【2022年11月環境】アドバンス最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2022年11月環境】アドバンス最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

 グレンモルト、大爆発!

 予想を遥かに上回る収録内容の豪華さで、多くのプレイヤーたちの度肝を抜いたレジェンドスーパーデッキ「龍覇爆炎」。

 《雷龍 ヴァリヴァリウス》の再録(しかも4枚!)が最後の最後まで隠されてて目を剥いたのは記憶に新しいですね。

 直前に発売された「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」との連携も強く、早速環境へと名乗りを上げた【モルトNEXT】をはじめ、ドラグナーデッキの可能性はこの2セットで大きく広がりました。

 ドラグナー旋風吹き荒れるアドバンス環境の「今」について、今月も徹底的に解説していきたいと思います!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

先月からのカードプールの変化

「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」

 事前の期待感からすれば、「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」がアドバンス環境に与えた影響はやや限定的なものにとどまりました。

 《仙界一の天才 ミロク》は《覇王類虹色目 イメン=ボアロ》・《龍剣 星王紅勝鬼》とタッグを組んでドラゴン系デッキのバリエーションに参入。

 これまで使い道の薄かったドラグハートや新規登場したサイキック・クロスギアを起点に打点生成する、独特のプレイ感が面白いデッキです。

 《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》も「龍覇爆炎」に収録された《「助けて!モルト!!」》から3〜4ターン目に踏み倒して一気に勝負を仕掛けるデッキに組み込まれました。

 どちらも新ギミックを取り込んだデッキとして一定の評価を受けていますが、環境で存在感を示すまでには至っていません。

 そんな中、唯一明確に環境デッキで用いられているカードが《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》。主に【モルトNEXT】の追加初動枠として採用されています。

 単純に手札の減らないマナブーストであることはもちろん、確定アンタップインするチャージャーとして中盤以降の取り回しが良く、上面の《R.S.F.K.》がいざというときのフィニッシャーにもなりうる点が評価され、《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》と人気を二分しています。


レジェンドスーパーデッキ「龍覇爆炎」

 「龍覇爆炎」のリリースから先、【モルトNEXT】の人気はさらに加熱しました。

 新カードの中でも特に注目度の高いカードを紹介していきましょう。

《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火/自然 / パワー12000 / コスト9

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが召喚によって出た時、または、相手のカードの効果によってこのクリーチャーを自分の手札から捨てた時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からドラゴンを1体出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。
【呪文】
カード名:「爆流秘術、暴龍の大地!」
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、この呪文を、唱えた後、墓地に置くかわりに手札に加える。

 主に下面のブースト呪文が人気を集めている、【モルトNEXT】の抱える「初動周りの脆弱さ」を解消する1枚。

 3マナのシンプルなブースト呪文ですが、《フェアリーの火の子祭》のようにブースト時にドラゴンをマナに置いた場合は唱えた後で手札に返ってくる点が非常に強力。

 残念ながらデッキトップ2枚から1枚を選ぶことはできないものの、基本的に《メンデルスゾーン》以外のドラゴンを採用しない【モルトNEXT】ではほとんど手札に返ってくるものと考えてよいでしょう。

 単に5マナまで伸ばすだけでは効果が薄いものの、ほとんど必ず手札にマナブーストが返ってくるため、9マナ、10マナと伸ばしていく際には心強いカードです。

 また、上面は召喚してバトルゾーンに出した時と相手のカードによって捨てられた時、デッキトップ3枚から好きなドラゴンを踏み倒せる能力です。

 踏み倒しギミックが基本となる【モルトNEXT】とはやや噛み合わせが悪いですが、マナブーストしながら手札に返ってくるカードがハンデス対策を兼ねているのは破格と言えます。


《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》

【 ツインパクトカード 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー5000 / コスト6

■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■各ターン、このクリーチャーがはじめてバトルに勝った時、火のコスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。(このクリーチャーに装備する)
【呪文】
カード名:「助けて!モルト!!」
文明:火
コスト:5マナ

