【2024年6月環境】オリジナル最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2024年6月環境】オリジナル最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

 こんにちは。あーくんです。

 前回はGP後、の振り返り兼新弾前、今回は新弾発売後……の予定でしたが、今回は新弾発売と原稿のタイミングが噛み合わず、旧環境の最後の振り返りをすることにしました。

【火水マジック】と【闇自然アビス】でしょ?と思われる方も多いと思います。いや、ぶっちゃけその通りです。
 ですが、この環境はいくらなんでも長すぎたのか、選手たちの開拓の後が様々なところに見えるような変化が起こりました。

 そのため今回は、前回と違い少ない入賞でもTier3として取り上げて解説をしていこうと思います。
 これが本当に最後の最後。ありがとう、デーモン・オブ・ハイパームーン!!オリジナル環境解説6月編、スタートです。

2024年5月の環境はこちら!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

Tier1

【火水マジック】Tier1


 僕らはあと何回このリスト見ればいいんでしょうね……。圧倒的なTier1です。
 3キル、メタ、多面除去、最強のトリガー、革命チェンジ、呪文踏み倒し、2色。もういい?

 ランカーたちの研鑽により完成したこの圧倒的なリストは、ついぞ1ヶ月リストが変わりませんでした。人によっては《灼熱の斬撃 テスタ・ロッサ》の採用枚数を落としている人もいますが、基本は上記の40枚です。どこにいってもこのリストだし、毎日勝ってるのもこのリスト。

 どうあっても最強ですが、致命的(?)な点として、プレイ難度の高さが挙げられます。毎日のように流れてくる初手置きクイズ。プレイ進行の相談。議論……。使いこなせれば非常に強力ですが、その難易度の高さから「理論値マジック」なんて言葉も生まれ始める始末。
 トッププレイヤーたちも口々に「未だにミスする」と言わせる最難関のデッキです。

 新弾も出るため、改めて書き記しておきましょう。デーモン・オブ・ハイパームーン環境は【火水マジック】が最強であり、5月からの1ヶ月間、誰もこの壁を超えることはできませんでした。

Tier2

【闇自然アビス】Tier2


 デーモン・オブ・ハイパームーンの結論が【火水マジック】であるならば、デーモン・オブ・ハイパームーンの前提と言えるのが【闇自然アビス】でした。
 便宜上Tier2としましたが、実際は【火水マジック】に肉薄しているほど強力なデッキです。

 これまでと比較して、6月期は入賞数が大きく減りましたが、その理由は【火水マジック】に有利がつけきれないことと、【闇自然アビス】を使っていたプレイヤーたちが【火水マジック】に乗り換えたことが大きな理由だと考えられます。

 特に3tでのゲームの破壊能力と地上戦が非常に強く、これにより【火水マジック】とは先手ゲーにまで持ち込めています。
 ですが、あまりに直線的であることと、再現性や速度の面において【火水マジック】から頭ひとつ分落ちているのも事実であり、メタの張りやすさから評価を落としています。

 最も性質が悪い点に挙げられるのが、この【闇自然アビス】と【火水マジック】はそれぞれ相互補完的に環境を作っていることでしょう。

 ハンデスとトリガー封じ、ボードコントロールと最速3キル。どちらかを意識すると途端にもう片方が重くなるこの仕組みは、この環境の閉塞感を一層強くしていきました。

【火水マジック】が最強であることに変わりはありませんが、その背景には【闇自然アビス】が環境の番人としていたからこそであることは揺るがない事実です。

【水闇COMPLEX】Tier2


 ほとんどテンプレが動かず、逆に細かいカードの採用が動き続けるという構築の推移をしていたのが【水闇COMPLEX】です。
 【火水マジック】に対しては【火水マジック】側の理解度が勝率に直結するため、研究が進んだことにより以前ほど不利であるという印象はなくなりました。

 しかし、搦手やトリガーの豊富さは未だに豊富であり、対処法を間違えると一瞬で足元を掬われる可能性があります。

 また、先1《COMPLEX》により様々な対面を破壊することが可能なので、受けデッキでありながらドボンを備えた面白さを持っています。

 色が合えば全てのカードが採用圏内という性質上、時間が経てば立つほど構築幅が増えるため、どのような進化を残しているのか、今から楽しみなデッキであると言えます。

【ラッカゴスペル】Tier2


 この一ヶ月で最も構築が揺れ動いたデッキです。

 元々はアドバンスでも見られた4tのコンボを厚く取ったデッキでしたが、現在は構築が大きく変化しました。

 構造の理念はトリガーと手打ちの除去、そして《ファイナル・ストップ》や《禁時王秘伝エンドオブランド》で時間を稼ぎ、5.6t前後に《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》かストップ込で《水晶の王 ゴスペル》を往復させるデッキになっています。

 トリガーで受けて、相手を縛って返すというデッキの基本理念や構造は【水魔導具】のそれに近く、足切りデッキとしてのポジションを確立しました。

 アグロの押し込みや呪文メタが刺さるという弱点もありますが、【火水マジック】と違い意識の外から戦えるデッキになっているため、一定の人気を持ち、今後も活躍が期待できるでしょう。

Tier3

 前回はなしと書いたこのTier3。今回は逆にある程度の入賞をしているデッキをまとめて紹介していきたいと思います。
 これらのデッキは何かしらの要因で環境上位に行けないデッキですが、新弾や今後の環境の変遷などを考えると確実に抑えておくべきデッキとなります。

【巨大天門】Tier3


 もともと強力なデッキでしたが、現在は最速《∞龍 ゲンムエンペラー》による圧力と、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》によるメタ性能が評価されています。

