はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「アニメVRAINSで活躍したあのテーマが使いたい！」「圧倒的な展開力を活かせるデッキで戦いたい！」
今回はそんな方に向けた、サイバース族モンスターで構成されたＬ召喚テーマ【＠イグニスター】デッキの解説記事です。
この記事では、さまざまな召喚法を用いて展開する【＠イグニスター】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【＠イグニスター】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【＠イグニスター】デッキの特徴
【＠イグニスター】デッキとは？
【＠イグニスター】はアニメ『遊☆戯☆王VRAINS』で登場するキャラクターである謎のＡＩこと、Ａｉ（アイ）が使用するテーマです。
アニメで重要な役割を果たすＡＩということもあり、テーマのモンスターもそうしたＡＩたちをモチーフとしたものとなっているため、非常に人気の高いキャラクター・デッキとなっています。
またアニメ要素にかなりフューチャリングされており、新規カード組も同アニメの主人公であるPlaymakerとのつながりを匂わせるものとなっています。
まずはそうしたキャラデッキとしての側面が非常に強いというのが、このデッキの特徴のひとつと言えるでしょう。
【＠イグニスター】デッキの特徴
そうした【＠イグニスター】デッキですが、カードとしてはやはり【サイバース族】の特徴が色濃く出ています。
テーマのモンスターはすべてサイバース族モンスターであり、展開の途中でサイバース族モンスターしか出せなくなる制約が付く場合もあります。
しかしそうしたデメリットに余りある展開力を誇っているのが、【＠イグニスター】の最大の特徴です。
とくに《ダークナイト＠イグニスター》と《イグニスターAiランド》からの展開は爆発力が高く、半端な妨害であれば上から展開して押しつぶすことができるくらい強力なものとなっています。
【＠イグニスター】デッキの戦い方
序盤はリンク１の《ダークインファント@イグニスター》から《イグニスターAiランド》をサーチし、それを活用した【＠イグニスター】下級モンスターの展開を行います。
とくに《アチチ＠イグニスター》や《ピカリ＠イグニスター》は、それぞれがテーマのカードをサーチする効果を持っているため、安定性の高い初動カードとなっています。
【＠イグニスター】モンスターの展開準備が整ったら、【サイバース族】の汎用Ｌモンスターなどを活用して展開していきます。
展開の途中でモンスター３体を用意して《ダークナイト＠イグニスター》を呼びだせば、そちらの効果でモンスターを一気に展開できるため、より強力な盤面を構築することが可能となります。
展開のゴールとしては、リンク５やリンク６といった大型Ｌモンスターを設定しています。
基本的にはリンク３＋モンスター２体や、リンク３＋リンク２＋モンスター１体といった出し方でそうした大型Ｌモンスターを呼び出すこととなります。
《ファイアウォール・ドラゴン》や《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》はリンク４・６の大型モンスターでありながら、モンスターを展開する効果を持っているので活用すると良いでしょう。
そうしたカードを活用してモンスターを展開し、最終的には【＠イグニスター】のエースモンスターである《アコード・トーカー@イグニスター》の着地を目指していきましょう。
【＠イグニスター】カードの解説
メインデッキの【＠イグニスター】モンスター
《バックアップ@イグニスター》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻1200 / 守800
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：ＥＸデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「バックアップ＠イグニスター」以外のサイバース族・闇属性モンスター１体を手札に加える。
その後、自分の手札を１枚選んで捨てる。
出典：遊戯王公式データベース
闇属性・レベル３のサイバース族モンスターです。
①：ＥＸデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
《バックアップ@イグニスター》の①の効果
このカードを手札から特殊召喚する。
②：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
《バックアップ@イグニスター》の②の効果
デッキから「バックアップ＠イグニスター」以外のサイバース族・闇属性モンスター１体を手札に加える。
その後、自分の手札を１枚選んで捨てる。
①の効果で自身を手札から特殊召喚でき、②の効果で召喚・特殊召喚時に闇属性のサイバース族モンスターをサーチすることができます。
【＠イグニスター】カードでありながら、【サイバース族】の広いサポートカードとなっています。
【＠イグニスター】では序盤の展開サポートとして活用でき、自己特殊召喚から《ウィザード@イグニスター》や《ドヨン@イグニスター》をサーチしてさらに展開を伸ばすことが可能です。
《ウィザード@イグニスター》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / サイバース族 / 攻1800 / 守800
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：ＥＸデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合、