■ドラグナーを1体、自分の手札から出す。

 このカードも下面の呪文が強烈な新規ツインパクトカードです。

 「ドラグナーを1体、自分の手札から出す。」という非常にシンプルなテキスト。文明も、コスト制限もなく、5マナでどんな大型クリーチャーでもドラグナーであれば踏み倒せるというのはなかなか前例を見ないテキストです。

 《超戦龍覇 モルトNEXT》はもちろん、《爆炎龍覇 モルトSAGA》や《最終龍覇 グレンモルト》、先述した《ボルベルグ・龍覇・ドラゴン》など、踏み倒し先のバリエーションは非常に豊富。

 早出しはもちろん、同一ターン中にブースト札+「助けて!モルト!!」で動いてドラグナーのコストを圧縮できる点も見逃せません。


 上面は小型クリーチャーを相手取るのに長けた強制バトルトリガー。パワーはそれほど高くありませんが、もしバトルに勝てばコスト4以下のドラグハートを装備できます。

 状況次第ですが、小型クリーチャーの並んでいる相手に対し《将龍剣ガイアール》を装備して2面処理したり、返すターンの布石として《銀河大剣 ガイハート》を装備するのが基本となるでしょう。

 ドラグハートの大敵となる《とこしえの超人》を綺麗に踏み越えられるパワーラインで、排除すれば即座にドラグハートを装備できるテンポの良さも魅力ですね。


《爆炎龍覇 モルトSAGA》

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー10000 / コスト8

■W・ブレイカー
■スピードアタッカー
■同じ名前のウエポンを2枚以上、このクリーチャーに装備できない。
■このクリーチャーが出た時、火のドラグハートを、コストの合計が自分のマナゾーンにあるドラゴンの数以下になるように好きな数選び、自分の超次元ゾーンから選んで出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■マナ武装7:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、その攻撃の終わりに、自分のドラグハートをすべてクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

 満を持して登場した、新たな火文明単色の「グレンモルト」。

 登場時にコストの合計がマナゾーンにあるドラゴンの数以下になるようドラグハートを呼び出し、マナ武装7が起動していれば攻撃終了時に自分のクリーチャー化していないドラグハートを全てドラゴン側に裏返す能力を持っています。

 早期に出すのも悪くはないですが、やはりマナが伸びた後のフィニッシュ力の高さがこのカードの真髄でしょう。

 《無敵剣 プロト・ギガハート》を装備して除去耐性を獲得しつつ、同時に 《最強熱血 オウギンガ》 や《爆熱王DX バトガイ銀河》、《熱血星龍 ガイギンガ》など2〜3枚のドラグハートを反転させればクリーチャー1体からでも簡単に勝ち切れるだけの打点を生成できます。

 攻撃終了時の反転によってG・ストライクや除去トリガーでの対処が難しい点が非常に強く、これまでの【モルトNEXT】ではできなかったトリガーケアが可能となりました。

 単純にドラグナーの枚数が増えたことで引き込みやすく、捲りやすくなったのも無視できない強化です。

 【モルトNEXT】はもちろん、【ガイアッシュ覇道】のサブフィニッシャー枠にも採用例があるなど、マルチな活躍が見られるカードです。


Tier1

【ガイアッシュ覇道】Tier1


 堂々たるアドバンス環境の王者にしてデッキパワーの権化、【ガイアッシュ覇道】。

 《メンデルスゾーン》・《ボルシャック・栄光・ルピア》という盤石の足回りから、《インフェル星樹》や《切札勝太&カツキング —熱血の物語—》+革命チェンジパッケージなどの中継ぎ陣、フィニッシャーを務める《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》やロック能力を持つ革命チェンジ龍に至るまで、デッキの隅々までパワーカードのオンパレード。

 《流星のガイアッシュ・カイザー》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》の組み合わせは、実際のカウンター性能はもちろん心理的な抑止力としても強く機能し、アドバンス環境を定義しています。

 また、メインギミックがコスト軽減を絡めたクリーチャーの召喚と革命チェンジで基本的に完結しているため、《最終龍覇 ロージア》を除けば《とこしえの超人》の影響を受けない点はアドバンス環境特有の強みです。

