皆様こんにちは、たけじょーです。
八月は早くも後半戦、もう夏休みが終わってしまった方もいれば、残り僅かになってようやく宿題に向き合い始めている方もいらっしゃることでしょう。夏ですねえ。ちなみに私は学生時代、よく9月に入ってから宿題に取り掛かっていました。
さてさて、そんな日本の夏の風物詩と言えば……そう、超CSですね。去る8月10日に無事終結した超CSⅧ in北海道に加え、今週末8月23日には大阪にて二度目の開催が控えています。デュエマの夏はまだまだ終わりませんよ!
というわけで、今回の時事ネタは「超CS特集」!旧殿堂環境の締めくくりとなった北海道大会を振り返りつつ、新殿堂環境初の大型大会となる大阪大会に向けて注目デッキ・カードをご紹介していきます!
目次
ファンタジーからヒロインへ
まずは北海道大会の振り返りから。道内初の大型大会となったこのイベント、全国から集まった猛者はもちろん、多くの地元ファンから歓待されたまさしく「超CSらしい」イベントとして幕を閉じました。熱戦の様子は公式カバレージで読めますよ。
8月12日の殿堂レギュレーション改正を目前にしていたこともあってか、半ば追悼式の様相を呈したこの大会。勿論と言うべきか、環境の中心にいたのは【ファイアー・バード】でした。ベスト128に30人、TOP16人に6人を送り込んでいます。一度殿堂入りを経験したデッキとは思えませんね。
他にも「旧殿堂」のデッキとしては【水闇自然アマテラス】【ペテンシーフシギバース】【光水闇墓地退化】なども最後の輝きを放ちました。なんとびっくり、いずれも《真気楼と誠偽感の決断》と縁の深いデッキですね。不思議だなあ……
しかし、それらを押しのけて優勝したのはこの夏登場の新デッキ【水単サイバー】でした。しかも、共に調整した二人のプレイヤーがワンツーフィニッシュを飾るという超ドラマチックな展開に。決勝カバレージはこちらから。
【サイバー】は【バード】がキツイ、なんてことも言われていたのですが、下馬評を覆す形での優勝を決めています。もちろん直接大会の相性だけが結果を左右するわけではないですが、「ファンタジーBEST」発売から1年続いた【ファイアー・バード】王政の幕引きとして、実に印象的な結果と言えるのではないでしょうか。
どうなる?波乱の新環境
さて、そんなわけで始まった新殿堂環境。未だ混沌としてこそいるものの、各地で行われたCS結果を見ると、有力株はおおむね出揃ってきているのではないでしょうか。
まず名前を挙げるべきはやはり【水単サイバー】でしょう。メクレイドを絡めた高速展開から《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》へパスをつなぎ、《昇カオスマントラ》の超魂Xを使って超展開。最後は《S級宇宙 アダムスキー》や《サイバー・N・ワールド》×《パクリオ》などで〆です。
最速3ターンで始動する爆発力はもちろんのこと、相手のシールドをブレイクせずに勝ててしまうアンフェアさもこのデッキの持ち味と言えます。前回優勝者ということもあり、多くのプレイヤーが意識せざるを得ないデッキとなること間違いなしです。

同じく「ヒロインBEST」出身のデッキタイプとしては【自然単キャベッジ】も見逃せません。足回りと受け札が大幅に強化されたのみならず、《うららかもも&ミノマル ー献身のヒロインー》を獲得したことで呪文への耐性も獲得。《地封龍 ギャイア》との2枚コンボで相手を圧殺します。
ビッグアクションは早くとも4ターン目とやや速度が劣るのが気になるところではありますが(十分早いじゃんは禁句)、決まってしまえばこちらもほぼ勝ち。カウンターギミックもほとんど封殺してしまうため、【水単サイバー】の存在も考えると受けに特化したデッキはかなり居心地が悪い環境になりそうです。
そうして速攻へのガードが下がってくると、いつだって怖いのが【火自然アポロヌス】。【ファイアー・バード】はいないしもういいや、なんて油断していたらあっという間に跳ね飛ばされます。
構築自体はほとんど「いきつよ」準拠、そこに《禁断の轟速 ブラックゾーン》や《エボリューション・エッグ》を足したくらいの差のものが殆どですが、最近では《偽りの希望 鬼丸「終斗」》の採用など更なる開拓も模索されている様子。ニュースタンダード誕生はあるのでしょうか。
他にも前回大会になかった要素として期待したいのが「ボルシャックの書」「アルカディアスの書」出身のカード達。前環境より存在した【火光自然バクテラス】【巨大アルファディオス】の強化パッチ、あるいは新機軸のデッキが生まれるきっかけ足りえるでしょうか。
まだ未成熟だからこそ、ありとあらゆるデッキにチャンスがあるのがこの夏の超CS。思わぬデッキの復活劇やシークレットデッキのお披露目なども含め、今からワクワクして待つことにしましょう。
こんなカードにご用心
