はじめに
こんばんは、はみるとんです!
今回は「DUELIST ADVANCE」で強化された【ティスティナ】を紹介していきます!
【ティスティナ】といえば完全1枚初動が無い事が欠点として真っ先に上がる、初動の細いテーマでしたが、今回の新規が圧倒的にその点を改善してくれました。
また、《神域 バ=ティスティナ》の後攻での性能が非常に高いというのがウリのテーマでしたが、先攻ではあまり強い展開に絡まなかったり、そもそもテーマ全体として単体初動が無い事で安定感が低いという欠点がありました。
しかし《結瘴龍ティスティナ》の登場で《神域 バ=ティスティナ》に繋がるすべてのカードが単体初動となったため、これらのカードをフル投入できることで実質的に後手の捲り能力も上がりました。
また《結瘴龍ティスティナ》を相手ターンに素材として墓地へ送る事が出来れば更に蘇生とサーチも出来るので、継戦能力の高さにもさらに磨きがかかりました!
というわけで、新規たった1枚で革命的な強化となった今弾の【ティスティナ】デッキ、実際にどんな動きをしていくのか見ていきましょう!
目次
【ティスティナ】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ティスティナ】デッキの特徴
リソースの増え方が凄い
自己蘇生しながらサーチをする《結瘴龍ティスティナ》、手札から特殊召喚しながらサーチを行い妨害もこなす《ティスティナの半神》、永続魔法として残り毎ターン召喚権追加とサーチを行う《ティスティナの息吹》、サーチと自己蘇生を行う《ティスティナの歩哨》といった感じで、【ティスティナ】のエンジン部分となるカードはどれも1枚が複数枚分の仕事を継続的に行う事が出来ます。
これによって、盤面の枚数が増えながら手札と墓地リソースもガンガン増えていき、多面的な攻めが出来たりリソース勝負に強いというのがこのテーマのウリとなっています。
除去に強い
《神域 バ=ティスティナ》と《結晶神ティスティナ》はそれぞれ自身が破壊され墓地へ送られた場合に相手の盤面を処理する能力を持っており、これにより《ライゼオル・デッドネーダー》などの除去による妨害に非常に強いテーマとなっています。
またそれらの除去を使われずにスルーされた場合は《結晶神ティスティナ》で裏守備にすることで無力化できるため、その後の別の動きも通りやすく、総じて非常に乗り越え性能の高いテーマとなっています。
【ティスティナ】カードの解説
初動となる【ティスティナ】カード

【 フィールド魔法 】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ティスティナ」モンスター1体を墓地へ送る。
相手フィールドに表側表示カードが3枚以上存在する場合、さらに手札・デッキから「結晶神ティスティナ」1体を特殊召喚できる。
②:フィールドゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ティスティナ」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース

【 効果モンスター 】
星 1 / 水 / 水族 / 攻200 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから「神域 バ=ティスティナ」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の「ティスティナ」魔法・罠カードが相手の効果で破壊された場合、このカードを除外して発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から光属性の「ティスティナ」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース

【 効果モンスター 】
星 3 / 風 / 水族 / 攻1200 / 守1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに光属性の「ティスティナ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:自分フィールドの、「ティスティナ」モンスター1体か裏側表示カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから「ティスティナ」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース

【 効果モンスター 】
星 10 / 闇 / 水族 / 攻2000 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「結瘴龍ティスティナ」以外の「ティスティナ」モンスター1体を手札に加える。
このターン中、自分フィールドの光属性の「ティスティナ」モンスターの攻撃力は1000アップする。
②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドゾーンにカードが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分は「ティスティナ」モンスターしか手札・墓地から特殊召喚できない。
出典:遊戯王公式データベース
新規の《結瘴龍ティスティナ》のおかげで《神域 バ=ティスティナ》によって墓地に《結瘴龍ティスティナ》を送る事が初動になるため、ここに繋がるカードから更なる【ティスティナ】カードにアクセスする事が出来ます。
またこれらのカードは相互にサーチを行う事が出来るため、どこかが止まっても複数枚の合わせ引きによる貫通が非常に容易となっています。
【ティスティナ】デッキと相性が良いカード
《カオティック・エレメンツ》

