イントロ~あけましておめでとう~
ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
モガーモガー(デュエマの小ネタや豆知識、懐かしトークから妄想デッキまで、雑多な話題をゆるーくお届けします)
今回が2025年・1発目の更新だね~
フンガー(今年もよろしくお願いいたします)
せっかくのお正月、お年玉で欲しかったカードを買っちゃうのもいいかも?
フンスフンス(オトナのみなさまも、自分へのお年玉ということでひとつ?)
答え合わせ
モガモガ(まずは今回も、こないだの答え合わせから行ってみよう)
前回の問題はこれだったね
「以下のデュべり部で最長の回はどれ?」
- 《 麗泳者 マツバメモノ 》回
- 《 芸術機甲サン・オブ・サンダー 》回
- 《 百万面相トカゲ丸 》回
- 《 龍后幻獣パティシエ・メイ様 》回
正解は 3. 《 百万面相トカゲ丸 》回!
モゲー(あっなんかろくでもなかった記憶が……)
長セリフが文字数をとんでもなく消費してました
フンガフンガ(これを「最長のデュべり部」と言い張るの、語弊しかない)
ちなみによく見ると分かるけど、長すぎてスクショツールが途中でガタついてる
モガーモガー(ツールの動作を阻害するレベルの長話をするな)
というわけでね、お正月休みは明けちゃったけど、いろんなテイストの記事が揃ったデュべり部を折に触れて読み返してみてね!
フゴフゴ(ずいぶん回数も重ねてきたしね)
具体的にはそりゃはっきりきっかりたっぷり151!
干支カードではなく?
フガーフガー(さーて今回のカードは?)
新年一発目と言えば~?
《ヘビー級ヘビー》
【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー19000 / コスト3
■究極進化:自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする)
■自分のクリーチャーは、それよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
■マナ爆誕6(このクリーチャーを自分のマナゾーンから、コスト6を支払って召喚してもよい)
そう《 ヘビー級ヘビー 》じゃな!
モガーモガー(ぜんぜん「新年一発目と言えば」じゃないけど)
干支です
フンガフンガ(そこは《 巳年の強襲者 コブラ 》じゃないんかい)
干支アウトレイジの話、前にやったし……
モゲモゲ(151回もやってるゆえのネタかぶりだ)
というわけで、かわりに巳年らしいカードということで《 ヘビー級ヘビー 》……ヘビの話題なんだけど(ッスゥーーー)
フガー(やめろ大きく息を吸い込むな)
はいヘビねヘビ、もうこれも語るべきことは本当に多いんだけどさ、まず言いたいこととしては人は何故ヘビをこんなにも嫌うのかって話なんだよね、そりゃ人間と形の違う生き物ではあるけれど、それを言うなら猫でも鳥でも人間とは違うわけじゃない、動き方が不気味だとか気持ち悪いとか言うのだってそりゃ人間以外に直立二足歩行する生き物なんていないんだから当たり前なんじゃないのっていうかそもそも言うほど動くヘビを見たことないでしょみんなって思っちゃうんだよな、たとえばいきなり自室のカベをゴキブリがカサカサッて走り抜けたら虫が好きでもギョッとするけど、ヘビはそういう日常生活に突然現れて驚くような機会もないだろうし理不尽な言いがかりをつけられてると思うんだよね、あっでもモカは学校の近くでヘビ出たって言って捕まえて持って帰ってきてたな、これは日常生活に突然現れた例と言えるかもしれない、とにかく何にせよ、ヘビすなわち気持ち悪いみたいな認識には甚だ不満を覚えているよ、何だったら個人ブログとかで「ヘビの画像があります、苦手な方は注意」とか書いてるのもそれなりに納得してないというか、そんなん言うたら猫が苦手な僕の気持ち考えたことあるんかアアン?