【英雄譚デッキ発売記念】背景ストーリー・グレンモルトの歩み

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【英雄譚デッキ発売記念】背景ストーリー・グレンモルトの歩み

グレンモルト》。

ドラグナーの象徴的な存在であり、多くの派生カードが生まれ、メディアミックスでも幾度となく主役級の扱いを受けた人気クリーチャーです。

本記事では、そんな《グレンモルト》の、背景ストーリーにおける歩みを辿ってまいります。

意外と知らない(?)《モルト》の英雄譚サーガを、どうぞお楽しみください。

※なお、ストーリーの描写は媒体によって異なる場合があります。本記事では、原則として2015年3月に発行された書籍『デュエル・マスターズ超全集DS』の記述に準拠し、不足をフレーバーテキストで補うものとします。

目次

第0章 ドラゴン・サーガ以前

エピソード3の最終セット『オメガ∞マックス』にて初登場しました。

お気づきでしょうか?《 爆闘剣士 グレンモルト 》、ドラグナー種族を持っていません

どうやら《ガイハート》を手にする前の姿のようです。この時に持っている顔の付いた剣が気になりますね……

通常版のフレーバーテキストでは火文明の苦境が、MODE→CHANGE版のフレーバーテキストではそんな状況を打開する龍王の剣について言及されています。

次々と他の文明でドラゴンの力が目覚めていき、本来、龍王を擁するハズの火文明は段々とその領土を失っていった。

《爆闘剣士グレンモルト》通常版フレーバーテキストより

我らが神は龍王の剣!あの剣の封印さえ解ければ戦況は逆転する!

《爆闘剣士 グレンモルト》MODE→CHANGE版フレーバーテキストより

実はドラゴン・サーガ以前の《グレンモルト》は、武闘レース「デュエル・マスターズ」に憧れる村の少年だったのです。

彼の村は《龍素記号 iQサイクロペディア》の支配を受けていた、とされています。

フレーバーテキストに示されているように、どうやら火以外のドラゴンが活性化したことで、火文明が追い詰められているようです。

第1章 龍解ガイギンガ

ここからはいよいよドラゴン・サーガに突入。

《グレンモルト》は言葉を話す不思議な剣《ガイハート》と出会います。

《グレンモルト》は《ガイハート》に認められ、その力で村の支配者《サイクロペディア》を撃退しました。

村に平穏を取り戻した《グレンモルト》は、「デュエル・マスターズ」出場を目指して旅立ちます。ここでは相棒となった《銀河大剣 ガイハート》を携えていますね。

彼が目指す「デュエル・マスターズ」は、何でもありの武闘レース。優勝すればどんな願いでも叶えられるとされています。

数千人の参加者が集い、いよいよレース開始。第一ステージでは、闇文明の《凶英雄 ツミトバツ》が全身の刃を武器に《グレンモルト》に襲い掛かりました。

いきなり訪れたピンチに《ガイハート》が輝きます。剣が光に包まれると――

龍解、《ガイギンガ》

伝説の剣《ガイハート》は、クリーチャーの魂を封じた武器「ドラグハート」のひとつだったのです。

ドラグハート、のひとつ・・・・

そう、ドラグハートは《ガイハート》だけではありませんでした。

《ツミトバツ》を退け第二ステージに進んだ《グレンモルト》の前に、光のドラグハート使い《エバーローズ》が立ちはだかります。

決着のつかないままステージを進む《グレンモルト》と《エバーローズ》。

こうして「デュエル・マスターズ」は、ドラグハート使いによる龍解対決となっていきました。

第2章 暴龍ガイグレン

水文明はドラグハート技術を転用、武器ではなく要塞や戦艦に龍解の能力を持たせます。ここで誕生した《エビデゴラス》に倣い、各文明もドラグハート・フォートレスを誕生させました。