自分の墓地のサイバース族・闇属性モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターと手札のこのカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
②：フィールド・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
出典：遊戯王公式データベース
闇属性・レベル４のサイバース族モンスターです。
①：ＥＸデッキから特殊召喚されたサイバース族モンスターが自分フィールドに存在する場合、
《ウィザード@イグニスター》の①の効果
自分の墓地のサイバース族・闇属性モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターと手札のこのカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
①の効果で手札の自身と、墓地の闇属性・サイバース族モンスターを特殊召喚することができます。
守備表示で特殊召喚とあるようにリンクモンスターは蘇生できないものの、リンク値を伸ばす手段や、展開を妨害された際の貫通札として有用な効果となっています。
②：フィールド・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
また元となっている《サイバース・ウィザード》の効果も内蔵しており、フィールド・墓地から除外することで相手モンスターの表示形式を変更できます。
相手モンスターを戦闘で突破したい場合や、ライフを削りたい場合に活用すと良いでしょう。
《アチチ＠イグニスター》
【 効果モンスター 】
星 2 / 炎 / サイバース族 / 攻800 / 守800
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アチチ＠イグニスター」以外のレベル４以下の「＠イグニスター」モンスター１体を手札に加える。②：自分のサイバース族モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。その自分のモンスターを破壊する。
出典：遊戯王公式データベース
《ピカリ＠イグニスター》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1200 / 守600
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「Ai」魔法・罠カード１枚を手札に加える。②：自分フィールドの「＠イグニスター」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで４にする。
出典：遊戯王公式データベース
登場時から【＠イグニスター】デッキの初動として活躍しているモンスターたちです。
①：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アチチ＠イグニスター」以外のレベル４以下の「＠イグニスター」モンスター１体を手札に加える。
《アチチ＠イグニスター》の①の効果
①：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「Ai」魔法・罠カード１枚を手札に加える。
《ピカリ＠イグニスター》の①の効果
いずれも召喚・特殊召喚成功時にテーマのモンスター、魔法・罠カードをサーチする効果となっています。
【＠イグニスター】はモンスターも魔法・罠カードも、その多くがモンスターを展開してリンク値を伸ばす効果となっているので、この２体を十分に活用する必要がある訳ですね。
どちらも初手に欲しいカードですが、もし手札になかったとしてもさまざまなカードからアクセスすることができるので、どうすれば繋がるかを考えながら展開ルートを構築すると良いでしょう。
ＥＸデッキの【＠イグニスター】モンスター
《ダークインファント@イグニスター》
【 リンクモンスター 】
星 1 / 闇 / サイバース族 / 攻500 /
リンクモンスター以外の「＠イグニスター」モンスター１体
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「イグニスターAiランド」１枚を手札に加える。②：元々の攻撃力が２３００のサイバース族モンスターが効果を発動した時に発動できる。このカードの位置を、このカードのリンク先となる自分のメインモンスターゾーンに移動する。その後、このカードの属性をターン終了時まで任意の属性に変更できる。
【LINK-1：左】
出典：遊戯王公式データベース
闇属性のリンク１サイバース族Ｌモンスターです。
①：このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「イグニスターAiランド」１枚を手札に加える。
《ダークインファント@イグニスター》の①の効果
①の効果でリンク召喚成功時に、テーマの重要カードである《イグニスターAiランド》をサーチすることができます。
【＠イグニスター】デッキの展開は《イグニスターAiランド》から始まると言っても過言ではないため、この効果を通すことが重要となる訳ですね。
もし止められてしまっても《ピカリ＠イグニスター》でサーチすることができますので、こちらに相手の妨害を撃たせるという使い方も考えられるでしょう。
②：元々の攻撃力が２３００のサイバース族モンスターが効果を発動した時に発動できる。このカードの位置を、このカードのリンク先となる自分のメインモンスターゾーンに移動する。その後、このカードの属性をターン終了時まで任意の属性に変更できる。
《ダークインファント@イグニスター》の②の効果
②の効果は攻撃力２３００のサイバース族モンスター（基本的に【＠イグニスター】のＥＸモンスター）の効果発動時に、自身をリンク先（１つ左）に移動させる効果です。
