12/1から12/2にかけてYoutube・コロコロオンラインより情報が発信され、《危険深淵 デンジャラス=ラッセル》《ハイヒール=ハミール》《三種の魔神器》《ブリザド=ザルド》《深淵の記念碑》が『王道W 第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~』に収録されることが判明しました!
この記事では、これらの5枚のカードについてのファーストインプレッションを語っていきます!
わざわざ今日紹介した理由については、単純に「12/1と12/2に記事書ける担当者が誰も出社してなかった」以上のものはないです
《危険深淵 デンジャラス=ラッセル》

【 G-NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー13000 / コスト8
■D・D・D:自分の墓地にあるカードを13枚、シャッフルして山札の下に置く
■G-NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、または攻撃する時、次のうちいずれか1つを選ぶ。これが進化クリーチャーなら、両方選んでもよい。
▶相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、タップする。次の自分のターンのはじめまで、そのカードはアンタップしない。
▶このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。
まずは《危険深淵 デンジャラス=ラッセル》!誰かと思ったらお前《 深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル 》かよ!
基礎スペックとしては「出た時と攻撃時に1マナロックか1ブレイク(進化していれば両方)を放つG-NEOのデカブツ」という感じなんですが……異彩を放つのがD・D・Dの代替コスト。
これまでのようにマナを払うのではなく、「墓地のカード13枚」をコストに指定しています。そんなテキスト作れたんだ……。
これにより、十分に墓地が肥えていれば攻撃時のNEO進化によって突然の打点強化+αというべき破壊力を見せてくれる……というわけですね。なんなら横のクリーチャーに進化させれば攻撃時効果も使えるのでさらにお得です。
同じくフルスペックに墓地13枚を要求する《 アビスラブ=ジャシン帝 》+《禁忌の昇淵 アビスベル》もあり、このパックのアビスは墓地枚数稼ぎに困らなそうな気配があるのも追い風です。
で、具体的にどう活かせばいいかと言うと……そりゃやっぱり《 不吉の悪魔龍 テンザン 》でしょう!

攻撃時の13枚墓地肥やし!
タイミング的にD・D・Dと完璧に噛み合ううえ、単独でも高打点なのでSA付与と好相性!
販売価格:500円~
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《 イーヴィル・フォース 》や《 魔誕の猛将ダイダロス 》でSA化して射出し、攻撃時にD・D・Dを宣言→13枚墓地肥やし→それをコストに《危険深淵 デンジャラス=ラッセル》…と動くだけでもう出てきます。
早出しすればマナロック効果もさらに活きてきますし、ビートダウンに使うことでブレイク効果も上手く使いこなせることでしょう。
特化デッキでは見た目以上に早く出てくるフィニッシャーということで、ぜひ専用デッキを組んであげたいですね!
逆にD・D・Dを完全に無視した場合、《 ラーテ:ガ:フヨーキ 》との相性は個人的に注目中。

W・メクレイド8で2枚同時展開可能!
味方を犠牲にした自己軽減により高速展開も可能かつ、構築次第でメクレイドの連鎖も狙える!
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要するにアビス・W・メクレイド8で《 危険深淵 デンジャラス=ラッセル 》を2体同時に踏み倒して片方の上にもう片方を直接進化させると、「進化クリーチャー」扱いの効果が2回誘発するんですよね。もちろん攻撃まで漕ぎつければもう1回誘発しますので、それだけで3マナロック&3ブレイクです。
ここまでだと「山札の上6枚にキーパーツ2枚要求すんのかよ!」で終わりですが、《 邪暴乱舞 》や《 ド:スモンマー 》があればメクレイドを連鎖させてさらに《 危険深淵 デンジャラス=ラッセル 》を探せるので可能性はさらに拡大するのは見逃せないところ。
これはもしかして……ひょっとするとひょっとしてしまうのでは……!?(ひょっとしなさそう)
《フォーク=フォック》→《フォック=ジャック》→《 危険深淵 デンジャラス=ジャック 》の例を見るに、中間形態として《 ズバイラル=ラッセル 》とかがいるのかな
《ハイヒール=ハミール》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル/フュージョナー / 文明 水/闇/火 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■パワード・ブレイカー
■各ターン、初めてカードが自分の墓地から離れた時、このターン、このクリーチャーのパワーを+3000する。その後、カードを1枚引いてもよい。
お次は《ハイヒール=ハミール》。
《 鬼札アバクと鬼札王国 》を彷彿とさせる高効率の大量墓地肥やしに、超魂Xでパワードブレイカーと「墓地からカードが離れた時」誘発のパンプ&ドローを持つ一枚ですね。
とりあえず出てすぐ仕事をするうえ、回収や蘇生なりなんらかのコストなりで墓地を減らせると2打点のドローつきのアタッカーにもなる……という感じでしょうか。超魂Xで進化先に引き継げるのも無駄がなくてよし。
【アビス】のみならず、色の合う墓地利用デッキでは頻繁にお声がかかる存在になりそうです。
そして、組み合わせると楽しそうなのが《 ARC REALITY COMPLEX 》!