【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のデッキ・墓地からレベル5以上で炎族・水族の光・闇属性モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地に炎族・水族モンスターが3体以上存在する場合、フィールドのカード1枚を破壊できる。
②:相手フィールドに炎族・水族の光・闇属性モンスターが存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
《ティスティナの半神》をサーチすることで誘発に対する貫通札となったり、本来《ティスティナの半神》をサーチしてきていた部分で《結晶神ティスティナ》をサーチすることで相手ターンに裏側守備表示にする効果を狙う上振れ展開を行ったり、展開において様々な用途で使うことが出来ます。
またサーチ先が非常に強力なカードであることから最初にこれから入ることで《灰流うらら》などを吸わせるという用途で使う事も出来ます。
【ティスティナ】デッキの回し方
【使用カード/条件】
- 《神域 バ=ティスティナ》
- 《ティスティナの戯れ》
【結果】
- 《終戒超獸-ヴァルドラス》《影法師トップハットヘア》《I:Pマスカレーナ》《ティスティナの胎動》

【手順】
- 《神域 バ=ティスティナ》を発動し、効果で《結瘴龍ティスティナ》を墓地へ送る
- 《結瘴龍ティスティナ》の効果を発動し、効果で自身を特殊召喚
- 《結瘴龍ティスティナ》の効果でデッキから《ティスティナの半神》をサーチ
- 《ティスティナの半神》の効果で自身を特殊召喚しつつデッキから《ティスティナの息吹》をサーチ
- 《ティスティナの息吹》を発動し、効果で《結瘴龍ティスティナ》を裏側守備表示にして《ティスティナの歩哨》をサーチ
- 《ティスティナの歩哨》を召喚し、効果で裏側の《結瘴龍ティスティナ》を破壊してデッキから《ティスティナの猟犬》をサーチ
- 《ティスティナの猟犬》を《ティスティナの息吹》の効果で召喚
- 《ティスティナの歩哨》+《ティスティナの猟犬》で《影法師トップハットヘア》をリンク召喚し、効果で《ティスティナの胎動》をデッキからセット
- 《ティスティナの歩哨》と《ティスティナの猟犬》を自身の効果で特殊召喚
- 《ティスティナの歩哨》+《ティスティナの猟犬》で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚
- 《ティスティナの戯れ》を発動し、《結瘴龍ティスティナ》を墓地から特殊召喚
- 《ティスティナの半神》+《結瘴龍ティスティナ》で《終戒超獸-ヴァルドラス》をエクシーズ召喚
【盤面の解説】
《ティスティナの胎動》で相手のモンスターを道連れに出来る状態にしつつ《I:Pマスカレーナ》によって退かす事で実質フリーチェーンの除去として運用します。また、《I:Pマスカレーナ》によって出た《S:Pリトルナイト》などで更に追加の妨害をしつつ、《終戒超獸-ヴァルドラス》の無効と除去も構える事が出来ます。
上記の流れのなかで《終戒超獸-ヴァルドラス》の素材となっている《結瘴龍ティスティナ》が墓地へ送られた際に、場に《神域 バ=ティスティナ》が残っている場合そのまま《結瘴龍ティスティナ》が自己蘇生されるため、さらに次ターン用の後続をサーチする事も出来ます。
《結晶神ティスティナ》を構える展開
【使用カード/条件】
- 《神域 バ=ティスティナ》
【結果】
- 《結晶神ティスティナ》
- 《ティスティナの半神》