一見なんのことやらという効果ですが、後述する《ダークナイト＠イグニスター》のリンク先に出した後でゾーンを空ける、という使い方が主になります。
《ダークナイト＠イグニスター》に限らず、【＠イグニスター】ではモンスターをどのゾーンに出すかが非常に重要なテーマとなっていますので、こうしたゾーン移動も上手に活用しましょう。
《ダークナイト＠イグニスター》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /
カード名が異なるモンスター３体
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる（ダメージステップでも発動可能）。自分の墓地からレベル４以下の「＠イグニスター」モンスターを可能な限りこのカードのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。②：このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。自分の墓地からサイバース族モンスター１体を選んで特殊召喚する。
【LINK-3：左下/下/右下】
出典：遊戯王公式データベース
闇属性のリンク３サイバース族Ｌモンスターです。
リンク３モンスターではありますが「カード名が異なるモンスター３体」と指定されているため、素材となるモンスターをきちんと３体用意する必要があります。
①：このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる（ダメージステップでも発動可能）。自分の墓地からレベル４以下の「＠イグニスター」モンスターを可能な限りこのカードのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。
《ダークナイト＠イグニスター》の①の効果
①の効果で、自身のリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に、墓地のレベル４以下の【＠イグニスター】モンスターを自身のリンク先に可能な限り特殊召喚できます。
本来であれば発動条件のためのモンスターを除く２体蘇生効果なのですが、《ダークインファント@イグニスター》のゾーン移動効果と併せることで３体蘇生として活用することができます。
《アコード・トーカー@イグニスター》
【 リンクモンスター 】
星 5 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /
【リンクマーカー：左/右/左下/下/右下】
効果モンスター３体以上
このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードがＬ召喚した場合に発動できる。
自分の墓地から攻撃力２３００のサイバース族モンスターを可能な限り、このカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚し、このカードの攻撃力をその数×５００アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
②：相手がカードの効果を発動した時、このカードのリンク先の自分のＬモンスター１体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし除外する。
出典：遊戯王公式データベース
闇属性のリンク５サイバース族Ｌモンスターです。
①：このカードがＬ召喚した場合に発動できる。
《アコード・トーカー@イグニスター》の①の効果
自分の墓地から攻撃力２３００のサイバース族モンスターを可能な限り、このカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚し、このカードの攻撃力をその数×５００アップする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
②：相手がカードの効果を発動した時、このカードのリンク先の自分のＬモンスター１体をリリースして発動できる。
《アコード・トーカー@イグニスター》の②の効果
その発動を無効にし除外する。
①でＬ召喚成功時に墓地の攻撃力２３００サイバース族モンスターをリンク先に蘇生する効果、②でリンク先のＬモンスターをリリースすることで相手のカード効果の発動を無効にする効果を持っています。
【＠イグニスター】の名称を持った最新のエースカードであり、展開と妨害の両方で活躍させることができます。
また同じリンク５のサイバース族Ｌモンスターとしては、他に《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》や《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》もあります。
どれも強力な効果を持っており、いずれも状況によって有効となる場面も違ってきますので、自分の使用環境に応じて採用を検討すると良いでしょう。
【Ａｉ】魔法・罠カード
《イグニスターAiランド》
【 フィールド魔法 】
このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。手札からレベル４以下の「＠イグニスター」モンスター１体を特殊召喚する。このターン自分は、元々の属性が同じモンスターを「イグニスターAiランド」の効果で特殊召喚できず、サイバース族モンスターしか特殊召喚できない。②：このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「＠イグニスター」モンスター１体を除外して発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。