こうして戦いの規模が拡大する中、中盤ステージへと突入した《グレンモルト》は、大会の主催者に出会います。

彼の名は《ザ=デッドマン》。

《ザ=デッドマン》は突如として《グレンモルト》に襲い掛かります。

彼の狙いは強者を集め、その力を奪いドラグハートとすること。そのために《青銅の面 ナム=ダエッド》(NAM=DAED、逆から読むと……?)に擬態して身を潜めていたのです。

《ザ=デッドマン》は《グレンモルト》に対し、《暴君の悪魔龍 デストロキール》をけしかけました。

《ガイハート》とともに辛くもこれを撃退した《グレンモルト》でしたが、倒れた《デストロキール》はその姿を変えます。

《デストロキール》の正体は、過去のデュエル・マスターズに参加して行方不明となった《グレンモルト》の父《グレンリベット》だったのです。

《グレンリベット》は《ザ=デッドマン》によって力を奪われ、怪物に変えられていたのでした。

《グレンモルト》との戦いで消耗しきっていた《グレンリベット》に、《ザ=デッドマン》がトドメを刺します。

これにより、《グレンモルト》の怒りは頂点に。《ガイギンガ》の力をも取り込み、異形の暴龍《ガイグレン》となり、理性を失って暴走してしまいます。

敵味方関係なく暴れる《ガイグレン》。彼に呼びかけ、その心を救ったのは同郷の友、《アイラ》でした。

フレーバーテキストから読み解くに、どうやら《ガイグレン》はマナを吸収し続ける形で暴走していたようです。

火のマナがグレンに吸収されていく…。このままじゃ、私たち火文明は戦えなくなるわ!グレン!目を覚まして!

《開眼爆剣 アイラ》フレーバーテキストより

(この時点では《グレン》と呼んでいるのも印象的ですね)

第3章 双剣オウギンガ

正気を取り戻したモルトが目覚めると、その手には新たな刃が握られていました。

《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》

父《グレンリベット》の魂が形を成したものであり、時を同じくして《ガイハート》も《無敵王剣 ギガハート》に強化を遂げました。

2つのドラグハートを携えた《グレンモルト》は、W龍解により元凶《ザ=デッドマン》を撃退します。

……なお、このあたりの「《ザ=デッドマン》との邂逅」「《グレンモルト》の暴走と成長」については、書籍とフレーバーテキストで展開に差異があります。冒頭で述べたように、本記事では書籍の記述に基づいてご紹介しました。

ただ一方で、《サソリス》が友としたドラグハート《ジュダイナ》を奪われ、《グレンモルト》に助力を仰ぐ――というフレーバーテキストのストーリーもまた熱い展開となっています。ぜひ読み比べてみてください。

最終章 超戦ガイネクスト

デッドマンが倒され、レースが再開されると思ったのもつかの間。《ザ=デッドマン》は最悪の置き土産を残していました。

歴代デュエル・マスターズ参加者の力を奪い作り上げた、5文明のドラグハート・フォートレス。それらが龍解し、最強最悪の巨獣《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》となったのです。

《オール・オーバー・ザ・ワールド》の猛攻の前に、《ガイラオウ》、そして《オウギンガ》へと強化されていた《ガイギンガ》すらも敗北。《グレンモルト》は武器であり相棒でもあった彼らを失ってしまいます。

しかし、この深い悲しみの中で、彼は無刀の境地へと至りました。

武器ではなく、自身の肉体と精神をもって邪悪を浄化する力。

究極の姿・《超戦龍覇 モルトNEXT》となった《モルト》は、両手から放つ浄化の力で、《オール・オーバー・ザ・ワールド》の不浄の力を浄化。《オール・オーバー・ザ・ワールド》は消滅します。

これによって、ドラグハートに封印されていた過去のデュエル・マスターズ参加者の魂は解放されました。すべてはあるべき姿に戻っていったのです。

モルト、よくやった。新たな友情の環を紡ぎ、それによって憎しみの連鎖を断ち切ったのだな…。お前の父にして我が最大の友、キールの仇を撃ってくれて、ありがとう。 
―爆師匠 フィディック