- 《神域 バ=ティスティナ》を発動し、効果で《結瘴龍ティスティナ》を墓地へ送る
- 《結瘴龍ティスティナ》の効果で自身を特殊召喚し、《ティスティナの半神》をサーチ
- 《ティスティナの半神》の効果で自身を特殊召喚し、《ティスティナの息吹》をサーチ
- 《ティスティナの息吹》の効果で《結瘴龍ティスティナ》を裏側守備表示にし、《ティスティナの歩哨》をサーチ
- 《ティスティナの歩哨》を召喚し、効果で自身を破壊して《結晶神ティスティナ》をサーチ
- 《ティスティナの歩哨》の効果で自身を墓地から特殊召喚
- 《ティスティナの息吹》の効果で増えた召喚権を使って、《結瘴龍ティスティナ》と《ティスティナの歩哨》をリリースして《結晶神ティスティナ》をアドバンス召喚
【結果】
《結晶神ティスティナ》が場にいる事で《ティスティナの半神》の条件が満たされ、フリーチェーンで相手のモンスターを全て裏側にしつつ表側の魔法・罠カードを墓地送りするという強力な妨害が成立します。
1枚初動の動きとしては完全にこれだけを構える場合妨害数が足りないので、2枚初動の組み合わせなどで絡める事が多いです。
またこの展開は《結瘴龍ティスティナ》が墓地から、《ティスティナの半神》が手札から、《ティスティナの歩哨》が墓地から特殊召喚されるという展開なため、《マルチャミー・フワロス》を食らった状態で一切ドローさせずに構える事が出来る妨害でもあります。
【ティスティナ】デッキを扱う上でのポイント
制約に注意
《結瘴龍ティスティナ》の効果を使った後、手札・墓地から【ティスティナ】モンスター以外のモンスターを特殊召喚出来ないため、【デモンスミス】をはじめとした出張ギミックを使う場合は展開の順番に注意が必要です。
《神域 バ=ティスティナ》の追加効果を活かそう
《神域 バ=ティスティナ》は相手の場に3枚以上表側のカードが存在する場合に追加で《結晶神ティスティナ》をリクルするという非常に強力な効果を持っており、これによって【ティスティナ】の後手捲り性能は非常に高いのですが、後手のターンが回ってきた段階で存在している表側のカードというのは直接妨害となっている場合が多く、乗り越えのためにこれを除去してしまうと条件が満たされなくなるという複雑な状況になってしまいます。
《禁じられた一滴》のように除去ではなく無効によって妨害を乗り越えるカードを多数採用することで、妨害は消しつつ条件は満たされたままという状態を作る事ができるため、この流れが【ティスティナ】の理想的な後手の展開となります。
【ティスティナ】デッキをカスタムするおすすめカード
【アザミナ】ギミック

【 永続魔法 】
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「アザミナ」カード1枚を手札に加える。
②:モンスターが相手の墓地へ送られた場合、自分フィールドに「アザミナ」モンスターが存在していれば発動できる。
相手は1500LPを失い、自分は1500LP回復する。
③:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース

【 融合モンスター 】
星 6 / 闇 / 幻想魔族 / 攻2000 / 守2400
幻想魔族モンスター+魔法使い族・光属性モンスター
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚した場合に発動できる。
デッキから「アザミナ」カードか「罪宝」カード1枚を手札に加える。
②:相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドの「アザミナ」モンスターの数×500ダウンする。
③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「罪宝」魔法カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王公式データベース
【アザミナ】ギミックは万能無効を構えつつ場に《告死聖徒ルシエラーゴ》を余らせることが出来るので、《ティスティナの歩哨》や《ティスティナの息吹》を使いやすくなり、また《告死聖徒ルシエラーゴ》の破壊された時の効果も活かしやすくなります。また、エクストラデッキからの展開となるため《結瘴龍ティスティナ》の制約にも引っかかりづらく、【ティスティナ】部分だけでは構えづらい魔法・罠カードに対しての妨害となるため、全体的に非常に相性が良いです。
おわりに
というわけで、今回は【ティスティナ】デッキの紹介でした!
元来持っていた後手の展開力の高さを底上げしながら先手でも安定するようになった非常に良い強化を貰い、テーマの独自性も加速した非常に面白い強化となりました。
継戦能力も高く柔軟性も高く、使っていて非常に面白いテーマなため、ぜひ使ってみてください!
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました!