ご挨拶
みなさんお疲れ様です!ご無沙汰しておりました、私です!
第三回トレカライターコロシアムで20本のデッキ紹介記事をぽんぽこ排出したやねろく真剣態と申します。
他人に自分の思考をさらけ出す感覚が忘れられず、この「トレカライターガーデン」の方にも記事を投稿させて頂きます!多分露出の才がありますね!
こちらではデッキ紹介記事というテーマが無いため自由に書けちゃいます!やっぴー!(死語)
文章のカロリーが非常に高いため注意して読んでね!
前説
さて、今回のテーマはこちらです!
「召喚口上」
遊戯王というものの楽しいところはOCG、オフィシャルカードゲームはもちろん、漫画やアニメと平行したストーリー展開、更には商品化であることは間違いないだろうと思います。
その1つの結果として、「アニメキャラのデッキを使い、なりきってデュエルする。」という遊び方がありますね。実際にその遊び方を1つのコンテンツとしてイベントや動画に活用している例もあります。
そこで欠かせないのがこの「召喚口上」!
自分の大型モンスターやエースモンスターを召喚する際に高らかに唱えるあのカッコいい文言です!
アニメ遊戯王では5D'sの頃から定着したメチャクチャカッコいいアレを自分のエースモンスターにも設定してあげよう!というのが今回の趣旨になります!
恥ずかしいよ……。という人は帰れ!こっから先は中二病患者以外は立ち入り禁止だぜ?
注意!カードショップのフリースペースなど他人に迷惑がかかる場所で叫ぶのは大変どうかと思うので止めてください。あと、やってる人の迷惑行為はこの記事の責任じゃないです。多分。
どう考えたら良いか分からん方に
こんな恥ずかしいこと考えたことないから戸惑う……。というまともなあなたにも安心!
この記事では、僕のDEATH(黒歴史) NOTEから10体のモンスターの召喚口上を例として紹介・パターン解析してお送りします!心の痛みで読めなくなってもブラウザバックは許しません!
1.基本形
召喚口上の基本は「連想ゲーム」です!
そのモンスターのモチーフ、外見でそれっぽいイメージを作り何となくむずかしい言葉をチョイスすると立派な召喚口上が出来上がります。まずは基本形の例をどうぞ。
①《ネフティスの鳳凰神》
死を司る神聖なる雌鳥、
不滅の焔で悪しきを焼き払え!
《ネフティスの鳳凰神》!!
……
………。
やめてもいいコレ?キッツ。
だいたいこんな感じです。細かく分析すると、
まず「死を司る」の部分。これは名前に入っているモチーフ、エジプト神話の女神「ネフティス」の連想ゲームです。図書室で神話を借りて一生懸命読んでたみなさんにはここらへんは基礎知識でしょうね。本当は死者の守護神とされていますが、ちょっと過剰にしちゃってもエジプトは許してくれるんじゃないですか?
「神聖なる」というのはいつでもなんでもつけてもしっくりきます。特に光属性ですが。こういう汎用的な文言をつける場合、意味の重複やくどくなることに注意しましょうね。
「不滅の焔でなんちゃらかんちゃら」みたいな部分は効果などから「フェニックス」をイメージしていると判断して甦りをメインに据えそれっぽくした部分です。炎ではなく焔なのがポイントですね!とたんにスペシャリティが出てきちゃう!
モチーフが分からなかったりするときは遊戯王wikiさんのカード解説の下の方に書いてたりするし、カード名の一部で検索すると分かったりしますよ!
というかこいつのモチーフはどうなってるんですかね……。鳳凰とか。
解説という名の自殺はこの辺です。付け加えて言うなら、基本の構成として、
1文目でモンスターのモチーフ、性質、性格の説明。
2文目で決めゼリフ、またはそのモンスターにやって欲しいこと。
みたいにするととてもそれっぽくまとまります。
2.カテゴリ統一
基本形を利用して自分のエースモンスターの召喚口上を作ることはできましたか?