 数あるドラゴン系デッキの中でもトップクラスの対応力と出力を誇り、不利対面そのものは一定数存在するメタゲームにあって不動の立ち位置を築き上げています。

 「龍覇爆炎」の発売以降は、追加のフィニッシャーとして《爆炎龍覇 モルトSAGA》を採用した構築が登場。

 《インフェル星樹》から綺麗に繋がる8マナ域で、トップデックの1枚からそのまま勝利に向かえる火力の高さが持ち味です。


【オービーメイカー】Tier1


 ついに頭角を表した、アドバンス環境の問題児。

 1、2ターン目にサーチカードを連打してパーツをかき集め、3ターン目ないし4ターン目に自然クリーチャーを連続で召喚して《十番龍 オービーメイカー Par100》を投下。

 相手の動きの動きが鈍化している間に十分な打点を揃え、メタクリーチャーを添えつつ殴って詰め切る、ビートダウン寄りのクリーチャーコンボデッキです。

 何よりの特徴は、3ターン目の再現性の高さです。

 それぞれ2種8枚ずつ採用されるコスト1のメタクリーチャー、マナアンタップ要員に加えて、アドバンスならではのギミックとしてわずか2マナでGR召喚を行い2体分を補えるクリーチャー、《ソイソイミー》までフル採用。

 《ダンディ・ナスオ》《陰陽の舞》などの実質コストが1以下のクリーチャーがデッキの半分以上を埋め尽くしており、それらを軽量サーチ呪文がバックアップすることで、事故率は極めて低く抑えられています。

具体的には、先手でもおよそ7〜8割のゲームで3ターン目に《十番龍 オービーメイカー Par100》が着地するほど。

 横に添える《とこしえの超人》・《ベイB セガーレ》も環境にマッチしており、どちらも相手を遅延できるのはもちろんのこと、自分のターン中にも機能する点がキモ。

多少受けの強い対面であっても、メタクリーチャーを絡めて詰めれば強引に突破してしまえることも多々あります。

 《十番龍 オービーメイカー Par100》を着地させるまでのプレイは非常に簡単な一方で、いざ打点を揃えて相手を詰める段になるとグッとプレイングの難易度が増すのが【オービーメイカー】の特徴です。

 ゲームを伸ばすこと自体はできるものの、相手のマナが伸び切れば《ベイB セガーレ》や《キャディ・ビートル》には頼れず、《十番龍 オービーメイカー Par100》で止め切れない呪文による打開の可能性も高くなります。

 どこまでトリガーをケアして、どのタイミングで詰めるかの判断は比較的シビアです。

 すでに《テック団の波壊Go!》をはじめとして、【オービーメイカー】の存在を意識したカードチョイスが広まりつつあるアドバンス環境。

もっとも、「3ターン目の対処不能カード押し付け」というこのデッキの根幹を為す強みは、デュエル・マスターズにおいていつでも強力なものです。

 対策が進んでもなお、強い存在感を放つデッキだと筆者は考えています。


Tier2

【5cコントロール】Tier2


 《ドラゴンズ・サイン》にフィーチャーした【5cコントロール】は、紆余曲折を経て《とこしえの超人》型へと回帰。

 最大の仮想敵がミッドレンジ寄りのデッキだった前環境から、【モルトNEXT】に代表されるドラグナーデッキや、【ケンジ・キングダム】・【青黒ゼーロ】のような高速コンボデッキが幅を利かせる環境へと移り変わった結果だと言えます。

 現環境では最速の《ロスト・Re:ソウル》よりも、むしろ高い防御性能が最大のセールスポイント。

【オービーメイカー】や【青黒ゼーロ】といった【ガイアッシュ覇道】意識の高速コンボデッキは、ある種のアンフェアさはあるものの速度と引き換えにフィニッシュ手段をビートダウンに頼む傾向にあります。

 特に呪文トリガーはこれらのデッキでは無視しづらいもの。環境や仮想敵に合わせて構築を寄せることも容易で、能動的に仕掛ける手段を持ちながらも高い防御力でシールドからのカウンターを狙える点はこのデッキの明確な主張点です。