出典：遊戯王公式データベース
【＠イグニスター】の専用ともいえるフィールド魔法。
①：自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。手札からレベル４以下の「＠イグニスター」モンスター１体を特殊召喚する。このターン自分は、元々の属性が同じモンスターを「イグニスターAiランド」の効果で特殊召喚できず、サイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
《イグニスターAiランド》の①の効果
①の効果で自分がメインモンスターゾーンを使用していないばあい、手札からレベル４以下の【＠イグニスター】モンスターを特殊召喚することができます。
同じ属性でなければターン内で何度でも効果を使用できるので、最大６回の特殊召喚を補助する強力な魔法カードとなっています。
この効果を十全に活用するためにも、どのタイミングでＥＸモンスターゾーンにリンクモンスターを呼びだすか、どのメインゾーンにモンスターを出しておくかといった、ゾーンを活用したプレイが重要です。
《めぐり-Ai-》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。①：手札・EXデッキの攻撃力２３００のサイバース族モンスター１体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性を持つ「＠イグニスター」モンスター１体をデッキから手札に加える。発動後、このターン中に自分がこの効果で見せたモンスターまたはその同名モンスターの特殊召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は２３００ダメージを受ける。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族以外のモンスターの効果を発動できない。
出典：遊戯王公式データベース
【Ａｉ】名称を持った通常魔法カード。
①：手札・EXデッキの攻撃力２３００のサイバース族モンスター１体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性を持つ「＠イグニスター」モンスター１体をデッキから手札に加える。発動後、このターン中に自分がこの効果で見せたモンスターまたはその同名モンスターの特殊召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は２３００ダメージを受ける。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族以外のモンスターの効果を発動できない。
《めぐり-Ai-》の①の効果
手札・ＥＸデッキのサイバース族モンスターを見せることで、同じ属性の【＠イグニスター】モンスターをサーチすることができます。
このデッキでは特に攻撃力２３００の《デコード・トーカー・ヒートソウル》を見せることで、初動である《アチチ＠イグニスター》のサーチカードとして活用できます。
ただしこのカードの発動後サイバース族モンスター以外の効果を発動できなくなってしまうので、《灰流うらら》などの汎用カードを使えなくなってしまうデメリットがあるので覚えておきましょう。
《Aiドリング・ボーン》
【 速攻魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：自分の墓地の「＠イグニスター」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。②：モンスター同士が戦闘を行う攻撃宣言時、墓地のこのカードと手札を１枚除外し、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「Aiドリング・ボーン」以外の「Ai」魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
出典：遊戯王公式データベース
【Ａｉ】名称を持った速攻魔法カード。
①：自分の墓地の「＠イグニスター」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
《Aiドリング・ボーン》の①の効果
効果自体はとてもシンプルで、墓地の【＠イグニスター】モンスターを蘇生することができます。
しかしながらテーマの名称を持っていることからサーチしやすいこと、デメリットのない完全蘇生であること、そして速攻魔法なので相手ターンにも発動できることと、蘇生カードとして非常に強力なカードとなっています。
展開を伸ばしたり追撃したりと、さまざまな応用が効くカードとなっていますので、上手に活用すると良いでしょう。
【＠イグニスター】デッキと相性が良いカード
《サイバース・セイジ》
【 儀式・チューナーモンスター 】
星 1 / 闇 / サイバース族 / 攻0 / 守0
「サイバネット・リチューアル」により降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分メインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地から、融合モンスターカードによって決められた、サイバース族モンスターを含む融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター１体をＥＸデッキから融合召喚する。
③：このカードがＳ素材として墓地へ送られた場合、自分の墓地の、サイバース族モンスター１体または儀式魔法カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
