| このデッキはこんな人におすすめ |
| ・2→4→6の綺麗なマナカーブで動くデッキが好きな人 ・《煉獄魔弾 エターナル・ソード》を連打したい人 ・シノビやS・トリガーで相手ターンに捌くのが好きな人 ・昔《 ドンジャングルS7 》が高くて買えなかった人 ・格安でも受けが堅い青緑系コントロールを触りたい人 |
どーもゆうへいパパです。
ジュニアGPはとても楽しかったなぁ……来年もあるといいなぁと余韻に浸りながら、12月を過ごしています。
思い返せば、昔は高くて奥歯をギリギリ言わせながら買ったカードも、いまは手頃になりました。
良い再録が増えたな~と感じます。
今回は、そのなかでも《ドンジャングルS7》を使ったデッキをご紹介します!!
第239回目となりました当企画『格安デュエマ研究所』。

その名の通り、安くて楽しいカードを活かして格安デッキを研究する…という企画となっております。
今回の主役となるのは、こちら。
《 ドンジャングルS7 》(シングル価格:110円)です。
数度の再録を経て、2018年の名カードがついに帰ってきました。
7年前、カードショップのショーケースで《ドンジャングルS7》が3,000円以上で並んでいるのを見て「ぐぬぬ……」となったのは、今では良い思い出です。
今回は、その《ドンジャングルS7》を軸にした『令和版チェンジザドンジャングル』をご紹介します。
もう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
はじめに:この企画のルール
当企画『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5,000円)以内」という基準を設けさせていただきます。
(シングル価格は、執筆時点(2025/12/11)のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)相当として計算)

もちろんすでに持っているカードを使ったり、カード状態にこだわりがなければ、さらに安く構築することも可能ですね。
また、忘れてはいけないのが『安いデッキは高額デッキの代用品ではない』ということ。あくまで「安いけれど強い・面白い」と言えるような、独自性のあるデッキを追い求めていこうと思います。
令和版チェンジザドンジャングルのコンセプト
数度の再録を経て帰ってきた《ドンジャングルS7》を、総額5,000円以内の「令和仕様」で使い倒す、それがこのデッキのコンセプトです。
狙いは2→4→6のマナカーブから

①《ソーナンデス》のJチェンジ8で《ドンジャングルS7》の出た時能力でパワー7000以下をマナから踏み倒し展開していきます。
②《龍装艦 チェンジザ》をバトルゾーンへ出し、手札をはじめて捨てた時に5コスト以下の呪文を踏み倒しシノビクリーチャーを駆使して様々な呪文を相手ターン中にも撃つなどの多角展開の二本柱です。
さらにデッキ内の「ナイト」密度を高め、《煉獄魔弾エターナル・ソード》や《~神帝、完成せり~》で面制圧→打点追加まで一直線です。

受けは《九番目の旧王》《怒流牙 佐助の超人》《裏斬の取引 パルサー》、再現性は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で担保します。
安い・速い・硬い
令和版チェンジザドンジャングル
開幕です。
格安デッキレシピ
なお本稿の総額4,370円は2025/12/11時点のカーナベル最安A状態を基準に算出しています(在庫や相場で変動)。
最新価格は「デッキ価格をシミュレーション」からご確認ください。
今回のデッキ40枚は《双龍覇王 モルトVERSUS》1枚とほぼ同じ金額です。
もしご希望のカードがございましたら、デッキリストの「デッキ価格をシミュレーション」から「在庫チェック」を選択して直接ご購入いただけます。
あまり知られていない機能ですが、大変便利ですので、ぜひ一度お試しください。
採用カード解説
メインギミック
《ドンジャングルS7》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー8000+ / コスト8
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
110円
《ドンジャングルS7》でまず特筆すべきは、出た時能力でマナゾーンからパワー7000以下のクリーチャーを踏み倒せる点です。
本体はコスト8とやや重めですが、踏み倒し先の能力まで含めれば実質コスト以上のリターンが見込めます。
さらに自然文明のマナ加速やJチェンジを絡めれば、意外と早期着地も可能です。
また、バトル中にパワー+6000されるため、マッハファイターや攻撃誘導能力との相性は抜群。
パワー14,000ともなれば、並のクリーチャーではまず突破できません。
どかす手段のないデッキはこの1枚で詰みます。
《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
─呪文─
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。
170円
《龍装艦 チェンジザ》は、2→4→6の理想カーブで着地させたい要です。
各ターン、手札をはじめて捨てた時に5コスト以下の呪文を無料キャストできるため、相手ターンは受け札、こちらのターンは展開補助と、両面で圧をかけられます。
さらに呪文面の《六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》で次のターンのはじめまで攻撃・ブロックを各1回に制限します。
盤面の膨張や多面攻撃を抑え込み、チェンジザ側のゲームプランに持ち込みやすくなります。
初動
《Disレオポル》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・ウイルス / ナイト / ディスタス / 文明 水/自然 / パワー3000 / コスト2
■自分の呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
■自分がナイト呪文を唱えた時、自分の山札の上から1枚を見る。そのカードを手札に加えるかマナゾーンに置く。
85円
《Disレオポル》は種族に「ナイト」を持つ呪文軽減クリーチャーです。
自分がナイト呪文を唱えた時、マナブーストかドローのいずれかが誘発します。
本デッキのナイト呪文は《アントマ・タン・ライフ》と《煉獄魔弾エターナル・ソード》の2種。
これらに軽減+ブーストorドローが乗るのが強みです。
地味ですが忘れず活かしたい「おまけ能力」です。
《アントマ・タン・ライフ》