 《テック団の波壊Go!》は今もっともアツい受けトリガー。

 【オービーメイカー】の《十番龍 オービーメイカー Par100》本体と取り巻きの小型の両方を対策したり。

 【モルトNEXT】の《爆炎龍覇 モルトSAGA》が大量に装備したドラグハートを、《無敵剣 プロト・ギガハート》を無視して吹き飛ばせたり。

 《禁断 〜封印されしX〜》+《インフェル星樹》ベースのデッキ全般に対して《テック団の波壊Go!》+確定除去が勝ち筋になったり。

 現在のアドバンスでは呪文ロックが《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》ぐらいしかないため、そもそも「呪文による確定除去」の通りが良かったりと、現環境では必須級の1枚です。

 他のデッキほど「簡単に勝てる」ゲームは多くありませんが、明確に苦手とするループデッキやハンデスコントロールが軒並みポジションを落としている現在のアドバンス環境。

 上位のほとんどのデッキに対して一定の勝ちを見込める点で、環境への適応度が高いデッキだと言えるでしょう。


【モルトNEXT】Tier2


 ドラグナーにマナブースト、専用の踏み倒し呪文。

この秋にリリースされた新商品で、出力から足回りまであらゆる分野で新たな仲間を手に入れた【モルトNEXT】。

 といっても、基本となる動きは全く変わっていません。マナブーストしてモルトを投げてドラゴンを連続で展開しながら果敢に攻めかかるのが【モルトNEXT】の流儀です。

 戦術のわかりやすさやデッキ自体の人気も相まって、単純な母数だけを見れば他の追随を許さない一大勢力となっています。

 火/自然に纏めたり水文明を足してみたり、《龍覇陣 グレン・エントリー》を使ったり《王来英雄 モモキングRX》と組み合わせてみたりと、構築のバリエーションはかなり豊富です。

 中でも紛糾しているのが初動周り。ずばり、マナブーストの9枚目以降は《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》か《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》かでしょう。

 環境にもよりますが、中速寄りのメタゲームでは《「爆流秘術、暴龍の大地!」》、速度が重視される環境では《オールイン・チャージャー》の方が適性が高いです。

 前者は手札を減らさず連続でマナブーストができるのが最大の売りです。

ゲーム中1枚でも引けばほぼ確実にブーストが連鎖するため、2ケタまでマナを伸ばしたい対面が多い際には非常に重宝します。

 一方、追加されるマナは必ずタップインするため5マナで迎えたターンには他の行動がほぼ取れず、テンポはそれほど良くありません。

 後者は単色のチャージャーということで確実にアンタップマナを用意でき、5マナからスタートしたターンにはコスト3のカードまで追加で使うことができ、テンポ良くマナブーストをプレイしていけるのが強み。

 反面、手札が減るか減らないかは運の要素が大きく、スカした時には山札を掘り進めないただの追加マナチャージになってしまいます。確実に10マナより先まで伸ばしたい構築では物足りないかもしれません。

 上面のスペックにも違いがあり、《爆龍覇 グレンリベット》はハンデスメタかつ召喚して出すことでデッキトップからドラゴンを踏み倒せる大型ドラゴン。

 踏み倒しギミックとの相性が悪いのはやや気がかりですが、下面と合わせてハンデスデッキが台頭する環境では非常に有力です。

 《R.S.F.K.》はガチンコ・ジャッジに勝利さえできれば一撃でゲームを決めうる破壊力抜群のサブアタッカー。

 どちらにも魅力がありますが、現環境では【モルトNEXT】のメインギミックをほとんど停止させてくる【オービーメイカー】に対して必殺の切り札となりうる《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》の方がやや好まれやすい印象です。


【ケンジ・キングダム】Tier2


 すっかりおなじみの顔となった【ケンジ・キングダム】。

 高速の大型踏み倒しをメタクリーチャーや盤面処理でバックアップするコンボデッキですが、アドバンス環境ではピンポイントで採用される《とこしえの超人》や《星空に浮かぶニンギョ》などのメタクリーチャーが環境柄刺さりやすいため比較的戦いやすいフィールドです。