《サイバース・セイジ》は儀式モンスターでありながら、【サイバース族】の融合・シンクロ召喚のサポート効果を持った星１サイバース族儀式モンスターです。
【＠イグニスター】は儀式・融合・シンクロ召喚も扱うことができるテーマですので、このカードの効果をすべて活用することができます。
このデッキではランク４Ｘモンスター《コード・イグナイター》の効果でサーチ・儀式召喚まで行うことで、このカードを呼び出しています。
《デコード・トーカー・ヒートソウル》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 炎 / サイバース族 / 攻2300 /
属性が異なるサイバース族モンスター２体以上
このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×５００アップする。②：自分・相手ターンに１０００LPを払って発動できる。自分はデッキから１枚ドローする。その後、自分のLPが２０００以下の場合、以下の効果を適用できる。●フィールドのこのカードを除外し、EXデッキから「デコード・トーカー・ヒートソウル」以外のリンク３以下のサイバース族モンスター１体を特殊召喚する。
【LINK-3：上/左下/右下】
炎属性・リンク３のサイバース族Ｌモンスターです。
【＠イグニスター】デッキでは炎属性の攻撃力２３００サイバース族モンスターとして、さまざまな場面で活用することとなります。
リンク３モンスターとしても扱いやすいものとなっており、妨害を受けた際の展開ラインとして活用するなど、さまざまな活躍を見せてくれることでしょう。
《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》
【 リンクモンスター 】
星 6 / 闇 / サイバース族 / 攻3500 /
【リンクマーカー：左上/上/右上/左/右/下】
効果モンスター３体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分・相手ターンに、自分のフィールド・墓地のモンスターの種類（儀式・融合・Ｓ・Ｘ）の数まで、相手のフィールド・墓地のカードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
このカードの攻撃力は戻した数×５００アップする。
②：このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合、自分の墓地のサイバース族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
闇属性・リンク６のサイバース族Ｌモンスターです。
リンク６という非常に重いリンク値ではあるものの、フリーチェーンで発動できるフィールド・墓地のカードバウンスという非常に強力な効果を持っています。
効果発動に要求されるさまざまな種類のモンスターも、【＠イグニスター】であれば自然と墓地に集めることができるのも、相性が良い点となっています。
【＠イグニスター】デッキの回し方
《アチチ＠イグニスター》１枚+手札コスト１枚からの展開例
【使用カード/条件】
- 《アチチ＠イグニスター》
- 手札コスト１枚
【結果】
- 《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》（効果を受けない）
- 《アコード・トーカー@イグニスター》
- 《ファイアウォール・ドラゴン》
- 《ダークナイト＠イグニスター》
- 《デコード・トーカー・ヒートソウル》
- 手札に《Aiドリング・ボーン》
- 手札に《Ai-ボウ》
- 墓地に《サイバース・ディセーブルム》
- 墓地に《ウィンドペガサス@イグニスター》
- １ドロー
【手順】
- 手札から《アチチ＠イグニスター》を召喚して効果を発動、デッキから《バックアップ@イグニスター》を手札に加える
- 《アチチ＠イグニスター》を素材としてＥＸデッキから《ダークインファント@イグニスター》をＬ召喚し効果を発動、デッキから《イグニスターAiランド》を手札に加える
- 手札の《バックアップ@イグニスター》の効果を発動、自身を特殊召喚
- 《バックアップ@イグニスター》の効果を発動、デッキから《ドヨン＠イグニスター》を手札に加え手札１枚を捨てる
- 《ダークインファント@イグニスター》《バックアップ@イグニスター》を素材として、ＥＸデッキから《サイバース・ウィキッド》をＬ召喚
- 手札から《イグニスターAiランド》を発動
- 《イグニスターAiランド》の効果を発動、手札から《ドヨン＠イグニスター》を特殊召喚
- チェーン１で《ドヨン＠イグニスター》を発動して墓地の《ダークインファント@イグニスター》をＥＸデッキに戻し、チェーン２で《サイバース・ウィキッド》の効果で墓地の《バックアップ@イグニスター》を除外してデッキから《ブルル＠イグニスター》を手札に加える
- 《ドヨン＠イグニスター》《サイバース・ウィキッド》を素材として、ＥＸデッキから《スプラッシュ・メイジ》をＬ召喚
- 《イグニスターAiランド》の効果を発動、手札から《ブルル＠イグニスター》を特殊召喚
- 《ブルル＠イグニスター》の効果を発動、デッキから《ピカリ＠イグニスター》を墓地へ送る
- 《スプラッシュ・メイジ》の効果を発動、墓地の《ピカリ＠イグニスター》を特殊召喚
- 《ブルル＠イグニスター》《ピカリ＠イグニスター》を素材として、ＥＸデッキから《ファイアウォール・S・ドラゴン》をＳ召喚
- チェーン１で《ブルル＠イグニスター》の効果を発動して墓地から《ピカリ＠イグニスター》を特殊召喚、チェーン２で《ファイアウォール・S・ドラゴン》の効果を発動して除外されている《バックアップ@イグニスター》を手札に加える
- 《ピカリ＠イグニスター》の効果を発動、デッキから《Aiドリング・ボーン》を手札に加える