進化元を貯め込んで動き出す高パワーフィニッシャー!
進化元が溜まるまでは1ブレイク止まりながら、超魂Xでパワード・ブレイカーがつくと大化け確定!
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《 ハイヒール=ハミール 》を進化元にすることで突然5枚ブレイクを叩き込めるようになるのはもちろん、「どちらも3コストなので同時踏み倒しも容易」「自身の効果で山札から《 ハイヒール=ハミール 》が進化元にやってくることもある」などなど噛み合いは良好。
文明問題さえ解決すれば、相手の度肝を抜けるかも?
墓地が離れた時効果、今からでもターン1回制限なくさない?(《 XENOGEAR-速4号 》を眺めながら)
《三種の魔神器》

【 呪文 】
文明 闇/火/自然 / コスト6
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■次のうちいずれか一つを選ぶ。
▶相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、相手は自身のパワーが一番大きいクリーチャーを1体選び、破壊する。
▶自分の山札の上から4枚を見る。その中から2枚をマナゾーンに、残りを墓地に置く。
続いては《 三種の魔神器 》。王道Wを通じて作られてきた、ベリーレアの3色S・トリガーサイクルの最後を飾るカードですね。専門用語でメガサイクルといいます。
「マナ基盤になる受け札」の強さは歴史が証明していますが、このカードの売りはなんといってもその多機能性。
「パワー最小と最大のクリーチャーの2面除去」「墓地とマナを2枚ずつ選んで肥やす」という、おおよそいつ使っても腐らないモードの組み合わせになっているのが嬉しいですね。
デッキ枠に余裕がない「魔誕」「邪道」陣営にとってはまさに福音であるとともに、「このカード自体を投入する枠をどう捻出するか」という嬉しい悲鳴を上げさせる一枚と言えるでしょう。
文明の合うデッキ以外に目を向けるなら、《 真気楼と誠偽感の決断 》との相性は考慮したいところ。

全トリガーと相性がいい超パワーカード!
相手ターンに3体以上出ていると、実質あらゆるトリガーが墓地から使い放題。書いてること全部おかしい。
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(2025/12/4時点)
例えば「《 三種の魔神器 》トリガー→ターン終了時に《 真気楼と誠偽感の決断 》で使い回し」とでも動くと、「合計4面除去で盤面壊滅」「合計4ブースト4肥やしで次のターンに繋ぐ」などなどどう使っても次のターンに有利になれること間違いなし。
文明が合わない弱点も、5色デッキで《 フェアリー・ミラクル 》のための文明を揃えられると考えれば悪くありません。これまで採用してきた多色トリガー枠などと、どちらが優越するか等考えてみたいですね!
名前は三種なのに効果は二種なんだ
《ブリザド=ザルド》

【 クリーチャー 】
種族 アズールアビス / 文明 水 / パワー5000 / コスト7
■このクリーチャーを召喚する時、自分の手札を3枚まで捨てる。こうして捨てたカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■ブロッカー
■自分のターンのはじめに、カードを1枚引く。
お次は《ブリザド=ザルド》。定期的に出てくる問題児枠です。
召喚時に手札を捨てた枚数に応じてコストを大幅軽減し、減った手札は毎ターンの追加ドローで補填……という設計思想なのですが、出したターンの手札消費がデカすぎるのが最大の悩み。
捨てる枚数を日和ったり登場が遅れたりすると実質的スペックがどんどん落ちていくので、《 樹食の超人 》や《 怨念怪人ギャスカ 》、《 神出鬼没 ピットデル 》のような「デメリットをメリットに変える構築」を目指したいですね。
この手のカードは悪さするとえらいことになる……というのは歴史が証明していますので、我こそはというデッキビルダーの方はぜひ研究してみてくださいね!
もし1ターン目に出す場合は、アンタップインの水マナを用意する必要があるのもお忘れなく。
で、その独自性の高い効果から界隈ではすでにたくさんの面白コンボが提案されている模様。2ターン目に《 アビスベル=覇統=ジャシン帝 》に革命チェンジさせたり、捨てたカードを活かしてフシギバース元にしたりと文字通り可能性は無限大です。
ただ……実は現実的に(最速で)面白いことをやろうと思うと滅茶苦茶ハードルが高いカードだったりもします。
その最大の理由は、シンプルに「手札をほぼ全部捨てちゃうせいで、相棒のカードのハンドキープが難しくなる」こと。いくら補填ドローがあるとはいえ、これだけ手札を減らしちゃうと要求値が激増しちゃうわけですね。
また、《 ブリザド=ザルド 》に特化した構築にすると、このカード自身を早期に引いてくる必要があるのも難しいところです。ゲームが長引くと、やろうと思わない限り手札も減っちゃうでしょうし……。
ん、それなら……

大型満載デッキ専用ドローソース!
コスト7以上を詰め込んだデッキでは2マナ3-4ドローも同然の超効率ドローに!
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《 巨大設計図 》でこのカードとコンボ先を同時に探したり、1ターン目《 ブリザド=ザルド 》のあとのリカバリの可能性を高めてみるのはどうでしょうか。
もちろん相棒のコストや構築全体も7コスト以上に縛ることにはなりますが、安定性は格段に増すはず。
手札補充手段とセットで、ぜひあなただけのおもしろコンボを紡いでみてくださいね。
自分は《 芸魔桂馬 バセヌテレジ 》って言おうとして、「そんなカード引いて何するんだよ」と我に返りました
《深淵の記念碑》

【 タマシード 】
種族 アビスロイヤル/フュージョナー / 文明 闇 / コスト1
■G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■シンカライズ(このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい)
■超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーのコストと同じ枚数、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
最後にご紹介するのが、《 深淵の記念碑 》。久しぶりのアビスのタマシードですね。
単独ではG・ストライクがついているだけの置物ですが、シンカライズ&超魂Xで進化元になると、「攻撃時の墓地肥やし」効果を付与してくれますね。
性質上、攻撃時効果で墓地を参照する進化獣とは相性抜群。今回紹介した《 危険深淵 デンジャラス=ラッセル 》のD・D・Dコストを稼いでその攻撃中に出すこととかもできますよ。
高コストの進化先を用意することで墓地肥やしの威力はさらに増しますので、相方を見つければ1マナとは思えない墓地肥やし性能を見せてくれることでしょう。
……というわけで、真っ先に思い浮かぶ進化先が《 深淵の怒貫 ファウン=テイン 》。

アビスに欲しい効果全部入り!
NEO進化として登場すれば、たった3コストで墓地肥やし・ハンデス・破壊時の蘇生と何でもござれの優等生。
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自身の効果で3コストでNEO進化すれば、攻撃時の墓地肥やしは自身の効果も合わせてなんと8枚に激増。おまけにハンデスや破壊時の蘇生効果もありますし、先ほどの墓地肥やしで蘇生先も探せる至れり尽くせりぶりです。
また、この組み合わせは性質上フルアビス構築&墓地肥やしを要求する《 アビスラブ=ジャシン帝 》+《 禁忌の昇淵 アビスベル 》とも当然好相性。
3ターン目にこのコンボで8枚墓地肥やし→4Tに《 禁忌の昇淵 アビスベル 》召喚で6枚墓地肥やし→《 深淵の怒貫 ファウン=テイン 》自爆特攻で墓地から《 アビスラブ=ジャシン帝 》蘇生して《 禁忌の昇淵 アビスベル 》の上に進化……と動くことで、ピッタリ13枚の墓地を確保したうえで深淵送りが決まります。この符合……!
実際にはそんな状況でタップしてるパワー6000以上のクリーチャーがいるかは置いといて、単純に墓地肥やしとしても破格なので狙ってみたいですね。
こっそり《 テラ・スザーク <ロマノフ.Star> 》強化でもあるんですが、単独で強い蘇生先のタマシードも欲しいな……