って言いたくなってしまうわけですよ、いやわざわざ言わないけどさ、別にヘビって写真を見るだけで嫌悪感を催すような生き物じゃなくないって思うわけで、この考え方自体が少数派だって言うなら返す言葉もないわけだけど、でもそんなことないとは思うんだよなあ、あっそうそうヘビに対する偏見と言えば、「毒あるんでしょ」ってやつね。本土で言えばマムシとヤマカガシは毒あるけど、マムシはいかにも山道~って感じのところにしか出没しないし基本的に夜行性だから、よっぽどのことがない限り噛まれないし遭遇率も低いよね、体感だけどヘビがいたって驚いてる人が遭遇してるの、9割以上はアオダイショウだと思ってるよ、確かに幼体は独特な模様を持ってるし成体は結構でかいから初めて見るとびっくりする気持ちは分からなくもないけど、彼らは無毒だし別に人間を攻撃するわけじゃないし、むしろビビリだからちょっかい出すまでもなく人間に気付くと狭い隙間に隠れようとするよね、まぁたまに道路に出ちゃって隠れ損ねてるやつもいるし、そういう個体が轢かれちゃうこともあるから保護したやつをウチで飼ってるわけなんだけど、ともあれアオダイショウは危険性で言えば限りなくゼロだし、何だったら害獣であるネズミなんかを食べるから守り神とされていた例も聞かれるよね、蛇神の伝承が各地に残されてるのはそういうことだと思うし、だからこそ十二支にも選ばれてるのかもしれないよね、あっただ攻撃性の低い彼らだけど、危機を察知すると排泄腔付近から悪臭を出す習性があって、噛まれるとか締め付けられるよりこっちのほうが切実かもしれないよね、捕まえようとすると手に悪臭がこびりついてちょっと水洗いしたくらいじゃ落ちなかったりするから、これアオダイショウ以上にヒバカリがやばくて、あっヒバカリっていうのは暗くて湿ったところにいる小さくて茶色いヘビね、ミミズとかオタマジャクシとか食ってて、噛まれたらその日ばかりの命っていう意味の名前なんだけど実際は無毒っていう言いがかりみたいなネーミングのやつ、そんなヒバカリはエンピツくらいの太さしかない貧弱なヘビなんだけど、彼らは捕まりそうになるとマジでとんでもない悪臭を放って、そりゃもうアオダイショウの比じゃないレベルの不快で仕方ない、何て例えればいいのかな、清掃されてない公園のトイレみたいな吐き気を催すタイプの悪臭っていうのかな、これが本当にヤバいんだよね、部屋で飼ってる個体が脱走したときとか本当に最悪で、小さいからどんな隙間にでも入れちゃうし、捕まえようとすればこの悪臭攻撃っていう板挟みなんだよ、って脱線したけどとにかく、ヘビが怖いって言うなら最大の怖さは悪臭だと思うんだよ、ただこれどんな生物にも言えることなんだけど、怖い怖いって言っても基本的にはパワーもスピードもリーチも体重も人間の方が大きいわけじゃん、これがヒグマとかライオンとか、あるいはヘビでも5m・10m級のアナコンダとか相手なら話は別だけど、人間より小さなサイズの生き物を過剰に怖がるのもどうかとは思っちゃうんだよね、そりゃ舐めてかかるのも良くないけれど、単によく知らないで怖がるのもそれはそれでよろしくはないじゃん、なのでまずはヘビについて知ってほしいなーと思うし、実際ウチに遊びに来た子供たちにはよくヘビ触ってもらうんだよね、ヘビの手触りって一度触れてみないと想像つかないと思うんだけど、全身が筋肉質だからめっちゃ引き締まった感触があるんだよね、あと鱗の構造色ゆえに多かれ少なかれ虹色に輝いて綺麗だったりもするかな、外国産のサンビームヘビなんかは本当に美しく輝くんだけど、国産種でもアオダイショウのお腹なんかは見てみるとびっくりするほど綺麗だからぜひじっくり観察してみてほしいな、そんなお腹の力で垂直に近い壁をグイグイよじ登っていく器用さもまた凄いよね、ウチにいる個体は頑丈なケージの蓋を真上にこじ開けるようなパワーを発揮したこともあって脱走防止には気をつけてるよ、そんなパワフルさの一方で細い体のために片方の肺が退化してるっていう独自の内臓を持ってて、ゆえに肺の病気になると悪化が早かったりもするって聞くね、他の生き物ならもう片方の肺で呼吸できるのにそれが不可能だから、この辺りは独自の進化のデメリットだよね、じゃあメリットは何かって言えば狭い場所でのスムーズな行動と言えるんだけど、実はそれ以外に体の維持が省エネである点も挙げられるんじゃないかな、ヘビ飼育者あるあるだけど成体になると餌が2週間に1回程度になるから本当に世話することが少ないんだよね、これってヘビが非常に少ないエネルギーで生きていける根拠だと思うんだけど、ここで興味深いのがヘビごとに代謝は違うらしくて、ネズミや小鳥などの内温動物を食べているヘビは食事の頻度が少ない一方で、昆虫やミミズ・魚を食べているヘビは哺乳類に近い頻度で餌を捕るんだよね、このあたりは栄養価だけでなく生活スタイルや体内構造にも違いがあるのかなと思うんだけどまだまだ研究が進んでないのが現状だと思うよ、そうだヘビの体の構造と言えば、実は彼らに近い生物はオオトカゲで、確かにオオトカゲは他のトカゲと違って舌をチロチロ出しながら周囲を探る動きをするんだよね、これらヘビとオオトカゲに加えて、さらにモササウルスが近縁の動物っていうのが最近の研究らしいよ、翼竜や首長竜が恐竜ではないって話は有名だけど、モササウルスはむしろヘビに近いっていうのは面白いところだよね、化石はもちろんだけどヘビに関してもまだまだ分かってないことは多くて、たとえば本州でもアオダイショウの次くらいに遭遇率の高いシマヘビ、例に漏れずウチでも飼育してるんだけど、これ現状ではアオダイショウと同じナミヘビ科のElaphe属に分類されてるんだよね、ただ観察してみると外観も行動も食性も、むしろPtyas属に近い印象を持つ場面が多くて、もちろん個人で遺伝レベルの研究をすることは困難なんだけど、このあたりまだ研究が進んでないから明らかになってないだけで、もしかしいたら今後覆る可能性もあるよなって気がしちゃうんだよね、生息数の比較的多いシマヘビですらこうなんだから本当に全然研究途上の分野なんだと思うし、これからより踏み込んだ研究が進んで新しいことが明かされつつ、同時に人々からの誤解や偏見も解けるといいなーと思うよね
モゲー(またやりやがった!!!!)
ちなみにウチで飼ってるヘビは高校生時代のモカが捕まえてきたやつだよ
へびつかまえたからもってくね
っていう意味不明なLINEが来た
モンガモンガ(モカ姐さん……)
使えるかヘビー
茶番も終えたところで、《 ヘビー級ヘビー 》の話に戻ろうか
フゴーフゴー(いつものあのパートが茶番である自覚はあるのか)
進化クリーチャーを進化元に要求するとはいえ、3マナで出せるQ・ブレイカー!
モガーモガー(ちょっと割高になるけど、マナ爆誕で引っ張り出せるのもいい感じだね)
パンチ力があるぞ、ボクサーモチーフだけに
フゴフゴ(うまくないから)
もう今だから言っちゃうんだけど、この打点の高さゆえに何度も格安で使おうと試みてました
モガーモガー(あれ?結局使ってないよね?)
コイツ自身と、進化前の1進化クリーチャーを引っ張り出すための《 幻緑の双月/母なる星域 》が殿堂しちゃったので……
フガーフガー(またコイツに頼ろうとしてたのかよ!!)
なんで《クラジャ》刷ったの!
モゲモゲ(逆恨みすぎる)
非ツインパクトの《 母なる星域 》に頼るって手もあったんだけど、むしろ個人的に注目してたのは《 レヴィヤの地版 》!