- 《スプラッシュ・メイジ》《ファイアウォール・S・ドラゴン》を素材として、ＥＸデッキから《トランスコード・トーカー》をＬ召喚
- 《ファイアウォール・S・ドラゴン》の効果を発動、デッキから《繋がり-Ai-》を手札に加える
- 《トランスコード・トーカー》の効果を発動、墓地の《スプラッシュ・メイジ》を特殊召喚
- 《ピカリ＠イグニスター》《スプラッシュ・メイジ》《トランスコード・トーカー》を素材として、ＥＸデッキから《ダークナイト＠イグニスター》をＬ召喚（右上）
- 手札の《繋がり-Ai-》を闇属性《バックアップ@イグニスター》を見せて効果を発動、《バックアップ@イグニスター》を特殊召喚してデッキから《ヒヤリ＠イグニスター》を手札に加える
- 《バックアップ@イグニスター》を素材としてＥＸデッキから《ダークインファント@イグニスター》をＬ召喚（中央）
- チェーン１で《ダークナイト＠イグニスター》の効果を発動して墓地の《ドヨン＠イグニスター》《ピカリ＠イグニスター》《ブルル＠イグニスター》を特殊召喚、チェーン２で《ダークインファント@イグニスター》の効果を発動してゾーンを移動する
- 《ピカリ＠イグニスター》《ドヨン＠イグニスター》を素材としてＥＸデッキから《コード・イグナイター》をＸ召喚して効果を発動、デッキから《サイバース・セイジ》を手札に加える
- 《コード・イグナイター》のＸ素材１つを取り除いて効果を発動、手札の《ヒヤリ＠イグニスター》をリリースして手札から《サイバース・セイジ》を儀式召喚
- 《コード・イグナイター》《ダークナイト＠イグニスター》を素材としてＥＸデッキから《ファイアウォール・ドラゴン》をＬ召喚（左端）
- 《コード・イグナイター》の効果を発動、デッキから《Ai-ボウ》を手札に加える
- 《ファイアウォール・ドラゴン》の効果を発動、墓地の《ヒヤリ＠イグニスター》を手札に加える
- 《サイバース・セイジ》の効果を発動、墓地の《バックアップ@イグニスター》《サイバース・ウィキッド》を除外してＥＸデッキから《サイバース・ディセーブルム》を融合召喚
- 《サイバース・ディセーブルム》《サイバース・セイジ》を素材として、ＥＸデッキから《ウィンドペガサス@イグニスター》をＳ召喚
- 《サイバース・セイジ》の効果を発動、墓地の《ドヨン＠イグニスター》を手札に加える
- 《ブルル＠イグニスター》《ウィンドペガサス@イグニスター》《ファイアウォール・ドラゴン》を素材として、ＥＸデッキから《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》をＬ召喚（左端）
- 手札の《ヒヤリ＠イグニスター》の効果を発動、自身を特殊召喚
- 《ヒヤリ＠イグニスター》の効果を《ダークインファント@イグニスター》リリースして発動、デッキから《ガッチリ＠イグニスター》を手札に加える
- 《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》の効果を発動、墓地の《ファイアウォール・ドラゴン》を特殊召喚
- 手札の《ガッチリ＠イグニスター》の効果を《ヒヤリ＠イグニスター》対象に発動、無効にして自身を特殊召喚
- 《ヒヤリ＠イグニスター》《ガッチリ＠イグニスター》を素材として、ＥＸデッキから《Gゴーレム・クリスタルハート》をＬ召喚（右上）
- チェーン１で《ファイアウォール・ドラゴン》の効果を発動して手札から《ドヨン＠イグニスター》を特殊召喚、チェーン２で《ガッチリ＠イグニスター》の効果を《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》対象に発動して耐性を付与
- 《Gゴーレム・クリスタルハート》の効果を発動、墓地の《トランスコード・トーカー》を特殊召喚
- 手札から《Aiドリング・ボーン》を発動、《ダークナイト＠イグニスター》を特殊召喚
- 《ドヨン＠イグニスター》を素材として、ＥＸデッキから《リンク・デコーダー》をＬ召喚
- 《ドヨン＠イグニスター》の効果を発動、墓地の《Aiドリング・ボーン》を手札に加える
- 《リンク・デコーダー》《Gゴーレム・クリスタルハート》を素材として、ＥＸデッキから《デコード・トーカー・ヒートソウル》をＬ召喚（左上）
- 《リンク・デコーダー》の効果を発動、墓地から自身を特殊召喚
- 《デコード・トーカー・ヒートソウル》の効果を１０００ＬＰ払って発動、デッキから１ドロー
- 《リンク・デコーダー》《トランスコード・トーカー》《ダークナイト＠イグニスター》を素材として、ＥＸデッキから《アコード・トーカー@イグニスター》をＬ召喚して効果を発動、墓地の《ダークナイト＠イグニスター》を特殊召喚
【盤面の解説】
ＥＸデッキ１５枚をすべて使った、【＠イグニスター】を最大限に活用した展開です。
非常に手数が多い反面、さまざまな手札誘発カードによる妨害を受けてしまうものでもあるため、実戦で用いる場合は状況に合わせて対応していく必要があります。
この盤面では《アコード・トーカー@イグニスター》によるカード効果の発動無効、《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》と《ファイアウォール・ドラゴン》による相手ターンのカードバウンス、墓地の《サイバース・ディセーブルム》による魔法・罠カードの発動無効が主要な妨害となっています。
《デコード・トーカー・ヒートソウル》による追加の１ドローによる手札誘発、そして《Ai-ボウ》による複数の表側表示カード無効も構えることができます。
デッキリソースのほとんどを使ってるだけあって妨害盤面の強度としては非常に高く、半端なデッキでは捲ることがほとんど不可能なものとなっています。
しかしながら、盤面を多少除去されてしまっても、《Aiドリング・ボーン》や《ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ》などの効果で蘇生することも可能です。