【 呪文 】
種族 ナイト / 文明 自然 / コスト2
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■自分の山札の上から1枚をタップしてマナゾーンに置く。
70円
《アントマ・タン・ライフ》は一見《フェアリー・ライフ》の下位互換ですが、種族に〈ナイト〉が付いたことにより《Disレオポル》の唱えたときのブーストorドローを受けられます。
つまり、2マナで唱えつつ本体の1ブースト+《Disレオポル》のブーストで合計2ブーストが狙え、テンポ面ではむしろ上位互換になり得ます。
《フェアリー・Re:ライフ》

【 呪文 】
文明 自然 / コスト2
■G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
160円
G・ストライク付きのマナブーストです。最近再録があったため、価格はやや落ち着いてきた印象。
受けが少し薄かったので、G・ストライク持ちのこちらを採用しました。
《裏斬の取引 パルサー》

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / シノビ / 文明 水 / パワー6000 / コスト3
■ニンジャ・ストライク5(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかったら、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを山札の下に置く)
■このクリーチャーは攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■自分の墓地にカードが6枚以上あれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
50円
《裏斬の取引 パルサー》は水単色のシノビで、終盤に墓地が肥えればブロッカー化できる受け札です。
直近のライバルである《裏斬隠 テンサイ・ハート》と比べても、ブロッカーになり得る点で差別化できます。
さらに、手札が弱いときのルーティング(引いて捨てる)ができること、パワー6000というサイズの大きさも高評価ポイントです。
加えて《龍装艦 チェンジザ》がバトルゾーンにいれば、ルーティングでカードを捨てるたびに《龍装艦 チェンジザ》の各ターン、手札をはじめて捨てた時に5以下の呪文踏み倒しを誘発できるため、受け札としての実効値も上がります。
《怒流牙 佐助の超人》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / アースイーター / シノビ / 文明 水/自然 / パワー3000 / コスト4
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ニンジャ・ストライク5
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。
50円
《怒流牙 佐助の超人》は、《龍装艦 チェンジザ》がバトルゾーンにいれば受け札になり得る性能を持つシノビ・クリーチャーです。
マナが伸びていない序盤は4マナのマナ加速要員としても活用できます。
また《斬隠蒼頭龍バイケン》と併用できれば受け札としてさらに強力に機能しますが、今回は予算の都合で見送りました。
《蒼狼の豊穣 ワクムテラス/オリジナル・ライフ》

【 ツインパクトカード 】
種族 ナイト / サムライ / オリジン / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
─呪文─
カード名:オリジナル・ライフ
文明:自然文明
コスト:2マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
130円
今回のデッキは2→4→6のマナカーブを重視し、盤面に種族「ナイト」のクリーチャーをできるだけ多く並べたい方針です。
そこで《蒼狼の豊穣 ワクムテラス/オリジナル・ライフ》を採用しました。
クリーチャー面は出た時に2ドロー、呪文面は1マナブーストというシンプルなツインパクトですが、本デッキとの相性は非常に良好。
本来は4枚採用したいところですが、多色比率が上がり過ぎると回りが不安定になるため、今回は2枚採用としました。
《蒼狼の大王 イザナギテラス》

【 クリーチャー 】
種族 ナイト / オリジン / ポセイディア・ドラゴン / 文明 水 / パワー3000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。
その中から1枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
80円
水単色でありながら2→4→6のマナカーブに組み込めるブロッカーです。
出た時に山札の上から5枚を見て1枚を手札に加え、その後コスト3以下の呪文を踏み倒せます。
このデッキでは実質マナブーストに寄与する運用が中心ですが、種族「ナイト」を持つ点に加え、後半でもトップ5から必要札を探せるサーチ能力が強力です。
逆転札を探しにいく局面でも非常に頼れます。
サブギミック/その他(トリガーやサポート)
《九番目の旧王》

【 呪文 】
文明 闇 / コスト5
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-12000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
▶このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-3000する。
60円
《九番目の旧王》は、大型を1体処理するか、小型を複数殲滅するかを選べるS・トリガー呪文です。
コスト5とやや軽めで、マッハファイターと組み合わせればさらに大物を叩くための補助として機能します。
また、《龍装艦 チェンジザ》がバトルゾーンにある状況で《怒流牙 佐助の超人》などの効果で能動的に捨てられれば、意表を突く受け札としても活躍します。
ここのトリガー枠はお好みのものを採用してください。
《ソーナンデス》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー7000 / コスト6
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■Jチェンジ8(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト8以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。
110円
《ソーナンデス》は《ドンジャングルS7》の発射台として優秀です。
Jチェンジ8により、6マナで《ドンジャングルS7》をバトルゾーンに送り出せます。
Jチェンジ後もマナに《ドンジャングルS7》が残っているなら、相手次第で《ソーナンデス》をさらに展開して連鎖を狙うことも可能です。
また、マッハファイターで邪魔な踏み倒しメタをどかす役割も担えます。
さらに、《ソーナンデス》が離れる時に手札へ戻すコストで1枚捨てる動きは、《龍装艦 チェンジザ》の「手札を捨てた時」誘発を起こせるため、覚えておきたいポイントです。
《煉獄魔弾エターナル・ソード》

【 呪文 】
種族 ナイト / 文明 水/闇 / コスト5
■KM-相手のエレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■キング・ナイト・マジック(自分のナイト1つにつき、この呪文のKM能力を追加で1回使ってもよい)
65円
《煉獄魔弾エターナル・ソード》は、このデッキにおけるサブフィニッシャーといっても過言ではない呪文です。
単体でそのまま撃っても、《陰謀と計略の手》のように扱えますが、キング・ナイト・マジックを持つため、自分のナイト1体につき追加で効果が発動します。
これこそが本デッキでナイトを多めに採用する最大の理由です。
ナイトが複数並べば効果は一気に凶悪になります。
王道W編でナイト持ちが増えたこともあり、こうした呪文は価格が安いうちに集めておくのが得策でしょう。
《~神帝、完成せり~》

【 NEOクリーチャー 】
種族 ゴッド / スチーム・ナイト / 文明 水 / パワー6000 / コスト5
■D・D・D[水(4)]
■NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、カードを1枚引く。その後、コスト5以下の、クリーチャーではないカードを1枚、自分の手札からコストを支払わずに実行してもよい。
410円
《~神帝、完成せり~》は、ナイト種族を持つサブフィニッシャーの1枚です。
攻撃の終わりに1ドローしつつコスト5以下の「クリーチャーではないカード」(呪文やタマシード等)をコストを支払わずに使用できます。
本デッキでは《煉獄魔弾エターナル・ソード》を叩き込み、盤面干渉を最大化するのが狙いです。
さらに「D・D・D」で追加打点を用意できるのも優秀です。
そして何より、ジャストダイバーが強力です。
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》

【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー6000 / コスト7
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
80円
何か呪文を墓地から回収する手段が欲しかったため、今回は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を採用しました。
「今回も」、ですね。
前述のとおり《煉獄魔弾エターナル・ソード》の盤面干渉力は非常に高いので、登場時に墓地から回収して1発、次のターンにもう1発と繰り返し撃てると強烈です。
またパワー6000で、《ドンジャングルS7》の踏み倒しライン(7000以下)に収まるため、状況に応じて臨機応変にバトルゾーンへ送り込める点も好相性です。
このデッキの回し方
①まずはしっかり6マナへ

このデッキは、まず早期に6マナへ到達することが最優先です。
2~3ターン目にテンポ良くマナを伸ばし、相手より先にビッグアクションを取ることを目指しましょう。
2コストマナ加速《アントマ・タン・ライフ》《フェアリー・Re:ライフ》《オリジナル・ライフ》と《Disレオポル》であれば手札に《アントマ・タン・ライフ》がある場合のみ《Disレオポル》が優先になる場合があります。
4コスト目では続けてマナ加速呪文を撃つか、《蒼狼の大王 イザナギテラス》《怒流牙 佐助の超人》でマナを伸ばしていきます。
《怒流牙 佐助の超人》は後々防御札になるので4マナ目で使ってしまうのは優先度低めです。
手札に何もない時は《蒼狼の豊穣 ワクムテラス》や《裏斬の取引 パルサー》などで手札を整えましょう。
自分より速い相手には、S・トリガーに頼る展開になりやすいため、その前提で受け札の配分とプレイ順を意識するのがコツです。
②チェンジザドンジャングルプラン