 《神羅ダークネス・ロマノフ》はオリジナルでも採用できるものの、特にアドバンスで輝く1枚。

 《神羅ケンジ・キングダム》はやや運が絡む踏み倒しギミックなので、見切り発車で投げたはいいものの《地封龍 ギャイア》でのロックに持ち込めず《流星のガイアッシュ・カイザー》にカウンターを受けるリスクがあります。

 《神羅ダークネス・ロマノフ》はハンデスで相手の動きを阻害しながら展開できる究極進化ということで、メタクリーチャーでの遅延から繋いでハンデスでターンをもらい、次のターンに《超神羅ギュンター・ペガサス》へと進化してより確実に大規模な踏み倒しを仕掛けられるのが強みです。

 ピーピング2ハンデスは《神羅ケンジ・キングダム》の出力先としても許容範囲で、《CRYMAX ジャオウガ》と同じく闇単色の進化クリーチャーなので各種進化サーチで引き込める闇マナ源としても使え、腐らないのが強みです。

 総じて環境上の立ち位置は悪くなかったのですが、台頭してきた【オービーメイカー】は速度で劣り、メタもほとんど効かず、着地されると一気に勝ち筋が制限される最大の天敵。

このデッキが流行しているうちは、少し様子を見た方が良いかもしれません。


Tier3

【アポロヌス】Tier3


 アドバンス環境でコンスタントに結果を残し続けている【アポロヌス】。

どちらも現役で活躍中ですが、今回は直近2週ほどで結果を残している【赤青アポロヌス】をピックアップしています。

 2ターン目、3ターン目に手札調整カードをプレイして、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》降臨に必要なカードを揃え、4ターン目に《カチコミ入道<バトライ.鬼>》をそのまま召喚したり、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で進化元と同時に登場させたりして一気にビートダウンを仕掛けるデッキです。

 《ネ申・マニフェスト》のシンカパワーが載った《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》は、相手のカードによって選ばれず、ブロックもされない強力なフィニッシャーです。

 ほとんどの防御手段が意味をなさないこの究極完全体《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》で、ビートダウンでありながらアンフェアデッキじみたフィニッシュを決められるのが【赤青アポロヌス】の特徴です。

 そんな【赤青アポロヌス】の新定番として採用例が増えているのが、《R.S.S. アアルカイト》です。

 このクリーチャーの強みは「シンカパワーによる確定バウンス」。

《流星のガイアッシュ・カイザー》や《ベイB セガーレ》のような《カチコミ入道<バトライ.鬼>》のバトル除去では排除できないメタクリーチャーを確実に押し流せるのが大きな魅力です。

 搭乗時能力を無効化する《十番龍 オービーメイカー Par100》を一時的に排除するにも最適で、環境に即したカードチョイスだと言えそうです。

 また、本体がジャストダイバーを持っているため、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》などで《R.S.S. アアルカイト》を出したターンのうちに進化させれば、ジャストダイバーが進化先に引き継がれ相手に選ばれない状態で攻撃ができます。

 ブロックこそされてしまうため完全ではないものの、相手次第では簡易版の《ネ申・マニフェスト》のように機能する点は覚えておきたいところです。


【アナカラーキリコグラスパー】Tier3


 アドバンス・オリジナル問わず通用するコンボデッキの代表格。

 現在アドバンス環境で活躍しているコンボデッキの中では珍しく、完全なループコンボでの特殊勝利を目指すデッキです。

 ループコンボという決定力の高い勝ち筋を擁しながら、《天災 デドダム》・《終末王秘伝オリジナル・フィナーレ》などの優れた手札調整付きブーストカードによって安定性が高く、受け札もそれなりの数採用可能。全体として攻守のバランスに優れるのが【アナカラーキリコグラスパー】の特徴です。

 一方で、フィニッシュターンが平均5ターン前後とかなり遅めなのがネック。愚直なビートダウンはともかく、ハンデスやロックなどの展開干渉を早い段階で受けてしまうと厳しいのが実情です。