また環境によっては 《アコード・トーカー@イグニスター》 よりも《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》の方が強力な場面も多いです。
この展開であればカウンター４つの《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》（モンスター無効４回）が出せるので、必要であればそちらに差し替えると良いでしょう。
【＠イグニスター】デッキをカスタムするおすすめカード
【斬機】関連カード
《斬機サーキュラー》
(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1500 / 守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：デッキから「斬機サーキュラー」以外の「斬機」モンスター１体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスター１体でしか攻撃できない。
②：このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに他の「斬機」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「斬機」魔法・罠カード１枚を手札に加える。
《塊斬機ダランベルシアン》
【 エクシーズモンスター 】
星 4 / 地 / サイバース族 / 攻2000 / 守0
レベル４モンスター×２体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードがＸ召喚に成功した場合、このカードのＸ素材を以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●２つ：デッキから「斬機」カード１枚を手札に加える。
●３つ：デッキからレベル４モンスター１体を手札に加える。
●４つ：デッキから魔法・罠カード１枚を手札に加える。
②：自分フィールドのモンスター１体をリリースして発動できる。
自分の手札・墓地からレベル４の「斬機」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
【斬機】はサイバース族モンスターで構成された、シンクロ・エクシーズ召喚主体のテーマデッキです。
展開の途中でサイバース族モンスターしか出せなくなってしまいますが、【サイバース族】の展開サポートとして非常に優秀なカードとなっています。
とくに《斬機サーキュラー》と《塊斬機ダランベルシアン》はランク４のＸ召喚ができれば採用できる、非常に扱いやすい出張パーツとなっています
【M∀LICE】関連カード
《M∀LICE White Rabbit》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻1200 / 守300
このカード名の①③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
同名カードが自分の墓地に存在しない「Ｍ∀ＬＩＣＥ」罠カード１枚をデッキから自分フィールドにセットする。
②：このカードをリンク先とする「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは０になる。
③：このカードが除外された場合、３００ＬＰを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はＬモンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。
《M∀LICEHEARTS OF CRYPTER》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2500 /
【リンクマーカー：上/左下/右下】
「Ｍ∀ＬＩＣＥ」モンスターを含むモンスター３体
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分・相手ターンに、自分の除外状態の「Ｍ∀ＬＩＣＥ」カード１枚を対象として発動できる（このカードのリンク先にモンスターが存在する場合、この効果の発動と効果は無効化されない）。
そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード１枚を除外する。
②：このカードが除外された場合、９００ＬＰを払って発動できる。
このカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。
【M∀LICE】もサイバース族モンスターで構成された、リンク召喚を用いるテーマデッキです。
【闇属性】【サイバース族】【リンク召喚】と【＠イグニスター】でも扱いやすいステータス構成となっており、展開に伴う制約も気にせず共有することができます。
先述した【斬機】と同様に【サイバース族】の展開力を十分に活かし、手数で相手の妨害を乗り越えることができるでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
【＠イグニスター】デッキは非常に強力な展開デッキでありながら、キャラデッキとしての側面も持っているので、初心者から上級者まで幅広い方にオススメできるテーマデッキです！
展開が多少複雑なところこそありますが、使いこなせば非常にパワーの高いデッキとなっていますので、気になっているなら是非この機会に触れていただきたい優秀なテーマデッキとなっています！
興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。
ここまでのご精読、ありがとうございました！