今回デッキを組むにあたり、チェンジザドンジャングルは非常に汎用性の高い2枚の基盤を有するデッキだと感じました。
すなわち《龍装艦 チェンジザ》と《ドンジャングルS7》は互いを補完し合う能力を持ち、マナカーブさえ意識できていれば、パワー7000以下の優秀なクリーチャーと組み合わせて主導権を握る(=相手をコントロールする)ことが可能です。
相手のデッキ次第では、《ドンジャングルS7》を突破する手段がなく詰む展開も起こり得ます。
さらに、《龍装艦 チェンジザ》の能力にシノビなどの「相手ターン中に手札を捨てる」手段が噛み合うことで、防御面もかなり強固になります。
③キング・ナイト・マジックプラン

結論はシンプル。
ナイトを並べて《煉獄魔弾エターナル・ソード》を叩き込むだけです。
バトルゾーンにナイトが1体でもいれば、《煉獄魔弾エターナル・ソード》のキング・ナイト・マジックが発動します。
まずはチェンジザドンジャングルのメインプランで基盤を整え、その後《煉獄魔弾エターナル・ソード》で盤面に穴を開ける、この流れで勝利をつかみましょう。
採用候補のカードたち
《時の法皇 ミラダンテⅫ》

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 光/水 / パワー12000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
そうしなければ、カードを1枚引く。
■ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
2,480円
《時の法皇 ミラダンテⅫ》は、チェンジザドンジャングルの定番フィニッシャーです。
近年は再録がなく価格が上昇傾向ですが、今なお多くのデッキで採用される名カードです。
手元にあるなら、迷わず投入してみてください。
《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ドレミ団 / 文明 水 / パワー8000 / コスト6
■G・ストライク
■ブロッカー
■ジャストダイバー
■W・ブレイカー
■相手がカードを実行した時、自分はカードを1枚引いてもよい。このターン、相手のクリーチャーは攻撃できない。
3,980円
《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》は、ドローソースに加えて攻撃阻害、さらにG・ストライクとジャストダイバーまで備える破格の1枚です。
チェンジザドンジャングルに組み込めば、確実に主戦力として活躍します。
とりわけ2→4→6のマナカーブに自然に収まる点は本デッキとのシナジーが高く、採用価値は非常に高いと言えます。
ただし現状価格が高騰しているため、本デッキの格安方針では泣く泣く不採用としました。
《ニコル・ボーラス》

【 クリーチャー 】
種族 エルダー・ドラゴン / プレインズ・ウォーカー / 文明 水/闇/火 / パワー7000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札から7枚選び、捨てる。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体、破壊する。
1,280円
《ニコル・ボーラス》は、《ドンジャングルS7》の踏み倒し先として最上位クラスのフィニッシャーです。
出た時能力で7枚ハンデスを迫り、攻撃時には相手クリーチャーを破壊可能です。
相手の殴り返しは《ドンジャングルS7》の攻撃誘導が引き受けてくれるため、盤面の制圧力と安全性が同時に高まります。
再録も多く、格安デュエマ研究所で扱える日も遠くないかもしれません。
すでにお持ちの方は、まずは1枚差しで試してみましょう。
《光神龍スペル・デル・フィン》

【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン / 文明 光 / パワー6000+ / コスト9
相手は、手札を表向きにしてプレイする。
このクリーチャーのパワーは、相手の手札にある呪文1枚につき+2000される。
相手は、呪文を唱えることができない。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
500円
《光神龍 スペル・デル・フィン》は、総予算に余裕があれば1枚差してみたい有力候補でした。
ただ、突然光文明を単色で1枚だけ差し込む構成は、色基盤に不慣れな初心者の方には混乱を招きやすいと判断し、今回は見送りです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ここ数年で環境級カードの再録が相次ぎ、かつて高価で断念したデッキも、手頃な価格で再現できる時代になりました。
しかも新カードによる強化で、昔以上の手応えを得られることもしばしば。
そろそろ《帝神龍装ティーゾリス》のツインパクト化も、ぜひお願いします!タカラトミーさん!!
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」など、感想やアイデアがあれば #格安デュエマ研究所 でツイートしていただけると嬉しいです。

【格安デュエマ研究所】研究成果一覧