 直近の環境では3〜4ターン前後でビッグアクションへと持ち込む高速コンボデッキが流行しているため、立ち位置としては向かい風を受けている印象です。


【青黒ゼーロ】Tier3


 最速3ターン目の《闇王ゼーロ》から全ハンデスを飛ばして相手の動きを強烈に制限し、《零龍》を絡めつつ詰めていく高速コンボデッキです。

 序盤はとにかく頭数の確保が最優先。

ルーターで手札を整えつつムゲンクライムを持つクリーチャーや《暗黒鎧 ザロスト》などを墓地に落とし、コストパフォーマンスに優れたムゲンクライムで盤面を形成していきます。

 《闇王ゼーロ》を唱えた際に、最優先するべきは全ハンデス。ハンデスしてしまえば《流星のガイアッシュ・カイザー》は怖くありませんし、相手の手札が無くなれば《手札の儀》も達成できます。

 3ターン目に相手が手札を失えば、ほとんど勝ったも同然。相手が動けなくなった隙にしっかりと勝利できる体制を整え、確実に勝利を目指します。

  メタクリーチャー複数立てやムゲンクライム勢が落ちた隙を見計らっての墓地リセットなど多少の弱点はあるものの、何はなくとも「3ターン目」という仕掛けの速さが強烈。

 特に序盤にマナが伸ばせなければ以降の動きがぎこちなくなるドラゴン系デッキにはクリティカルにヒットします。

 押し付ける力が非常に強く、Tier上位勢に勝るともデッキパワーを有していますが、いかんせん現在進行形で流行中の【オービーメイカー】が構造上大幅に不利。

 確実に今後活躍の順番が回ってきますが、「今ではない」デッキです。


【ネバーループ】Tier3


 環境のダークホースとして、ネット大会を中心に異彩を放っている【ネバーループ】。

 呪文メタが少ない環境に呪文トリガーである《ナウ・オア・ネバー》や《護天!銀河MAX》や、それらと相性の良い《電脳の海を彷徨うエレキギター》+《斬隠蒼頭龍バイケン》などの受けギミックがよく噛み合っており、環境上位デッキの多くと戦えるデッキとして評価されています。

 防御力が非常に高いだけでなく、《電脳の海を彷徨うエレキギター》さえ出せていれば相手ターン中にドローループに入り最後に全軍をタップしてそのままターンをもらうことすら可能。

 基本的に手札からの展開のみでほぼ完結するため下準備等も要らず、相手に攻めかかられたとしても逆に増えた手札からコンボに入りやすくなるなど、カウンター性能が非常に高いです。

手札のみでほぼ完結しているということは《とこしえの超人》に引っかからないということなので、それも現在の環境ではメリットでしょう。

 ハンデスにはやや弱いものの《フォーチュン・ドンキッキー》や《電脳の海を彷徨うエレキギター》があるおかげで「喰らえば即ゲームセット」というわけでもありません。

 他方、呪文ロックは喰らえばほぼ完全に機能が停止してしまいますので要注意。環境に数が少ないとはいえ、【ガイアッシュ覇道】が持っている事実は無視できません。

 「悪くない立ち位置」にいたところから、「良い立ち位置」と言えるまでに良好なスタンスへと押し上げられたネバーループ。今もっとも動向に注目したいデッキタイプです。


環境のまとめと今後の展望

今まで

 やはり【モルトNEXT】は強し。

 1セットで必要なカードの大部分が揃うレジェンドスーパーデッキ「龍覇爆炎」は歴代の構築済みデッキでも上位の完成度。

 特にこれまで入手手段の限られていたドラグハートがまとめて再録された点が非常に大きく、カードの入手性の向上にそもそものグレンモルト人気も相まって、11月上旬は【モルトNEXT】が爆発的に流行しました。

 デッキパワーの面ではTier1の2強に一歩譲る印象ではあるものの、数々の強化によって実際に環境デッキと渡り合えるだけのパワーを得たのも確かです。

 しかし、「龍覇爆炎」の発売直前となる10月末から突如として入賞数を伸ばし始めた【オービーメイカー】は、クリーチャーのスペックに頼った中速デッキ全般に強いミッドレンジキラー。