 当然殴るだけのデッキにも強く、5tの破壊力が高いため、ぶん回しデッキとして強みを主張することもできます。

 問題は【火水マジック】に不利がついているという一点でしょう。再現性、速度の両面から捲ることが難しく、綺麗に先3まで動いても後3で破壊されることも珍しくありません。

 今後の強化は望めるため、今は息を潜めているだけだと考えたほうが良さそうではあります。

【アナカラーマトリクス】Tier3


 一定以上の速度と受けを両立しているループデッキです。前回はTier2に置いていましたが、ギミックがバレ始めたことと、【火水マジック】に有利がつかないことから評価を落とし、数も減りつつあります。

《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》で簡単にケアされる。

 そしてなにより、【ラッカゴスペル】の台頭がこのデッキにとっては大きな痛手でした。 4~5tに呪文コンボを行うというデッキの性質上、《ファイナル・ストップ》や《禁時王秘伝エンドオブランド》を連打してくる構造には相性が悪く、環境での立ち位置が悪くなっています。

 また、最大の狩り対象であった【闇自然アビス】の数が減っていることも環境的には向かい風と言えるでしょう。

【闇単アビス】Tier3



 【火水マジック】に対する受けを多く取った形と、超化獣によるアドバンテージを稼ぐ構築に分かれています。
 もともと 【火水マジック】 には相性の良いデッキとして知られており、《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》の枚数が減少したこともあって昔より有利に立ち回ることができます。

 しかし、このデッキは超地上戦デッキ。そう、番人である【闇自然アビス】に対してはゲームがもつれればもつれるほど不利になっていきます。
 また、小型クリーチャーを3、4コストでバックアップする構成のデッキであるため、そもそものデッキパワーが不足している面も存在しています。
 そのため、超化獣で攻めの要素を強くするアプローチもありますが、そうなると【火水マジック】に対してのガードが下がってしまうというジレンマを抱えています。

 これらの理由から、あまり勝ち切ることができていないのが今のポジションであると言えます。

【5c蒼龍】Tier3


 【火水マジック】には逆立ちしても有利がつきませんが、どうしようもない押し付けがあることと、呪文ストップがないデッキに対して非常に強く出ることができます。

 逆に【ラッカゴスペル】に対しては速度勝負になってしまい、【闇自然アビス】には《とこしえの超人》や《清浄のカルマ インカ / オキヨメ・水晶チャージャー》で詰め切られてしまうため、【水闇COMPLEX】以外には有利主張が難しくなっています。

 それでもある程度の入賞数があるのは、その圧倒的なパワーと雑多耐性でしょう。Tier3以下に対して大きな主張点を持っているのが魅力と言えます。

【アナカラージャオウガ】Tier3


 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》とメタクリーチャーのボードが強く、一度ボードを作ってからはなかなか返されにくいです。また、《幻緑の双月/母なる星域》こそなくなったものの、《CRYMAX ジャオウガ》の貫通力は健在であり、大多数のデッキに対して決まれば勝ちの破壊力を持っています。

 【火水マジック】も【闇自然アビス】にも《ボン・キゴマイム》が刺さっており、そこに他のクリーチャーを合わせることも強力ですが、《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》と《飛翔龍 5000VT》の刺さりが良く、勝率を伸ばし切るには至っていません。

【光単ウィリデ】Tier3


 新進気鋭のデッキタイプです。小型のメタクリーチャーを並べ、《翼速 ザ・ウイング》や《ウィリデ・ゴル・ゲルス》といったシステムクリーチャーをプレイしてそのまま制圧するのがコンセプトのデッキです。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー8000 / コスト6

■相手のクリーチャーが3体以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える
■自分のシールドが相手より多ければ、このクリーチャーを[光(2)]支払って召喚してもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■相手のターン中に、はじめて相手のエレメントが出た時、または相手が呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、そのエレメントまたは呪文以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

 一見細いコンボデッキに見えますが、《転々のサトリ ラシャ》を採用することで、速度と展開後の蓋を兼ねることができ、知らない相手を一方的に縛ることができるので初見のインパクトは十分すぎるものでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 オラクル / 文明 光 / パワー500 / コスト1

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある無色ではないクリーチャーをすべてタップする。 

 しかし、《飛翔龍 5000VT》が致命的になる他、【闇自然アビス】の面制圧も苦しいため、やはり二強に睨まれてあと一歩を踏み出せないデッキタイプという評価に落ち着いています。

環境のまとめと今後の展望

 こうやって見ると、様々なデッキが【火水マジック】と【闇自然アビス】に立ち向かっていったことがわかります。

 ですが、ここまでやっても大体の対面には【火水マジック】有利なのが非常に恐ろしいことでしょう。たまに有利なデッキがあってもそいつらは《アビスベル=覇=ロード》にグチャグチャにされてしまうのがまた悲しいところです。

 今月はついに新弾が出るため、ようやく、ようやくこの環境も終わりになります。これから先の環境で最も気になることは【火水マジック】の支配は終わるのかでしょう。みなさんの知恵や経験が、その道を切り開くのか、はたまた【火水マジック】は依然として最強のまま有り続けるのか、その答え合わせは来月に行いましょう。

おわりに

 というわけで、6月のオリジナル環境について解説いたしました。

 使ってみたいデッキは見つかりましたでしょうか?

 この記事が皆さんのオリジナル環境に対する理解への一助となれば幸いです。

 それでは次回、7月のオリジナル環境解説記事でまたお会いしましょう!


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