そうしたら次はあなたのデッキの他のモンスターにもつけてあげましょう!テーマデッキの場合、同じカテゴリのモンスターでパターンを作り、イメージを合わせて作るとあなたはもうアニメのキャラクターそのものです!
例には【竜星】シンクロモンスターを用意しました。モチーフの中国の竜星九子も好きだし端末世界のストーリーも好きなんです。
②《源竜星―ボウテンコウ》
意志を繋ぐは吼の星!
正義を背にのせ閃光となれ!
シンクロ召喚、ウー・シンロン!
《源竜星―ボウテンコウ》!!
……パクりました。
☆5シンクロチューナーであるボウテンコウもそのモチーフ、竜星九子の一匹「望天吼」もともに補助的な役割を担います。
更にマスターガイドによると、竜星が合わさるとき、閃光が生じるみたいです。竜星は天体の意味での「星」をイメージしているのでビッグバン的なものだと連想できます。
あとシンクロ召喚のレベルを言うヤツは中国の竜であることを押し出した形ですね。
③《邪竜星―ガイザー》
影を刻むは睚眦の星!
怨みをもって星を浸食せよ!
シンクロ召喚、チー・シンロン!
《邪竜星―ガイザー》!!
闇属性は特にキツい。
「睚眦」という竜はわりと物騒な性質で、わりと物騒なことわざにもなっています。
竜星のストーリー的には、なんか悪い力に染まってる竜星みたいですね。じゃあこんな感じです。
はい次。
④《輝竜星―ショウフク》
水を望むは覇下の星!
輝きをもって星を治めよ!
シンクロ召喚、パー・シンロン!
《輝竜星―ショウフク》!!
覇下というのはモチーフの竜です。別名が多いのも神話の登場人物の特徴ですね。語呂が良いヤツを選びましょ。モチーフの性質からすれば水属性だと都合が良いのですがあいにく光でした。なので、治水の竜であることを絡めて治めよとか言ってみたりした訳ですね。
つぎつぎぃ!
⑤《幻竜星―チョウホウ》
地脈の力と星の力合わさりし時、
災いを討ち滅ぼす閃光となる!
竜星を統べるは眺望の星!!
シンクロ召喚、クー・シンロン!
《幻竜星―チョウホウ》!!
すごい強そうでしょう。このように事前にカテゴリのモンスターのエース以外の召喚口上を言うことにより、対戦相手にも脳内でストーリーが生まれ、よりそれっぽく仕上がるのです。
コレを例となった【竜星】にあやかり「チョウフク効果」と名付けたのは私です。
この「チョウフク効果」のポイントはもうひとつ、《邪竜星―ガイザー》と《輝竜星―ショウフク》に注目してください。
ここでは光属性と闇属性ということもあり、口上の文の構成を同じようにして、対比表現のような形式をとりました。
よりカテゴリの一体感を強調させられます。
さてここまでの内容があれば大抵の召喚口上はつくれます。次からはこのパターン外の召喚口上を解説します!
え?【竜星】?
組んだことないです。
背景のストーリーを利用しよう!
オリジナルの召喚口上を考えるには、アニメで使用されたテーマと別のテーマでなくては考えづらいですよね。でも安心!アニメで登場していないテーマもたくさんあります!
先ほどの【竜星】モンスターたちも実はストーリーがあり、それは「マスターガイド」などで解説されています。いわゆる「端末世界」のストーリーです。
ぜひ、「マスターガイド」などでモンスターの背景にあるストーリーを知り、召喚口上に使っちゃいましょう!
例には、端末テーマ【セフィラ】のごっついやつ、《智天の神星龍》さんにお越しいただきました。
⑥《智天の神星龍》
聖なる加護を受けし十の戦士が、
地の力と!星の因子と!融合し、今一つとなる!
邪を払う生命の輝きを見るがいい!
降誕せよ!
《智天の神星龍》!!
読みは《セフィラ・トーラ・グラマトン》です。しっかり覚えましょう!
とっても複雑なのでここでストーリーの解説はしませんが、【セフィラ】モンスターの性質さえ分かれば知らない人にも何となく伝わるのがポイントです!
