャスティス・ブリンガー》を墓地へ送る。
- 《ジョーカーズ・ナイト》と《地葬星カイザ》を素材に《S:Pリトルナイト》をリンク召喚。
- 《クロシープ》の効果発動。墓地の《ジャスティス・ブリンガー》を特殊召喚。
- 《フェニックス・ギア・ブレード》を《覇勝星イダテン》に装備。
- エンドフェイズに墓地の《ジョーカーズ・ナイト》の効果発動。墓地の《ジャックス・ナイト》をデッキに戻し、自身を手札に加える。
【盤面の解説】
こちらもよく使う先攻展開の例です。
最初に紹介したものと比べた場合、相手への妨害の面ではこちらの方が優れていますが、一方で《フェニックス・ギア・ブレード》を装備させなければならないため返しのターンのフィニッシュ力ではやや劣ります。
《アマゾネスの戦士長》でカードをセットしない場合の展開の例
【使用カード/条件】
《アマゾネス王女》 《地葬星カイザ》
【結果】
- 《クロシープ》
- 《覇勝星イダテン》または《覇雷星ライジン》
- 《召煌女クインクエリ》
- 《アマゾネス王女》
- 手札に《フェニックス・ギア・ブレード》
- 墓地に《天融星カイキ》《ジョーカーズ・ナイト》
【手順】
- 《アマゾネス王女》を召喚し効果発動。《アマゾネスの叫声》を手札に加える。
- 《アマゾネスの叫声》を発動。《アマゾネスの戦士長》を手札に加える。
- 《アマゾネスの戦士長》を自身の効果で特殊召喚。
- 《アマゾネス王女》と《アマゾネスの戦士長》を素材に《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚し、効果で《ジョーカーズ・ナイト》を手札に加える。
- 《フェニックス・ギア・ブレード》をコストとして墓地へ送り、《イゾルデ》の効果発動。《バーバリアン0号》を特殊召喚し、《バーバリアン0号》の効果で《蛮族の狂宴LV5》を手札に加える。
- 《フェニックス・ギア・ブレード》の効果発動。手札に加える。
- 《イゾルデ》をリリースし、手札の《地葬星カイザ》を特殊召喚。
- 墓地の《イゾルデ》をコストとして除外し、《カイザ》の効果発動。《天融星カイキ》を墓地へ送る。
- 《カイザ》と《バーバリアン0号》を素材に《クロシープ》をリンク召喚。
- 《蛮族の狂宴LV5》を発動。墓地から《カイザ》と《アマゾネスの戦士長》を特殊召喚。
- 《カイザ》と《アマゾネスの戦士長》を素材に《召煌女クインクエリ》を《クロシープ》のリンク先にエクシーズ召喚。
- 《クインクエリ》の効果発動。墓地の《カイキ》を特殊召喚。
- 《カイキ》の効果発動。フィールドの自身と手札の《ジョーカーズ・ナイト》を素材に《覇勝星イダテン》または《覇雷星ライジン》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚。
- 《クロシープ》の効果発動。墓地の《アマゾネス王女》を特殊召喚し、更に相手フィールドのモンスターの攻撃力をダウン。
【盤面の解説】
後手から展開する場合の例です。《アマゾネスの戦士長》で《融合》をセットせずに融合召喚を行うために、《召煌女クインクエリ》で《天融星カイキ》を特殊召喚する事で融合召喚を行います。
この時、融合召喚するモンスターは相手の盤面に応じて有効なものを選んでおきましょう。
そのまま《フェニックス・ギア・ブレード》の効果で一気に勝負を決めに行ってもいいですし、墓地に《天融星カイキ》が残っているのでリソース勝負に持ち込むのも一つの手です。
【イダテン】デッキをカスタムするオススメカード
《マナドゥム・リウムハート》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1500 / 守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの、「マナドゥム」モンスターまたは攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「マナドゥム・リウムハート」以外の「マナドゥム」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
レベル4の戦士族・光属性モンスターで、他の【マナドゥム】チューナーと共に採用する事で様々なレベル6シンクロモンスターに繋がる起点となります。
特に《ドロドロゴン》は《覇道星シュラ》を序盤から融合召喚したりとより派手な動きを可能にしてくれます。
【U.A.】モンスター
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 戦士族 / 攻1500 / 守2500
「U.A.パーフェクトエース」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは「U.A.パーフェクトエース」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚できる。
(2):相手ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
出典:遊戯王公式データベース
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / 戦士族 / 攻1800 / 守1800
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは「U.A.リベロスパイカー」以外の自分フィールドの「U.A.」モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚できる。②:相手メインフェイズに発動できる。手札のレベル5以上の「U.A.」モンスター1体をデッキに戻し、そのモンスターとはカード名が異なる「U.A.」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。その後、フィールドのこのカードを持ち主の手札に戻す。
出典:遊戯王公式データベース
【U.A.】は地属性・戦士族で統一されたテーマで、高レベルのモンスターも多数存在するためこのデッキと連携を取りやすいです。
中でも《U.A.パーフェクトクローザー》はこのデッキでは貴重な魔法・罠カードに対する妨害効果を持ったレベル5モンスターです。
《U.A.リベロスパイカー》はデッキから【U.A.】モンスターを特殊召喚する効果を持つレベル4モンスターで、このカードを《クロシープ》等で場に出しておく事で他の【U.A.】モンスターに繋げる事ができます。
魅力的な選択肢となるカードは多いですが、コンボ性が強くなるためデッキの枠はかなり消費してしまいがちな所はネックです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
使い手に負けないほどの武闘派なモンスター達による強烈な一撃には病みつきになってしまうほどの魅力がありますね。
【イダテン】はカテゴリ名を持たないテーマであるため、《異星戦隊 ビッグ・バン》のような意外なところからの強化が今後もあるかもしれませんね。
楽しみです。
それではよきデュエルライフを!