もちろんドラグナーの登場時能力がデッキの中核をなす【モルトNEXT】もその例外ではありません。

 カードパワーと出力の高さでオールマイティな強さを見せるドラゴン軸のミッドレンジデッキが人気を高める中、高速でロッククリーチャーを投下し盤面を制圧する【オービーメイカー】が押し付けの強さも相まってTier1街道を爆進。

 結果として、アドバンス環境は「理不尽なブースト速度から繰り出される過剰展開をもってトリガーケアとする」ドラグナー系デッキや「高速で制圧してビートダウンする」【オービーメイカー】が直接対決で勝てない高速〜中速コンボデッキを追い詰め、「殴るデッキ」が上位を定義する格好となっています。

これから

 先述した通り「シールドを真っ当に割って勝つ」デッキが環境の上位に多数ある現状で、特にメタ手段の少ない呪文トリガーで受けて返すデッキのポジションはかなり良好なものとなっています。

 代表的なものが、【5cコントロール】と【ネバーループ】。

 【5cコントロール】は環境に合わせて幅広い受け札を取り入れられる自由度が何よりの強み。

 《最終龍覇 グレンモルト》や《龍風混成 ザーディクリカ》は各ターンごとに誘発する能力を持っている点も優秀で、呪文を主体としたデッキ構成と合わせ、単に《十番龍 オービーメイカー Par100》を出されただけでは詰まない点が魅力的です。

 【ネバーループ】は呪文メタに極めて弱い分、強みをグッと伸ばした特化型のデッキ。対策を取れていないデッキはなす術もなくループに突入され、防御性能の高さも非常に高水準です。

 ハンデスに弱いコンボ特性も、置きリソースや1枚のもたらすアドバンテージの大きさである程度までは克服できており、3〜4ターン目に準備が整っていない状態で受けなければ乗り越えることは難しくありません。

 呪文メタの少ない現環境では非常に有望なデッキだと言えるでしょう。

 ただし、アドバンス環境の頂点に君臨する【ガイアッシュ覇道】は、Tier上位陣の中でも唯一呪文ロックを仕掛けて詰め切れるデッキタイプ。

 【オービーメイカー】との直接対決もやや不利寄りではあるもののほとんど五分に近く、総合的に見て【ガイアッシュ覇道】は引き続きTier上位の中でも良好なポジションにあると言っていいでしょう。


 早いもので今年も残り1月。12月といえば新弾リリース、そして「殿堂発表」の季節です。

 新弾に関しては、11月末の段階ではあまり情報が見えていないため、なんとも言えないのが現状です。

 オーバーレアがアビス・ドラゴンとボルシャックであることは判明しているので、これらのデッキタイプには素直に注目したいですね!

 特に【黒単アビス】は《零龍》をフル活用できるアドバンスこそが主戦場だという見解もあるほどで、ポテンシャルの高さは十分。

これまでできなかった妨害などに長けたアビスも見え始めていますので、期待大です。

 殿堂発表に関しては今年の夏がやや変則的なスケジュールだったこともあり、例年通りではないかもしれないのが気になるところです。

 アドバンスの注目どころとしては、やはり夏の殿堂以降長きに渡ってTier最上位に君臨する【ガイアッシュ覇道】へのテコ入れと、実質的な3ターンキルアンフェアデッキである【オービーメイカー】・【闇王ゼーロ】に何かしらの殿堂があるかどうか、でしょうか。

 筆者としては現状のアドバンス環境が深刻なゲームバランスの問題を抱えているとは考えていませんが、特に後者の「頻繁に事実上の3ターンキルを引き起こすほとんどアンフェアなデッキ」は、環境のバランス調整ではなくゲーム体験の面で開発部の意向が強く反映されうる要因です。

 例年通りであれば12月上旬には殿堂発表の有無が発表されるので、いちプレイヤーとして楽しみです。


おわりに

 というわけで、11月下旬のアドバンス環境について解説いたしました。

 使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?

 この記事が皆さんのアドバンス環境に対する理解への一助となれば幸いです。

 それでは次回、12月上旬のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!

オリジナル環境はこちら!

毎週のメタゲーム解説はこちら


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