さて、次はリンクモンスターについてです。ほかの召喚法と違い定型文が多いのが特徴なので別途解説しましょう。
リンク召喚をしてみよう!
今さらですが私はアニメは追ってないので、リンク召喚の口上がいまいち分かってませんでした。
そうしたら、キャラクターごとに変わるんですね。なるほど…コレを利用すればあなた自身のキャラクター性を使用デッキとともに、イメージの中で固定することができます。
更に例につくった《破械雙王神ライゴウ》を使ってもうひとつ、デュエルのストーリー性の解説もしてしまいましょう!
⑦《破械雙王神ライゴウ》
顕現せよ!憎悪が渦巻く破壊回路!
アローヘッド確認…。
召喚条件はリンクモンスターを含むモンスター2体以上……。
俺は破械神ラギアと………カン☆コーン!お前の《デコード・トーカー》だァッ!!
ヒャハハハハ!リンク召喚!ブッ壊せ!
《破械雙王神ライゴウ》!!
………な?
リンク召喚は定型文が多く、独創性が出しにくいように思われますが、応用の範囲は広いです。使うカテゴリのイメージに合わせて変化させましょう。
キャラクター性ですが、もうこれはメチャクチャ分かりやすいですね!どこぞのチーム サティスファクションのリーダーが見えるようです。ポイントとしては、言葉遣いは悪いが多分バカではないというところですね。
【破械】は相手モンスターを素材にできる希有な効果を持ち、ストーリーとしてもってこいです。他にも、「素材にしたらディスアドバンテージに見える大型モンスター」や、「一度に大量のモンスターを素材にする」場合など相手が「なんだとォ!?」となる時にもこの手法は使えます。
カン☆コーン!は勝手に流れます。
特別なシンクロパターン
召喚口上といえば最高にカッコいいアレを忘れちゃいけません。
遊戯王5D'sに登場した謎のDホイーラー・アンチノミーその人です。彼が使用する【TG】デッキの大型シンクロモンスター、そしてその召喚口上に俺たちは……弾けた。
アニメの扱いやそれを踏襲してか、シンクロ召喚にはスピード感やスマートな印象が重要となります。特に機械族。
というわけで、シンクロかつ、機械族、かつスマートな印象があるものはブルアンチノミーのようなあの形式を使うことができます。
⑧《水晶機巧―フェニキシオン》
クオンダム、エントリー!クリスタルフォーメーション、クリア!クォーツフレーム、レディ!
星彩をなすは緋色の戦士!
スタートアップ!
《水晶機巧―フェニキシオン》!!
カテゴリは限られるかもしれませんが、この手法の召喚口上はなににも代えがたい快感をもたらすので積極的に使いましょう!
ちなみにこのクリストロンの口上シリーズは造語をたっぷり含んでおります。これも許されるのが強み。
私の独自で練り上げた【召喚口上学】はこんなところです!
最後にちょっとしたクイズを出してみましょうか!
クイズ モンスターを当てよう!
これから2体のモンスターの召喚口上を出します。
その内容からカード名を当ててみましょう!
当たった方には《人間ダメージコンデンサー》の称号をプレゼント致します!
⑨第1問
天を廻るは光の賢者!
星の戦士の力を受け継ぎ、天体を繋ぐ意志となれ!
⑩第2問
勝利を導く神の化身……
絶望を招く悪魔の化身……
その力で万物一切を蹂躙するがいい!
みんなは分かったかな?
正解は最後にあるぞ!
本日の講義はここまでです
こんなクソ長いだけの画期的な自殺を読んでくださりありがとうございます!!お疲れ様でした!
重ねて注意しますが、他人に迷惑がかかるカードショップなどでの詠唱はマジでやめましょう!
ここまで読んだみなさんももうすごくそれっぽく召喚口上を唱えることができるはずです!
恐れることはありません!自分だけの召喚口上をつくりましょう!!
クイズの正解は、
1問目《星守の騎士 プトレマイオス》
2問目《八汰烏》でした!召喚する際に張りきって唱えましょう!