【 タマシード 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / コスト5
■S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、コスト3以下のクリーチャー1体またはコスト3以下のタマシードを1枚、自分のマナゾーンから出してもよい。
■シンカパワー:このタマシードが進化する時、コスト3以下のクリーチャー1体またはコスト3以下のタマシードを1枚、自分のマナゾーンから出してもよい。
フンガフンガ(「出た時とシンカパワーで3コスト以下を踏み倒し」か)
なので、登場時に適当な3コスト進化獣を踏み倒し→シンカパワーで《 ヘビー級ヘビー 》を踏み倒し、と動くことで更地にQ・ブレイカーを立てられるよ
モガー(お、強いかどうかはともかくこれ組めそうじゃん)
というわけで、このコンセプトで構築したデッキがこちら!
フゴー(あれ……?)
グングンドンドンガンガンオー!
モガーモガー(《 ヘビー級ヘビー 》抜けとるやないかい!)
難しいぞヘビー
いや《 ヘビー級ヘビー 》、名前に反してコストは軽量級だし、やれそうだとは思ってるんだけどさー
フガーフガー(それはさっきも言ってたね)
Q・ブレイカーなのが痛し痒しだよね
モガーモガー(微妙に全ブレイクやダイレクトアタックまでは行けない・って感じか)
キリフダッシュや《 龍装者 バルチュリス 》で援護するのが良いかな~とは思ってるんだけど
フンガー(理には適ってるね)
ただ、せっかく出しやすい《 ヘビー級ヘビー 》なのに、詰め要員で要求値を挙げちゃうのも本末転倒だとは思うんだよなあ
モガモガ(かといって雑にQ・ブレイクしてターン返すデッキにするのもアレか)
……
宿題!!!
モンガ?(お?ここで来るのね?)
「《 ヘビー級ヘビー 》ならではのデッキを組んでみてください」
フンガフンガ(宿題のテンプレで読者の皆様に丸投げするんじゃないよ)
あと先週の《陽炎の精霊メルキウス》でランデスするデッキでデュエマフェス挑んだよっていう人も結果教えてくれると嬉しいぞ!
モゲーモゲー(それはちょっと気になるかも)
《陽炎の精霊メルキウス》にせよ《 ヘビー級ヘビー 》にせよ、何かしら爪痕が残せたら嬉しいよね~
フガーフガー(ヘビなのに爪痕ってのも変な話だけどね、噛み跡?)
すぐ「ヘビ=噛む」って思う人いるけどね!少なくとも本土に住んでるヘビは言うほど噛まないからね!?
モンガモンガ(しまった!やぶへびだった)
ヘビだけに!
まあ、僕は噛まれたんですけど
フンガー(噛まれとるやないかい)
ただこれは、餌を与えるときに手も含めて食べ物だと勘違いされただけなので、やっぱり野生で噛まれることは滅多にないよ
モガーモガー(「噛む」って攻撃方法自体が、口の中を傷つける危険もあるしね)
噛むことがイコール強烈な攻撃になる、強い毒牙を持ってるとかなら別だけどね
……
宿題!!!
モンガ?(今度はちゃんとしたやつだね?)
「毒蛇はどれ?」
- アカマダラ
- ヒバァ
- シュウダ
- タカチホヘビ
モゲモゲ!(新年一発目からクソ雑学やるな!)
本土エリアだとマムシとヤマカガシ、南西諸島だとハブが有名な毒蛇だけど、他にもいるから気をつけたいね!
フンガフンガ(それっぽくまとめないでほしい)
正しい知識で素敵なヘビライフを!
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回はヘビをお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマだったりそれ以外だったりに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてほしい!
今回の宿題、「毒蛇はどれ?」
- アカマダラ
- ヒバァ
- シュウダ
- タカチホヘビ
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週月曜20時更新!月曜の夜は、一緒にデュべろう!
モゲー(一発目からこんなんで良かったの……?)
今回を逃すと12年後までチャンス無いから!
来週月曜につづく!
【参考書籍】
- 冨水明『ビバリウムガイド No.101』エムピージェー,2023
- 鶴田賢二・二木勝『REPFAN Vol.20』笠倉出版社,2023
- 松井正文・疋田努・太田英利 監修『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』小学館,2020
- 鯨川リョウ『秘密のレプタイルズ(2)』小学館,2017
- 松橋利光・富田京一『山渓ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ増補改訂』山と渓谷社,2019