《爆流剣術 伝承の儀》フレーバーテキストより

こうして世界からドラグハートは失われましたが、武闘レース「デュエル・マスターズ」はまだ終わっていません。《グレンモルト》たちはゴール目指して走り続けるのでした。

ドラグハートの魂は浄化され、世界からドラグハートはなくなった。だが、新たなる悪意が侵略の時を待っていた。

《プロテクション・サークル》フレーバーテキストより

異説 龍魂紅蓮譚

――さて、書籍に記された物語はここまでです。

一方、フレーバーテキストでは5文明の力を持つ《オール・オーバー・ザ・ワールド》に対抗し、ドラグナーたちも5文明の力を合わせたとされました。

そのシーンを再構築したのが『クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚』です。

ここでは、《オール・オーバー・ザ・ワールド》との戦いに向けて《グレンモルト》が最終龍覇へとパワーアップしたことが語られています。

あらすじが《デーモン・ハンド》にまとめられているので、紹介しておきましょう。

あらゆる文明の強者たちを利用し、ドラグハートに封印し続けた「忌むべき邪悪」ザ=デッドマンは、ついに5文明の力を封じ込めた最強のドラグハートを作り出した。その名は、オール・オーバー・ザ・ワールド。

5文明の力を持ったオール・オーバー・ザ・ワールドに対抗するためには、5文明のドラグナーの力が必要だった。水文明の尽力とグレンモルトの魅力によって、決して交わることの無かった5人のドラグナーが手をとったのだった。 

自らの失敗によりザ=デッドマンを復活させてしまったサソリスは、大量のドングリが持つ「力を生み出す力」によって、火と光と闇のドラグナーを「最終龍覇」へと目覚めさせた。そして、ピタゴラス艦隊と全ドラグナーによる後方支援を受け、3人の「最終龍覇」はオール・オーバー・ザ・ワールドを撃破したのだった。

オール・オーバー・ザ・ワールドを撃破するのに力を使い果たした5文明の前に現れたのは、消えたはずのザ=デッドマンだった。対抗する力を持たない各文明のドラグナーをドラグハートに封印しようとするザ=デッドマン。しかし、5文明の友情の力が、グレンモルトを最終の次の力、モルトNEXTへと目覚めさせた。

『龍魂紅蓮譚』版《デーモン・ハンド》各種 フレーバーテキストより

後日談 革命編

デュエル・マスターズを終えた《グレンモルト》は、《アイラ》とともに武者修行の旅に出ます。

彼らが出向いたのはランド大陸。ここで《グレンモルト》は、侵略者と戦う革命軍たちを目にします。

このあたりを再構築したのが漫画『デュエル・マスターズ紅蓮』ですね。

正史でも革命軍に入ったことは間違いないようです。このあたり、デュエプレだとフレーバーでも語られていますね。

そして未来へ… ブラック・ボックス・パック&パラレル・マスターズ

そしてまた、もしもの世界。

『超ブラック・ボックス・パック』では、《グレンモルト》の誕生・小学校入学・結婚・そして老後が描かれました。

ドラゴン・サーガ世界に小学校があるかどうかは怪しいので、あくまでブラック・ボックス・パックにおけるジョークカードかと思われましたが……

『パラレル・マスターズ』では子供が生まれました。

こちらもパラレルワールドを扱ったセット――ではあるものの、その後《グラッサ》《タレット》は成長し、正史の世界へと姿を見せたのはご存知の通り。

彼ら次世代の冒険と戦いは、きっとこれからも続いていくのでしょう。

さいごに

駆け足ではありましたが、《グレンモルト》の歩みを追ってまいりました。

今回は入手難度も考慮し、書籍ベースでのご紹介でしたが、フレーバーテキストや漫画『SAGA』など、DS世界と《グレンモルト》を描いた媒体は他にも存在します。
興味を持った方は、ぜひそちらも読み比べてみてください。

《グレンモルト》に限った話ではありませんが、作りこまれた背景ストーリーもデュエマの魅力。

本記事を通して、そんな魅力を再認識いただけたなら幸いです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

参考書籍

デュエル・マスターズ超全集DS(小学館)


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