こんにちは。時代は熱血! 神結です。
爆熱剣 バトライ刃が、帰ってくるよ~~~!

(プレミアム殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱天守 バトライ閣
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:火
コスト:5マナ
マナ:-
■自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
────────────龍解後────────────
カード名:爆熱DX バトライ武神
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりにフォートレス側に裏返す。
入り方がなんかプレチャンっぽいけどそれはさておき、8月1日の殿堂発表にて《爆熱剣 バトライ刃》のプレ殿解除が発表されました。
2022年の【4cドラグナー】や【ガイアッシュ覇道】で使ってたのを最後にしょっぴかれてしまいましたが、この度3年ぶりの復活ということで、流石に話題となっております。
そしてそれとは違う話題なのですが、今年はクロニクルデッキ「⿓魂紅蓮譚」が発売してから5周年にあたります。
その「⿓魂紅蓮譚」の発売が8月だったのもあり、《爆熱剣 バトライ刃》のプレ殿解除というのも合わさって、いよいよ期は熟したでしょう。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【デイガドラグナー】(初期型)です。
目次
本日の名作デッキ紹介
伝説の始まり 「デイガドラグナー」
というわけで今回の名作デッキは始まりのドラグナー、【デイガドラグナー】の初期判になります。
リストはこんな感じ。


細部を調整はしていますが、デッキ作成日の日付が2020年9月1日とかでした。地層から発掘。
デッキとしては「⿓魂紅蓮譚」のカードを構築をベースとしており、そこに《ヘブンズ・フォース》や《龍装05号 イヴィルヴィ / イーヴィル・フォース》、そしてドラリンパックで先に登場した《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》を併せて完成したのがこのデッキになります。
この後、約4ヶ月ほど活躍を続けるドラグナーデッキの、その最初の形となります。
このドラグナーの特徴としては、「ドラグナーデッキ」であることです。
どういうことかと言いますと、このデッキは「ドラグナーデッキ」であり「ドラグハートデッキ」でもあるのですが、「ドラゴンデッキ」とは違うのです。
例えば《メンデルスゾーン》があるわけでもなく、ドラゴンデッキにありがちな《爆熱剣 バトライ刃》による捲りで勝つというデッキでもないのです。
しかし《爆熱剣 バトライ刃》自体はフルに活用するデッキではあるので、デッキとしてはかなり新しいタイプのものと言えました。
コンセプトは《爆熱剣 バトライ刃》から捲ったドラゴンの質とかは気にせず、シンプルにドラグナーとドラグハートの物量によって破壊するのがこの【デイガドラグナー】ということになります。
それを実現するカードが、この《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》です。

【 進化クリーチャー(超無限進化) 】
種族 ドラグナー・ドラゴン / 文明 光/闇 / パワー7000 / コスト5
■超無限進化:自分のドラグナー1体以上の上に置く。
■侵略:ドラグナー(自分のドラグナーが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーの下に重ねたカード1枚につき、コスト3以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(その中のドラグハート・ウエポンはすべて、このクリーチャーに装備する)
このカードのお陰で、ドラグハートを使って相手に大きな圧力を掛けられるのもですが、様々なメタカードを突破できたりするので、個人的にはかなり万能なカードだと思っています。当時、《とこしえの超人》は存在していません。
ただドラグナー亜種の最終形には採用されないケースもあったので、この【デイガドラグナー】のことを“デッドマンドラグナー”と呼称するケースもありますね。
効果としては、超無限進化+侵略持ちで、登場時に「このクリーチャーの下に重ねたカードの枚数」を参照して、その枚数分ドラグハートを出すというもの。
ですので侵略時に2枚のドラグナーを進化元にしてドラグハートを複数装備させたり、或いは複数枚侵略宣言をしてドラグハートを一気に4枚出したり……なんてことも可能です。
進化元の参照がドラグナーという種族参照であることも大きく、これで《希望のジョー星》を避けることが出来ますし、またメタクリーチャーに対しては《無敵剣 プロト・ギガハート》を装備することで耐える、といった運用が可能でした。
これによって場にドラグハートを複数用意し、それらを龍解させながら圧殺していく、というのがこのデッキになります。
フィニッシュパターンとしては、《爆熱DX バトライ武神》による展開による圧殺の他、《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》によって軽減された《最終龍覇 グレンモルト》の着地でもOK。

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 光/闇/火 / パワー6000+ / コスト7
■スピードアタッカー
■パワード・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。
ほぼ無限の除去耐性を持った《最終龍覇 グレンモルト》が《銀河剣 プロトハート》で2回攻撃してくるので、止める術はほぼないです。当時、G・ストライクは存在していません。
《最終龍覇 グレンモルト》の早期着地を促す《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》も非常に強力なドラグハートであり、《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》が絡むと”ついでのように”展開しやすいカードとなっております。

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 光/闇/火 / コスト3
■これを装備したクリーチャーが光なら「ブロッカー」を、闇なら「スレイヤー」を与え、火なら、バトル中のパワーを+2000する。
■自分のドラグナーすべての召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、自分の他のドラグハートをバトルゾーンに出していれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
────────────龍解後────────────
カード名:終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:光/闇/火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド・ドラゴン/デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:7000+
コスト:5
■ブロッカー
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
■自分のドラグナーすべての召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
またドラグナーを支えているカードとして、《龍覇 ラブエース》を外す訳にもいかないでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・ドラゴン / ジャスティス・ウィング / ドラグナー / 文明 光 / パワー3500 / コスト4
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト3以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
■自分のドラグハートをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
早期に着地したコイツが《爆熱天守 バトライ閣》を用意したり、後続の《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》を確保したり、そもそも2枚目の《龍覇 ラブエース》が着地してとんでもない手札になったりとあらゆる愛を振りまいており、「ヒビキはともかくラブエースは無理」なんて話もあったくらいです。
現在、《爆熱剣 バトライ刃》のプレ殿解除にともなって再び注目されるカードとなっています。
基本的には動きとしては、《爆龍覇 リンクウッド》や《龍覇 グレンアイラ》などからゲームをスタートし、その後に《龍覇 ラブエース》などから《爆熱剣 バトライ刃》を投下。
《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》があればそのままドラグハートを複数展開が可能で、無くても《爆熱天守 バトライ閣》へと繋げることができます。
あとは《爆熱天守 バトライ閣》の威力で展開&圧殺を目指す、といった感じです。
どっかで《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》を作れていると、《最終龍覇 グレンモルト》の着地も容易に。コイツが着地してもゲームは終わります。
もちろん上振れて《ヘブンズ・フォース》が絡むとゲーム展開はもっと早いですし、お馴染みの《爆龍覇 ヒビキ》+《爆熱剣 バトライ刃》からの踏み倒しの動きもあります。
ただその動きの本領が発揮されるのは、このタイプのドラグナーではないですね。基本的には《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》とドラグハート・クリーチャーのデッキという感じに認識していただければと思います。
こうして【デイガドラグナー】は登場から早々に環境を掌握。
しかし【デイガドラグナー】の活躍にともなって各デッキにメタカードなどが採用されていくことも増え、それらへの対抗も含めて、ドラグナーはここから様々な形へと変化していくこととなるのです。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第157回は私の大好きな【デイガドラグナー】でした。
ドラグナーについてはコロナ禍のデッキであったことに加え、全国大会が予定されては中止となるなどを繰り返しており、競技的な情報はそこまで浸透せず、結果としては多少ネット上で誇張されて伝えられているなと感じることも多いです。
今回の連載に於いては、なるべく当時の実態に即している(と、私が判断しているもの)内容をお届けできればと考えております。
ドラグナーは派生も多く、あと3つは更新を予定しています。お楽しみに。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
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