環境の変わり目ということで、ちょうど様々なカードが検討されているタイミング。あちこちで「○○が強い!」「××買っとけばよかった……」なんて声が聞こえるのも恒例行事です。
過ぎてしまったものは仕方ないとしても、今から巻き返せばまだ間に合うかも?超CS前の予習も兼ねて、最近話題のカード達をサクッとチェックしておきましょう。
《魔誕の悪魔デスモナーク》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / フュージョナー / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中からNEOクリーチャーまたは進化クリーチャーを1体表向きにし、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。
■超魂X (これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
以前から《PERFE910-御代紅海》を軸とした【火光自然サムライ】の初動兼超魂X元として採用の見られたカードですが、かの【水単サイバー】に投入されるケースが確認されるようになりました。
使い方は至ってシンプルで、《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》に敷くとジャストダイバー・3打点の進化獣が2回殴れるように。ここに《喜像エル》なども掛け合わせることで、ループせずに殴り倒す形の【水単サイバー】が成立するようになったのです。手札進化って怖いね。
ジャストダイバーのせいでとにかく除去しづらいのが悩みのタネで、生半可なトリガーでは受かりません。ループやコンボに意識が寄っている環境では予期せぬ速攻に泣かされることもあるかも……?
《Dの天災 海底研究所》

【 D2フィールド 】
文明 水 / コスト2
■このD2フィールドが出た時、カードを1枚引く。
■自分の進化クリーチャーはブロックされない。
■相手の進化クリーチャーは、出たターン攻撃できない。
(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを破壊する。)
勢いづく【水単サイバー】に刺さりまくるカードとして注目度の高まる1枚がこちら。2コストという軽さで《マクスハト》に先んじて登場し、進化クリーチャーの即攻撃を禁止します。これで中核となる《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を止めてしまおうという算段ですね。
進化クリーチャー全般に有効なのも嬉しいポイントで、【アポロヌス】の《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》や【巨大アルファディオス】の《王導聖霊 アルファディオス》なんかもまとめて止まります。私の大好きな【火水闇アビス】なんかは出されたらほぼ負けです。厳しい。
昨今エレメント除去自体は増えているものの、それでもD2フィールドということで場持ちは良いほう。対策カードが積めていないと場合によっては「積む」ことも……。進化クリーチャー主体のデッキを持ち込む皆様、ぜひエレメント除去の採用も検討してみてください。
《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 水 / パワー8000 / コスト6
■G・ストライク
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■相手がカードを実行した時、自分はカードを1枚引いてもよい。このターン、相手のクリーチャーは攻撃できない。
令和の《ガンリキ・インディゴ・カイザー》は凄いですよ。ブロッカー・W・ブレイカーの豊満ボディにG・ストライクとジャストダイバーのおまけつき、さらに相手がカードをプレイする度に1ドロー!これで即時攻撃も防いでくるのですから大したものです。
6コストとやや重めなのが気になりますが、ここは《ヨビニオン・マルル》や《メンデルスゾーン》らの強力マナ加速と組み合わせれば解決します。一旦出してしまえば1ターンはかなりの確率で生き残りつつ、ドローと攻撃ロックでゲームの流れを一気に引き寄せてくれることでしょう。
現時点では【水闇自然マルル】や【ガイアッシュ覇道】などで中継ぎ役として試されている様子です。ドローのおかげで速攻デッキ以外にも役割を持てるのが腐りにくくてGOOD。余ったスロットにとりあえず入れてしまってもいいかもしれませんね。
まとめ
- 北海道お疲れさまでした&行くぞ大阪!
- ヒロベス環境一発目、どうなる
- 進化クリーチャーを取り巻くカードに要注目
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!
北海道は留守番でしたが、大阪には私も参戦予定!会場でお会いしましょう!